ウェブニュースより
大相撲 初場所 中日8日目 関脇 御嶽海 ただ1人全勝で勝ち越し ―― 大相撲初場所は中日、8日目。関脇の御嶽海は小結の大栄翔に勝って8連勝とし、ただ1人、中日での勝ち越しを決めました。
中入り後の勝敗です。
▽剣翔に十両の琴勝峰は琴勝峰が寄り切りで勝ちました。
▽碧山に琴ノ若は琴ノ若が押し出し。
☆琴ノ若「先に自分から動けた。いい流れで最後まで取り切れた。1日1日しっかり場所で出し切ろうと思ってやっている。気持ちを切らさずにこの後も臨んでいきたい」
▽一山本に王鵬は王鵬が突き出し。
☆王鵬(後半戦に向けて)「まだ元気だし、調子いいのでこのまま取っていきたい。勝っても負けても、勝つに越したことはないけど、いい相撲を取っていきたい」
★一山本「いいところが1個もなかったですね。自分が下から入らないといけないのに、相手の出足がよくて何もできませんでした」
▽豊山に魁聖は豊山が寄り切り。
☆豊山「立ち合い強く当たっていこうと、思い切りいったのがよかった。差されるのは負けパターン。重たいので攻め手もなかったが勝ててよかったです」
★魁聖(不安を抱える腰の状態は)「毎日治療しているけど、なかなか良くならない。寒いのもあるけど・なんとか4勝4敗で中日まできた。勝ち越しできるように頑張ります」
▽若元春に石浦は若元春がはたき込み。
☆若元春「体は動いていると思います。下手はささらず、上手も取れず。ほめられたものではない相撲で最後ははたいたが、勝ててよかった。星は意識せず、内容重視でここまでやってきています」
★石浦「無理に出るんじゃなくて、自分の形をつくることが大事と勉強になった。今場所は一番体重が重くて、自分の中で押せると過信していた部分があったが、幕内はみんな強い」
▽琴恵光に佐田の海は琴恵光が突き落としで勝ちました。
☆琴恵光「うまく対応できました。自分らしい相撲がとれましたね。自分の持ち味が出ているので、それが(星に)つながっているのかと思う。攻める意識を常に持たないといけない」
▽照強に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
▽千代大龍に妙義龍は千代大龍が押し出し。
☆千代大龍「あそこは我慢。引いたりしたら負けるんで。頭をつける相撲じゃなく、一発でもっていくのが自分の相撲。たまたま勝っただけです」
▽天空海に千代丸は千代丸が送り倒し。
☆千代丸「動き勝ったというより、うまく残せた。組んだときは相手のまげに気をつけて、落ち着いて取れた。(物言いの理由は)全く分からなかった」
▽宝富士に志摩ノ海は宝富士がはたき込み。
☆宝富士「最後は無我夢中でやっていたので覚えていない。体も動いていたのでいいと思う。守りに入らず自分の相撲をとっていきたい」
▽阿炎に豊昇龍は豊昇龍が寄り切り。阿炎は連敗で2敗となりました。
☆豊昇龍「昨日の夜に師匠から「張って差せばいいんじゃない」と言われた。何とか勝ててよかった。疲れはあるけど、いい相撲を取って勝つと疲れは大したものじゃないなと思える」
▽千代の国に阿武咲は阿武咲が送り倒し。千代の国は負け越しです。
☆阿武咲「しっかり落ち着いて相手を見れたのが良かったなと思います。(千代の国の)はたきを待っていました」
▽千代翔馬に翔猿は翔猿が寄り切り。
▽北勝富士に玉鷲は玉鷲が押し出し。
★北勝富士「自分から攻めたかったが、相手の圧力が強かった。(玉鷲は)ぶれない。体幹の強さとか勉強になりました。『すごい』としか言いようがない」
▽逸ノ城に若隆景は若隆景が突き落とし。
▽霧馬山に明生は霧馬山が押し倒し。
☆霧馬山「よかったと思います。立ち合いで負けないよう思い切り当たっていった。明日からまた頑張ります」
▽大栄翔に御嶽海は御嶽海が押し出しで勝って、ただ1人、初日から8連勝で勝ち越しを決めました。
☆御嶽海「我慢できたいい一番だったと思います。しっかり体も動いているし、気持ちもしっかり持っている。最高だと思います」
▽隆の勝に宇良は宇良が足取り。
▽大関 正代に遠藤は正代が寄り切り。
▽隠岐の海に横綱 照ノ富士は照ノ富士が寄り切りで勝ち、1敗を守りました。
初場所は8日目を終えて、勝ちっ放しは御嶽海、1敗が照ノ富士となっています。
各力士談話
新入幕の若元春は4勝目を挙げ、「いい相撲を取れている。星が伸びなくてもいいと思って気楽に取っている」と話していました。また、16日から締めた新しい化粧まわしは、祖父で元小結 若葉山の化粧まわしを再現していて、「小さい頃からかっこいいと思う化粧まわしで、憧れだった」とうれしそうでした。
34歳のベテラン、宝富士は6勝目を挙げ、「毎日体をケアして土俵に臨めているので、若い時より元気になってきた。守りに入らないで自分の相撲をやったら、結果はついてくると思う」と後半戦を見据えました。
さらにベテラン、37歳の玉鷲も6勝目で「きのうの取組を反省して、きょうはよかった。疲れはたまってくると状態が悪くなるが、あしたからもまた頑張りたい」と意気込みました。また、北勝富士を押し出した際、土俵の俵でみぞおちを打って痛そうに押さえる場面もありましたが、「久しぶりだったので、がーっと痛みが来た。今はだいぶ落ち着いた」と話していました。
好調の阿炎を破った豊昇龍は「立ち合いで遅れないようにと思っていた。なんとか勝ててよかった。いい相撲を取って勝つと、疲れが大したものではないと感じるようになってきた」と明るく話していました。
ただ1人、中日で勝ち越しを決めた関脇 御嶽海は「最高ですね。まだまだ終わっていないので、体のメンテナンスもして後半戦の白星につなげていきたい」と話しました。また、今場所は相手に攻め込まれても、その後、押し返して勝つ相撲が多いことについて、「負けちゃいけないという思いが今場所は強い」と精神的にも充実している様子でした。
宇良は関脇 隆の勝に「足取り」で勝って星を五分に戻し、「流れに乗ることができたと思う。いまがいちばんふんばりどきですね」と述べました。また、上位との対戦が続いた前半戦について、「人間はこんなに強いんだと感じた」と話していました。
大関 正代は連敗を3で止めたものの、ここ数日の相撲について「立ち合いが中途半端だったので、やりきれない感じはしていた」と振り返りました。そのうえで、「ここから調子が上がっていけば。攻めていけるようにしたい」と話していました。
横綱 照ノ富士は1敗を守り、「冷静に相撲を取れたと思う。体の調子はいまのところは悪くない」と振り返りました。勝ちっ放しの御嶽海について聞かれると、「自分の相撲に集中しているだけなんで、考えていない」と答えていました。 (NHK WEB NEWS 2022年1月16日 20時03分)
藤井聡太4冠 直近6勝4敗“不調モード”永瀬拓矢王座に敗れ4強逃す ―― 将棋の第15回朝日杯将棋オープン戦本戦準々決勝、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)対永瀬拓矢王座(29)戦が16日、名古屋市の名古屋国際会議場で行われ、先手の永瀬が109手で藤井を下した。藤井は5年連続ベスト4進出を逃し、2年連続4回目の優勝はならなかった。
両者とも持ち時間の40分を使い切って1分将棋となり、超ハイレベルな攻防戦となった。最終盤は相手の猛攻を必死に受け、逆転を狙ったが、届かなかった。終局後、藤井は「若干、主張が通せた部分もあったと思うんですけど、その後攻め込まれる展開になってしまい、ちょっと判断ミスがあったかもしれない」と振り返った。
朝日杯は持ち時間各40分の早指し棋戦で、全棋士が参加。藤井は16日に行われた本戦1回戦で船江恒平六段(34)を破り、ベスト8に進んでいた。18年、中学生の時に同棋戦初優勝。過去4回出場して3回優勝を飾るなど圧倒的な強さを見せてきた。5回目の出場で初めてベスト4進出を逃したが「結果は残念ですが、内容をしっかり振り返って、次につなげたい」と話した。
昨年11月には竜王を獲得し、19歳3カ月で史上最年少4冠、史上初の「10代4冠」となった。現在、渡辺明王将(名人・棋王)と第71期王将戦7番勝負を戦っている。第1局を勝利し、勢いに乗り、史上初の「10代5冠」を目指している。
これで直近10局は6勝4敗と、藤井にとっては“不調モード”。王将戦7番勝負第2局は22日に大阪・高槻で行われる。トップ棋士としてハードなスケジュールが続くが「少しでも内容を良くしていけるように頑張りたいと思います」と気持ちを切り替えた。 [日刊スポーツ 2022年1月16日16時48分]
sechin@nethome.ne.jp です。
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