瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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  今朝のウェブニュースより
75dd98b8.JPG 【カダフィ大佐死亡】遺体は市中引き回し 群衆から歓喜の声「血は無駄ではなかった!」[中東・アフリカ]―― 【カイロ=大内清】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐(69)が20日、中部シルトで反カダフィ派部隊に拘束、殺害されたことを受け、国内各地で市民が「カダフィ時代」の終わりを祝った。反カダフィ派代表組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は21日にも「全土解放」を宣言する見通し。/中東の衛星テレビ局アルアラビーヤが放映した映像によると、大佐の遺体が運ばれた北西部ミスラタでは20日、遺体を乗せた反カダフィ派部隊の車両が市中を回った。殺到した群衆からは、大佐を罵(ののし)る言葉とともに、「犠牲者の血は無駄ではなかった!」と歓喜の声が上がった。/首都トリポリでも多くの市民が反カダフィ派の旗を持って街へ繰り出し、夜もお祭り騒ぎが続いた。/一方、トリポリで記者会見した評議会のジブリル暫定首相は同日、大佐の最有力後継候補と目された次男サイフルイスラム氏がシルト脱出後、近郊の村に潜伏しているのをほぼ特定したと明らかにした。同氏をめぐっては、すでに殺害されたとの報道もあり、情報が錯綜(さくそう)している。 (産経ニュース 2011.10.21 08:26)
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5414796d.JPG 二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは、天球における天の赤道を、28のエリア(星宿)に不均等分割したもの。二十八舎(にじゅうはっしゃ)ともいう。またその区分の基準となった28の星座(中国では星官・天官といった)のこと。中国の天文学・占星術で用いられた。28という数字は、月の任意の恒星に対する公転周期(恒星月)である27.32日に由来すると考えられ、1日の間に、月は1つのエリアを通過すると仮定している。
角宿を起宿として天球を西から東に不均等分割したもので、均等区分の十二次と共に天体の位置を表示する経度方向の座標として用いられた。二十八宿の星座は4つの方角の七宿ごとにまとめられ、その繋げられた形は4つの聖獣の姿に見たてられ、東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀の四象(四神あるいは四陸ともいう)に分けられた。
二十八宿はそれぞれ西端の比較的明るい星を基準(距星という)とし、その距星から東隣の宿の距星までがその宿の広度(赤経差)となる。『漢書』「律暦志」 以降、二十八宿は度数をもって表されたが、その周天度は360度ではなく、1太陽年の長さ、すなわち365度で表された。この場合、正確には365度に4分の1程度の端数が生じる訳で、その端数は全て斗宿の広度に含められ、これを斗分と呼んだ。
 考古学上、二十八宿の名称が整った形で発見されたのは、1978年、湖北省随県で発掘された戦国時代初期(紀元前5世紀後半)の曾侯乙墓(曾国の乙侯の墓)から出たものが最古である。そこで発見された漆箱の蓋には青竜・白虎と朱書きされた二十八宿の名称のある図があった。日本における最初の二十八宿図は、7世紀から8世紀頃に造られた高松塚古墳やキトラ古墳の壁画で白虎などの四神と共に見付かっており、中国の天文学体系がこの頃には渡来していたことを伺わせる。
 
淮南子 天文訓 第三 より
 星、正月建營室、二月建奎、婁、三月建胃、四月建畢、五月建東井、六月建張、七月建翼、八月建亢、九月建房、十月建尾、十一月建牽牛、十二月建虛。
星分度、角十二、亢九、氐十五、房五、心五、尾十八、箕十一四分一、斗二十六、牽牛八、須女十二、虛十、危十七、營室十六、東壁九、奎十六、婁十二、胃十四、昴十一、畢十六、觜嶲二、參九、東井三十三、輿鬼四、柳十五、星七、張、翼各十八、軫十七、凡二十八宿也。

〈訳〉
 〔星・月〕は、正月には営室〔・東壁〕に建ち、二月には奎・婁に建ち、三月には胃〔・昴〕に建ち、四月には畢〔・觜嶲・参〕に建ち、五月には東井〔・輿鬼〕に建ち、六月には〔柳・七星・〕張に建ち、七月には翼〔・軫〕に建ち、八月には〔角・〕亢〔・氐〕に建ち、九月には房〔・心〕に建ち、十月には尾〔・箕〕に建ち、十一月には〔斗・〕牽牛に建ち、十二月には〔須女・〕虚〔・危〕に建つ。
 〔星宿の分度〕 〔二十八〕星宿の分度は、角(かく)が十二、亢(こう)が九、氐(てい)は十五、房(ぼう)が五、心(しん)が五、尾(び)が十八、箕(き)が十一と四分の一。〔以上東七十五度と四分の一度。〕
斗(と)が二十六、牽牛(けんぎゅう)が八、須女(しゅじょ)が十二、虚(きょ)十、危(き)が十七、営室(えいしつ)が十六、東壁(とうへき)が九。〔以上、北九十八度。〕 奎(けい)が十六、婁(ろう)は十二、胃(い)がじゅよん、昴(ぼう)が十一、畢(ひつ)が十六、觜嶲(しけい)が二、参(しん)が九。〔以上、西八十度。〕 東井(とうせい)が三十三、輿鬼(よき)が四、柳(りゅう)が十五、七星(しちせい)が七、張(ちょう)と翼(よく)とがおのおの十八、軫(しん)が十七。〔以上、南百二十二度。〕で、すべて二十八宿である。
 *〔 〕内は、すべて原文に補足したものである。
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