名古屋場所の記載で、6月までで中断していた世界七不思議・自然版について調べてみました。
新・世界七不思議 自然版(「新世界不思議財団」の選定による)
新世界不思議財団(スイスに本部)は、「新・世界七不思議」に続いて、2011年に「新・世界七不思議 自然版」を発表しました。この選考も「新・世界七不思議」と同じように、世界中からの投票によって行われました。選定された7つの不思議を次に紹介します。
①アマゾン川と熱帯雨林(ブラジルなど)
アマゾン川は南米のブラジルとその周辺国を流れ、大西洋に注ぐ世界最大の流域面積をもつ河川です。多くの支流を持ち、その流域はブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルーなど9か国に広がっています。また流域には世界最大面積を誇る熱帯雨林があり、その70%がブラジルにあります。
②ハロン湾(ベトナム)
ハロン湾は、ベトナム北部のトンキン湾北西部にある湾で、カットバ島のほか大小3,000もの奇岩、島々が存在しています。彫刻作品のような島々の景観は、太陽の位置によって輝きが変化し、雨や霧によって趣のある雰囲気を醸成しています。
③イグアスの滝(アルゼンチン、ブラジル)
イグアスの滝は、南米大陸のアルゼンチンとブラジルの二国にまたがる、世界最大の滝です。イグアスとは先住民のグアラニ族の言葉で「大いなる水」という意味です。最大落差80メートル以上あります。下写真はイグアスの滝にかかる虹とボートです。
④済州島(韓国)
済州島は韓国の最南端にある火山島です。島の中央に標高1950mの漢拏山(ハルラサンン)があり、5つの溶岩洞窟があります。済州島が今回の「新・世界七不思議 自然版」に選考されるにあたり、その電話投票のために電話代を公費から支出し、道庁の職員に電話投票させていたことが分かり、批判されています。
⑤コモド島 (インドネシア)
コモド島 は、インドネシアの小スンダ列島にある島です。 面積は 390 平方キロメートル、人口は約 2000 人。コモド島はコモド国立公園の一部となっており、野生のコモドオオトカゲが生息することで知られています。
⑥プエルト・プリンセサ地底河川(フィリピン)
プエルト・プリンセサ地下河川は、フィリピン、パラワン島のセント・ポール山地の鍾乳洞の中を流れる河川です。この地下河川の流れる鍾乳洞が海に繋がっていため、地下河川下流部分は潮の干満の影響を受け、独特の生態系を有しています。
⑦テーブルマウンテン(南アフリカ)
テーブルマウンテンは、南アフリカ共和国西ケープ州のケープ半島北部にある山です。約3kmに亘り山頂がほぼ平坦なことからこの名がつけられました。垂直に切り立った崖が特徴で、テーブルマウンテン国立公園となっています。
ウェブニュースより
藤井七段、竜王挑戦ならず 豊島名人に敗れる ―― 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が23日、第32期竜王戦(読売新聞社主催)決勝トーナメント(本戦)準々決勝で、豊島(とよしま)将之(まさゆき)名人(29)=王位と合わせて二冠=に敗れ、今期竜王戦でのタイトル挑戦は実現しなかった。将棋界に八つあるタイトル戦のうち、2019年度に藤井七段が挑戦する可能性が残るのは王将戦だけとなった。
19日に誕生日を迎えた藤井七段にとっては17歳になって最初の公式戦だったが、白星で飾ることは出来なかった。
豊島名人は愛知県一宮市出身、藤井七段は同県瀬戸市出身・在住で、愛知県ゆかりのスター棋士同士の決戦と注目されたが、豊島名人が制した。両者の公式戦での対戦成績は、豊島名人の3勝0敗となった。
本局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時に始まり、午後10時48分に終局。後手番の豊島名人が146手で勝った。
https://www.youtube.com/watch?v=Jl1hr2ky-u4
終局後、藤井七段は「(タイトルをとるためには)今の自分の実力では足りないところが多い。まだまだ力をつけることが必要と思います」「本局に関しては、駒がぶつかってからの『読みの精度』で(豊島名人との)差が出てしまった気がする。そのあたりが課題と思います」と話した。豊島名人は藤井七段の印象を尋ねられ、「序盤で、ゆったりと指されて、(自分にとって)苦労の多い将棋だった」と答え、藤井七段の長所を評価した。
藤井七段は今期竜王戦で、予選にあたるランキング戦4組で5連勝して優勝し、決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントでは関東の若手実力者、近藤誠也六段(22)、関西の強豪、久保利明九段(43)を連破。本局の開始時点では竜王戦の挑戦権獲得まで、あと4勝と迫り、タイトル戦初登場につながるかどうか注目されていた。
豊島名人の竜王戦での次の対局は8月2日、東京都渋谷区の将棋会館で。準決勝で、ランキング戦1組優勝の渡辺明三冠(35)=棋王、王将、棋聖=と対戦する。渡辺三冠に勝つと、挑戦者決定三番勝負に進出。そこで2勝すれば、広瀬章人(あきひと)竜王(32)への挑戦権を獲得する。
豊島名人は7月25日、第67期王座戦(日本経済新聞社主催)の挑戦者決定戦で永瀬拓矢叡王(えいおう)(26)と対局予定で、勝てば斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権を獲得する。豊島名人は今年度、名人戦七番勝負(4連勝で奪取)、棋聖戦五番勝負(1勝3敗で失冠)、進行中の王位戦七番勝負と、タイトル戦続きだ。
竜王戦は、全棋士と女流棋士4人、奨励会員1人、アマチュア5人で行われる。予選にあたるランキング戦の成績優秀者11人が、決勝トーナメントに進む。ランキング戦は最上位の1組から6組まであり、1組からは5人、2組からは2人、3~6組からは各1人が決勝トーナメントに進む。決勝トーナメントを勝ち上がると、最後に挑戦者決定三番勝負があり、勝者が挑戦者となる。例年10月から12月にかけて竜王と挑戦者が七番勝負を行う。
豊島名人はランキング戦1組4位という条件を満たして、決勝トーナメントに進出している。
【将棋の藤井聡太七段と豊島将之名人、終局直後のインタビュー(2019年7月23日、大阪市福島区の関西将棋会館)】
【まず、勝った豊島将之名人に】
――終盤まで伯仲した戦いだった。対局の感想を
豊島名人「序盤は、ちょっと待つ展開になって。(藤井七段の)4筋の位(くらい)が大きいので。ちょっと模様が悪い感じかなあと思っていて。夕(食)休(憩)の後は、ちょっと分からないまま指していた感じでした。最後、△5五飛と切って、勝ちかなあというふうに思ったんですけど。それまでは、ちょっと分からないまま指していた感じでした」
――藤井さんとは公式戦で3局指され、3勝0敗。藤井さんの指し手の印象は
豊島名人「そうですね……。うーん。序盤でゆったりと指されて。かなり苦労……。(自分にとって)苦労の多い将棋になったので。序盤はこちらが失敗したのかもしれませんけど、(藤井七段に)じっくり指されて、ちょっと困ってしまった感じでしたかね」
――竜王戦では、次局・準決勝で渡辺明三冠と対局となります。意気込みは
豊島名人「過密スケジュールになっているので、体調に気を付けて、しっかり調整して、力を出し切れるようにしたいと思います」
【続いて、敗れた藤井聡太七段に】
――対局を振り返って感想を
藤井七段「中盤、動いていったんですけど、それに的確に対応されて。そのあたりで形勢を損ねてしまったかなあという気がします」
――具体的な反省点は
藤井七段「▲5五歩から動いていったんですけど、その周辺で少し、何というか、読みが足りなかったのかなあと思います」
――豊島さんとは、これまで三度対戦されて、なかなか勝ちきれないという部分があるんですけども。なにか、差というものを感じるとか。豊島さんの印象について
藤井七段「本局に関しては、駒がぶつかってから、『読みの精度』で差が出てしまったかなあという気がするので。そうですね。そのあたりが課題かなと思います」
――竜王戦では、今期はこれで敗退。来期に向けて意気込みを。
藤井七段「力をつけて、上を目指していけるように頑張りたいなと思います」
――竜王戦は今現在、本戦に残っている唯一のタイトル戦だったが、今回、敗退という残念な結果になってしまった。タイトルをとることの大変さを感じている
藤井七段「今の自分の実力では、足りないところが多いと思っているので。まだまだ、力をつけることが必要かなあと思っています」 (朝日新聞DIGITAL 2019年7月23日23時05分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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