普天間移設に関するウェブニュースより。
普天間、難点だらけ乱立移設案…県内も国外も ―― 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題で、鳩山首相は4日、3月中の意見集約に向けて調整を加速させる方針を表明した。/だが、政府・与党で浮上している案は、地元と米国の合意形成が困難視されるものばかりだ。
◆沖縄県内◆
「(政府は)何をやろうとしているのか」。沖縄県の仲井真弘多知事は4日、那覇市内で、県内移設案が次々と出てくる現状への不満を記者団にぶちまけた。/同日上京した知事は、平野官房長官と電話で会談し、政府内の現在の検討状況の説明と面談を求めた。だが、長官は、2日のルース駐日米大使との会談の詳細は語らず、知事と直接面談することも日程調整がつかないと返答。日米交渉がすでに微妙な時期に入っていることをうかがわせた。/陸上部案は、500メートル級、あるいは1500メートル級の滑走路を米軍キャンプ・シュワブ(名護市など)内に建設し、海兵隊のヘリ発着訓練を国内の島や自衛隊施設などに移転する計画だ。/しかし、陸上部案はシュワブの沿岸部(名護市辺野古)に建設する現行案と比べ、住宅地に滑走路が近づき、騒音や事故の危険性が高まる。地元の辺野古地区の代表は2月下旬、受け入れ反対を表明。米軍にとっても、シュワブ内での射撃訓練に支障が生じるため、2005年の日米協議で、米側はこの案を拒否した。/陸上部案とともに、国民新党が政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提示する米軍嘉手納基地(嘉手納町など)への統合案も、有事の際に米本土などから飛来するヘリや戦闘機を運用できる滑走路が減ることになり、米側は拒否している。/米軍キャンプ・ハンセン(金武町(きんちょう)など)や米軍ホワイトビーチ(うるま市)沖なども挙がるが、いずれも過去の日米協議で消えた。
◆県外・国外◆
一方、社民党では福島党首が中心となり、米領グアムなどへの国外移転を主張。さらに、自衛隊大村航空基地(長崎県)など、沖縄県外への移転案がある。重野幹事長は4日の与党幹事長会談で、「議論を尽くすべきだ」と訴え、移設先決定の加速化をけん制した。しかし、米側は海兵隊の即応性を維持するためには沖縄の陸上部隊とヘリ部隊が一体であることが不可欠だとしており、県外、国外移転に応じる可能性は極めて低い。/平野官房長官や北沢防衛相が関心を持つとされる徳之島(鹿児島県)への移設・訓練移転案も、徳之島町長は住民投票で受け入れを諮る可能性に含みを持たせるが、反対論が大勢を占めているとみられる。/一方、米国は、5月までは日本側の動きを見守る構えだ。ただ、新たな案がまとまっても、「議論には応じるが、現行案が最善の道だ」(キャンベル国務次官補)との立場は崩さないとみられ、日米双方で「普天間の現状維持やむなし」との声が広がりつつある。 (2010年3月5日08時47分 読売新聞)
横浜のIN氏からクロネコメール便が届いた。読売新聞連載の「草原の風」(第12~31回)のコピーと添え書の通信文が同封されていた。添え書に曰く「前略 毎日、元気に淺草を渉猟しておられることと思います。/昨日、電話で御意を伺いましたが、わたしの好きな中国小説の作家・宮城谷昌光氏の新作「草原の風」の冒頭部分をコピーでお送りして見ます。(中略)君に、この小説を読んでみてもらいたかったのは、二つの理由があります。/ひとつはルビを多用してあること。わたしは君から頂戴する刊行物のルビにどんなに助けられているか分かりません。ルビがあれば、自信を持って先に読み進められるからです。/この漢字はなんと読むのか自信を持って再確認しながら、先に読み進められる安心感は、やはりルビの有無によるところが大きいと思っています。/もうひとつは、新聞、雑誌、週刊誌などの連載小説は挿絵がなかなかおもしろいということを味わってもらおうという気持ちからです。/本文そのものは、何れ単行本になって一気に読むことができますが挿絵はどういうわけか、単行本には載らないのです。/今回の原田維夫(つなお)氏は長年、宮城谷氏とコンビを組む版画家ですが、この版画の筆致が動きがあって、雄渾でいい。例えば26回、27回のように馬車が宙を跳んで駆けるというような場合の挿絵は面白いとおもいます。(後略)/いろいろ書きましたが、本便の目的は、『草原の風』の初めの部分(不完全コピー)をお送りする添え状なのです。悪しからず。/草々」
早や今日は雛祭り。午前5時20分朝の徘徊に出掛ける。隅田公園内で万歩計の調整。100歩歩いては万歩計の標示を照合。同じことを3回繰り返す。空が白む頃は靄がかかり霞んでいたが、帰り道桜橋手前でご来光。どうやら今日は晴れるらしい。
朝食後、5月の九州旅行のスケジュールを相談にJTB(Japan Tourist Bureau)まで出かけたが、水曜日は定休日ということ。明日また来ることにして、隅田公園を抜けて帰宅した。花川戸辺りでは早咲きの「おおかんざくら」が開いていた。
今朝のウェブ産経ニュースの「鳩山ぶら下がり」から。
【鳩山ぶら下がり】「小沢氏と疎遠じゃないと示すこと大事」(2日夜) ―― 鳩山由紀夫首相は2日夜、民主党の小沢一郎幹事長との会談について「メディアが幹事長と私が遠いんじゃないかみたいに話してるでしょ。そうではないと実際に示すことが大事だ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。
【平成22年度予算案衆院通過】
―― 先ほど来年度予算案が衆院を通過した。首相はこれまでまずは予算を成立させることが大事だとおっしゃってきたが、予算の年度内成立のめどが立った今、総理が次に重点を置いて取り組むことは何か
「まだその質問は気が早いんじゃないでしょうか。まだようやく衆議院を通過したということでありまして、これから参議院があります。まだ半分が過ぎたということでありましてね、年度内を目指してこれからは努力をするということではありますが、そんな簡単な話ではないと、そのように思っております。ですから、まずは予算を参議院でもしっかりと議論して上げるというのが今、私の頭のすべてです」「そうは言いながら、もし、その質問に答えるとすれば、これからさらに関連法案もありますしね、上げなければならない法案が衆議院にもまだたくさんあります。そういったものをしっかりと議論して上げていくということが大事じゃないでしょうか。さらには(米軍)普天間(飛行場移設問題)をはじめとする議論も、あと5月末までですと、3カ月ですから。しっかりと進めていかなきゃならんとは思います」
【小沢氏との会談】
―― 首相はきょう民主党の小沢一郎幹事長と会談した。首相が要請しての会談だったということだが、どのような話をして、首相からどのような指示を出したか
「はい。私はですね、まず、幹事長と私、やはりこれからはさらに頻繁に会いましょうと。昼でも夜でもということでありますが、そういうことを申し合わせました。それから大事なこととすれば、1つは特に公明党との間の、党首討論で私が約束をした与野党の政治とカネに関する、いわゆる政治資金の問題での与野党の協議会を作ろうということで、そのことは約束をしたんで、ぜひできるだけ早く作るために、党として努力をお願いしたいということを申し上げました。分かりましたと、早速やりましょうということでありました。幹事長レベルで打ち合わせていただけるのではないかと、そのように思います。それが1つと」「それから、これは党と政府との間の政策の意見交換が、これは政務三役が忙しすぎるみたいな話も一つはあるんだろうと思いますが、必ずしもスムーズでなかった部分があるということで、これはコアメンバーなども含めて、これはメンバーは、お互いに政府と、それから党の間で、出し合いながらですね、きちっと今まで以上に効果的に政策会議を運営していこうではないかということになりました」「それが1つと、もう1つは、マニフェスト(政権公約)をそろそろ、まずは検証しなきゃいかんと。検証しながら策定をするというための委員会をつくろうじゃないですかということを申し上げたところです。結構だということで、私がまずはそのトップになって、あとは政府と民主党それぞれからですね、しかるべきメンバーが入って、マニフェストの議論をスタートさせようということになりました」「あと参議院の選挙が半年足らずでありますから、そのことに関して選対本部を立ち上げたり、あるいは参議院の候補者の擁立の議論というものをいただいたところです。大体そんなところだと思います」
―― きょうの小沢幹事長との会談だが、首相は以前、民主党の役員会など党のことは幹事長に任せていると。一元化という話をしていたが…
「役員会?」
―― 役員会に首相は出席しないで、党のことは小沢さんに任せ、政府のことは私とおっしゃっていたが、改めてこの局面で小沢幹事長と昼も夜も会いましょうと。小沢さんのほうも毎日でもいいと答えたらしいが
「そうだったかな…」
―― そのように内外に連携をアピールする形になった首相の真意は
「うん。これはメディアのみなさんがね、幹事長と私が遠いんじゃないかみたいにね。えへ。なんか、話してるでしょ?そうではないですよということでありますから、それを実際に示すことが大事じゃないでしょうかと。時間が短くても例えば政府と民主党との連絡会議も頻繁にやろうじゃないかということになりましたし、また、私がたとえば常幹(常任幹事会)とかですね、あるいは役員会に必要な時にですね、たとえば、予算が完全に上がったときとかですね、あるいは選対本部を開くときとか、そういう節目、節目のときに、役員会などにも私も出向くというようなことも申したところであります」「まあ、党と政府との間、お互いに忙しいということがあるんですが、より、もっと、風通しを良くしようじゃないかということです」
【公明党】
―― 政治資金に関する与野党協議は公明党との約束とおっしゃったが、公明党が先日介護について提言したことについて協議したり、それに限らず公明党との連携、協力についてきょうは議題に上ったか
「きょうは介護の話はしませんでした。公明党さんからこの政治とカネの話で与野党の協議会という設置の話があると。これはやはり急いでやった方がいいということで申し上げたのであって、公明党さんとの話はそれだけです」
【政策会議】
―― 小沢幹事長との話の中で政策会議のあり方について話が出たということだが、首相ご自身としては党からの不満解消のためには何が必要と思うか
「幹事長からはですね、これは副大臣が招集をするという形になっていると。それはわかるけれども、大臣もたまには顔を出してね。たとえば最初のときとかですね、何をこういうようにやりたいというようなときは大臣も姿を見せてほしいと。やはり党のほうにもシニアのメンバーがかなりいますから、そういう意味ではですね、大臣の顔を見せてもらいたいというのが1つありました」「それからやはり、私の方から申し上げて、結論が、それならば合同会議みたいなことをやろうじゃないかと。すなわち、各省にまたがるテーマがいろいろあるものですから、そういうものに対して議論する場がないというところが、特にわれわれとすれば閣僚委員会というものがあるんですけれども、その閣僚委員会にふさわしい形の党が意見を述べる場所がないということでしたから、これは合同の会議を開けばいいではないかということになりまして、その方向で党のみなさん方がより自由にですね、幅広いテーマでも意見交換をできる場を作ることになりました」
【永住外国人地方参政権】
―― 永住外国人の地方参政権(選挙権)について、きょう小沢幹事長がぶら下がりで政府に聞いてくれとおっしゃっていたが、きょうの会談では外国人参政権について小沢さんとどのような話をしたか。また、今後政府として今国会で政府として提出する考えはあるか
「はい。この永住外国人の地方参政権。選挙権の件でありますが、その件に関して若干お話をしました。私の方から、遅れていますと。しかし、これは今、特に与党の中で必ずしも意見がまとまっていないんですという話をしました。そこで、与党の中でしっかりとまずすり合わせをすることが大事だなと。時間がかかってもこれは特に自分としては大事なテーマだと思うというふうに幹事長も申してですね、それならばという、それならばというか、私どもとしても今、議論をしている最中なんですけれども、政府として今、意見を集約をする段階で、必ずしも与党の中でのすり合わせができていないところをですね、これからしっかりやっていこうではないかということになりました」 (産経ニュース、2010.3.2 22:31)
政治の方は冬季オリンピックの報道でお留守になっている間に、風向きが少し変わってきたようにも思える。本日のウェブニュースから。
午前5時30分。まだ真っ暗の言問橋を渡り、水戸街道を北上。四つ木橋南で鐘ヶ淵通りに入る。東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅辺りで辺りが明るくなる。墨堤通りを横切って、水神大橋を渡り、荒川区の隅田川遊歩道を南下。周りは春の霞で、東京スカイツリーも遠くにぼやけて見える。明治通りを横切り件の剃刀堤防が続く台東区の落書き通りを南下、帰宅する。
公明党が鳩山政権ににじり寄り 首相も秋波 露骨な自民離れ ―― 公明党の山口那津男代表は24日、鳩山由紀夫首相と首相官邸で会談し、介護施設待機者解消や、低年金・低所得者の利用者負担の見直しなど12項目の政策提言「新・介護公明ビジョン」を提出した。公明党は“野党暮らし”に焦りを募らせているようで、自民党をジワジワと遠ざけ、政府・与党ににじり寄る姿勢が鮮明になってきた。/「われわれが調査結果をもとに政策提言にまとめました。お渡しします」/山口氏がやや緊張気味に提言を差し出すと、首相は「大いに参考にしたい。具体的な内容を早速検討するよう厚生労働省に促したい」とにこやかに応じ、速やかに長妻昭厚生労働相を呼んで検討を指示した。/山口氏の政治資金規正法改正に向けた与野党協議機関設置の求めにも、首相は「民主党として早急に立ち上げたい」と応じた。/首相の思わせぶりな態度に山口氏は大喜び。その後の記者会見では、他の政策課題についても「政府から呼びかけがあれば、積極的に対応したい」と述べ、鳩山政権への協力姿勢をアピールした。/「福祉の党」を掲げる公明党は、社会保障政策で「大きな政府」志向が強く、自民党より民主党に近いといわれてきた。党内人事では民主党の小沢一郎幹事長に近いとされる市川雄一元書記長を常任顧問に起用するなど「民主党シフト」を取りつつあり、今回のトップ会談もその一環との見方は強い。/今回の政策提言でも、自公政権で平成24年3月の廃止方針を決めていた介護療養型医療施設を「倍増」と明記するなど自民党離れは露骨になっている。山口氏は、自民党の審議拒否戦術を「審議に応じないのは国民の期待に反するのではないか」と批判してみせた。/公明党は18日には、みんなの党と公務員制度改革や地域主権型道州制の導入で政策協議を行うことで一致した。みんなの党と足並みをそろえ、「改革の党」をアピールし、第3勢力としての存在を高めたいとの思惑も透けてみえる。 (産経ニュース、2010.2.24 21:53)
自民党は一体何を遣っているのだろう。民主党も出口は見えないが、自民党の内部は全然意見が定まっていない。まあ、情勢はなるようにしかなるまい。こんな爺がやきもきすることもあるまい。今日のウェブニュースから。
自民、衆院は審議拒否でも参院では出席 不満公然化 ―― 衆院で審議拒否を続ける自民党が24日、午後からの参院での審議に応じ、衆参で対応が割れた。参院側では審議拒否方針を決めた執行部への不満が公然化。衆院で自民党欠席のまま新年度予算案や法案が通過した場合でも、参院では審議に応じるべきだとの主張が強まっている。/衆院では24日午前、子ども手当法案が審議入りした厚生労働など7委員会が自民党だけ欠席で開会した。予算委では採決の前提となる中央公聴会が開かれた。一方、参院では午後から政府開発援助特別委員会と少子高齢化・共生社会など三つの調査会で参考人質疑があり、自民党も出席した。/自民党執行部は「政治とカネ」の問題で、民主党が小沢一郎幹事長の証人喚問などに応じなければ審議拒否を続けるとしているが、同党は「ゼロ回答」。自民党の参院側からは「審議拒否は与党には蛙(かえる)の面に小便で、あまり値打ちがない」(谷川秀善・参院幹事長)として、参院独自で今後の予算案などの審議にも応じる動きが出ている。/民主党は24日の衆院議院運営委員会理事会で、高校無償化法案を25日の本会議で審議入りさせることを決める方針。これに対し、自民、公明両党は、小沢氏の元秘書である石川知裕衆院議員の辞職勧告決議案を採決すべきだなどとして反対している。 (asahi.com、2010年2月24日15時2分)
昨夜は眠れず、今朝は5時半頃から隅田川べりを徘徊。水神大橋辺りで漸く白んでくる。右手に朝焼け空を望みながら隅田川沿いの遊歩道を南下する。何処となく春の兆しが感じられるようになった。東京スカイツリーは300mを超えたそうだ。朝焼けの中のスカイツリーを見やりながら帰宅した。
屋外プール脇のハクモクレンの花芽が膨らんでもうすぐ開きそうだ。
自民党は相も変わらず「政治と金」を盾にして予算案の一般質疑を欠席して審議拒否をしている。まあ、これでは政治への関心も薄れて、どうにでもなれという気持ちになってしまう。
テレビも新聞もオリンピック一色のようだが、騒ぐ割には日本選手の活躍はさほどでもない。まあ半分空しさを感じている。
今朝のウェブニュースから
sechin@nethome.ne.jp です。
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