ウェブニュースより
吉野彰氏にノーベル賞授与 環境社会へこれからも挑戦
【ストックホルム=福井健人】ノーベル化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェローは10日夕(日本時間11日未明)、市内のコンサートホールで授賞式に臨み、スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取った。授賞理由となったリチウムイオン電池の開発は、スマートフォンやパソコンを気軽に持ち歩ける「モバイル社会」の実現を後押しし、再生可能エネルギーを生かす環境社会への扉を開いた。最高の栄誉にふさわしい功績を世界がたたえた。
日本のノーベル賞受賞者は18年の本庶佑・京都大学特別教授に続いて27人目(米国籍を含む)。化学賞の受賞は9年ぶり。企業研究者としても歴史に名を残した。
授賞式は約1500人の招待客が見守った。吉野氏の家族や同僚らも参加した。吉野氏は緊張した表情で前に出ると、国王からメダルと賞状を手渡された。国王と固い握手を交わすと、緊張もほぐれたのかいつもの笑顔が戻った。深々と一礼をして感謝の気持ちを表すと、会場からは大きな拍手が湧き起こった。
今回の受賞は、過去の偉業を称賛するとともに新たな挑戦の原動力となる。吉野氏は授賞式前、「エネルギー革命の中心を担う」と語った。
志すのは、大容量のリチウムイオン電池を載せた電気自動車が走り回る「持続可能な社会」の実現だ。風力や太陽光でつくった再エネを電気自動車に充電。天候任せで不安定だった再エネを、日常生活や災害時に使いこなす。 (日本経済新聞 2019/12/11 1:43)
藤井七段が最年少タイトル戦へ前進、北浜八段を下す ―― 将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が10日、大阪市の関西将棋会館で指された第91期棋聖戦2次予選で北浜健介八段(43)を130手で破り、決勝トーナメント(T)進出まであと1勝に迫った。
藤井が屋敷伸之九段の持つ最年少タイトル挑戦記録(17歳10カ月)を更新するには今回の棋聖戦がラストチャンスとなる。
中盤にリードを広げた藤井は「序盤に少し誤算があり、自信のない展開になった。なんとか盛り返すことができた」と振り返った。
https://www.youtube.com/watch?v=miSuP7kL3yM
最年少タイトル挑戦の記録がかかった第69期王将戦の挑戦者決定リーグでは、挑戦権獲得まであと1勝に迫ったが、最終戦で敗れ、逃した。
棋聖戦の決勝Tはシード棋士を含む16人によるトーナメント戦。藤井は同棋戦で負けた時点で記録更新が消滅する。タイトル戦登場の最年少記録を更新するラストチャンスについて「まだまだそこまでは遠いです。まずは決勝トーナメント入りを目指して1局1局をがんばっていきたい」と話した。 [日刊スポーツ 2019年12月10日18時31分]
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