激しい怒号も飛び交った予算委員会2日目。/開始前から、立ち見で傍聴しようとする新人応援部隊をめぐり、与野党の場外乱闘が発生した。/町村元官房長官が「閣僚は黙っとけ! おい亀井! 閣僚が何だ!」と話すと、亀井郵政・金融担当相は「何の権限があるんだ、町村あたりに。何の権限が!」と言い返した。町村元官房長官は「委員長の指示に、あなたは従わないつもりかよ」と述べた。結局、立ち見を排除することになり、予算委員会は10分遅れでスタートした。
そのころ、次に質問に立つ石破政調会長は、直前まで質問の用紙をチェックしていた。/石破政調会長は、聞きたいことについて、「技術論じゃなくて、日本国憲法どうしますか? 何かやりたいことがあって総理になったんですか?」と述べた。/2人は、1986年初当選の同期。/予算委員会で、石破政調会長は「(わたしが防衛相時代は)政府としてこうであると、統一して発信した。/(今は)どこが国益だ、何が政治主導だ。みんながバラバラなことを言って、それは明らかに国益を損なっている」と閣内不一致を批判した。/これに対し、鳩山首相は「国内の世論、国際的な懸念が高まらないように努力していく中で、私の最終的な判断で決めさせていただきたい」と述べた。/この発言に、石破政調会長は「認識が甘いんじゃないですか。今、日米同盟が本当に危機にひんしている」と追撃した。/さらに、インド洋の給油問題で、鳩山首相は「私どもからすれば、もっとアフガニスタンの方々に喜ばれる別の活動があるのではないか」と述べた。/石破政調会長が「補給される相手側に聞いて、そのような発言をしたのか」と追及すると、鳩山首相は「聞く、聞かないというよりも、補給支援活動が年々減ってきているという事態を考えれば、結論が出せるのではないか」と述べた。
午後に質問に立ったのは、菅元総務相。/日本郵政社長に、小沢幹事長の盟友とされる斎藤元大蔵次官を起用した人事を批判した。/鳩山首相は「今回の斎藤人事。私どもの定義している役所によるあっせんではありません。官僚の天下り、渡りというものは、もう禁止しました」と反論した。/これに対し、菅元総務相は「私が不思議に思うのは、民主党の皆さんの中で、目立った反発がないということなんです」と述べ、この発言のあとに、「小沢が怖いんだよ」という声が聞かれた。etc.…
本日はここ2・3日の冷え込みも和らぎ、朝早く目覚めたので、午前5時30分――まだ暗いうちに徘徊に出掛けた。秋の朝焼けを見ながら桜橋を渡ると墨堤通りを北上、東白鬚公園に掛かるころには明るくなり始めた。公園の葉を落とした枯れ枝の間から、朝日を受けてキラキラ輝いている秋の白雲。西の空には、望を過ぎた月が掛かっている。水神大橋を渡り、隅田川沿いを南下して帰宅した。万歩計の持参を忘れたので記録無し。件の徘徊から9000~10000歩、6~6.5㎞か?
春の女は感傷に耽り、秋の男は悲傷に暮れるという。昨日は桜橋を渡り、遊歩道を通って明治通りへ。東白鬚公園を抜けて水神大橋を渡る。汐入公園からもうひとつの「さくら橋」を渡り、何時もの荒川区の遊歩道に出る。小春日和のポカポカ陽気に汗ばみながら、台東区の隅田川沿い遊歩道を南下して帰宅する。10723歩、6.9kmが昨日の記録。
「沈まぬ太陽」を観た所為か、日本航空(JAL)に関するニュースが気になる。日本航空は世界3位、国内最大の航空会社だが、深刻な経営難で今期の赤字額は5千億円に達する見込みだという。この1カ月間、前原誠司国土交通相の私的専門家チーム「JAL再生タスクフォース」が再建に取り組んでいたが、日航は資金繰りが悪化して11月中にも約2千億円が必要となり、「企業再生支援機構」に支援を要請することになったという。政府は国土交通省を中心とした対策本部を設け、日航の再建を全面支援するということだ。人員削減や、路線の廃止・減便、子会社の売却などリストラを進めるそうだが、問題となっているのが高い賃金と企業年金である。国民を納得させる公的資金の投入には、企業年金の給付水準引き下げが必要だが、それには現役社員や退職者の各3分の2以上の同意が必要でハードルは高い。世界的な経営環境の悪化もあるが、いい加減な経営や天下り官僚、やたらと空港を建設した政治家が招いた日航の経営危機なのではないか。最後は国民がツケを払うというのは納得がいかない。
NIKKEI NET に拠れば、《前原誠司国土交通相は30日の閣議後の記者会見で、国交省、内閣府など関係省庁で構成する「日本航空再建対策本部」を設置すると表明した。同日夕に国交省で初会合を開く。公的機関の企業再生支援機構が日航への支援を決定するまでの間、運航に支障が出ないような措置を協議する。つなぎ融資への政府保証、企業年金の減額などを検討する見通しだ。/国交相は会見で「再建途中に日航が飛び続けることが日本経済や地域の足にとって極めて重要。これにどう万全をつくすかが大事」と本部設置のねらいを説明した。国交相を本部長に内閣府、財務、総務、法務、厚生労働、経済産業の各省庁の副大臣で構成する。/国交相は「再建計画の実行にあたり様々な問題が出てくる。対策本部を中心に関係省庁と連絡を緊密に取る」と表明した。日航は11月中に2000億円規模のつなぎ融資が必要とされ、企業再生支援機構の支援決定は間に合わない。日本政策投資銀行など銀行団は政府保証を求めており、保証をどう付与するかが当面の焦点となりそうだ。(12:01) 》とある。
あらすじは、「国民航空の組合委員長の恩地(渡辺)は職場環境の改善に取り組んだ結果、海外に左遷。行天(三浦)の裏切りや家族と離ればなれの生活に耐え本社復帰を果たすが、未曽有の航空機墜落事故が起きる。遺族係になり悲劇と向き合う恩地は、国見新会長(石坂)のもとで再建を目指すが、会社の不正や癒着に直面する。」というもの。
詩 読み:世(よ)短(みじか)くして 意(い)は常(つね)に多(おお)し/斯(ここ)に人(ひと)久生(きゅうせい)を樂(よろこ)ぶ。/日月(にちげつ)辰(とき)に依(よ)って至(いた)れるに、/俗(ぞく)を 舉(あ)げて其の名を愛(あい)す。/露(つゆ)は淒(せい)として暄風(けんぷう)息(や)み、/氣(き)は澈(す)みて天象(てんしょう)明(あきら)かなり。/往燕(おうえん)遺影(いえい)無く、/来雁(らいがん)餘聲(よせい)有(あ)り。《訳:人生は短く悩みことばかり多い。そのため人間はだれしも永久に生きたいと思っている。九月九日という月日は毎年季節通りに巡ってくるのだが、それでも世間ではこぞってこの吉日を大事に思って菊酒を楽しむわけだ。この時季になると露はひんやりとして暖かい風も吹かなくなり、大気は澄んで空はくっきりと晴れ上がる。飛び立った燕はもはや影を留めず、飛んできた雁はあたりに声を響かせている。》//酒は能(よ)く百慮(ひゃくりょ)を祛(はら)い、菊(きく)は為(ため)に頽齡(たいれい)を制す。/如何(いか)んぞ蓬廬(ほうろ)の士(市)/空しく時運の傾くを視(み)るや。/塵爵(ぢんしゃく)に虚罍(きょらい)を恥じ、/寒華(かんか)は徒(いたづ)らに自(おのずから)ら榮(さか)ゆ。《訳:酒はもろもろの心配事を除き去るし、菊は年をとるのを抑えるという。あばら家の主よ、それなのにどうして時の過ぎ去るのを(酒杯を手にせず)そのまま見過ごしているのか。盃に埃がつもっているのをみて、空っぽの酒樽が恥ずかしく思う。眼前には秋の菊だけが徒に咲き誇っている。》//襟(えり)を歛(おさ)めて獨(ひと)り閒(しず)かに謠(うた)えば、/緬焉(めんえん)として深情(しんじょう)起(おこ)る。/棲遲(せいち)固(もと)より娯(たの)しみ多(おお)く、/淹留(えんりゅう)豈(あ)に成(な)る無(な)からんや。《訳:襟をかき合せてひとり静かに詩を作れば、はるかに感慨がこみ上げてくる。思うにこのような安らかな暮らしには、楽しさがいっぱいあるものだ。ここに長く留まっていれば、何とかならないでもあるまい。》
1964年に復活した生存者叙勲制度は当初から官僚機構にがっちりと組み込まれ、公益法人や天下りの仕組みと構造的に重なり合いながら根を下ろしてきた。老いた企業経営者たちが人生の総仕上げとして目指すのは、1ランクでも上の勲章なのだという。名誉欲にかられた彼らの足元を見透かし、政治家は票とカネの見返りに、官僚は業界の統制や天下り先の確保のために勲章の魔力をちらつかせてきた。「官僚支配の打破」や「天下りの根絶」を掲げて鳩山民主党新政権が発足したが、この叙勲秩序に新政権はどう向き合うつもりなのだろうか? あれほど勲章を毛嫌いしていた旧社会党のリーダーたちは、自・社・さ政権で閣僚に起用されるや、ごく当たり前の顔をして勲一等を受け取った。民主党の面々ならどうするんじゃろな?
ウェブの産経ニユースに拠れば、《自民党の谷垣禎一総裁は26日、鳩山首相の所信表明演説の際、衆院本会議場の民主党新人議員らが演説の節目節目で、一斉に拍手とともに「そうだ!」などと歓声をあげたことについて、「ヒトラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)がヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた」と皮肉った。国会内で記者団に語った。/大島理森幹事長も同日の記者会見で、「平成17年の郵政選挙後、小泉純一郎首相(当時)に若い自民党議員が拍手していたが、それ以上だった」と語った。/自民党は昨年8月、麻生太郎幹事長(当時)が勢力を増す民主党をナチス台頭になぞらえ、その後、釈明した経緯がある。(2009.10.26 22:15)》とある。
1955年以来ほぼ50年間独裁の自民党が何を仰るか! 拍手をした民主党議員は衆議院議員選挙で国民の過半数の得票を獲得して国会議員になった人たちと考えると国民がヒットラーを崇拝しているともとれる。健全野党として堂々と論戦を挑んで戴きたい思うのだが如何? まあ、いずれにしても大人気ないことではある。
国会でマニュフェストだからと言って何でもかでも軽々しく引き受けるのは、違約が多くて当てにならない。老子にも「軽諾は必ず信寡(すくな)し、多易(たい)は必ず難多し(第六十三)」とある。
昨土曜日の早朝、アフリカはスーダンに滞在中のEriちゃんにメールしておいた。
《Eriちゃんのブログ、隈なく読ませて頂いています。毎週、日曜日に書かれているようですね。
随分広い範囲で活躍しているようで、ほとほと感心していますが、病気になった記事など読むとやはり心配です。それに、時々ウェブのニュースでスーダンの報道なども検索するようになりました。
今朝も『2009.10.23 Web posted at: 12:16 JST Updated – CNN/(CNN) 国際赤十字委員会(ICRC)によると、スーダン西部の紛争地帯ダルフールで22日、ICRCの現地事務所スタッフのフランス人男性が武装グループに拉致された。/ICRCによると、男性はほかのスタッフとともに、チャド国境に近いアルジェネイナの北郊で水道施設の改良工事を手伝い、市内へ戻る途中だった。一行はICRCと明記された車に乗っていたという。/武装グループの正体は不明。ICRCは現地当局と協力して解放交渉に当たる構えだ。/ダルフールでは03年、政府軍とアラブ系民兵が黒人反政府勢力と衝突したのをきっかけに紛争が起き、これまでに推定30万人が死亡、300万人が難民、避難民となっている。』のような記事を見てはひとり心配しています。
昨日、福岡のお父さんからメールでEriちゃんのメールアドレスを知りましたので、早速メールするところです。今後とも、充分体に気をつけてご活躍下さい。》
本日日曜日夜に返信あり。曰く『節夫おじさん/ご無沙汰しております。ご連絡ありがとうございます。/実は母親がおじさんが作ってくださったブログ集をジュバまで送ってくれました。/すごくきれいに仕上がっていて驚きました。写真もきれいに印刷されていて… いい記念になります。/本当にありがとうございました。/ダルフール地区は、私のいるところからはかなり離れているので、全く影響はないのですが、やっぱり援助機関の関係者を狙った犯罪があると心配になりますよね。/ジュバ自体はテロもなく、外国人を狙った犯罪も少ないので、これまでは危ない目にあうこともなく平和に暮らしています。/おじさんの浅草日記も楽しませていただきました。秋の気配のある東京が懐かしいです。/こちらは夏真っ盛りで、これからもっと暑くなるらしく、想像がつかないです…/ブログの文章や写真もまだまだへたくそなのですが、少しずつよくしていければなと考えております。/また感想などお聞かせください!/年末には福岡で祖父母に会えるのをとても楽しみにしております。/ではまたご連絡差し上げますね。おばさんにもよろしくお伝えください。/失礼いたします。』
「霜が降りて、青く広い隅田川の秋の水は清く澄んでおり、そこに酒酔い気分で杖を手にでかけると、詩情がわいてきた。/黄ばんだ芦は半ば老いているので、吹く風にもなんとなく力が無く、白雁が空高く飛んでいくと、月が何か語りかけているようである。/松並木のもとには灯火の光がほのかに見え、孤廟が静かなたたずまいを見せ、靄の立ちこめる中に人の声が響いていて一船の行くのがわかる/(こうして澄んだ光景を見るにつけ)平生雲山深い所で清廉に生きたいという思いもまだ遂げることもできないので、せめてこの隅田川の水に自分の汚れている冠の紐(俗世で汚れた心)でも濯(あら)い清めたいものである。」
平野博文官房長官は15日の記者会見で、26日召集予定の臨時国会を控え、各府省の国会担当の官僚に与野党議員への「質問取り」を指示していたことを明らかにした。鳩山政権は「脱官僚依存」を掲げ、国会論戦も政治主導で進める方針を示してきたので、自民党政権で行われてきた官僚による事前の「質問取り」は、「脱官僚依存」に矛盾するのではないかとの指摘もある。これに対し、平野長官は会見で「あくまで答弁は政治家がする。矛盾することにはならない」と強調。質問取りに関し、「政務官的なスタッフや政務官自らが質問を取るのが理想」としながらも、当面は官僚に当たらせる方針を示した。鳩山由紀夫首相も15日夕、首相官邸で記者団に対し、「官僚にそれぐらいの手伝いをしてもらうのはあり得る話だ」と語っていた。
小泉内閣で郵政民営化を推し進めた元総務大臣で、現在、慶應義塾大学の教授を務める竹中平蔵氏は、21日夜のNHKとのインタビューで、「日本郵政」の新しい社長に元大蔵事務次官の斎藤次郎氏が内定したことについて、民主党が掲げる「脱官僚依存」に大きな偽りがあると、厳しく批判していた。この中で、竹中氏は「新しい社長は、旧大蔵省から民間企業に天下りし、今度は実質的な国有機関に移ることで、『わたり』を行っていることになる。民主党が掲げる『脱・官僚』に大きな偽りがある」と述べ、日本郵政の新しい社長に元大蔵官僚の斎藤氏を起用することを厳しく批判した。そのうえで、竹中氏は、鳩山政権が20日に郵政民営化の見直しを閣議決定したことについて、「郵便と貯金の全国一律サービスは、民営化後も提供されており、今のままで問題はない。日本郵政を実質的に再び国有化することになるため、効率化が図れずに巨額の赤字が出て、結局、国民の負担が増すことになる」と述べ、政府の方針を批判していた。
26日から始る臨時国会で、野党は徹底批判するだろう。亀さんの独断専行が、民主党の足を引っ張ることにならなければ好いが…
sechin@nethome.ne.jp です。
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