瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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ウェブニュースより
 ネアンデルタール人が描いた? 世界最古の洞窟壁画 ―― スペイン北部の世界遺産のラパシエガ洞窟の壁画が世界最古の洞窟壁画であることが国際研究チームの調査でわかった。現生人類は当時欧州におらず、絶滅した旧人類ネアンデルタール人が描いたものとみられる。22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表された。

 研究チームはラパシエガ洞窟など3カ所で動物や手形などの線描の部分に含まれる天然の放射性物質を高精度な年代測定法で調べた。三つとも6万4800年以上前に描かれたものだとわかった。


 現生人類がアフリカから欧州にやってきたのは4万~4万5千年前とされる。1万数千年前のアルタミラ洞窟(スペイン)や約2万年前のラスコーの洞窟(フランス)など、これまでの洞窟壁画はすべて現生人類が描いたと考えられてきた。
 4万年前に描かれたスペイン北部のエルカスティーヨ洞窟の壁画がこれまで最古とされてきたが、さらに2万年さかのぼる古い洞窟壁画と確認されたことで、研究チームは「すでにいたネアンデルタール人が描いた洞窟壁画だ」としている。ネアンデルタール人は現生人類に近い種で、約40万年前に出現し、4万年~2万数千年前に絶滅した。
 ラパシエガ洞窟の壁画には線を組み合わせたはしごのような図形もあった。抽象的な考えを具体的な形で表す「象徴表現」の可能性がある。人類の進化に詳しい佐野勝宏・早稲田大准教授は「象徴表現は現生人類のみが生まれつき持つ固有の認知能力という考えが多数派だった。今回の年代が正しければ、ネアンデルタール人にもこの能力があったことになる」と指摘している。   (朝日新聞DIGITAL 20182230400分)




高木菜那「小柄だからこそ」金への原点、美帆の発破 ―― スピードスケートの新種目、マススタートの女子で、高木菜那(25=日本電産サンキョー)が金メダルを獲得した。1回戦1組を5位で通過すると、決勝も勝負強さを発揮。最終カーブでトップに立ち、そのままフィニッシュした。プレ五輪の昨年2月の世界距離別選手権で銀メダルに輝いた得意種目で、21日の団体追い抜きに続く金メダル。日本女子が同一大会で金2個を手にするのは夏季五輪を含めて初めて。

 50センチの隙間を高木菜は見逃さなかった。最終16州目の最終コーナー出口。先頭を滑る選手がわずかに外に膨らんで出来たスペースに、155センチの体を傾けながら切り込んだ。「ここで行かなきゃ、いつ行くんだ」。鮮やかに逆転すると、細かなピッチを刻み、フィニッシュラインを駆け抜けた。「やったー!」。両手を突き上げ、叫ぶように、何度も喜びを爆発させた。
 頭は冷静だった。1回戦で佐藤が転倒。2人で協力する作戦が使えなくなったが、妹美帆からの「いけるよ!」の一言で、腹をくくった。大柄のオランダ選手の後ろに付き、隠れるようにして体力を温存。幼い頃にサッカーで培った視野の広さも生かし、ラスト勝負で残った足を爆発させた。「美帆だけじゃなく、菜那もいるんだというところを見せられた。本当にうれしい」。表彰台の中央で25歳の笑みがはじけた。
 決勝に残った16人で身長は最も低かった。「もう少し大きかったらな」-。中2で背が止まり、悩んだ時期もあった。だが、世界と戦い続ける中で、それはいつしか心の支えにもなった。「この身長でよくやっている」。自分を励ます材料に変えることで、逆境に立ち向かってきた。今回の五輪で採用された新種目。その小柄な体は、選手がぶつかり合うように滑るレースで、最大の武器となった。
 昨季痛めた右膝は、限界ギリギリだった。良くなったと思えば、また痛む。朝起きて、何をするよりも先に膝の状態を確かめた。練習ができず、国内での試合でも精彩を欠いた。支えてくれたのは周囲の声だった。トレーナーからは「今は悔しい思いをしてもいい」と背中を押され、五輪選考会前に弱音を漏らすと、美帆からも「もう諦めるの?」とハッパを掛けられた。
 妹のような、恵まれた才能があったわけではない。世界と戦うため、1歩ずつ滑りを磨いてきた。高校卒業後に名門・日本電産サンキョーに入社。10年バンクーバー五輪メダリストの長島、加藤が鬼気迫る表情で練習に臨む姿を見て、五輪の意味を知った。「小柄だからこそ、技術を磨く」。この日の金メダルにつながる覚悟の原点だった。
 個人で管理栄養士と契約し、メンタルトレーナーもつけた。やれることは全てやってきた。その自信が、2個の金メダルにつながった。5000メートルでは最下位の12位に終わったが、集団の中で滑る団体追い抜き、マススタートでは誰にも負けない輝きを放った。小さな「職人」が、一瞬の切れ味で世界を驚かせた。
◆マススタート 2人1組で滑る他の個人種目と異なり、大勢で一斉に長距離を滑る今大会から実施の新種目。五輪決勝は16人で、1周約400メートルのリンクを16周。内側の練習レーンも使用し、4周ごとの通過順とゴール時の順位に応じた得点の合計で争う。1~3位はゴールの着順と同じになるが、4位以下は獲得ポイントで決まる。個人戦だが、同じ国やチームの選手が協力し合い、優位に進められるかも重要なポイント。   [日刊スポーツ 2018年2月25日8時7分 ]



 日本カーリング女子、涙の銅メダル 3位決定戦で英国を下す 吉田知「新しい歴史」 ―― 「平昌五輪・カーリング女子・3位決定戦、日本5-3英国」(24日、江陵カーリングセンター)
 23日の準決勝で韓国に惜敗したLS北見の日本は、日本勢初となるメダルが懸かった3位決定戦で英国を下し、銅メダルを獲得した。
 予選ラウンドで英国に6-8で敗れた日本は、リード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サート吉田知那美、スキップ藤沢五月が出場した。

 中盤5エンドまでは英国が1点リード。日本は第6、第7エンドをブランクエンドとして、有利な後攻で第8エンドを迎えた。第8エンドでは藤沢が最終投で2点を奪いにいったが1点に終わり、同点となった。
 第9エンドは英国が後攻。英国はブランクエンドを狙ったが、ミスショットで日本がスチールに成功し、1点をリードした。
 第10エンドは英国が後攻。同点ではエキストラエンドで日本が後攻になるため、英国は複数点を狙ってきたが、ミスショット。日本のストーンがナンバー1となり、銅メダルを獲得した。


 勝利が決まると、藤沢ら出場メンバーはリザーブの本橋麻里らと抱き合いながら涙。笑顔で肩を組み合い、喜びを爆発させた。
 藤沢五月は「私の最後のショットが良くなかったので負けたって思ったんですけど、相手のミスで最後決まって信じられなかったんですけど、良かったです。銅メダルは実感なくて、首に掛からないと実感沸かない」とコメント。
 吉田夕梨花は「我慢する展開になるなと思っていた。試合は2時間半でしたがあっという間でした」と振り返り、鈴木夕湖も「正直、私はそんなによくなかった。仕事は投げるだけじゃないので、頑張ってよかった。オリンピックは休みもたまにあったんですけど、大舞台ということで緊張もあった」と興奮気味に話した。
 日本勢初のメダルには、吉田知那美は「本当に信じられない。新しい歴史だよって言われて、本当にメダルを獲ったんだと感じた」と笑顔。本橋麻里は「みんなに感謝です。スタッフ、コーチ、選手、応援団、みんなにありがとうって言いたいです」と感謝した。   (デイリー 2018.02.24.)





 





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