瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 今朝のウェブニュースより
90c9aa4a.JPG 名古屋市議選:減税の流れ加速へ…財政事情厳しく批判も ―― 出直し名古屋市議選で河村たかし市長が率いる「減税日本」が大勝したことで、市民税10%減税の流れが加速しそうだ。ただ、名古屋市の市債残高は1兆8594億円(11年度末見込み)に上り、10年度は5年ぶりに交付団体となるなど、厳しい財政事情での減税に批判の声も上がる。自治体独自に増減税する動きは同市以外にも広がっており、税のあり方は4月の統一地方選でも焦点になりそうだ。/ 河村市長は13日夜の会見で「『減税日本対増税日本』で争う最も普遍的な政治に大きな道を開いた」と述べ、市民税減税の実現に自信を示した。/名古屋市は10年度、市民税10%減税を実施し、総額約161億円を減税した。河村氏は財源として同年度に人件費削減などで約185億円を捻出したが、土地売却など単年度限りのものもある。一方、同市は5年ぶりに交付団体に転じ、国から約38億円の普通交付税が交付され、11年度は市債を約936億円発行する見込みだ。/河村市長が主張する一律減税では、多くの税金が戻る高所得者に対し、低所得者の恩恵は乏しい。名古屋市の人口約226万人のうち納税義務者は約109万人だけ。このうち、1000万円以上減税される高所得者がいる一方で、減税額が年1万円以下にとどまる人は56%に上る。/河村氏の手法に対し、閣僚からは「減税日本とはしゃいでいるより、市債残高を減らすことに使うべきだ」(与謝野馨経済財政担当相)などの批判が相次ぐ。「『交付税をもらって税率を下げるのはけしからん』という感情的な議論が出るのは仕方がない」(片山善博総務相)との指摘もある。/ただ、自治体独自の減税は全国に広がりつつある。10年度は名古屋市と愛知県半田市、11年度は同県大治町と埼玉県北本市で、いずれも1年限りの市・町民税10%減税を実施。統一地方選に向け、減税日本は静岡市長選でも公認候補を擁立した。兵庫県姫路市長選では無所属新人候補が市民税10%減税を掲げている。/一方、景気低迷で税収減が続く中で、増税に踏み切る自治体も多い。総務省市町村税課によると、10年度に個人市民税を標準税率より増税した自治体は神奈川、愛知、福岡など30県と北海道夕張、横浜、宮崎、兵庫県豊岡の4市。多くは森林環境税として住民負担を求めているが、財政事情の悪化も一因となっている。       (毎日新聞 2011年3月14日 1時44分)

870848fc.JPG 計画停電で首都圏の足まひ 国交省、輸送力低下を懸念 ―― 計画停電を受けJR東日本は14日朝、運行する在来線を、間引き運転する山手線全線と埼京線全線のほか、京浜東北線、中央線、常磐線の一部区間に限定し、東海道線や総武線など大半の路線は終日運休すると発表した。私鉄も運休や本数の削減が多く、首都圏の足が事実上まひ状態となる。国土交通省は「輸送力は大きく低下する。影響は大きい」としている。/上越、長野両新幹線は全線で運行するが、本数は圧縮。JR東海の東海道新幹線は通常運転となる。/JR東日本が一部区間に限って運行するのは、中央快速線の東京―立川、京浜東北線の蒲田―赤羽、常磐快速線の上野―松戸、常磐緩行線の綾瀬―松戸で、いずれも運転本数は通常の2割程度になるという。   (47NEWS 2011/03/14 08:57【共同通信】)

ec23af54.JPG 福島3号機で爆発、負傷者11人 半径20キロ内の退避指示も470人残る ―― 東日本大震災で被災した福島県大熊町の東京電力福島第1原子力発電所3号機で14日午前11時1分ごろ、建屋内にたまっていた水素によるものと思われる爆発があった。この爆発により作業員や自衛隊員ら11人がけがをした。同原発では13日、原子炉内の燃料棒が冷却用の水面から露出し、燃料棒が溶け出していたとみられている。同原発では12日、1号機でも水素爆発が起こっている。/経済産業省原子力安全・保安院は「水素爆発を確認した。詳細は確認中」としている。爆発により原子炉が損傷したかはまだ分かっていない。同院は同原発から半径20キロ圏内に残っている約600人の住民に対して屋内退避を指示。同日午後1時現在、140人の避難を確認しているが、470人が圏内の病院などに残っているという。/3号機は11日の被災後、緊急停止し、外部の水をポンプでくみ上げて原子炉を冷やす作業を続けていたが、その後、原子炉内に水を注入できなくなっていた。このため燃料棒が溶け出して水素が発生し、建屋内まで漏れだしていたとみられている。/また東京電力は14日朝、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発3号機で原子炉を冷やすために海水の注入作業を続けていた作業員に屋内退避命令を出した。格納容器の圧力が上がり、放射線を帯びた蒸気の放出を追加的に行うことを検討したため。現在は作業を再開している。周辺では同日未明、1時間あたりの放射線量の制限値、500マイクロシーベルトを超える放射線が測定された。制限値を超える放射線は13日も測定されている。/経済産業省原子力安全・保安院によると、14日午前6時50分、格納容器内の圧力が430キロパスカルまで上昇。東京電力は格納容器内の蒸気を追加的に放出することを検討するとともに、蒸気には放射線が含まれていることから、屋外にいた作業員に対し敷地内の建物内に待避するよう命じた。その後、格納容器内の圧力が低下したたため、注水作業は再開された。/東京電力は1号機では12日から、3号機では13日から海水の注入作業を行っている。しかし14日午前1時10分、貯水槽内の海水がなくなったために注水作業を停止。同午前3時20分から注水作業を再開していたが、その後で格納容器内の圧力が上がったかたちとなる。/また同院によると、同原発周辺で14日午前2時50分、720ミリシーベルトの1時間あたりの放射線量が測定された。海水の注入作業を中断したことが原因とみられる。これを受けて、東京電力は原子力災害特別措置法に基づき、政府に緊急事態を報告した。同原発周辺では13日に、これまでに最も高い1557・5マイクロシーベルトが観測されている。 (産経ニュース 2011.3.14 13:25)

fe924ee7.JPG 無罪確実 小沢一郎スピード判決 年内復権、指定弁護士いよいよ手詰まり 捏造検事の調書にまですがる ―― やはり「強制起訴」はムリがあったのではないか。もともと「無罪」が確実視されている「小沢裁判」で、検察官役の指定弁護士の立証方法に手詰まり感が出てきた。とうとう、証拠改ざんで逮捕された前田恒彦元検事が作成した供述調書まで証拠請求する事態になっているのだ。/証拠請求されたのは、現在公判中の「陸山会事件」で作成された元公設第1秘書の大久保隆規被告の供述調書。検察が任意性や信用性に疑いありとみて、自ら証拠請求を撤回したシロモノである。/「陸山会裁判では、大久保秘書が前田検事の取り調べの様子を身ぶり手ぶり、詳細に証言しています。それによると、前田検事はロクに質問もせず、取調室に持ち込んだ私物パソコンを打ちながら、『いま作家の時間。司馬遼太郎みたい』と言って調書を作成。『ここで大久保さん登場!』などと奇声も上げていた。『村木事件』の時と同じように調書をデッチ上げていた可能性が高い。常識で考えれば、そんな調書を裁判所が証拠として認めるとは思えません」(司法ジャーナリスト)/なぜ、指定弁護士は“玉砕”覚悟で大久保調書を請求したのか。名城大教授で、元検事の郷原信郎氏はこう言う。/「小沢氏を有罪に持ち込むための証拠が他にないからでしょう。あったら請求しませんよ。私は強制起訴が遅れた理由も、この大久保被告の調書の扱いをめぐって指定弁護士が逡巡したとみています。指定弁護士は検察官役としての『義務』と考えて証拠請求し、仮に同意されなくても仕方ない、と考えているのではないでしょうか」/指定弁護士が裁判のよりどころにしている衆院議員、石川知裕被告の供述調書も今やグラグラだ。取り調べでは小沢に「報告、了承を得た」と話していたが、裁判ではこれを全面否定しているのだ。/「指定弁護士の“武器”である直接的な証拠は石川被告の調書しかありません。しかし、否定されたままでは検察審査会が断定した“小沢共謀”の立証は難しい。何よりおかしいのは、事件の動機です。指定弁護士は、小沢が衆院に提出した資産報告書の預貯金の記載が『なし』だったのに、『政治資金収支報告書』に土地の購入代金4億円を記載すると不自然さが目立つからだとしていますが、仮に資産報告書に書き忘れていても罰則規定はない。そもそも普通預貯金なら、何億円あろうが書く必要もありません。これが果たして動機になるのか。こうなるとイチャモンの類い。よほど厳しい状況なのでしょう」(前出の司法ジャーナリスト)/公判前整理手続きは16日から始まり、初公判は夏ごろ。長期化を懸念する声もあったが、争点が絞られているだけに年内判決は確実だ。小沢「完全復帰」も時間の問題になってきた。 (日刊ゲンダイ、2011年3月10日 掲載)

 民主党の小沢一郎氏は曾鞏(そうきょう)の『虞美人草』を愛唱していたということである。彼は高校時代初めてこの詩を読んで項羽と虞美人の悲劇的な最期に心打たれると共に、花と散った虞美人の血が草原にしたたり落ちて『ひなげし』となったという哀しくも美しい話に感動し、「滔滔たる逝水今古に流る/漢楚の興亡 両ながら丘土」の2句に、悠久なる大自然と人の世の栄枯盛衰の儚さを痛感したというのである。彼の辣腕ぶりに何となく覇王項羽のイメージを思わせる。
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(詩の大意)
項羽の参謀范増は、鴻門の会で沛公から贈られた玉斗を雪のようにこなごなに砕いてしまい、また項羽は、秦の降伏兵十万人を夜襲して皆殺しにし、更に、秦の都咸陽の宮殿は、項羽によって火を放たれ、三ヶ月間も真っ赤に燃え続けた。秦の始皇帝の覇業は阿房宮の煙と共に滅びてしまった。
ただ強いだけの者は滅び、仁義にあつい者は慕われて王者となる。
項羽が陰陵で道に迷い、農夫に騙され、結局身を亡ぼすに至ったのは、決して天が亡ぼそうとしたのではない、自ら招いたことなのだ。
項羽が、もともと万人を敵とする兵法を学んだのであれば、虞美人との別れを、くよくよと悲しむこともないだろう。項羽の軍は、すでに散りじりとなり、軍旗も地に倒れてしまい、玉帳の中の美人も、見る見るうちに老けてしまった。
自刃した虞妃の魂は、夜剣光を追うように飛び去り、碧血は化して野原の草となった。
その魂は寂しげに寒々しい枝に寄り付き、垓下で項羽に和して歌った別離の曲が聞こえてくると、さながら眉をひそめて人が悲しむかのようである。
悲しみ憂えるように風に揺れそよぐのみで音も立てない様子は、虞妃が垓下で始めて誌面に楚歌を聞いた時のようである。
滔滔と流れる川の水は、今も昔に変わりはないが、興った漢も、滅びた楚も両方とも、今は丘の土と化してしまった。当時の事件は、遠い昔の事となってしまった。
今、酒宴の席の前で、虞美人草が昔のことをいたみ嘆くかのように風にそよいでいるが、一体、誰の為に舞っているのであろうか。
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