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 今朝のウェブニュースより(世界発2014)謎の円、いったいドイツが!? 独南部に突然出現 ――  宇宙人のメッセージか、超常現象か。ドイツ南部の麦畑に今夏、巨大なミステリーサークルがこつぜんと姿を現した。未知なるパワーの「信奉者」がわんさか詰めかけ、のどかな田園はお祭り騒ぎに。そんな様子を、地元の住民たちは冷ややかに見つめていた。
 ■直径75メートル、麦畑に一晩で:ドイツ南部ミュンヘンから西へ車で約1時間のライスティング村。黄金色の穂が垂れる麦畑の一角に、数百人もの人だかりができていた。人々の視線の先にあるのは、直径約75メートルの巨大な幾何学模様だ。/発見されたのは7月18日。熱気球で上空を飛んだ人が偶然、見つけた。コンパスで描いたような大型の円の中に、三つの円を重ねた複雑な模様が浮かび上がる。地元の人々の話を総合すると、同17日夕に近くの農家が通りかかった時は「何もなかった」。17日夜から18日未明の間に「出現」したとみられる。/この畑で農業を営むクリストフ・フットナーさん(43)は困惑するばかりだ。倒れた麦の損害は2千ユーロ(約27万円)ほど。見物人が多くて収穫もままならない。「それにしても、よくできている。短時間でどうやって……」/記者も半信半疑で現場を訪ねた。腰の高さほどの穂の茎が地上から数センチで同じ方向に倒されている。まるでゴザを敷いたようだ。円の中心に立って、ますます驚いた。穂が一糸乱れず渦を巻き、編み上げられたようになっている。素人目には「未知なる力が介在している」と思っても不思議ではない。大型機器を運び込んだ形跡もない。/周りを見渡すと、巨大なパラボラアンテナが立ち並ぶ。アフリカ大陸などに衛星中継するために造られ、1969年にはアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した映像を中継したという。麦畑と巨大アンテナ。そんな光景も「宇宙の神秘」を連想させる。

 ■「信奉者」殺到、地元は冷静:現場は「サークル詣で」の人々が引きも切らない。多いときは数千人に及ぶ。/「パワーをじかに感じたい」と、サークル内では多くの人が裸足になる。仲間と抱き合い瞑想(めいそう)する人、歌い踊る人、計測機器を手に歩き回る人……。/オーストリアから家族と来た芸術家のリディア・バスナーハウザーさん(37)は「円の中心に地球のエネルギーを感じる」と興奮。/独西部シュツットガルトの会社員ユアヒム・シーボンさん(51)は、車いすで訪れた。「現場の3キロほど手前から高いエネルギーを感じた。不自由な足の治療にも効果があるはずだ」/人口約2千人の村は一変した。数軒しかないホテルは連日、満室状態で、レストランも大盛況。だが、住民の多くはさめている。カフェで井戸端会議をしていたお年寄りたちは「学生か変人のいたずらに違いない」。雑貨店の男性主人も「よそ者が入り込んで騒々しい。早く刈り取ってしまえばいいのに」と憤る。/実は、この辺りでサークル騒ぎは3回目。最初は2007年、約5キロ北東のフィッシェンに出現。12年には約10キロ北東のアンデックスで見つかった。住民たちの驚きは大きくない。/サークルを描いたTシャツなどを売る案も出たが、反対が多く断念。募金箱を設け、空撮写真を売ってはいるが、倒れた麦穂の損害に充てるためだ。ハッケ村長(43)は笑顔で語る。「いたずらを金もうけに結びつけたら、興ざめでしょう?」
 ■専門家「3~5人で6時間」/人の手とすれば、いったい誰が作ったのか。/「過去二つのサークルはシンメトリー(対称性)ではなかった。でも、今回はほぼ完璧だ。技術が向上している」。ミュンヘン近郊に住む農家のウリ・エルンストさん(42)のもう一つの顔は迷路アーティスト。1999年から毎年、自分のトウモロコシ畑(縦165メートル、横180メートル)に巨大迷路を制作している。/エルンストさんによると、サークル作りのこつは、(1)人に見つからない場所と時間を選ぶ(2)精密に下書きする(3)夜間から未明に短時間で作業を終える――の3点。幾何学模様の場合、下書きさえうまく描けば、麦穂を倒す作業は「棒やヒモを使って、3~5人で6時間ほどで作れる」。人工衛星の測位システムを使う方法まであるという。「今回のサークルは尊敬に値する技術。作者に会ってみたいが、名乗りでない方がロマンがあっていい」(ライスティング=玉川透)

 ◆キーワード: <ミステリーサークル> 畑などの作物がなぎ倒されて現れる図形。1980年代に英国を中心に各地で報告され話題になった。宇宙人が作ったという「UFO説」や、電気を帯びた微粒子が発生に関わっているという「プラズマ説」など諸説とりざたされたが、英国で制作者自身が名乗り出てから「いたずら説」が主流に。作り方の著書なども発表されたが、「いたずらでは説明できないケースもある」との主張も根強い。   (朝日新聞 2014950500分)

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