ウェブニュースより
「令和の高見盛」こと熱海富士、大栄翔に敗れ2敗目 後退も単独トップ変わらず残り3日間へ ―― <大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館
東前頭15枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜)が、関脇大栄翔(追手風)に敗れて2敗に後退した。優勝を争う後続との差が1に縮まり、残り3日に挑むことになった。
大栄翔に敗れはしたが、序盤戦から快進撃を続けてきた。10日目に悲願の初優勝を狙う33歳ベテラン高安(田子ノ浦)との首位争いを制して単独トップに立つと、11日目に初めての三役戦でも勢いは衰えなかった。小結翔猿(追手風)を豪快な左上手投げで転がし、幕内在位2場所目で初めて10勝に到達した。新入幕を果たした昨年九州場所ではわずか4勝に終わったが、厳しい稽古で知られる伊勢ケ浜部屋で揉まれて大躍進を遂げている。
出場力士のうち幕内最年少。186センチ、181キロの推進力から前に出る相撲で館内を沸かせるも、花道を引き揚げればあどけない21歳。勝てば満面の笑みを浮かべ、敗れればガックリと肩を落とす。そんな人間味あふれる姿に、部屋付きの楯山親方(元前頭誉富士)は「令和の高見盛だ」と喜怒哀楽を素直に表現した人気力士に重ね合わせた。
21歳のホープの活躍から引き合いに出されたことについて、元小結高見盛の東関親方は「良いんじゃないですかね」と歓迎。さらに「現役時代の自分は一番、一番に必死で取っていただけ。冷静に振る舞っているようにしてたけど、戦いの中では感情は隠しきれなかったかな」と懐かしんだ。「何より個性がある力士が出てくるのは相撲界にとっても良いこと。でも彼は彼。『令和の-』とは言わずに、自分の個性をどんどん磨いてほしい」。2敗に後退したが、いまだ単独トップは変わらない新鋭にエールを送った。 [日刊スポーツ 2023年9月21日17時39分]
sechin@nethome.ne.jp です。
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