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イチローが引退発表 「現役生活に終止符を打つ」 ―― 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、現役引退を発表した。同日に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ第2戦後に記者会見し、「きょうのゲームを最後に日本で9年、米国で19年目だった現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と語った。
マリナーズのユニホーム姿で会見場に現れたイチローは「最後にこのユニホームを着てこの日を迎えられたことをたいへん幸せに感じている」と感慨に浸った。
2018年5月にマリナーズの会長付特別補佐に就任し、練習を続けながら現役復帰を目指した今季は、マイナー契約の招待選手としてキャンプに臨んだ。だが、深刻な打撃不振に陥り、来日前のオープン戦から24打席連続無安打のままシーズン開幕を迎えていた。
引退を決断したのは、来日前の春のキャンプ終盤だったという。「もともと東京ドームでプレーするところまでが契約上の予定だったが、キャンプ終盤でも結果が出ずにその(球団の)決断を覆すことができなかった」と語った。
21日のアスレチックス戦は20日に続き、9番右翼で先発出場。4打数無安打で8回途中の守備で交代した。「やっぱりヒット1本打ちたかったし、(ファンの期待に)応えたかった。結果を残して最後を迎えたら一番いいなと思っていた」と残念がった。
それでも試合が終わっても東京ドームを埋めた観衆の多くが球場にとどまり、コンサートのアンコールのように「イチロー」と絶叫した。「あの出来事、あんなもの見せられたら後悔などあろうはずがありません」と素直に喜びを表現した。
愛工大名電高から1992年にドラフト4位でオリックス入団。日本プロ野球史上初のシーズン200安打を達成した94年から7年連続の首位打者に輝いた。
マリナーズに移籍した01年には242安打を放って首位打者と盗塁王を獲得し、ア・リーグ最優秀選手と新人王にも輝いた。04年に262安打で大リーグのシーズン最多安打記録を更新するなど、大リーグデビューから10年連続で200安打をマークした。12年7月にトレードでヤンキースへ移籍し、15年からはマーリンズでプレー。18年にマリナーズに復帰した。
16年6月に日米通算で大リーグ記録の4256安打を上回り、歴代22位となる通算3089安打を放った。日米通算ではピート・ローズ氏の大リーグ記録4256安打を上回る4367安打をマークした。
日本代表として06年と09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場。09年決勝の韓国戦で延長十回に決勝適時打を放つなど、日本の大会2連覇に大きく貢献した。
不断の努力を重ね、周囲の評価を覆すだけの結果を残し続けてきた28年に及ぶプロ生活。貫いてきたのは「野球のことを愛したこと」と語った。自身に憧れる野球少年に向けては「夢中になれるものを見つけられればエネルギーを注げる。そういうものが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。いろんなことにトライして、自分の好きなものを見つけてほしい」と、45歳はメッセージを送った。 〔日本経済新聞 2019/3/21 23:45 (2019/3/22 1:10更新)〕
大相撲 貴景勝4敗目 大関昇進へ痛い黒星 ―― 大相撲春場所は12日目、大関昇進がかかる関脇 貴景勝は大関 豪栄道にはたき込みで敗れ、4敗目を喫しました。今場所初めて連敗の貴景勝は、8勝4敗となりました。
中入り後の勝敗です。
▼豊ノ島に十両の炎鵬は、炎鵬が押し出しで勝ちました。
▼石浦に友風は、友風が押し出し。
▼輝に琴恵光は、輝が寄り切りで勝って勝ち越しを決めました。
▼嘉風に豊山は、嘉風がはたき込みで9勝目。
▼明生に千代翔馬は、明生が寄り倒しで勝ち越し。明生は幕内では3場所続けての勝ち越しです。
▼勢に大翔鵬は、大翔鵬が上手投げ。
▼竜電に碧山は、碧山が引き落としで勝って10勝目、2敗を守りました。
▼宝富士に矢後は、宝富士が寄り切り。敗れた矢後は負け越しです。
▼松鳳山に隠岐の海は、隠岐の海が寄り切り。
▼阿炎に照強は、阿炎がはたき込み。
▼琴奨菊に千代大龍は琴奨菊が突き落としで、2敗を守りました。
▼阿武咲に佐田の海は、阿武咲が押し出し。
▼逸ノ城に朝乃山は、逸ノ城が上手投げで11勝目、1敗を守りました。
▼栃煌山に大栄翔は、大栄翔が突き落とし。
▼正代に魁聖は、魁聖が寄り切りで2勝目を挙げました。
▼妙義龍に小結 御嶽海は妙義龍が寄り切り。
▼新小結 北勝富士に錦木は、北勝富士が押し出し。
▼関脇 玉鷲に遠藤は、玉鷲が押し出し。敗れた遠藤は負け越しです。
▼大関 豪栄道に関脇 貴景勝は豪栄道がはたき込みで2敗を守りました。貴景勝は、先場所敗れた豪栄道に2場所続けて黒星を喫し、8勝4敗となりました。大関との対戦が含まれる残り3日間の取組で、まずは勝ち星が求められます。
▼角番の大関 栃ノ心にに横綱 白鵬は、白鵬が寄り切りでただ1人、12連勝です。敗れた栃ノ心は6敗目です。
▼横綱 鶴竜に大関 高安は高安が上手投げで2敗を守りました。鶴竜は3敗目を喫しました。
大相撲春場所は12日目を終えて全勝が横綱 白鵬、1敗で平幕の逸ノ城、2敗で大関の高安と豪栄道、平幕の碧山と琴奨菊が追う展開です。
貴景勝「しっかり準備し頑張りたい」
9敗となった豊ノ島は「正直、立ち合いが全然できていなかった。相手のパターンがいろいろあり考えすぎた。こんなに立ち合いでいろいろと考えたのは初めてだ。勝っても負けても納得する相撲を取らないといけない」と話していました。
5場所ぶりの勝ち越しを決めた輝は「流れがよかった。しっかり落ち着いて相撲を取れた。勝ち越しが本当に久しぶりなのですごくうれしいです。悪いところを修正できたのがよかった。また、きょうみたいに自分らしい相撲を取れればいいと思う」と淡々と話していました。
勝ち越しを決めた明生は「立ち合いがよかった。相手に変化をされても足が動いていれば大丈夫だと思っていた。毎日、一生懸命やっているのでよかった。気持ちも強くなってきているし、もっともっと努力をして細かいところを見直していけば、番付の上位で相撲を取れると思う」と話していました。
2敗を守った碧山は「相手の動きを見て。毎日変わらず落ち着いて相撲を取っている。負けても相撲は悪くなかったし、まだ3日ある。1日、1日、集中して自分の相撲を取るだけだ」と話していました。
2敗を守った琴奨菊は「圧力がしっかり効いている。準備がきちんとできていて相撲自体は欲なくできている感じがする。好調の要因は、やはり準備なのかな。勝ち星は意識しない。一番、一番、相撲を取るだけだ」とじょう舌でした。
1敗を守った逸ノ城は、報道陣の「今場所はどこがいい?」という質問に対して「難しいですね」と話したうえで、大きな声援が送られていることについては「いいんじゃないですか。見てくれているんだな」と落ち着いた様子で話していました。
2敗を守った大関 豪栄道は「立ち合いがよかった。先手を取られると相手のペースになるので、当たり負けしないことだけを意識して、そのあとは流れで体が動いた。注目される中で相撲を取れるのは、うれしいことだしやりがいがある。まだまだ若手には負けていられない。優勝の可能性を考えてもしょうがない。勝つしかないので一番、一番集中してやるだけ」と淡々と話していました。
4敗となった貴景勝は「大事になるのは精神面ですね。しっかり準備して頑張りたいと思います」と時折、遠くを見つめながらことばを絞り出すようにして話していました。
ただ1人全勝の横綱 白鵬は「上手を切ったり、タイミング、うまさで上回った」と相撲内容を自賛し、残り3日間に向けては、「また頑張ります」と気を引き締めていました。
6敗となった大関 栃ノ心は、報道陣の質問に対してしばらく無言が続いたあと、「しょうがない。あすから頑張ります」と涙を流しながら話しました。
2敗を守った大関 高安は「すぐに動けました。自分なりの相撲、前に出る相撲を取りたい。あと3日間、自分の相撲を取りたいと思います」と心境を話しました。
3敗目を喫した横綱 鶴竜は「しっかりと気持ちを切り替えて15日間を取りきることが大事だ」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年3月21日 22時02分)
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大相撲春場所11日目 貴景勝が白鵬に敗れ3敗目 ―― 大相撲春場所は11日目、大関昇進がかかる関脇貴景勝は、横綱白鵬に上手投げで敗れ3敗目を喫しました。
中入り後の勝敗です。
▼十両の大奄美に琴恵光は、大奄美が上手投げで勝ちました。
▼照強に千代翔馬は、照強が寄り切り。
▼豊ノ島に輝は、輝がはたき込み。敗れた豊ノ島は負け越しが決まりました。
▼大翔鵬に明生は、明生が寄り切り。
▼豊山に矢後は、矢後がはたき込み。この一番では、矢後が豊山のまげをつかんだのではないかとして物言いがつきましたが、軍配どおり矢後が勝ちました。豊山は負け越しです。
▼佐田の海に友風は、友風がはたき込み。佐田の海、負け越しが決まりました。
▼石浦に琴奨菊は、琴奨菊が押し出しで勝って2敗を守りました。
▼朝乃山に竜電は、竜電が寄り切り。竜電はおよそ1分の相撲を制して勝ち越しを決めました。
▼松鳳山に阿炎は、阿炎が突き出し。
▼隠岐の海に勢は、隠岐の海が小手投げ。
▼嘉風に阿武咲は、嘉風がはたき込み。幕内最年長、37歳の嘉風は勝ち越しを決めました。
▼碧山に逸ノ城の1敗どうしの一番は、逸ノ城がはたき込み。敗れた碧山は2敗に後退です。
▼栃煌山に宝富士は、宝富士が寄り切り。
▼正代に妙義龍は、正代が押し出し。
▼魁聖に錦木は、錦木が引き落とし。
▼遠藤に新小結北勝富士は、遠藤が押し出し。北勝富士は負け越しが決まりました。
▼小結御嶽海に大栄翔は、御嶽海が押し出し。
▼高安に栃ノ心の大関どうしの対戦は、高安が突き落としで2敗を守りました。角番の栃ノ心は5敗目です。
▼千代大龍に大関豪栄道は、豪栄道が押し出しで2敗を守りました。
▼関脇玉鷲に横綱鶴竜は、物言いがつきましたが行司軍配どおり、鶴竜が引き落としで勝って2敗を守りました。
▼横綱白鵬に関脇貴景勝は、白鵬が上手投げで勝ってただ1人、11連勝です。貴景勝は3敗目を喫しました。
大相撲春場所は11日目を終え、全勝が横綱白鵬ただ1人、1敗で平幕の逸ノ城が追う展開です。
白鵬「相手の突き押しはしっかり見えていた」
負け越しが決まった豊ノ島は「悔しい。残り4番、全部勝てば幕内残留もある。相撲人生が長いから何度も負け越しをしている。次に生かせるようにここで気持ちを切らさずにいきたい」と残念そうでした。
9勝目を挙げた琴奨菊は「まず、ふたけた白星ですね。ただ相手と白星を意識すると疲れてしまうので、自分の相撲だけ考えたい」と笑顔を見せていました。
勝ち越しを決めた竜電は「粘り強くいけた。11日目での勝ち越しはうれしいですね。稽古はしっかりやってきた。積み重ねなので、これからもしっかりやっていきたい」とほっとした様子でした。
1敗を守った逸ノ城は「思いどおり前に前に出て取ることができてよかった。あと4日間、あしたの一番にも集中して、場所が終わるまで集中したい」といつもどおり淡々と話していました。
2敗目を喫した碧山は「最後は相手が重かった。またあした」と切り替えていました。
37歳で勝ち越しを決めた嘉風は「得意な相手ではなかったが、体の反応はいいと思うで、きのうと同じように反応に任せていった。あまり勝ち負けは気にしていない。うまくいかない時があるからうまくいく時がうれしい。原因が分かればいいが、答えは一生出ないんじゃないかな。相撲の奥が深くて37歳になっても相撲のことが分からない。好きだから続けている」と話していました。
2敗を守った大関 高安は「落ち着いて前に出ました。しっかりと落ち着いて相撲を取ることができました。緊張感はありますが、肩の力を抜いて落ち着いてできています」と心境を話しました。
21日の横綱 鶴竜との一番に向けては「きょうと同じように自分の相撲がしっかりできれば勝ちにつながると思います」と話していました。
5敗目を喫した大関 栃ノ心は「結果を出さないとだめでしょう」と悔しそうでした。
2敗を守った大関 豪栄道は「下から攻めることができたのでよかった。立ち合いの踏み込みがよかったので流れもね。残りを集中してやるだけだ」と話し、21日の貴景勝との一番に向けては「しっかり自分の相撲をしたい」と意気込みを話しました。
2敗を守った鶴竜は「きのう立ち合いを失敗したので、立ち合いに集中していった。体は動いていたのでね。変な迷いがないようにしっかりと自分の相撲に集中してやりたい」と話していました。
3敗目を喫した貴景勝は「自分なりには力を出し尽くした。まあ勝たないと何の意味もない。そう簡単にいかないですからね。簡単にいかないことは、じゅうじゅう分かっているし、その中で勝負していきたい。あすに向かって、精神を作り直すことが大事だ」と珍しく悔しさをにじませていました。
ただ1人全勝の横綱 白鵬は「きのうから上位戦で気を引き締めていこうというのがありましたから。相手の突き押しは、間を取りながらしっかり見えていた」と振り返りました。
20日の激しい相撲については「若いころ、あのような相撲はよく稽古で取っていて、ずっとやってましたから。激しいとは思っていない」と話していました。
大関昇進がかかる貴景勝については「まだ場所は終わっていないが、場所前の有言実行、ちょっと邪魔をしてやろうかな」と話していました。
(NHK WEB NEWS 2019年3月20日 18時52分)
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大相撲春場所10日目 貴景勝が横綱 鶴竜に勝って勝ち越し ―― 大相撲春場所は10日目、大関昇進がかかる関脇 貴景勝は、横綱 鶴竜に引き落としで勝って勝ち越しを決めました。貴景勝は10日間を終え8勝2敗として終盤戦に入ります。
中入り後の勝敗です。
▼十両の千代丸に大翔鵬は、千代丸が引き落としで勝ちました。
▼千代翔馬に友風は、千代翔馬が押し倒し。
▼輝に照強は、輝が押し出し。敗れた照強は負け越しです。
▼琴恵光に竜電は、竜電が寄り切り。
▼明生に豊山は、明生が押し出し。
▼矢後に豊ノ島は、豊ノ島が寄り切りで勝ちました。
▼勢に嘉風は、嘉風が寄り切り。
▼石浦に朝乃山は、朝乃山がはたき込み。
▼松鳳山に碧山は、碧山が押し倒しで1敗を守りました。
▼阿炎に佐田の海は、阿炎が突き出し。
▼宝富士に千代大龍は千代大龍が突き落とし。
▼阿武咲に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切りで勝って勝ち越しを決めました。
▼隠岐の海に栃煌山は、栃煌山が肩すかし。
▼正代に錦木は、正代が寄り切りで今場所、初白星です。
▼妙義龍に魁聖は、妙義龍が寄り切り。
▼遠藤に小結 御嶽海は御嶽海が押し出し。
▼新小結 北勝富士に大栄翔は、大栄翔がはたき込み。
▼豪栄道に栃ノ心の大関どうしの対戦は、豪栄道が上手ひねりで勝ち越しを決めました。
▼逸ノ城に大関 高安は逸ノ城が突き落としで1敗を守りました。高安は2敗目です。
▼関脇 玉鷲に横綱 白鵬は、白鵬が突き落とし。白鵬は、相手にうしろに回られましたが素早い身のこなしから逆転の突き落としでただ1人、10連勝です。
▼横綱 鶴竜に関脇 貴景勝は、貴景勝が引き落とし。貴景勝は、横綱から白星を挙げて勝ち越しを決めました。鶴竜は2敗目を喫しました。
貴景勝「集中してできたのでは」
負け越しが決まった新入幕の照強は、立ち合いが不成立となり、3回目にしてようやくの相撲に「今場所、最も気合いが入っていました。勝負事だからしかたないです。小兵力士は立ち合いの駆け引きにかけています。あすから気持ちを切り替えて、一番、一番、残り全部勝つつもりで頑張ります」と話していました。
37歳の誕生日を白星で飾った嘉風は「誕生日はまったく意識していない。土俵に上がるからには、いい相撲を取る。それは変わらない」と淡々と話していました。
碧山は1敗を守り、「一日一日、集中していい相撲、自分の相撲を取るだけだ。優勝はあまり考えない、考えていない」と話していました。
琴奨菊は勝ち越しに「久しぶりで本当にうれしい」とうれしそうに心境を話したあと、「昔はがむしゃらでよかったが、今は無理だから挑戦しようという意味の伸びしろや、課題を探してやっていきたい」と話していました。
10日目に初日が出た正代は「すごい理想的な相撲だった。まだ残り5日あるので、全部勝って番付を落とさないようにしたい。そのうち勝てるだろうと思っていたが、まさか10日目までかかるとは」とほっとしている様子でした。
1敗を守った逸ノ城は「右四つになってくれたのでよかった。ただ、自分の相撲ではない。とりあえずふたけた勝利を目指したい」と表情を変えずに話していました。
2敗目を喫した大関 高安は支度部屋で「また、あす頑張ります」とひと言だけ話しました。
勝ち越しを決めた大関 豪栄道は「立ち合いはもう少し低いほうがよかった。多くの声援が聞こえたので、勝ててよかった。1日一番、悔いのないように思いきりやるだけだ」と話していました。
角番の大関 栃ノ心は4敗目に「うーん。ふー」とため息をついたあと、「あしたは気合いを入れていきます」と話していました。
横綱 白鵬は「右か左、どちらかのまわしが取れればね。体は動いていると思いますね」と振り返りました。20日の貴景勝との一番に向けては「この10日間の相撲が取れればと思います」と話していました。
一方、敗れた玉鷲は「いいところまでいったがね。横綱のスピードはすごい。勝てたらおもしろくなっていたのにね」と悔しさをにじませていました。
横綱 鶴竜を破って勝ち越しを決めた貴景勝は「取組が始まったら夢中だったので、集中してできたんじゃないかな。自分が緊張する必要ないと思っていた。大関がかかる場所での横綱からの白星だが、あまり自分ではそこにフォーカスしていない。一番、一番集中してやることがつながる」と振り返りました。
鶴竜から初めての白星については「勝ったことがなかったので、初対戦のつもりで、胸を借りるつもりで、自分の相撲だけを考えた。精神的に負けないように」と話しました。20日の白鵬との対戦に向けては「しっかりと自分の相撲だけをやりたい」と意気込みを話していました。
2敗目を喫した鶴竜は「立ち合いがだめ。相手は押しに磨きがかかっていたね。後手にまわって自分で足を滑らせた」と落ち込んでいる様子でした。 (NHK WEB NEWS 2019年3月19日 19時00分)
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大相撲春場所9日目 貴景勝が7勝目 ―― 大相撲春場所は9日目、大関昇進がかかる関脇貴景勝は、平幕の千代大龍に突き落としで勝って7勝目を挙げました。
中入り後の勝敗です。
▼十両の志摩ノ海に豊山は、志摩ノ海が押し出しで勝ちました。
▼大翔鵬に豊ノ島は、大翔鵬が押し倒し。
▼千代翔馬に嘉風は、嘉風が引き落とし。
▼琴恵光に明生は、明生が寄り切り。
▼竜電に石浦は、石浦が引き落としで勝ちました。
▼照強に矢後は、矢後がはたき込み。
▼松鳳山に輝は、松鳳山が突き落とし。
▼友風に宝富士は、友風がはたき込み。
▼碧山に勢は、碧山が肩すかしで勝って勝ち越しを決めました。一方、敗れた勢は負け越しです。
▼琴奨菊に阿炎は、琴奨菊が押し出し。
▼隠岐の海に佐田の海は、隠岐の海が小手投げ。
▼朝乃山に阿武咲は、朝乃山がはたき込み。
▼大栄翔に錦木は、錦木が突き出しで勝ちました。
▼妙義龍に前頭筆頭の遠藤は、遠藤が押し出し。
▼魁聖に新小結北勝富士は、北勝富士が肩すかし。
▼大関昇進がかかる関脇 貴景勝に千代大龍は、貴景勝が突き落としで7勝目。19日は横綱鶴竜に挑戦します。
▼逸ノ城に大関豪栄道は、逸ノ城が小手投げで勝ち越しを決めました。敗れた豪栄道は、2敗目を喫しました。
▼大関 高安に関脇 玉鷲は、高安が押し出しで勝ち越し。
▼角番の大関 栃ノ心に正代は、栃ノ心が上手投げ。
▼栃煌山に横綱 鶴竜は、鶴竜が押し出しで勝ち越しを決めました。
▼ただ1人、中日に勝ち越した横綱 白鵬に小結 御嶽海は白鵬が寄り切りで9連勝です。
貴景勝が7勝目「体が反応した」
幕内で相撲を取った十両筆頭の志摩ノ海は勝ち越しを決め、「とりあえずよかった。新入幕を考えず集中してやるのが重要。緊張していないしいい流れだ。今場所、思い残すことがないようにやるだけです」と話していました。
勝ち越しを決めた碧山は、「落ち着いていたが立ち合いは見すぎてしまった。ただ相手の動きを見ながら相撲を取れたのはよかった。いい稽古ができていて、朝の稽古と同じ相撲が取れている。勝ち越しはうれしいが、場所はまだ終わっていない。これから1日1日を大事にしていきたい」と話していました。
敗れた勢は負け越しが決まり「今場所は、40度の熱が出て朝、晩に点滴を打っている。相撲を取れることに感謝したい」と話していました。
7勝目を挙げた貴景勝は、「体が反応した。相手がどうこうよりも自分がどうしようかと考えていった。相手は重かった。馬力があるので気持ちが消極的になると吹っ飛ばされるのでね。集中して、あすへやれるだけ準備して後悔しないようにしたい」といつもどおり淡々と話していました。
敗れた千代大龍は、「相手が強いよ、強い。全然、ダメだった。これが僕の実力ですよ。ただ勝ちにこだわっていきたい」と話していました。
1敗を守った逸ノ城は、「立ち合いで上手が取れていたので、どっしり構えてやれば大丈夫だと思った。思い切って投げたが最後は決まってよかった。先場所より集中できているが、今場所で1つでも多く勝てるように。それだけだ」と話していました。
一方、敗れた大関 豪栄道は、「最後の相手の投げに対応できないとだめ。うーん、もったいないですね」と悔しそうでした。
勝ち越しを決めた大関 高安は、「少し押し込まれる形になったが引かなかったのがよかった。残せる自信はあった。あすにつながると思う。いい緊張感で相撲を取れている。場所前に稽古した分、自信を持ってやりたい」と話していました。
角番の大関 栃ノ心は、「気持ちが落ち着いてきた。最近は、緊張することが多かったが、ここにきて土俵に上がってから気持ちをおさえることができている。まあまあこれから、あすからでしょうね。横綱大関とまだやってないからこれから勝っていかないとね」と話していました。
横綱 鶴竜は、休場明けの場所での勝ち越しに、「1つよかったなという思い」と心境を話したあと「立ち合いがよく、立ち合いからの流れもよかった。自分の相撲に集中するだけだ。最後まで、自分の相撲を取れるように」と時折、笑顔を見せていました。
横綱白鵬は、先場所敗れた御嶽海に勝って「左右どちらでもよいからとにかくまわしを取ろうと思ってね。また気を引き締めていきます」と話していました。
一方、敗れた御嶽海は、「あしたからですね。力は出しきれたんですけどね。あしたからいきますよ」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年3月18日 18時50分)
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大相撲春場所8日目 貴景勝6勝2敗で後半戦へ ―― 大相撲春場所は中日、8日目、大関昇進がかかる関脇貴景勝は平幕の遠藤に突き出しで勝って6勝目を挙げました。貴景勝は、6勝2敗で18日からの後半戦に入ります。
中入り後の勝敗
▼十両の徳勝龍に千代翔馬は、千代翔馬が肩すかしで勝ちました。
▼豊山に照強は、照強が送り出し。
▼琴恵光に友風は、琴恵光が寄り切りで勝って6勝目。
▼嘉風に大翔鵬は嘉風が押し出し。
▼豊ノ島に竜電は、竜電が寄り切りで6勝目を挙げました。
▼石浦に松鳳山は、松鳳山が押し出し。
▼矢後に輝は、輝が押し出し。
▼勢に明生は、明生がすくい投げで勝ちました。
▼佐田の海に碧山は、碧山が引き落としで7勝目。
▼琴奨菊に隠岐の海は、隠岐の海が寄り切り。琴奨菊が2敗目を喫しました。
▼阿炎に朝乃山は、朝乃山が寄り切り。
▼阿武咲に宝富士は、宝富士が突き落とし。
▼千代大龍に錦木は、錦木が押し出しで勝って今場所、初白星です。
▼妙義龍に大栄翔は、大栄翔が押し出し。
▼魁聖に小結御嶽海は魁聖が寄り切りで今場所、初白星を挙げました。
▼前頭筆頭の遠藤に関脇貴景勝は、貴景勝が突き出しで勝ちました。貴景勝は、6勝2敗で18日からの後半戦に入ります。
▼正代に大関高安は、高安が押し出しで7勝目を挙げました。敗れた正代は負け越しです。
▼逸ノ城に角番の大関栃ノ心は、栃ノ心が寄り切り。逸ノ城は今場所、初黒星を喫し、連勝は7で止まりました。
▼大関豪栄道に関脇玉鷲は、豪栄道が寄り切りで7勝目。
▼栃煌山に横綱白鵬は、白鵬が栃煌山に後ろに回られ危ない場面もありましたが、小手投げで勝って8連勝。ただ一人勝ち越しを決めました。
▼ 横綱鶴竜に新小結北勝富士は、鶴竜が押し出しで勝って7勝目を挙げました。
(NHK WEB NEWS 2019年3月17日 19時03分)
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大相撲春場所7日目 貴景勝は5勝目 ―― 大相撲春場所は7日目、大関昇進がかかる関脇 貴景勝は平幕の大栄翔に勝って5勝目をあげました。
中入り後の勝敗です。
▼大翔鵬に琴恵光は、琴恵光が寄り切りで勝ちました。
▼石浦に豊ノ島は、石浦が押し出し。
▼照強に十両の貴源治は、貴源治が小手投げ。
▼千代翔馬に輝は、輝が寄り切り。
▼友風に豊山は、友風が上手投げ。
▼竜電に明生は、明生が寄り切りで勝ちました。
▼松鳳山に嘉風は、嘉風が突き出し。
▼佐田の海に勢は、佐田の海が寄り切り。
▼矢後に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切りで勝ちました。琴奨菊は6勝目です。
▼碧山に宝富士は、碧山が押し出しで勝ちました。碧山も6勝目です。
▼隠岐の海に朝乃山は、隠岐の海が寄り切り。
▼千代大龍に阿武咲は、千代大龍がはたき込み。
▼阿炎に逸ノ城は、逸ノ城が突き落としで勝ちました。逸ノ城は初日から7連勝です。
▼栃煌山に妙義龍は、妙義龍が送り倒し。
▼魁聖に関脇 玉鷲は、玉鷲が押し出し。
▼貴景勝に大栄翔は、貴景勝が突き出しで勝ちました。大関昇進がかかる貴景勝は5勝目です。
▼大関 栃ノ心に遠藤は、遠藤が寄り倒しで勝ちました。角番の栃ノ心は3敗目です。
▼小結 御嶽海に大関 豪栄道は、豪栄道が送り出しで勝ちました。豪栄道は6勝目です。
▼大関 高安に新小結 北勝富士は、高安が送り出しで勝ちました。高安も6勝目です。
▼錦木に横綱 鶴竜は、鶴竜がはたき込みで勝ちました。鶴竜も6勝目です。
▼横綱 白鵬に正代は、白鵬が突き倒しで勝ちました。白鵬は初日から7連勝です。
6勝目 琴奨菊「体の疲れがない」
6勝目をあげた琴奨菊は、「体の疲れがない、それが戦う中で1番よいところ。感覚を大事にしている。相手のチャンネルにどれだけあわせるか。そこだけですね」と笑顔でした。
6勝目をあげた碧山は、「一番いいのは落ち着いていること。稽古どおりの相撲を取ることしか考えていない。自分をコントロールできているし相手も見えている」と話していました。
初日から7連勝の逸ノ城は、「内容はあんまりですが、自信にはなります」と笑顔を見せていました。
大関昇進がかかる場所で5勝目をあげた関脇 貴景勝は、「気持ちで負けないようにいきました。1日1日思い切りやれば、それでいいと思っています」と話していました。
3敗目を喫した角番の大関 栃ノ心は、「またあしたから切り替える」と前を向いていました。
連敗を免れ6勝目をあげた大関 豪栄道は、「集中できていたと思います。きょうは前に出ようと思っていきました」と淡々と振り返りました。
6勝目をあげた大関 高安は、「勝ちにいかなかったことがよかった。辛抱して、我慢できた。あしたも負けない相撲を取りたい」と話していました。
2日目から6連勝の横綱 鶴竜は、「動きで攻めようと思った。自分が取ろうと思った相撲を取れるのが一番。いい感じだがまだまだ半分にもいってない」と気を引き締めていました。
横綱 白鵬は初日から7連勝とし、16日はテレビの中継の解説を元横綱・稀勢の里の荒磯親方が務めていたため、「親方の前でいい相撲が取れてよかった」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年3月16日 18時46分)
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大相撲春場所6日目 貴景勝4勝目 連敗免れる ―― 大相撲春場所は6日目、大関昇進のかかる関脇・貴景勝は、前頭筆頭の魁聖に勝って連敗を免れ4勝目を挙げました。
中入り後の勝敗です。
▼千代翔馬に石浦は、千代翔馬が肩透かしで勝ちました。
▼新入幕どうし、大翔鵬に照強は、大翔鵬が小手投げ。
▼豊ノ島に十両の大奄美は、大奄美が寄り倒し。
▼輝に豊山は、輝が突き落とし。
▼嘉風に琴恵光は、嘉風が押し出し。
▼友風に竜電は、竜電が下手投げで勝ちました。
▼明生に松鳳山は、松鳳山が突き出し。
▼矢後に佐田の海は、佐田の海が寄り切り。
▼勢に朝乃山は、朝乃山が寄り切り。
▼琴奨菊に碧山は、碧山が押し出しで勝って5勝目を挙げました。琴奨菊は今場所初黒星です。
▼宝富士に隠岐の海は、隠岐の海が上手投げ。
▼阿炎に千代大龍は、阿炎が突き落とし。
▼阿武咲に栃煌山は、阿武咲が押し出し。
▼遠藤に逸ノ城は、逸ノ城がはたき込みで勝ちました。逸ノ城は初日から6連勝です。
▼魁聖に貴景勝は、貴景勝が送り出しで勝ちました。大関昇進がかかる貴景勝は14日、2敗目を喫しましたが、15日は危なげなく勝って連敗を免れ4勝目を挙げました。
▼関脇 玉鷲に新小結 北勝富士は、玉鷲が押し出し。
▼大関 豪栄道に大栄翔は、大栄翔が押し出しで勝ちました。豪栄道は今場所初黒星です。
▼妙義龍に大関 高安は、高安が押し出しで勝ちました。高安は5勝目です。
▼小結 御嶽海に角番の大関 栃ノ心は、栃ノ心が上手投げで勝ちました。
▼錦木に横綱 白鵬は、白鵬が寄り切りで勝ちました。白鵬は初日から6連勝です。
▼横綱 鶴竜に正代は、鶴竜がはたき込みで勝ちました。
横綱 鶴竜「しっかり反応できている」
碧山に敗れて今場所初黒星を喫した琴奨菊は「力勝負したら負ける。そこの勝負にいってしまった」と反省していました。
一方、5勝目を挙げた碧山は「気持ちがまだ燃えている。当たって出ることしか考えていなかった」と、やや興奮気味に話していました。
大関昇進がかかる関脇 貴景勝は魁聖に勝って連敗を免れ、「体の大きさが違うので、積極的にいかないといけない」と勝利を振り返りました。
大阪出身の大関 豪栄道は平幕の大栄翔に悪いくせの引き技が出て、今場所初黒星を喫し、「立ち合いはそんなに悪くない。はたいたらだめですよね。悔しいけどまたあしたからです」と気持ちを切り替えていました。
5勝目を挙げた大関 高安は「前に出て勝ってますから。いいんじゃないですか」と淡々と話していました。
大関 栃ノ心は勝って4勝目を挙げ「当たりは悪くない、ちょっと高いけど。気持ちはいい感じだけど、相撲がもうちょっと」と角番脱出へ気を引き締めていました。
上位陣でただ1人6連勝の横綱 白鵬は通算1111勝目で、1が並んだ勝利数に「どこから見ても1」と笑顔でした。
1敗を守った横綱 鶴竜は「相手をよく見て相撲が取れた。しっかり反応できている」と落ち着いた表情でした。 (NHK WEB NEWS 2019年3月15日 19時54分)
ウェブニュースより
大相撲春場所5日目 大関昇進のかかる貴景勝が2敗目 ―― 平成最後の大相撲春場所は5日目、大関昇進のかかる貴景勝は、玉鷲との関脇どうしの一番に押し出しで敗れました。貴景勝は、序盤の5日間を3勝2敗で終え、中盤戦に入ります。
中入り後の勝敗です。
▼豊山に琴恵光は、琴恵光が押し出しで勝ちました。
▼石浦に十両の白鷹山は、白鷹山が押し倒し。石浦は今場所、初黒星です。
▼千代翔馬に豊ノ島は、千代翔馬が送り出し。
▼新入幕の大翔鵬に輝は、輝が押し出し。
▼友風に照強の新入幕どうしの一番は、友風がはたき込み。
▼竜電に嘉風は、竜電が寄り切り。
▼明生に矢後は、矢後が寄り切りで勝ちました。
▼佐田の海に松鳳山は、松鳳山が上手投げ。
▼勢に琴奨菊は、琴奨菊が送り出しで勝って5連勝です。
▼碧山に朝乃山は、碧山が押し倒し。
▼宝富士に阿炎は宝富士が突き落とし。
▼千代大龍に隠岐の海は、千代大龍が押し出し。
▼阿武咲に逸ノ城は、逸ノ城がはたき込みで5連勝。
▼栃煌山に遠藤は、遠藤が巻き落としで勝って今場所、初白星です。
▼御嶽海に北勝富士の小結どうしの一番は北勝富士が押し出し。
▼大関昇進がかかる貴景勝に玉鷲の関脇どうしの一番は、玉鷲が押し出し。敗れた貴景勝は、序盤の5日間を3勝2敗で終えました。
▼大関 高安に錦木は、高安が寄り切り。
▼角番の大関栃ノ心に魁聖は、栃ノ心が寄り切り。
▼正代に大関豪栄道は、豪栄道が押し倒しで5連勝です。
▼大栄翔に横綱鶴竜は、鶴竜がはたき込み。
▼横綱 白鵬に妙義龍は、白鵬が突き落としで5連勝です。
貴景勝「負けたら何の意味もない」
石浦は、今場所、初黒星に「序盤はまずまず、ケガはない。体の動きもすごくいい。パワーをつけるしかないので部屋にトレーニングルームを作って筋力トレーニングをしている。体重が2キロから3キロ増えた。今がいちばん重く、体重は122キロほどだ」と話していました。
5連勝の琴奨菊は、「流れがよかった。うれしいね。力を出し切るだけだ。勝っても負けても自分が納得するようにね」と話していました。
5連勝の逸ノ城は、「きょうは、思い切り相撲を取れた。うまく当たれていい感じだった。反応もよかった。好調の要因はよくわからない。まだ前に出られる相撲を取れてないんでこれからだ」と話していました。
小結どうしの一番を制した北勝富士は、「がむしゃらに勝ちにいくことだけを考えたので、荒々しく取れたと思う。きのうの相撲に自分に何が足りないかもう一度見直した。昔と違ってがむしゃらさがなくなって、『上手に取ろう』というのがあったのかなと思って、『自分は強い』と信じて土俵に上がった。とにかく思い切っていけた。気持ちいいですね。これをむだにしないように初心に返る気持ちで」と笑顔を見せていました。
一方、敗れた御嶽海は、「立ち合いで遅れた。修正し切れていない」と目を閉じながら話していました。
玉鷲は、「力いっぱい当たった。星数では、相手に負けているが相撲には勝とうと思った。実力がある人には負けたくない。盛り上げたかった」と淡々と話していました。
一方、敗れた貴景勝は、「悪くはないと思うが切り替えてやるだけ。負けたら何の意味もない。1日1日気合いを入れてやるだけだ」と話していました。
大関 豪栄道は、「集中できているし内容もよかった。しっかり土俵際まで詰めた。体が動いているのでいいイメージを忘れずあしたから頑張っていく。5連勝に乗っていきたい」と5連勝にも淡々と話していました。
横綱 鶴竜は、「きょうは体がよく反応した。とにかく自分の相撲に集中することだけだ。まだまだこれからだがどんどん場所慣れしてよくなればいいなと思う。相撲勘も日に日によくなっている。もっとよくなっていくと思う」といつもどおり淡々と話していました。
5連勝の横綱 白鵬は、「相手が引いてくれたからついて行って、そこで無理せずいったのがよかった」と振り返りました。先場所との状態の違いについては、「体重が4キロから5キロ増えて元に戻った。その分、筋肉量も増えた」と話していました。また、取組のあと首をかしげていたことについては「ちょっと当たったのか入ったのか」と話し、違和感をうかがわせていました。 (NHK WEB NEWS 2019年3月14日 19時42分)
ウェブニュースより
大相撲春場所4日目 貴景勝が3勝目 ―― 平成最後の大相撲春場所は4日目です。大関昇進のかかる関脇 貴景勝は12日に初黒星を喫しましたが、13日は新小結 北勝富士に引き落としで勝って3勝目をあげました。
中入り後の勝敗です。
▼豊山に千代翔馬は、豊山が押し出しで勝ちました。
▼琴恵光に十両の炎鵬は、琴恵光が小手投げ。
▼大翔鵬に友風の新入幕どうしの一番は、大翔鵬がはたき込みで制しました。
▼輝に石浦は、石浦が送り出しで勝って4連勝。
▼嘉風に豊ノ島は、豊ノ島が寄り切り。
▼明生に新入幕 照強の初顔合わせの一番は、照強が押し出しで初白星をあげました。
▼竜電に佐田の海は、佐田の海が寄り切りで今場所初白星。
▼矢後に朝乃山は、朝乃山が押し出し。
▼琴奨菊に松鳳山は、琴奨菊が寄り倒しで4連勝。
▼宝富士に勢は、宝富士が寄り切り。
▼碧山に千代大龍は、千代大龍がすくい投げで勝ちました。
▼阿炎に栃煌山は、阿炎が押し出しで初白星。
▼逸ノ城に隠岐の海は、逸ノ城が上手投げで4連勝です。
▼正代に阿武咲は、阿武咲が押し出し。
▼新小結 北勝富士に大関昇進がかかる貴景勝は、貴景勝が引き落とし。貴景勝は12日、いいところなく土俵を割りましたが、13日の一番では、相手のはたきに屈することなく3勝目をあげました。
▼関脇 玉鷲に小結 御嶽海は、御嶽海が押し出し。
▼錦木に角番の大関 栃ノ心は、栃ノ心が寄り倒し。
▼大関 豪栄道に魁聖は、豪栄道が上手投げで4連勝。
▼遠藤に大関 高安は、高安が押し出し。
▼大栄翔に横綱 白鵬は、白鵬がはたき込みで4連勝です。
各力士の談話
石浦は4連勝に「たまたま。立ち合いは悪くなかった。上に行くのが目標だ」と時折笑顔を見せていました。
初白星を挙げた新入幕の照強は、12日、師匠の伊勢ヶ濱親方から「まっすぐ当たらないでどうするんだ。当たっていけ、当たってから動くんだ」とアドバイスされたということで、「自分でも気合いが入っているのが分かった。立ち合いで当たってよかったんじゃないですか。まっすぐいって腕を手繰ってよかったんじゃないですか」と振り返りました。そのうえで、「初日が出たが関係ない。一番、勝っただけだ。あすからまた頑張らないと、うかうかとしていられない」と気を引き締めていました。
4連勝の琴奨菊は、「きょうが大事だと思っていたのでね。力みなく相撲を取れた。いい踏み込みだったね。自分を信じてやっていくしかない。うれしい、あすを待ちきれない」と話していました。
4連勝の逸ノ城は、「きょうは思いどおり。落ち着いて取れて最後に攻めることができた」と話していました。
関脇・貴景勝は、「自分の体勢を崩さずにしっかりいこうと思った。体が動いてくれたのでよかった。相手のはたきにも体が動いてくれた感じでしっかり対応できた。初日と思って毎日相撲を取っている。高校の先輩が相手だったが、気持ちでいこうと思った。先輩・後輩の感じとかはない。一生懸命やっただけ」と話していました。
一方、敗れた北勝富士は、「もったいないね。一番、嫌な展開がはじき合いになることだった。そうなると勝てないと思っていたら、はじき合いになりそうになり体が反応してはたいてしまった。我慢したかった。のど輪で外さないでぐっと我慢してもっていければよかった。内容は悪くないので、次につながる。切り替えて頑張りたい」と淡々と話していました。
4連勝の大関・豪栄道は、「なんとか勝ててよかった。気分よく相撲を取れている」と話し地元、大阪での場所については、「いろんな人にはっぱをかけられている」とほほえんでいました。
2勝2敗となった大関・栃ノ心は、「久しぶりにまわしを取れた。取れた理由はわからないが気付いたら取れていた。先場所負けた相手だったので、落ち着いて徐々に攻めていこうと思った。土俵際で相手に残られたのは、体勢が高かったからだ。ひざを曲げていかないといけない。最近、気合いを入れすぎているからどうするか迷っている」と話していました。
横綱・鶴竜は、「のど輪の攻めにしっかりと対応できたと思う。少しずつ本場所に慣れてきた。まあ慣れてくればいいと思う。自分の相撲に集中することだ」と落ち着いた様子で話していました。
4連勝の横綱・白鵬は、土俵際で押し込まれ冷やっとする一番でしたが、「立ち合いしっかり当たっていこうとね。差せればいいと思っていたができなかった。立ち合いはそんなに悪くない。やっぱり、引いてしまったというね。まあそれくらい相手の迫力があったという感じだ。土俵際で、最後まで相手を見てから跳んだ」と振り返っていました。 (NHK WEB NEWS 2019年3月13日 19時05分)
ウェブニュースより
大相撲春場所3日目 大関ねらう貴景勝が初黒星 ―― 平成最後の大相撲春場所は3日目、大関昇進のかかる関脇・貴景勝は、小結の御嶽海に寄り切りで敗れ今場所初黒星です。
中入り後の勝敗
▼新入幕の大翔鵬に十両の琴勇輝は、大翔鵬が押し出しで勝って初白星です。
▼千代翔馬に琴恵光は、琴恵光が突き落とし。
▼石浦に豊山は、石浦が引き落としで勝って3連勝です。
▼新入幕の友風に豊ノ島の初顔合わせの一番は、友風がはたき込み。
▼新入幕の照強に嘉風の初顔合わせの一番は、嘉風が渡し込み。
▼輝に明生は、明生が押し出し。
▼松鳳山に矢後の初顔合わせの一番は、松鳳山が押し出しで勝ちました。
▼竜電に勢は、竜電が寄り切り、3連勝。
▼朝乃山に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切りで勝って3連勝です。
▼佐田の海に宝富士は、宝富士が寄り切り。
▼隠岐の海に阿炎は、隠岐の海が逆とったり。
▼碧山に阿武咲は、碧山がはたき込みで3連勝。
▼栃煌山に逸ノ城は、逸ノ城が小手投げで3連勝です。
▼千代大龍に正代は、千代大龍が押し出し。
▼妙義龍に関脇の玉鷲は、妙義龍が突き落とし。
▼大関昇進がかかる貴景勝に御嶽海は、御嶽海が寄り切り。貴景勝は今場所初黒星です。
▼錦木に大関・豪栄道は、豪栄道が渡し込みで3連勝。
https://www.youtube.com/watch?v=NugFx-qgBAk
▼大関・高安に大栄翔は、大栄翔が押し出し。
▼角番の大関・栃ノ心に新小結・北勝富士は、北勝富士が押し出しで今場所初白星です。
▼遠藤に横綱・鶴竜は、鶴竜が押し出し。
▼横綱・白鵬に魁聖は、白鵬が寄り倒しで勝って3連勝です。
貴景勝「切り替えていくしかない」
新入幕の大翔鵬は初白星に「やっと勝った。はたくのが癖なので、はたかずにいきたい」とうれしそうに話していました。
3連勝の琴奨菊は、「体重をピークの時よりも10キロ落としスピードが出て踏み込めている。今は体重が172キロから173キロくらいで、あと5キロほど落としたい。皆の当たりの強さと技はわかっているので、そこに対抗するのではなく経験とうまさを生かしたい。まだ始まったばかりなので頑張りたい」と笑顔でした。
逸ノ城も3連勝し「たまたまだ。上手を取りにいったが取れなかった。きょうの相撲は自分の相撲ではない。自分の相撲を出し切ることだけを目指してやりたい。きょうは10点中、3点くらいだ」と話していました。
黒星を喫し1勝2敗となった玉鷲は、「きょうは引かれて負けはしたが、気持ちではやれると思った」と話していました。
関脇・貴景勝は、ふーっと息を吐いたあと「切り替えていくしかない。悪いところが2個も3個もある。気持ちのコントロールは悪くなかった。立ち合いは、前にもっていこうとした。体の感覚に任せて相撲を取ったが通用しなかった。自分が強いとは思っていない。3連勝とかうまくいくわけがない。あすから頑張っていきたい。声援はありがたいが申し訳ない。自分の中では精いっぱいやったので、あすに向かってやるだけだ」と落ち着いた様子で話していました。
一方、貴景勝に勝った御嶽海は、注目の一番にも「いたって冷静だった」と振り返り、「まあ勝てたのでよかった。相手を引かせることしか考えていなかった。差したあともイメージどおりだ。いい緊張感をもっていければよい」と目を閉じながら話しみずからに言い聞かせている様子でした。
ご当地の大関・豪栄道は、3連勝に「体の反応はまずまずだ」と振り返ったうえで、報道陣から「3日間、いい形で動いているが」とむけられると「これを継続していきたい」と充実した表情で話していました。
1勝2敗となった大関・栃ノ心は、目を閉じてため息をついたあと「あしたが初日だと、思っていくしかない」と切り替えていました。
今場所初黒星を喫した大関・高安は、支度部屋で無言でした。
一方、高安から白星をあげた平幕の大栄翔は、「きょうは立ち合いで低く思い切りいくことを意識したが、それがはまった。自信になると思う。今場所は、何も考えずに思い切りいけている」と笑顔が絶えませんでした。
横綱・鶴竜は、土俵際でやや冷やっとする相撲に「落ち着いていた。慌てなくてよかった。体がよく動いた一番だった。どんどんよくなっていけばいいかなと。2場所休んでいるので感覚を思い出すために場所慣れしていきたい」とほっとした様子でした。
3連勝の横綱・白鵬は、「まだ始まったばかりだ。時間がない状態で先場所は迎えたからね。まあ頑張ります」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年3月12日 19時36分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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