瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今日は朝から雨、徘徊は休んでしまった。
我々大多数の日本人が死ねば仏教儀礼によって葬られ、遺族が定期的に墓参し法事を営む。そしてね大部分の家庭には仏壇が設けられ、必要があればいつでも仏具屋やデパートで購入することができる。さらには仏教に関する単行本や雑誌が数多く刊行されて、相当に売れているし、寺院及び寺院以外における説教や講演の集会も盛んに行われ、これによって大儲けしている俗物宗教家も見受けられる。座禅やその他の実践に参加する人々も多い。まあ、これらを観れば、仏教は日本人の生活に溶け込んでいるとも見られる。しかしながら、日本には仏教の立場に立つ政党と言うものはない。特定の宗教団体を背景とする政党があるにしても、実際の政治活動からみて、仏教の理想を実現するための政党であるとは思えない。言論界でも同じで、一流の新聞・雑誌における宗教の扱い方にそれが現れている。目にする新聞で宗教欄をもつものは殆んど見当たらず、仏教が記事になることもごく稀である。代表的な週刊誌や月刊してもご同様である。欧米の一般雑誌におけるキリスト教の扱い方と比較すると、わが国では公の場で仏教が如何に冷遇されているかは明らかである。概して、個人的ないし家庭的生活においては仏教は実際に重要な地位を占めているのだが、公的な場においては軽視されているといわねばならない。
今朝の朝日新聞4面に曰く、「『仏教 死ねばみな仏様』小沢氏、宗教・文明観を改めて観披露 ―― 民主党の小沢一郎幹事長が16日の記者会見で、仏教観と文明観を改めて披露した。/10日に和歌山県の高野山金剛峯寺を訪れた際に、キリスト教を「排他的」「独善的」と指摘。これに対し、「日本キリスト教連合会」が「キリスト教に対する一面的理解に基づく、それこそ『排他的』で『独善的』な発言」と抗議文を送っている。/これを受けて小沢氏は16日、「(仏教の世界観では)生きながら仏にもなれるし、死ねば皆、仏様。ほかの宗教で、みんな神様になれるところがあるか。根本的な宗教哲学と人生観の違いを述べた」と説明。さらに、エベレストに挑んだ登山家の「そこに山があるから」という発言を引用し「西洋文明は自然も人間のために存在する考え方。(エベレストの)地元では霊峰としてあがめられて、征服しようという考え方はアジア人にはほとんどない」と語り、西洋思想は人間中心だが、東洋思想は人間が自然の一部だと強調。最後は「僕も君も、死にゃ仏になれるんだ、だから」と締めくくった。(10/17、asahi com よりコピー掲載)
日本語の用例に従うならば、「仏」という後は死者を指し、死者の霊が安らかに鎮まることを「成仏」と言うらしいが、仏教経典の中にはそのような用法を見ることはない。生理的死によってすべての人が「仏陀」になることを承認すれば、仏教の体系は無用となる。また、読経ないし念仏によって死者が成仏するということも仏典の中にその根拠を求めることは出来ない。
人間はすべて死によって消滅するのではなく、現在の生涯の総決算の結果として、生まれ変わって次の生涯を開始する。かくして生涯の連続は無限に続く、これを輪廻という。この輪廻から脱出するためには宗教の理論と実践が必要となる。輪廻から脱出することを解脱といい、解脱した人はもはや再生することはない。仏陀はこの世においてすでに解脱しているから死後に再生することはない。我々の住む世界に生まれて仏陀となった人間は釈迦牟尼ただひとりだけである。「仏陀となる」すなわち「成仏する」ことは仏教の理想ではあるが、それを実現することは極めて困難なことなのである。
我々大多数の日本人が死ねば仏教儀礼によって葬られ、遺族が定期的に墓参し法事を営む。そしてね大部分の家庭には仏壇が設けられ、必要があればいつでも仏具屋やデパートで購入することができる。さらには仏教に関する単行本や雑誌が数多く刊行されて、相当に売れているし、寺院及び寺院以外における説教や講演の集会も盛んに行われ、これによって大儲けしている俗物宗教家も見受けられる。座禅やその他の実践に参加する人々も多い。まあ、これらを観れば、仏教は日本人の生活に溶け込んでいるとも見られる。しかしながら、日本には仏教の立場に立つ政党と言うものはない。特定の宗教団体を背景とする政党があるにしても、実際の政治活動からみて、仏教の理想を実現するための政党であるとは思えない。言論界でも同じで、一流の新聞・雑誌における宗教の扱い方にそれが現れている。目にする新聞で宗教欄をもつものは殆んど見当たらず、仏教が記事になることもごく稀である。代表的な週刊誌や月刊してもご同様である。欧米の一般雑誌におけるキリスト教の扱い方と比較すると、わが国では公の場で仏教が如何に冷遇されているかは明らかである。概して、個人的ないし家庭的生活においては仏教は実際に重要な地位を占めているのだが、公的な場においては軽視されているといわねばならない。
日本語の用例に従うならば、「仏」という後は死者を指し、死者の霊が安らかに鎮まることを「成仏」と言うらしいが、仏教経典の中にはそのような用法を見ることはない。生理的死によってすべての人が「仏陀」になることを承認すれば、仏教の体系は無用となる。また、読経ないし念仏によって死者が成仏するということも仏典の中にその根拠を求めることは出来ない。
人間はすべて死によって消滅するのではなく、現在の生涯の総決算の結果として、生まれ変わって次の生涯を開始する。かくして生涯の連続は無限に続く、これを輪廻という。この輪廻から脱出するためには宗教の理論と実践が必要となる。輪廻から脱出することを解脱といい、解脱した人はもはや再生することはない。仏陀はこの世においてすでに解脱しているから死後に再生することはない。我々の住む世界に生まれて仏陀となった人間は釈迦牟尼ただひとりだけである。「仏陀となる」すなわち「成仏する」ことは仏教の理想ではあるが、それを実現することは極めて困難なことなのである。
本日は朝から小雨模様。天気予報に拠ると一日中降ったり止んだりの天気らしい。
中国、前漢代の説話集で儒教的立場から様々の伝説・故事を収録した劉向(りゆうきよう)編の「説苑(ぜいえん)」の談叢(だんそう)に曰く、「梟(ふくろう)あり、鳩に逢ふ。鳩が曰く、『汝は是より何所へか行く』/梟、答へて曰く、『我は之より東の方へ移らん』と。/鳩が曰く、『如何なる故ぞ。』/梟また答へて曰く、『郷人が皆鳴く声を嫌ふが故なり。』/鳩は曰く、『汝、鳴く声を改めればよからん。鳴く声を改める事能はずば、たとへ東に移るとも尚、汝が声を悪(にく)まれん』と言へり。」

オバマ大統領が来日した。「疾行(しっこう)には善迹(ぜんせき)なし」とて、普天間基地問題は先送りされるらしい。今朝のウェブニュース、毎日jpに曰く、「日米首脳会談:同盟の深化へ協議開始 普天間移設は先送り ―― 鳩山由紀夫首相は13日夜、オバマ米大統領と首相官邸で約1時間半会談した。首相は10年の日米安全保障条約改定50年に向け日米同盟の深化を目指す政府間協議を始めることを提案し、大統領も同意した。両首脳は同盟関係を基礎に、地球温暖化対策や核軍縮など世界規模の課題で日米協力を進めることで一致。懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題は結論を先送りしたが、同県名護市辺野古に移設する日米合意通りの早期決着を大統領が迫る場面もあり、日米間の認識の違いも残した。/政府関係者によると、普天間問題は大統領が取り上げ「早ければ早いほどいい結論が出せる。そうすれば新しいテーマに移ることもできる」と指摘。首相は「前政権の合意は重要だが(衆院)選挙で県外・国外(移設)と言ったことも理解してほしい。沖縄県民の期待も高まっている。必ず答えは出すので私を信頼してほしい」と述べ、日米の閣僚級作業グループを設置して協議し早期の解決を図ることを確認した。/一方で両首脳は同盟協力の強化をアピール。会談後、共同記者会見を行い、首相は「日本外交にとって日米同盟がすべての礎だ。世界環境の変化によって日米同盟をさらに深化・発展させ、建設的、未来志向の新しい日米同盟を作り上げていきたい」、大統領も「両国だけでなくアジア太平洋地域の安定と繁栄のための基軸だ。同盟関係を強化し、新たなパートナーシップを作りたい」と強調した。/また、首相は海上自衛隊によるインド洋の給油活動に代えアフガニスタンへの民生支援を充実させる方針を説明。5年間で50億ドル拠出することを伝え、大統領は謝意を表した。/核軍縮では、大統領が「首相と『核のない世界』というビジョンを共有している」と表明した。首相は「日本国民も期待しているので、機会があればぜひ行っていただきたい」と広島、長崎訪問を要請。大統領は「将来、訪問できれば名誉なことだが、短期的には訪れる計画はない」と述べるにとどめた。/首相は「東アジア共同体構想」について「アジアにおける米国の存在が高まることを期待したい」と米国の関与を前提としていることを強調。大統領も「アジアの重要なプレーヤーとして積極的に関与していく」と応じた。/オバマ大統領は13日午後、大統領専用機で羽田空港に到着した。1月の就任後、初の来日。鳩山首相との会談は9月の米ニューヨーク以来2回目。アジア歴訪の皮切りで、14日に東京都内でアジア政策演説を行い、シンガポールに向かう。」
また、午後のウェブニュース産経ニュースに曰く、「オバマ大統領「拉致」解決求める 都内で演説、日米同盟を強調 ―― 来日中のオバマ米大統領は14日、都内のサントリーホールで、米国のアジア政策について演説し、アジア太平洋地域への関与の基本は「揺るぎない日米同盟にある」と強調するとともに、同地域において米国が指導的役割を果たす決意を示した。北朝鮮に対しては、核問題をめぐる6カ国協議への復帰と日本人拉致事件の解決を求めた。さらに、日本と協力して「核兵器なき世界」の実現に向けて取り組む考えを表明した。/オバマ大統領はハワイで生まれ、少年時代をインドネシアで暮らしたことに触れ、自らのアジア太平洋地域との結びつきの強さをアピールした。そのうえで、共通の価値観に基づく日本などとの同盟関係を強化すると同時に、地域の諸国とのパートナーシップを構築していくと述べた。/北朝鮮の核問題では「脅しに屈しない」と述べ、北朝鮮に対して6カ国協議への復帰とともに核放棄を約束した協議の合意順守を求めた。また、北朝鮮と日本との国交正常化は、拉致事件の解決が前提との立場を表明した。/大統領は「日米両国ほど核兵器がどのようなものか知っている国はなく、ともに核のない未来を追求しなければならない」と述べ、核廃絶に向けた日米協力の必要性を訴えた。その一方で、核兵器が存在する限り、日本や韓国などへの「効果的な核抑止力を維持する」と明言した。中国については、「封じ込めをする意図はなく、中国との関係強化が(日本などとの)同盟関係を弱めることを意味しない」と指摘とともに、国際社会での中国の役割拡大を歓迎する、とした。中国の人権問題などを取り上げていく考えを示したが、チベット問題には言及しなかった。/ミャンマーに対しては、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの無条件解放を要求した。/また、世界経済の回復に向けて、アジア各国に内需拡大型の経済成長を促した。地球温暖化問題では、「すべての国が責任を受け入れなければならない」として、温室効果ガス削減に向けた各国の努力を求めた。/約30分行われた演説には、国会議員をはじめ約1500人が招待された。拉致被害者家族の横田滋さん(77)夫妻も招かれた。オバマ大統領は皇居での天皇皇后両陛下との昼食会後、アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためシンガポールに向け、14日午後離日する。(2009.11.14 11:25)
町人文化が華ひらいた江戸時代に、この酉の市の盛況ぶりは文芸の格好の主題ともなった。芭蕉の弟子其角(きかく)に「春をまつ 事のはじめや 酉の市」と詠まれたり、辻賭博や新吉原と関連させた川柳なども多数残っている。長國寺の東隣に位置する、その新吉原も市の日に限り、大門以外の門も開放して祭りの賑わいに華を添えた。また、錦絵などにもたびたび描かれ、広重の描いた江戸のガイドブックとも言える『絵本江戸土産』(第六編)には「浅草酉の町」と題して浅草たんぼから眺めた酉の市が紹介されている。
その中で朝日朝刊の社説にも取上げられたていた、今日から始る事業仕分けの記事を拾ってみた。曰く、「事業仕分け始まる 初日は独立行政法人などを論議 ―― 来年度予算要求の無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」が11日、国立印刷局市ケ谷センター(東京都新宿区)で始まった。初日は、文部科学省などが所管する独立行政法人の運営のあり方や、下水道、港湾整備などの公共事業、診療報酬などが取り上げられる。/延べ9日間続く事業仕分けでは、国の447事業を取り上げる予定で、約95兆円の概算要求をどこまで削減できるかが焦点。午前9時すぎに始まった開会式で、事業仕分け人の「統括役」を務める民主党の枝野幸男元政調会長は「納税者、国民の視点で事業の進め方がこれでいいのかどうかを、国民の前に示してほしい」とあいさつした。(asahi com 2009年11月11日10時32分)」
朝食後、薄曇の天気の中、桜橋から墨堤通りを北上、東白鬚公園を抜けて、水神大橋を渡り、汐入公園内のさくら橋を渡ると、隅田川に沿って南下、帰宅した。本日は風もなく、気温もそんなに低くはないが、まるで春先のように景色全体が霞んで見える。午後からの天気は下り坂になるという。こんな日の写真撮影は苦手で、そそくさと家路に着いたのである。それでも10771歩、7.0kmを記録していた。
今朝も少々腰痛が残っていたが、朝食前に言問橋を渡り、墨田区側の遊歩道を北上。途中O氏と出会う。カメラのバッテリーの充電切れで、撮影不能。白鬚橋を渡って、何時もの川沿いの遊歩道を南下して帰宅した。6428歩、4.1kmの徘徊であった。
今日は新聞の休刊日。帰宅後、ウェブからのニュースを見る。
普天間「県内移設に反対」 沖縄で2万人の県民大会―― 米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代替施設を造る現計画や県内移設に反対する県民大会が8日、宜野湾市の海浜公園で開かれた。約21000人(主催者発表)が参加し、「沖縄にこれ以上の基地はいらない」などとする決議を採択。「県外、国外移設」を掲げながら「県内移設」も視野に入れる鳩山内閣に対し、不満の声も上がった。
大会は、鳩山内閣の発足とオバマ米大統領来日(13日)を機に、民主、社民、共産、国民新党などの沖縄関係の国会議員8人と、県議らが立案。「県外移設がベストだが、早期の普天間返還のためには県内移設やむなし」とする自民党は参加せず、公明党は自主参加としたため、超党派による開催とはならなかった。
大会では、宜野湾市の伊波洋一市長が「鳩山首相には、戦後64年間も基地負担を押しつけられてきた沖縄県民が『これ以上の基地はいらない』と思っていることをオバマ大統領に伝えてもらいたい」と主催者代表であいさつ。趣旨に賛同する首長や市民団体代表ら5人が、それぞれ意見表明した。
自公の支援で3度の当選を重ねてきた那覇市の翁長雄志市長は保革の枠を超えて出席。「県民の心は基地の整理、縮小という点で一つになることができる」とし、「(鳩山首相が)県外移設を決断できない場合、沖縄では『友愛』という言葉は封印してもらいたい」と主張した。米空軍嘉手納基地を抱える同県北谷町の野国昌春町長は、岡田外相が同基地への統合案を検討していることに触れ、「(今でも)住民の負担は限界に来ている」と訴えた。
最後に参加者全員の拍手で決議を採択した。
また、訪米中の松沢成文・神奈川県知事が「鳩山政権は現行計画で進めるべき」と発言したことに対し、「沖縄県民の心を踏みにじる言葉だ」と批判の声が上がった。(2009年11月9日 読売新聞)
朝食後、テレビ朝日のスーパーモーニングを見て、NHKk参議院予算委員会の国会中継をみたが、与党の質問はなんだか馴れ合い討論であまり迫力は感じられないので、午後からの野党との質疑を観ることにして、テレビを切って、ブログの書き込みをすることにした。
“機密費の公開は今後検討” NHK 11月9日 15時37分 ―― 平野官房長官は午前の記者会見で、いわゆる官房機密費について、現時点で使いみちを公開することは考えていないとする一方、「国民に公開することがいいのかどうか、自分なりにしっかり検証したい」と述べ、今後、公開するかどうか検討する考えを示しました。
この中で平野官房長官は、福島消費者・少子化担当大臣が7日、いわゆる官房機密費などの使いみちを一部、公開することも含め改善策を検討すべきだという考えを示したことについて、「適切な支出は当然であり、そのことも含めて政権が代わったから公開するかどうかの議論があることは承知している」と述べました。そのうえで平野官房長官は「官房機密費が本来もっている意味合いや、使用目的などを考えると、現時点で、その目的に照らして適切に処理していく方針に変わりはない」と述べ、現時点で使いみちを公開することは考えていないことをあらためて明らかにしました。その一方で、平野官房長官は「国民に公開することがいいのかどうか、自分なりにしっかり検証したい。公開すべきだという声があることも受け止め、今後の対応は考えたい」と述べ、今後、官房機密費の使いみちを公開するかどうか検討する考えを示しました。
今日は新聞の休刊日。帰宅後、ウェブからのニュースを見る。
普天間「県内移設に反対」 沖縄で2万人の県民大会―― 米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代替施設を造る現計画や県内移設に反対する県民大会が8日、宜野湾市の海浜公園で開かれた。約21000人(主催者発表)が参加し、「沖縄にこれ以上の基地はいらない」などとする決議を採択。「県外、国外移設」を掲げながら「県内移設」も視野に入れる鳩山内閣に対し、不満の声も上がった。
大会では、宜野湾市の伊波洋一市長が「鳩山首相には、戦後64年間も基地負担を押しつけられてきた沖縄県民が『これ以上の基地はいらない』と思っていることをオバマ大統領に伝えてもらいたい」と主催者代表であいさつ。趣旨に賛同する首長や市民団体代表ら5人が、それぞれ意見表明した。
自公の支援で3度の当選を重ねてきた那覇市の翁長雄志市長は保革の枠を超えて出席。「県民の心は基地の整理、縮小という点で一つになることができる」とし、「(鳩山首相が)県外移設を決断できない場合、沖縄では『友愛』という言葉は封印してもらいたい」と主張した。米空軍嘉手納基地を抱える同県北谷町の野国昌春町長は、岡田外相が同基地への統合案を検討していることに触れ、「(今でも)住民の負担は限界に来ている」と訴えた。
最後に参加者全員の拍手で決議を採択した。
また、訪米中の松沢成文・神奈川県知事が「鳩山政権は現行計画で進めるべき」と発言したことに対し、「沖縄県民の心を踏みにじる言葉だ」と批判の声が上がった。(2009年11月9日 読売新聞)
この中で平野官房長官は、福島消費者・少子化担当大臣が7日、いわゆる官房機密費などの使いみちを一部、公開することも含め改善策を検討すべきだという考えを示したことについて、「適切な支出は当然であり、そのことも含めて政権が代わったから公開するかどうかの議論があることは承知している」と述べました。そのうえで平野官房長官は「官房機密費が本来もっている意味合いや、使用目的などを考えると、現時点で、その目的に照らして適切に処理していく方針に変わりはない」と述べ、現時点で使いみちを公開することは考えていないことをあらためて明らかにしました。その一方で、平野官房長官は「国民に公開することがいいのかどうか、自分なりにしっかり検証したい。公開すべきだという声があることも受け止め、今後の対応は考えたい」と述べ、今後、官房機密費の使いみちを公開するかどうか検討する考えを示しました。
河北を平定した曹操(155~220年)は、208年7月、荊州(けいしゅう)の牧(ぼく、刺史)であった劉表(りゅうひょう、?~208年)を攻めるため兵を率いて荊州へ南下を始めた。ところが8月になると劉表が死亡し、劉表の跡を継いだ次男の劉琮(りゅうそう、生没年不明)は9月、曹操に降伏した。孤立した劉備(116~223年)は長江づたいに南下し、長坂(ちょうはん)で曹軍に追いつかれるが何とか難を逃れ、荊州の動向を探りに来ていた魯肅(ろしゅく、172~217年)と面会し、1万人余りの軍勢を率いる劉表の長男の劉琦と合流しつつ夏口へ到達した。曹操は劉表が作りあげた荊州水軍を手に入れ、そのまま南下して兵を長江沿いに布陣させた。
魯粛は劉備に孫権と同盟を結んで曹操と対抗するように説き、劉備は諸葛亮(しょかつりょう、181~234年)を使者として派遣して孫権と同盟を結び、孫権は周瑜・程普(ていふ、生没年不明)ら数万の水軍を劉備の救援に派遣した。一方の曹操軍も長江を下り、両軍は赤壁で一戦を交え、周瑜らは疫病に悩まされていた曹操軍を撃破した。曹操は後退し烏林に陣を張り、周瑜らも長江を挟んで対峙(たいじ)した。
周瑜の部将の黄蓋(こうがい、? ~215年?)は、敵の船団が互いに密集していることに注目し、火攻めの策を進言した。そして自ら曹軍に対し偽りの降伏を仕掛け、曹軍が油断した隙をつき、油をかけ薪を満載した船に火を放ち敵船に接近させた。折からの強風にあおられて曹操の船団は燃え上がり、炎は岸辺にある軍営にまで達した。船団は大打撃を受け、おびただしい数の人や馬が焼死したり溺死したりした。
以上が伝えられる所の赤壁の戦いのあらましであるが、赤壁の古戦場と伝えられる場所は、長江・漢水沿いに数カ所存在し、その是非については現在も議論があるが、有名なものは二箇所ある。
1.現在の湖北省蒲圻市(ほきし、現:赤壁市)西南の長江南岸に位置する赤壁山である。ここは実際の古戦場として現在最も有力視され、「三国赤壁(別名、武赤壁)」と呼ばれている。
杜牧の「赤壁」の訳: 砂に埋まって錆びていない矛。赤壁の戦いの激戦を物語る遺物。もし、東風が周瑜のために吹かなければ、二人の美人(周瑜の妻と彼女の姉)は、敵の曹操のものになってしまっていただろう。
本日は冷え込みの厳しい所為か、朝から腰痛が出た。とうとう徘徊は取り止めとした。
臨時国会が始って、鳩山首相の施政方針演説続いて各党の代表質問、衆議院予算委員会、参議院予算委員会とテレビに釘付けになっている。若しかしたら腰痛も同じところに坐りっぱなしの所為かも知れない。最近は、四文字熟語を活用して、国会の質疑や答弁を行う事が流行しているようだ。
自民党の谷垣禎一総裁は、10月28日午後の衆議院の各党代表質問で登壇し、民主党のマニュフェスト(政権公約)について「羊頭狗肉。無理があり日本の将来を託すことは非常に危険だ」と批判し、さらに「約束違反、言行不一致が見受けられる。政権をとったら君子豹変(ひょうへん)が許されるのか」と厳しく批判した。国会で四文字熟語合戦も面白いには違いないが、国民に伝わらなければ意味が無いし、知識を自慢しているだけだという印象も残る。国会中継を観ている国民に伝わり易いように工夫して欲しくもある。
「君子豹変」について調べてみた。易経第49番目の卦(け)「革(離下兌上、澤火革)」にある(6番目の爻、最上段の陰爻)上六の爻辞にある『君子豹変、小人革面(君子豹変す、小人は面を革む)』とあるのが原典である。「革命成就の秋(とき)であるから、その事業に参与した君子――有位有徳の士人の功業は豹の毛が美しく変わるように輝かしい。無位無徳の小人ならば面持ちを改めて、新しい君主の為す所に随従すべきである」という意であって、俗に言われているように「すばやく変わること」ではない。
さらに、「革」の卦について調べてみた。
革: 革(かく)は、己(つちのと)の日であれば、孚(まこと)があって、元(おお)いに亨(とお)る。貞(ただ)しくしているのがよろしい。悔がなくなる。《彖伝(たんでん)「革は水と火が互いに滅ぼしあうさまである。また、末の女(むすめ)と仲の女とが一緒に住んでいながら、その心が合わずにあらそうのである。されば革という。/『己の日であれば孚がある』とは、革(あらた)めてそれが信用されることである。離の象徴している文明を以って行って、それが兌が象徴しているように悦んで受け入れられるので、『大いに亨って、しかも正しい』のである。革めて人々の願望に合致するので、『その悔がなくなる』のである。/天地陰陽のはたらきが革まることによって四季の循環が成立する。殷の湯王や周の武王は、これに則って革命を行い、天の道に順(したが)って人民の願望に答えたのである。革の時(うつりゆき)はまことにじゅうようであることよ」》《象伝「澤の中に火のあるさまが、革である。君子は、これに則って、新たに暦を制定して、人々のその業務に励むべき時の定めを明らかにするのである。」
爻辞:初九(最下段の陽爻)は、革新の時のはじめ、まだその期が熟さぬから、黄牛の革(黄は中央の色、牛は従順の動物、革は堅固の物、従って中庸従順の徳を堅持するたとえ)でわが身を固く守らねばならぬ。《象伝:鞏(かた)むるに黄牛を用うというのは、まだなにかをしようとしてはならないということである。》/六二(下から2段目の陰爻)はすでに革むべき日に至ってこれを革める象、思い切って進んで事を断行しても、吉であって咎はない。《象伝:已日にしてこれを革むというのは、行って嘉(よ)い事が得られるということである。/九三(下から3段目の陽爻)は事に当っていささか早急に失しやすい。従って軽率に進めば凶であり、目的は真正であっても危険である。しかし革むべしという衆議が三度までまとまれば、事を断行しても人から孚(まこと)とされるであろう。《象伝:革言三度就ければ、もはや事を断行する以外にどうしようがあろう。/九四(最下段から4段目の陽爻)は位が不正なので本来は悔あるべきだが、陽剛の徳を以って事を革めようとするのだから、その悔も消え去るであろう。だから誠意をもって天命を革めるという大事業にあたれば、吉である。《象伝:天命を改めても吉だというのは、人々がその志の正当なことを信じてくれるからである。/九五(下から5段目の陽爻)天下を革新して大事業を完遂して立派な功績を挙げるべき名君の象。すなわちこのような大人は、虎が夏から秋に掛けて毛を抜け変わらせ、たちまちにしてその毛皮の美しさを増すのにも譬えられる。もはや改めて占うこともなく、人から孚とされるであろう。《象伝:大人虎変すというのは、その毛の文様(もよう)がさらに炳(あきら)かに輝くことである。/上六(最上段の陰爻)は革命成就の秋(とき)であるから、その事業に参与した君子――有位有徳の士人の功業は、豹の毛が秋になって美しく変るように輝かしい。また無位無徳の小人ならば面持ちを革めて、新しい君主のなすところに随従すべきである。ただし革命の事業は重大なことであるから、さらにそれをおしすすめてしばしば民生を疲労させることは凶である。じっとその成果を享受していれば、貞正で吉である。《象伝:君子豹変すというのは、その毛の文様が蔚然(うつぜん、草木の生える様子)として美しくなるということである。小人面を革むというのは、従順に新しい君に従うということである。

「革」の卦は、火、太陽、光明、文明、兵器、中女などを象徴する八卦「離」と、澤、水、少女、言説、悦びを象徴する八卦「兌」とから成っている。彖伝(たんでん)には、その水・火の関係の外に、少女・中女の関係によって「革」と名付けた理由を説いているが、少女・中女の関係はむしろ応用であって、水・火の関係がその主理由となっている。戦国時代には、五行相剋(ごぎょうそうこく)説というのがあって、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つので、火徳の周は水徳の秦に取って代わられたと言うように説かれていた。「革」の卦は、暗にその説を用いて「革」と名付け、また革命のあるべき道について示している。中国はいわゆる易姓(王朝が変ること)革命の国であったが、革命を肯定し、その道を説いている事は興味あることとされている。各爻辞はそれぞれの時・処・位における革命遂行の吉凶をおもに示しているのである。ここでいう革命とは、上代における政治に関する天命思想に基く思想であって、天意民心に応じて天命が革まると言うことであって、後世のいわゆる暴力革命の意味ではない。
臨時国会が始って、鳩山首相の施政方針演説続いて各党の代表質問、衆議院予算委員会、参議院予算委員会とテレビに釘付けになっている。若しかしたら腰痛も同じところに坐りっぱなしの所為かも知れない。最近は、四文字熟語を活用して、国会の質疑や答弁を行う事が流行しているようだ。
「君子豹変」について調べてみた。易経第49番目の卦(け)「革(離下兌上、澤火革)」にある(6番目の爻、最上段の陰爻)上六の爻辞にある『君子豹変、小人革面(君子豹変す、小人は面を革む)』とあるのが原典である。「革命成就の秋(とき)であるから、その事業に参与した君子――有位有徳の士人の功業は豹の毛が美しく変わるように輝かしい。無位無徳の小人ならば面持ちを改めて、新しい君主の為す所に随従すべきである」という意であって、俗に言われているように「すばやく変わること」ではない。
さらに、「革」の卦について調べてみた。
爻辞:初九(最下段の陽爻)は、革新の時のはじめ、まだその期が熟さぬから、黄牛の革(黄は中央の色、牛は従順の動物、革は堅固の物、従って中庸従順の徳を堅持するたとえ)でわが身を固く守らねばならぬ。《象伝:鞏(かた)むるに黄牛を用うというのは、まだなにかをしようとしてはならないということである。》/六二(下から2段目の陰爻)はすでに革むべき日に至ってこれを革める象、思い切って進んで事を断行しても、吉であって咎はない。《象伝:已日にしてこれを革むというのは、行って嘉(よ)い事が得られるということである。/九三(下から3段目の陽爻)は事に当っていささか早急に失しやすい。従って軽率に進めば凶であり、目的は真正であっても危険である。しかし革むべしという衆議が三度までまとまれば、事を断行しても人から孚(まこと)とされるであろう。《象伝:革言三度就ければ、もはや事を断行する以外にどうしようがあろう。/九四(最下段から4段目の陽爻)は位が不正なので本来は悔あるべきだが、陽剛の徳を以って事を革めようとするのだから、その悔も消え去るであろう。だから誠意をもって天命を革めるという大事業にあたれば、吉である。《象伝:天命を改めても吉だというのは、人々がその志の正当なことを信じてくれるからである。/九五(下から5段目の陽爻)天下を革新して大事業を完遂して立派な功績を挙げるべき名君の象。すなわちこのような大人は、虎が夏から秋に掛けて毛を抜け変わらせ、たちまちにしてその毛皮の美しさを増すのにも譬えられる。もはや改めて占うこともなく、人から孚とされるであろう。《象伝:大人虎変すというのは、その毛の文様(もよう)がさらに炳(あきら)かに輝くことである。/上六(最上段の陰爻)は革命成就の秋(とき)であるから、その事業に参与した君子――有位有徳の士人の功業は、豹の毛が秋になって美しく変るように輝かしい。また無位無徳の小人ならば面持ちを革めて、新しい君主のなすところに随従すべきである。ただし革命の事業は重大なことであるから、さらにそれをおしすすめてしばしば民生を疲労させることは凶である。じっとその成果を享受していれば、貞正で吉である。《象伝:君子豹変すというのは、その毛の文様が蔚然(うつぜん、草木の生える様子)として美しくなるということである。小人面を革むというのは、従順に新しい君に従うということである。
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