瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[737] [736] [735] [734] [733] [732] [731] [730] [729] [728] [727]
 明けましておめでとうございます。本年も爺のブログをよろしく。
 朝食前に、婆様と一緒に初日の出を見に隅田川の川べりに出た。今年はスカイツリーの見学者が増えた所為か、遊歩道に沿って多くの人出。言問橋と東武線隅田川橋梁の間に陣取って、スカイツリーの後方から出てきた初日を撮った。
64d38321.jpg
5e38870b.jpg
48ad36ce.jpg





f2cef87d.jpg
71cb52a8.jpg 梅園で綻びかけた梅の下で写真を撮っていると、2人連れの娘さんが親切にも「お二人でお撮りしましょう」と、爺婆の姿をカメラに入れてくれた。
 昨年はわが兼愛塾の1期生が還暦を迎え、S寺のT・Y氏は早々に退職し後は息子に譲り、悠々自適の生活に入った。いやはやなかなか出来ることではないと感心したものである。
dd3c332f.JPG 老子にも謂う、「(器の水を)いつまでも満たし続けようとするのはやめたほうが良い。(刃先を)鍛えに鍛えて鋭くしたものは、長い間そのままで続くわけがない。黄金や宝玉が家中いっぱいになれば、それを守りきれるものではない。富貴になって驕り高ぶると、自然に破滅を齎すことになる。/仕事が完成したら引退するというのが、天の道(――すなわち自然の運び方である)」と。
 今年の年賀状にM・I女史は「マイ定年と決めていた五十五歳を少し過ぎてしまいましたが、退職いたしました。これからは宮澤賢治「雨ニモ負ケズ」の心意気、李白「月下独酌」の風流でいきていくつもりです」とあって、ますます感心してしまった。

5c664e68.JPG 訳) 花の中で一壷の酒を飲み/一人飲んで相手はいない。/杯を挙げて明月を迎え/私と私の影とで三人になった。/月はもとより酒が分からず/影はただ私の身体についているだけ。/でもちょっと月と影を連れて/春季に乗じてたのしもう。/私が謡えば月はいざよい/私が舞うと影はふるえみだれる。/醒めている時はともに喜び合い/酔うた後はそれぞれ分かれ散る。/いつまても無情の交際をしようと/はるかに天の川での再会を約束する」
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
謹賀新年
あらためて、新年おめでとうございます!
申し遅れて申し訳ございませんが、蒲田在住のシンです。実は五年前、三ノ輪辺りに住んでいました。ブログをみて昔の日々を懐かしく思い出しつつ、コメントを続けてまいりました。
本年こそ、ブログを通じて日高さんとの交流を深めたいものです。期待しています。
シン 2011/01/01(Sat) 編集
Re:謹賀新年
 おめでとうございます。
 今年もどうかコメントよろしく。よろしかったら、メールのほうにもよろしく。
  e-mail sechin@nethome.ne.jp
 
 【2011/01/02】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 9 11
12 14
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[傍若在猫 05/07]
[EugenePum 04/29]
[m1WIN2024Saulp 04/22]
[DavidApazy 02/05]
[シン@蒲田 02/05]
[нужен разнорабочий на день москва 01/09]
[JamesZoolo 12/28]
[松村育将 11/10]
[爺の姪 11/10]
[爺の姪 11/10]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/