瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 昨日の午後、パソコンで遊んでいると、突然の大揺れ、初振動があって暫く経っての揺れなので、「まあ、何時もの地震だろう」と髙を括っていると、いやいやいつまで経っても横揺れが止まない。婆様は買い物に出掛けて留守。ひょろ付きながらたちあがり、暖房を止めて、仕事場・居間の扉を開ける。居間に移動してテレビをつける。一旦揺れはとまったものの、断続的に余震が来る。テレビは夜中まで地震のニュースオンリー。
 今朝のウェブニュースより
12b09692.JPG 巨大地震、死者・不明890人 仙台では遺体200人以上 ―― 11日午後2時46分、東北・三陸沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード(M)8.8の極めて強い地震が起き、宮城県北部で震度7の烈震を観測した。地震や津波などにより、警察庁によると、12日午前4時50分現在、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、神奈川、千葉、東京の9都県で地震と津波による死者は184人、行方不明者は7県で708人、負傷者が947人になった。集落ごと津波にのみ込まれた地域もあり、死者や行方不明者が多数発生しているもようだ。/気象庁によると、震源地は牡鹿半島の東南東130キロ付近で、震源の深さは約24キロ。強い揺れは約2分間続いた。午後3時15分ごろには茨城県沖を震源とするM7.3の余震も発生するなどM7級の余震が続き、同庁は沿岸部に大津波警報を発令。仙台新港で推定高さ10メートルの津波を観測するなど、太平洋岸を中心に巨大津波が襲った。/宮城県警に入った連絡によると、仙台市若林区荒浜で、津波で溺れて死亡したとみられる200~300人の遺体が見つかった。岩手県大船渡市や宮城県女川町、福島県相馬市など集落ごと津波に流されて壊滅状態になった地域も。道路も多数箇所で損壊、土砂崩れや建物の崩落・火災も広範囲で相次ぎ発生、宮城県気仙沼市で大火災や家屋倒壊が多数発生しているという。
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9d1c50a3.JPG 住民の安否を確認する行政機関の庁舎も多く被害を受けており、被害はさらに拡大する見通し。1707年10月の宝永大地震のM8.6を上回り、国内史上最大規模の地震災害となった。/政府は同日、菅直人首相を本部長とする緊急災害対策本部を設置。自衛隊や警察の広域緊急援助隊などを被災地に派遣し、被害の実態の把握に努めるとともに、救援、救助活動に総力を挙げている。/首都圏でも交通がマヒするなど深刻な影響が出た。東京都内などで火災が発生したほか、建物の崩壊などで都内で午後11時30分現在、4人が死亡、重傷者12人、軽傷者32人にのぼっているほか、JRや地下鉄などの運休で帰宅できない「帰宅困難者」が大量に発生した。  (日本経済新聞、2011/3/12 5:20更新)

 「日本刀」の呼称は、北宋の詩人である欧陽修(おうようしゅう)の「日本刀歌」に見られる。この詩の中で、越(華南)の商人が当時既に宝刀と呼ばれていた日本刀を日本まで買い付けに行くことやその外装や容貌などの美術的観点が歌われている。「日本刀歌」の本題は日本刀ではなく、中国では既に散逸してしまった書物が日本には存在しているということを嘆いた詩ではあるが、日本刀の美しさが、平安時代後期 - 鎌倉時代初期に既に海外の好事家などにも認められており、輸出品の1つとされていたことを示している。
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     日本刀の歌     欧陽 脩
 昆吾(こんご)の国への道は遠く 今は人も通わず
 玉をも切る名刀の誉は伝わるものの 求めようが無い
 しかし近頃 宝刀が日本国より来た
 越の商人が大海の東で手に入れたものだ
 香木の鞘に貼り付けられた魚の皮
 黄と白が入り混じっているのは真鍮と銅
 百金で好事(こうず)家の手に入ったが
 これを佩(お)びれば妖気を払うこともできよう

 伝え聞く かの国は大きな島の上にあって
 土地は肥え 人々の気風もよい
 その昔 徐福(じょふつ)が秦の民を欺き
 仙薬を採らせると滞留させ 童男童女は老いた
 さまざまの職工や農民も共に住むゆえ
 今になっても作る道具はみな精巧
 前朝(唐)では貢物を捧げると しばしば渡来して
 士人の中には往々に 文学の上手があるとか

 徐福が出発したときは まだ書物が焚(や)かれておらず
 散逸した書物が百巻 今も日本にあるという
 禁令が厳しく 中国へ書物を送ることを許さぬため
 こちらでは一人として 古文の読める者がいない
 先王の定め給うた古典が夷狄の地にしまわれたきり
 海原は広々と たずねに行く道もないとは
 心たかぶり 思わず涙をおとさずにはいられるではないか
 短い錆刀(さびかたな)の一本 伝えられても何ほどのことがあろうか


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