瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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萩を詠める歌8
巻8-1597:秋の野に咲ける秋萩秋風に靡ける上に秋の露置けり

巻8-1598:さを鹿の朝立つ野辺の秋萩に玉と見るまで置ける白露

巻8-1599:さを鹿の胸別けにかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去ぬる

巻8-1600:妻恋ひに鹿鳴く山辺の秋萩は露霜寒み盛り過ぎゆく

※石川広成(いしかわ-ひろなり、生没年不詳)
 奈良時代、文武(もんむ)天皇の皇子です。母は石川刀子娘(とすのいらつめ)。天平(てんぴょう)15(743)ごろ内舎人(うどねり)。天平宝字(てんぴょうほうじ)4年高円(たかまど)と改姓し文部少輔、翌年但馬介(たじまのすけ)となります。高円広世(ひろよ)は兄弟か?。「万葉集」に3首あります。
巻8-1605:高円の野辺の秋萩このころの暁露に咲きにけむかも


ウェブニュースより
 党員票、議員票と同時に公表 自民総裁選 ―― 自民党総裁選は29日に投開票する。党員・党友票は都道府県連ごとに朝から開票し、党本部が合算して集計する。午後1時からの国会議員の投票が終わるまでは明かさず、午後2時20分ごろ議員票と同時に公表する。議員の投票心理に影響を与えないようにする狙いがある。

 党員票は告示日の17日に党員へ発送した往復はがきを28日必着で居住地の各県連に返送したものだ。各県連が4候補の得票数をまとめて同日午前のうちに党本部へ報告する。
 党本部は各県連の開票結果を合計し「ドント方式」と呼ぶ仕組みで4候補に割り振る。議員の投票が始まる午後1時までに計算を終える予定だ。議員票の内訳と同じタイミングで党員票を発表する。
 全国の党員票を集計する今回と同じ形式で開いた直近5回の党員票の投票率は平均60%だった。投票資格を持つ党員・党友はおよそ110万人いる。
   
【日本經濟新聞 2021928 18:00 (2021928 19:01更新)

 メルケル氏引退、影響如実に 所属政党大敗、選挙区も失う―独総選挙 ―― 26日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙で、メルケル首相が所属する中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDUCSU)の得票率は、西ドイツで初めて総選挙が行われた1949年以来最低の24.1%という歴史的大敗を喫した。それでも連立交渉で政権獲得を目指すが、メルケル氏が引退を決め、圧倒的な存在感を選挙戦で活用できなかったことの影響が如実に表れた。

 象徴的だったのが、メルケル氏が90年の初当選以来守り続け、今回はCDUの新人候補が出馬した北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の小選挙区の議席を、ライバルの社民党の27歳の新人に奪われたことだ。各種の政治家の人気度調査で、メルケル氏はいまだ圧倒的な1位。政党でなく、個人人気の要素が強かったことがはっきりした形だ。
 南ドイツ新聞の政治部長、シュテファン・コルネリウス氏は同紙で、メルケル氏が201812月出CDU党首を退いたことで党の「統制を失った」と指摘した。メルケル氏の直後に就任した党首はすぐに支持を失い、今年1月に辞任。代わって就いた現職のラシェット党首も時間不足で党をまとめきれなかった。メルケル氏自身も、引退する身として選挙戦の当初は比較的露出を抑えた。終盤こそラシェット氏と共に登壇するなどてこ入れを図ったが、挽回は難しかった。
 今回得票を伸ばし、CDUCSUに代わり第1党となった社民党も、得票率は約26%にすぎない。社民党、CDUCSUのどちらが多数派形成に成功し政権を取るにしても、連立相手の他党に配慮せざるを得ず、強い権力を維持してきたメルケル氏に比べると、当面は新首相の立場は弱くなりそうだ。   (JIJI.COM 202109280708分)

 横綱白鵬、年寄「間垣」襲名へ 将来は東京・日本橋に部屋創設し独立目指す ―― 日本相撲協会に現役引退を申し出た横綱白鵬(36=宮城野)が、年寄「間垣」を襲名する見通しであることが28日、関係者の話で分かった。
 今後、年寄資格審査委員会と理事会をへて、引退及び年寄襲名を日本相撲協会が発表。宮城野部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たり、将来的には東京・日本橋に部屋を創設して独立を目指す。

 7月の名古屋場所前から引退の意向を固めていた白鵬は、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)を通じて27日に協会に引退を申し出た。歴代最多の45度の優勝、歴代最多の通算1187勝など、数々の記録を打ち立てた第一人者。名古屋場所で16度目の全勝優勝を果たしたが、3月に右膝を手術するなど満身創痍(そうい)だった。秋場所は部屋の力士の新型コロナ感染により休場の措置が取られ、1度は11月の九州場所の出場を模索したが心身共に限界を迎えていた。    [日刊スポーツ 202192950]

 伊藤匠四段、「4強」の一角・永瀬拓矢王座に勝利 藤井聡太三冠と同学年の若手ホープが金星/将棋・王位戦予選 ―― 将棋のお~いお茶杯王位戦の予選が9月28日に行われ、伊藤匠四段(18)が永瀬拓矢王座(29)に127手で勝利、現在の将棋界における「4強」の一角から初対戦で金星をあげた。

 相掛かりで始まった一局は、両者持ち時間が残り1時間を切ったところでもまだまだ互角の中盤戦といった様相。先に伊藤陣深くに斬り込んだのは永瀬王座だったが、伊藤四段はこれをうまくさばくと、攻めの手番が回ってきたところで鋭い踏み込みで優勢に。粘り強さにも定評がある永瀬王座の守りを力強くはがしていき、快勝を収めた。
https://www.youtube.com/watch?v=t3t3p20B9dM
 現在、将棋界のタイトルホルダーは渡辺明名人(棋王、王将、37)、豊島将之竜王(31)、藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)、永瀬王座の4人。各タイトルの番勝負でも、この4人が中心になって行われていることから「4強」と呼ばれているが、伊藤四段は202010月のプロデビューから1年足らずで、この中の1人から大きな勝利を手にすることになった。
 伊藤四段は、藤井三冠と同学年。小学生のころから大会で対戦経験がある。また非公式戦の団体戦「第4ABEMAトーナメント」では同じチームとして戦い、優勝を果たした。若手棋戦の新人王戦では決勝に進出しており、この勝利で今年度20勝目(6敗)。「藤井世代」の若き実力者が、早くもその才能を発揮し始めている。(ABEMA/将棋チャンネルより)    (YAHOO 9/28() 19:24配信)


 

萩を詠める歌7
巻8-1575:雲の上に鳴きつる雁の寒きなへ萩の下葉はもみちぬるかも

巻8-1579:朝戸開けて物思ふ時に白露の置ける秋萩見えつつもとな

※文馬養(あやの-うまかい、生没年不詳)
 奈良時代の官吏です。父書根麻呂(あやの-ねまろ)の壬申(じんしん)の乱のときの功により、霊亀(れいき)2年(716)田をあたえられました。のち鋳銭(じゅせん)長官、従五位下にすすみます。短歌2首が「万葉集」巻8にみえます。名は馬甘とも記します。
巻8-1580:さを鹿の来立ち鳴く野の秋萩は露霜負ひて散りにしものを

巻8-1595:秋萩の枝もとををに置く露の消なば消ぬとも色に出でめやも

※大伴像見(おおともの-かたみ、生没年不詳)
 奈良時代の官吏です。天平宝字(てんぴょうほうじ)8年(764)藤原仲麻呂(恵美押勝(えみの-おしかつ))の乱の功で従五位下をさずけられ、神護景雲(じんごけいうん)3年左大舎人助(ひだりのおおとねりのすけ)となり、のち従五位上にすすみます。「万葉集」に5首の歌がおさめられています。名は形見、方見とも書きます。

ウェブニュースより
 白鵬引退「まさか今日とは」横審委員長「土俵態度など目に余ることも」 ―― 日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の定例会合が27日、東京・両国国技館で開かれ、引退の意向を固めていることが明らかになった横綱白鵬(36=宮城野)についても話題に上がり、横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)が横審の総意などを述べた。

 正式な引退や年寄襲名には理事会の承認を経なければならず、同委員長は横審の席で「(八角)理事長から(白鵬)本人の(引退の)意向が正式に届けられたと認識している」と報告を受けたことを明かした。その上で「横綱在任中の実績は45回の優勝をはじめ、歴史に残るものがあったと思う」と功績を短く述べた上で「半面、相撲の取り口、審判に対する態度、土俵態度の振る舞いなどに目に余ることも多く、横審としてはその都度、反省を求めてきた」と断じた。その上で引退後、親方として後進の指導にあたる意向がと伝えられている白鵬に対し「十分に反省し相撲道の良き伝統を伝えてほしい」と求めた。立ち合いで問題視された張り手や、かち上げについては「一般ファンにも分かりやすい説明を」と協会に対し発信する必要性を要請したという。
 引退決意のタイミングについては「いずれ来るだろうとは思ったが、まさか今日とは思わなかった」と横審委員の心境も代弁する形で語った。代表質問で、さらに白鵬の功績を問われた矢野委員長は「今までの横綱の実績と比べて見事な成績を収めた」と、やはり短いコメントを発した後に、苦言を続けた。「横綱というものは、もっともっと(成績以上に)大きな責任がある。自分1人が強くなるだけでなく、相撲界を引っ張っていかなければいけない立場。る、模範になる存在でなければいけないんです」。横審が抱く共通の思いを語り、さらに後進の指導で期待することについても「本来の相撲道をしっかり見つ直して、それにふさわしい力士を育ててほしい。(これまで横審が)折に触れて問題提起してきたことを、しっかり思い直して弟子に指導してくれるといい。ファンも国民は今後、本人がどんな行動を取るのか、自然と注目すると思う」と繰り返すように述べていた。    [日刊スポーツ 20219271951]

 糸谷哲郎八段、藤井聡太3冠に敗れる「予想と外れた将棋で攻め細くなった」 ―― 渡辺明王将(名人・棋王=37)への挑戦権を争う、将棋の第71期王将戦挑戦者決定リーグ1回戦、糸谷哲郎八段(32)対藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)戦が27日、大阪市の関西将棋会館で行われた。午前10時から始まった対局は、82手で後手の藤井が快勝した。

 敗れた糸谷は、「予想と外れた将棋で、ちょっと攻めが細くなってしまった」と残念がった。今期は2次予選からスタートし、佐々木慎七段、八代弥七段を下して6回目のリーグ入りを果たした。いきなり、難敵との対戦で黒星スタートとなった。
https://www.youtube.com/watch?v=ddKouXezD0U
 「2局目以降、気を取り直して11局丁寧に指していきたい」と話していた。    [20219271927]


 

ウェブニュースより
 大相撲秋場所 千秋楽結果 妙義龍が敗れ 照ノ富士が5回目の優勝 ―― 
大相撲秋場所千秋楽、横綱 照ノ富士が2場所ぶり、5回目の優勝を果たしました。新横綱の優勝は稀勢の里以来、4年半ぶりです。
 中入り後の勝敗です。
▽魁聖に十両の大奄美は魁聖が寄り切り。大奄美は負け越しました。

☆魁聖「今場所やっと自分の右四つがとれた。(振り返ると)疲れたっすね。全然星が伸びずに。何とか最後に勝って幕内に残れる…のかな」
▽十両の松鳳山に剣翔は松鳳山が上手投げ。

▽千代大龍に豊山は豊山が上手投げで勝ち越しました。千代大龍は負け越しです。

☆豊山「(再入幕で勝ち越し)全部出し切るつもりで土俵に臨んだ。いい結果になって良かった。土俵際のはたきが頭にちらついたが、いい突きだった。去年の3月勝ち越してから幕内で全然自分の思うように相撲が取れなかった。応援してくださる方の期待に応えられなかったのが苦しかった。自分にとっても意味のある勝ち越しになった」
▽碧山に琴恵光は琴恵光が押し出しで勝ち越し。碧山は負け越しです。

▽千代ノ皇に翔猿は翔猿が寄り切り。

★千代ノ皇「思うような相撲がとれなかった。自分のいいところが出せなかった場所でしたね。また来場所、けがを治して頑張ります」
▽隠岐の海に遠藤は遠藤が上手投げで11勝目を挙げました。

▽輝に照強は輝が寄り倒し。

☆輝「最後の1番に勝つ負けるで大きく違う。最後を締めることができてよかった。(6場所連続負け越し)内容はよくても負けている相撲が何番もある。それをどうやってなくしていくか考えないと、ズルズルいってしまう」
▽宇良に一山本は宇良が突き出しで勝ちました。

☆宇良「(負け越してから3連勝も)トータルなんで。3連勝とか関係ないです。(横綱とも対戦したが)前の番付とか意識してないんで。振り返っても仕方ない部分もある。(十分戦えたが)戦えなかったんじゃないですか」
★一山本「(411敗の成績に)こういう場所もあるのかなと思うしかない。全体的に膝が曲がっていない。途中で膝を痛めた部分もあるけど、経験不足と思ってしっかり受け止めて来場所頑張りたい」
▽栃ノ心に宝富士は宝富士が寄り切りで勝ち越し。栃ノ心は負け越しです。

☆宝富士「私事ではあるんですが、825日に(第3子となる)長女が生まれました。今場所は絶対に勝ち越したいと思っていた。(5人家族で)にぎやかすぎて大変だけど、癒やされるので、家族が多いと。元気をもらっています」
▽千代翔馬に徳勝龍は千代翔馬が上手投げ。

▽玉鷲に阿武咲は玉鷲が突き出し。

★阿武咲「先に手を伸ばされた。しっかり前に出ようという意識だった。負けたので自分が弱いだけです。(2桁白星について)納得いっていない部分もあるので、切り替えて頑張ります。(来場所に向けて)三役に戻りたいし、それ以上にいきたい。(勝てば敢闘賞だったが)特に意識していない。来場所に切り替えて頑張る」
▽若隆景に千代の国は若隆景が突き落としで勝ちました。

▽千代丸に霧馬山は霧馬山がつり出し。

☆霧馬山「しっかりまわしを取って頭をつけた。良かったと思う。(来場所は新三役の可能性)上がりたいです」
▽志摩ノ海に隆の勝は志摩ノ海が押し出しで勝ち越しました。隆の勝は負け越しです。

▽豊昇龍に英乃海は英乃海が巻き落とし。

☆英乃海「体調もあまり良くなかったし、精いっぱいできることをやろうと思っていた。腰とか膝とか、下半身が限界にきていた。その中で7番勝てたのが良かった。(豊昇龍とは)合い口がいいですね。感覚的に取りやすい。どこがとかはない」
▽大栄翔に小結・逸ノ城は大栄翔が押し出しで勝ちました。

☆大栄翔「今場所は全体的に自分の相撲が取れた。(殊勲賞を獲得し)本当に光栄なこと。横綱に勝って自信になった一番。これからもそういう相撲を取ろうと思います」
▽妙義龍に関脇・明生は明生が肩透かし。明生は新関脇で勝ち越しです。

この一番で、ただ一人3敗で追っていた妙義龍が敗れたため、照ノ富士の優勝が決まりました。
▽関脇 御嶽海に大関 貴景勝は御嶽海が押し出し。

★貴景勝「一生懸命準備してやりました。勝たないとダメ。来場所まで一生懸命稽古したい。(15日間を振り返って)今は何とも言えないけど、また来場所どうしていくか考えていきたい。毎場所何か経験、いいものをつかめていると思うので、それを生かしていきたい」
▽大関 正代に新横綱 照ノ富士は照ノ富士が寄り切りで13勝目を挙げました。照ノ富士は2場所ぶり5回目の優勝です。

また、新横綱の優勝は、平成29年春場所の稀勢の里以来、4年半ぶりです。    【NHK NEWS WEB 2021926 1928分 】


 

ウェブニュースより
 大相撲秋場所 照ノ富士2敗守る 千秋楽勝てば2場所ぶり優勝 ―― 大相撲秋場所14日目、単独トップの横綱 照ノ富士が大関 貴景勝に上手投げで勝って2敗を守りました。26日の千秋楽で、先に土俵に上がる3敗の平幕 妙義龍が敗れるか、結びの一番で照ノ富士が勝てば照ノ富士の2場所ぶり5回目の優勝が決まります。
 中入り後の勝敗です。
▽琴恵光に徳勝龍は徳勝龍がはたき込み。

▽千代の国に碧山は碧山につき手があって千代の国が勝ちました。

☆千代の国「(つき手の決まり手に)あっという感じですね。(2桁王手で)しっかり明日の一番、集中していきたい」
▽翔猿に一山本は翔猿が押し倒し。

☆翔猿「(土俵際の際どい勝負も)分かりました。どんどん攻めていこうと思っていたんで、よかったです」
▽剣翔に志摩ノ海は志摩ノ海が寄り切り。

▽照強に千代ノ皇は照強が掛け投げ。

▽魁聖に宇良は宇良が足取りで勝ちました。

▽英乃海に千代翔馬は千代翔馬が上手投げ。英乃海は負け越しました。

★英乃海「上手を取れなかったというか、自分の組み手じゃなかった。差し負けたのが悪かった。残すのが精いっぱいだった」
▽宝富士に輝は宝富士が突き落とし。輝は負け越しです。

☆宝富士「(77敗で千秋楽)拾ったチャンスを生かして、思い切り相撲をとって勝ちたいです」
▽千代丸に玉鷲は千代丸が引き落としで勝ち越しました。

☆千代丸「流れというか、落ち着いて相手を見て対応しようと思った。今日で勝ち越したい思いがあった。いい意味で緊張感がありました」
▽大栄翔に豊山は大栄翔が押し出し。

☆大栄翔「しっかり前に出れたので良かったと思う。休まずに先に先に攻めた。(千秋楽で2桁懸かるが)思い切って相撲を取りたい」
▽霧馬山に栃ノ心は霧馬山が外掛けで勝ち越しました。

☆霧馬山「当たって我慢してまわし取って、良かったと思う。きれいに決めて良かった」
▽千代大龍に豊昇龍は豊昇龍がとったり。

▽隆の勝に若隆景は若隆景がはたき込みで勝ち越しです。

▽小結・逸ノ城に遠藤は逸ノ城が突き落としで勝ち越しました。遠藤は4敗に後退です。

▽隠岐の海に関脇 御嶽海は隠岐の海が下手投げ。

☆隠岐の海「左差せて良かった。前に出れたので良かったです。最後の一番があるので明日も集中したい」
▽関脇 明生に阿武咲は明生がはたき込み。阿武咲は4敗に後退しました。

▽妙義龍に大関 正代は妙義龍が寄り切りで3敗を守りました。

▽ただ1人2敗の横綱 照ノ富士に大関 貴景勝は、照ノ富士が上手投げで勝ちました。

 秋場所は26日の千秋楽で、先に土俵に上がり新関脇・明生と対戦する妙義龍が敗れるか、結びの一番で照ノ富士が勝てば、照ノ富士の2場所ぶり5回目の優勝が決まります。
 また、「本割」で妙義龍が勝って照ノ富士が敗れれば、優勝決定戦にもつれ込みます。
各力士の談話
 
宇良は6勝目をあげ「毎日同じ気持ちでやっている。最後まで無事に取りきって終わりたい」と話していました。
 前頭16枚目で勝ち越した千代丸は「あとがなかったので、きょう勝ち越したいというのはあった。一番でも多く勝って少しでも上に上がりたいのであしたまで集中して頑張りたい」と気を引き締めていました。
 霧馬山も連敗を3で止めて勝ち越しを決め「連敗で結構つらかったですが、きょう勝ってよかったです。あした最後なので思い切り相撲取っていきたい」とうれしそうでした。
 同じく勝ち越しを決めた若隆景は「あしたがあるので、しっかり集中して、1日一番取りきる」と千秋楽を見据えました。
 阿武咲は4敗となり「ついていけなかった自分が悪い。頭には完全になかった。自分が強かったら、残っているので、1から頑張るだけです。前に出る相撲を取りきりたい」と潔く話していました。
 関脇・御嶽海に勝って11場所ぶりのふた桁白星をあげた隠岐の海は「最後悪ければ意味がないので振り返るよりもあしたを集中してやりたい」とあくまで冷静でした。
 大関・正代に勝って3敗を守った妙義龍は「相手は大関だから思い切っていくのは当たり前で大関戦を組んでくれたことに感謝してやりました。自分のやってきたことを信じて土俵に上がりました」と話し、優勝争いについては「初めてのことなのでどうこうはないですが気分よくあしたも場所に入りたい」と話していました。
 敗れた正代は「うまく取られましたね。ここ最近、連敗していた相手だったので、いいイメージは持っていなかった。きょうの相撲はいちばん出してはいけない相撲」と反省していました。
 貴景勝は、横綱・照ノ富士に敗れて6敗となり「またあしたあるので。集中して。15日間同じ気持ちでやる」と話していました。    【NHK NEWS WEB 2021925 2306分 】

 藤井聡太3冠がJT杯初4強「うまくつながる形になった」千田七段下す ―― 「将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)」の2回戦、藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)対千田翔太七段(27)戦が25日、都内で行われた。対局は先手の藤井が113手で勝ち、JT杯初の4強入りを果たした。113日、名古屋市で行われる予定の準決勝では永瀬拓矢王座(29)と対戦する。

 タイトルホルダーの藤井は1回戦シードのため、ここから登場。1回戦で羽生善治九段(50)を破って進出してきた千田を相手に、相掛かりの出だしから小刻みに攻め続けてリードを広げ、押し切った。終局後、「攻めが細いところもありましたが、最後はうまくつながる形になったと思います」と振り返った。
対する千田は、「玉を上部に逃げ出す狙いが実現せず、かえって中途半端になってしまた」と話した。
https://www.youtube.com/watch?v=U1ejgkXAAFo
 この公式戦は前年度のJT杯覇者である豊島将之竜王(31)以下、今年228日時点での8大タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・叡王・王将・棋聖)の保持者、20年の賞金ランキング上位者の計12人による勝ち抜き戦。コロナ禍で実現できていない場所もあるが、本来なら地方を転戦してトップ棋士同士の対戦をすべて公開対局で行う。
 もう一方の準決勝は1016日、大阪市(予定)で豊島竜王と渡辺明名人(37)が対戦する。決勝は1121日、千葉市「幕張メッセ」の予定。優勝賞金500万円、準優勝150万円。    [日刊スポーツ 20219251832]


 

ウェブニュースより
 大相撲秋場所13日目 単独トップの横綱 照ノ富士 2敗を守る ―― 大相撲秋場所13日目、単独トップの横綱 照ノ富士は、関脇 御嶽海に寄り切りで勝って、2敗を守りました。
 中入り後の勝敗です。
▽輝に栃ノ心は、栃ノ心が上手投げ。

☆栃ノ心「脇が空いて中に入られたけど何とか残した。余裕はなかった。必死に残しました。最後はあれ(上手投げ)しかなかった。何とか投げられてよかったです」
▽豊山に英乃海は、英乃海が上手出し投げ。

☆英乃海「今まで1度も負けたことがない相手なんで自信を持っていきました。(67敗で)まだ勝ち越し見えてるんで、狙っていきたいです」
▽碧山に剣翔は、碧山が押し出し。剣翔は負け越しました。

▽魁聖に翔猿は、魁聖が上手投げ。翔猿は負け越しです。

▽徳勝龍に照強は、照強が小手投げ。

▽志摩ノ海に一山本は、志摩ノ海が寄り切り。

★一山本「(土俵下に)落ちた時より、残した時に膝が入った。引いたのがよくなかったですね。気持ちよく勝って終われるようにあと2番、しっかり準備して頑張りたい」
▽宇良に千代ノ皇は、宇良が押し出し。

▽千代翔馬に琴恵光は、琴恵光が押し出し。

☆琴恵光「うまく攻め切れたと思います。相手どうこうより、考えすぎず自分の流れで相撲をとろうとだけ思いました」
 物言いがつくも行司軍配どおり
▽千代大龍に大栄翔は、大栄翔が押し出しで勝ち越しました。

☆大栄翔「しっかり前に圧力が伝わった。休まず攻められてよかった。(勝ち越しを)今日しっかり決めようと思っていたんでよかったです」
▽若隆景に千代丸は、若隆景が寄り切り。

★千代丸「警戒されていたことをされた。下からおっつけて低く攻めることは分かっていたが、止められなかった。受けすぎてしまった」
▽遠藤に霧馬山は、遠藤がはたき込みで3敗を守りました。

▽千代の国に隆の勝は、隆の勝が押し出し。

☆隆の勝「落ち着いて出れた。(白星先行は)大きい。勝って良かった」
▽豊昇龍に玉鷲は、豊昇龍が突き出し。玉鷲は負け越しです。

▽隠岐の海に小結 逸ノ城は、逸ノ城がきめ出し。隠岐の海は4敗に後退です。

▽宝富士に関脇 明生は、明生が押し出し。

☆明生「落ち着いて取ることができた。我慢して詰めることができた。毎日その日に集中して自分を信じてやっている」
▽妙義龍に大関 貴景勝は、妙義龍がすくい投げで3敗を守りました。

▽大関 正代に阿武咲は、阿武咲が寄り切りで3敗を守りました。

☆阿武咲「中に入られたので良かった。押し込まれたときは焦ったけど、冷静さもあって良かった。(終盤戦で大関戦)やることは変わらないので、しっかり自分の相撲を取りきるだけです。(優勝争いは)今日は今日なので、明日また集中して頑張ります」
▽関脇 御嶽海に新横綱 照ノ富士は、照ノ富士が寄り切りで2敗を守りました。

 秋場所は25日の14日目に、3敗の阿武咲と遠藤、それに妙義龍の3人が敗れたうえで、結びの一番で照ノ富士が勝てば、千秋楽を待たずに2場所ぶり5回目の優勝が決まります。
各力士の談話
 
大栄翔は3場所ぶりの勝ち越しを決め「きょう決めようと思っていたので、決められてよかった。残り2日、最後まで集中して場所をやりきることが目標だ。全部勝てるのが1番いいので集中してやる」と話していました。
10勝目を挙げて3敗を守った遠藤は「体が動いた。思ったとおりの動きができたのであすも集中して頑張る」と気を引き締めていました。
 新関脇 明生は6勝目を挙げ「落ち着いて、我慢して相撲を取ることができた。毎日、その日の取組に集中して自分の相撲を信じてやっていきたい」と話していました。
 妙義龍は大関 貴景勝を破って白星をふた桁に乗せ「今までいろいろと考えすぎて勝てなかったが、きょうは思い切り踏み込んで当たった。優勝争いは特に考えていないが声援をもらえることに感謝してやっている」と話していました。
 敗れた貴景勝は「負けたので、また頑張るしかない。またあすがあるので一生懸命頑張る」と話していました。
 大関に勝って10勝目を挙げた阿武咲は「押し込まれて少し焦ったが、冷静さもあったのでよかった。やることは変わらないのでしっかり自分の相撲を取りきるだけ。きょうはきょう。あすもしっかり集中して頑張る」と話していました。
 敗れた正代は「立ち合いはすごくよかったと思うが、詰めが課題だ。体もまだ動いているので思い切りいけたらいいかな」と話していました。
 2敗を守って11勝目を挙げた新横綱の照ノ富士は取組後は何も語らず、国技館をあとにしました。    【NHK NEWS WEB 2021924 2130分 】


 

ウェブニュースより
 大相撲秋場所12日目 新横綱 照ノ富士 明生に敗れ2敗目 ―― 大相撲秋場所12日目、新横綱 照ノ富士は明生に下手投げで敗れて2敗目を喫しました。
 中入り後の勝敗です。
▽千代ノ皇に十両の大奄美は、大奄美が寄り切り。千代ノ皇は負け越しです。

▽栃ノ心に千代の国は、栃ノ心が押し出し。

☆栃ノ心「まわし取って寄り切りたかったけどね。こんな激しい相撲は久々だった。まだまだいけるんじゃないかという感じですね」
▽琴恵光に千代大龍は、琴恵光が寄り切り。

☆琴恵光「相手の中に入れたのがよかった。自分から攻めて相撲をとれているのが、いい結果につながっている。(残り3日)シンプルに自分から攻める意識を持って土俵に上がりたい」
★千代大龍「(勝ち越しまで)あと一番が長い。いつも千秋楽までいってしまうので」
▽妙義龍に輝は、輝が押し出し。妙義龍は3敗目を喫しました。

☆輝「足が止まらずに前に圧力をかけ続けられた。こういう相撲をしっかり取れれば勝ちつながると思う」
▽豊山に碧山は、豊山が寄り切り。

▽英乃海に剣翔は、剣翔が寄り切り。

▽翔猿に徳勝龍は、翔猿が首投げで勝ちました。翔猿は土俵際で、逆転の首投げを決め5勝目を挙げ「瞬時に対応できたのでよかった。白星がいい薬になります。あと3日、思い切り頑張ります」と淡々と話しました。

☆翔猿「うまく誘えましたね。対応できてよかった。やっと白星とれたんで、明日からまた頑張ります」
▽魁聖に志摩ノ海は、志摩ノ海が押し出し。魁聖は負け越しました。

★魁聖「自分の相撲がとれなかった。負け越したけど残り何とか勝って(幕内に)残れるよう頑張ります」
▽照強に一山本は、一山本が突き出し。

▽千代丸に宇良は、千代丸がはたき込み。宇良は負け越しです。宇良は「久しぶりの負け越しですね。切り替えて…。切り替えてと言うしかないですもんね。自分としてはあと3番残っているので、しっかり頑張って取りたい」と言葉どおりに切り替えている様子でした。

▽千代翔馬に若隆景は、若隆景が押し出し。

▽霧馬山に隠岐の海は、隠岐の海が上手投げで3敗を守りました。

▽大栄翔に豊昇龍は、大栄翔が押し出し。

☆大栄翔「まわし取られたら強い相手。自分の相撲を取りきろうと思った。まだまだ実力がないので、毎場所活躍できるようにこれから稽古してやっていきたい。残り3日なので、思い切って自分の相撲を取りきれるように自分の突き押しでいきたい」
▽隆の勝に遠藤は、遠藤がはたき込みで3敗を守りました。遠藤は「しっかり自分の相撲を取ることだけ考えました。あしたも頑張ります」と白星にもことば少なでした。

▽玉鷲に小結 高安は、高安が右の尻の筋肉を痛めて23日から休場し負け越しました。玉鷲が不戦勝です。
▽阿武咲に関脇 御嶽海は、阿武咲が押し出しで3敗を守りました。御嶽海は4敗目です。阿武咲は「よく前に攻められたと思う。しっかりと前に出ようと思っていたのでよかったです」と振り返ったうえで、優勝争いについては「特に何も考えることはない。やることは変わらないので、1日、一番、しっかり取りきることに集中します」と24日の取組を見据えていました。

☆阿武咲「よく前に攻められたと思う。しっかり前に出ようと思っていたので良かったです。(優勝争いは)特に何も考えることはない。1日一番しっかり取り切ることに集中します」
▽小結 逸ノ城に大関 正代は、逸ノ城がはたき込み。正代は4敗目です。敗れた正代は立ち合いが2回合わず「自分が合わせられなかったというのがあると思う。3回目の立ち合いは前に出ていましたし、途中に止まってしまったのが良くなかったかな」と反省していました。

▽角番の大関 貴景勝に宝富士は、貴景勝が押し出しで勝ち越して角番を脱出しました。貴景勝し「きょうも変わらず集中してやるしかないので、そこだけ考えてやった。積極的にやろうと思っていた。初日から変わらずやってるので、結果は最後、終わった時にわかる。4敗しているので優勝を考える立場でもないが、可能性がある以上は一生懸命に目指さないといけない」といつもどおり淡々と話しました。

▽新横綱 照ノ富士に新関脇 明生は、明生が下手投げで勝ちました。照ノ富士は2敗目を喫しましたが単独トップのままです。照ノ富士から白星を挙げた明生は「強い横綱に勝つことが出来て、すごく良い一番だった。取組には、横綱を少しでも慌てさせようという気持ちでいきました。無我夢中でした。残り3日、頑張ります」と落ち着いた様子で話していました。

 大相撲秋場所は12日目を終えて、ただ一人2敗の照ノ富士を3敗で阿武咲、遠藤、隠岐の海、妙義龍のいずれも平幕の4人が追う展開です。    【NHK NEWS WEB 2021923 2245分 】


 

ウェブニュースより
 大相撲秋場所11日目 横綱 照ノ富士が1敗守る ―― 
大相撲秋場所は11日目。新横綱の照ノ富士は、小結の高安に寄り切りで勝って10勝目をあげ、1敗を守りました。
 中入り後の勝敗
▼千代丸に十両の若元春は、若元春が寄り切りで勝ちました。

▼徳勝龍に栃ノ心は、栃ノ心が寄り切り。徳勝龍は負け越しです。

▼遠藤に魁聖は、遠藤が寄り切り。遠藤は勝ち越しました。

○遠藤 しっかり体が動いてくれたと思います。しっかり毎日修正できている。しっかり集中してやるだけです。
●魁聖 (遠藤が)左から回るとは思わなかった。前は右に回られて負けた。左からとは思わなかった。
▼一山本に妙義龍は、妙義龍が寄り切りで勝って、2敗を守りました。一山本は負け越しです。

○妙義龍 (相手の一山本がもろ手ではなく頭からきた)初めての対戦だったので、あまりよく分からなかったけど、とりあえず当たろうと。中途半端に当たらずに。足がよく前に出た。流れのある相撲だった。(優勝への意識は)特にないですね。別に。(事前に相手の研究は)だいたいもろ手で当たっているイメージだった。あまり前のめりにならないように、足で相撲を取ろうと思っていた。
▼千代大龍に剣翔は、千代大龍が引き落とし。

▼輝に英乃海は、英乃海が突き落とし。

○英乃海 (もろ手で押されたが)攻められたけど、思い切ってはたきにいった。(残り4日間に向けて)良くても悪くても、勝ちにいけるように頑張りたい。
▼碧山に千代ノ皇は、碧山が押し出し。

▼千代の国に翔猿は、千代の国が送り倒しで勝って、3場所ぶりの勝ち越しを決めました。

▼隠岐の海に豊山は、隠岐の海が寄り切り。隠岐の海は勝ち越しです。

○隠岐の海 (立ち合いは)ちょっと待った気味だったけど何とかです。残りもしっかり頑張ります。しっかり欲を出して2桁目指したい。
豊山 (得意ではない四つ身の展開に)立ち合いが合わなかった。それが全て。向こうも待ったと思って、そういう感じだった。自分も体が止まってしまった。そこが悔やまれる。
▼志摩ノ海に琴恵光は、琴恵光が寄り切り。

○琴恵光 最終的に中に入れたので、うまく持っていくことができた。
▼千代翔馬に照強は、千代翔馬がはたき込み。照強は負け越しが決まりました。

▼玉鷲に宇良は、玉鷲が押し出し。

●宇良 (前日10日目の結びから一夜明けた一番だったが)毎日同じ気持ちです。(勝ち越しへ後がない状況になり)巻き返すという気持ちは、初日終わってからずっと巻き返したいと思っていた。(仮に)負け越しが決まっても頑張りたい。何とかここまで戦えているのであと4日頑張りたい。(昨日の一番の反響は)何もなかったですね。
▼若隆景に霧馬山は、若隆景が寄り切り。

▼豊昇龍に隆の勝は、隆の勝が押し出し。豊昇龍は6敗と2つの休みで負け越しとなりました。

○隆の勝 自分から自分からという意識で勝てたので良かった。まわしを引かれたら強い相手なので、突き放していこうと距離を取れたので良かった。止まったらつかまる可能性があったので、思い切りいった。
▼宝富士に小結の逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。

○逸ノ城 (3分超える長い相撲に)よく辛抱したと思う。長い相撲になってもしっかり残してやろうと思っていた。我慢したのが良かった。
▼関脇 御嶽海に大栄翔は、御嶽海が押し出しで勝って、勝ち越しです。

●大栄翔 立ち合いは悪くなかった。もっと攻めないとダメ。悪い相撲が出た。(残り4日間に向けて)しっかり自分の相撲を取れるように頑張りたい。
▼阿武咲に大関 貴景勝は、貴景勝が引き落とし。阿武咲は3敗に後退しました。

○貴景勝 しっかり準備してやろうと思った。(阿武咲の足がそろったのが見えたのか)あまり覚えていない。(ここまでの相撲内容は)15日終わってみないと分からない。(残り4日間も)集中して頑張ります。
▼大関 正代に関脇の明生は、正代が上手投げで勝って、勝ち越し。

▼小結 高安に横綱 照ノ富士は、照ノ富士が寄り切りで勝って10勝目をあげ、ただ11敗を守りました。

○照ノ富士 じっくり前に出ていこうと思っていた。(新横綱場所で2桁到達)まだ場所が終わっていないので、これからです。1日一番集中して頑張っていきたい。
 大相撲秋場所は11日目を終えて、照ノ富士が1敗で優勝争いの先頭に立ち、2敗で平幕の妙義龍が続いています。    【NHK NEWS WEB 2021922 1902分 】

 大谷翔平「いい打席になっている」本来の姿取り戻し10戦ぶり45号に監督納得 ―― <エンゼルス5-10アストロズ>◇21日(日本時間22日)◇エンゼルスタジアム
【アナハイム(米カリフォルニア州)21日(日本時間22日)】エンゼルス大谷翔平投手(27)が、待望の45号アーチを放った。「2番DH」で出場したアストロズ戦の8回に右翼席へ飛距離約137メートルの特大弾をたたき込んだ。10試合ぶりの1発で、シーズン45本塁打はトラウトに並ぶ球団2位タイ。本塁打数トップのブルージェイズ・ゲレロ、ロイヤルズ・ペレスと1本差とした。残り11試合。日本人初の本塁打王へ、タイトル争いがますます激化してきた。

 タイトル獲得へ意欲的な大谷にとっても、待望だったのかもしれない。大敗ムードの8かい先頭。スタンドには静けさが残る中、「オオタニ~」と女性ファンの声援が響く。
4球目、937マイル(約151キロ)の内角直球を完璧に捉えた。甲高い打球音を残し、右翼席へ一直線。大谷は打球の行方を少しだけ見て、息をつくように下を向いた。46打席ぶりに出た久々の1発。マドン監督は「(球を)粉砕したようだった。(最近は)よりいい打席になっている」とうなずいた。
 崩れかけていた状態から段階を踏み、本来の姿に近づいてきた。第1打席は内角のカーブを捉え、中直で凡退。打球に角度がつかなかったが、ボールをギリギリまで引きつけるようにスイングし、センター方向へ打ち返した。第3打席、同じく内角カーブを右前へライナーではじき返し、安打とした。そして、第4打席で本塁打。指揮官は「前打席のライナーの安打も良かったし、(ここ数試合の)逆方向への飛球もいい兆候だと思っていた」と復調を予感していた。
 飛距離と角度を出すために欠かせない下半身の動きも、本来の形に戻りつつある。第3打席はインパクト後に軸足の左足が伸び上がって力が抜けたが、第4打席では重心を低く保ったまま、土を蹴るように回転。下半身との連動で最大限の力をボールに伝えた。1球前にはア軍の捕手マルドナドに何やら話しかけ、ニンマリ。前日は外角攻めで無安打に抑えられ、この日は内角との出し入れで攻められた。その中で、外要求から内へ入ってきた逆球の1球を逃さず仕留め、特大弾で豪快にリベンジした。
 シーズン45本塁打は、メジャー屈指の強打者で同僚のトラウトに並んで球団歴代2位。現在リーグトップの46本まで1本差に迫った。残り11試合。「ストライクゾーンをしっかりつかんでいけば、非常にいい打撃が見られるだろう」とマドン監督は言った。ゲレロ、ペレスらと繰り広げる、三つどもえのタイトル争い。主役はやはり、大谷だ。    [日刊スポーツ 20219221931]


 

ウェブニュースより
 新横綱 照ノ富士 宇良に勝ち1敗守る 大相撲秋場所10日目 ―― 大相撲秋場所は10日目、新横綱 照ノ富士は平幕の宇良に上手投げで勝って1敗を守りました。
 中入り後の勝敗です。
▽一山本に魁聖は魁聖が押し出しで勝ちました。

●一山本「捕まえられると勝てない。横に動こうと思ったが、引っかかってしまったのがうまくいかなかった。自分のとりたい相撲をとらせてもらえない。相手が強いのはもちろんだが、自分の弱さだと思っています。」
▽豊山に千代丸は豊山が押し出し。

○豊山「昨日が思うような相撲がとれなかったんで、落ち着いていこうと。上半身ばかり力が入っていたんで、いい意味で肩の力が抜けて相撲がとれた。」
▽剣翔に千代ノ皇は千代ノ皇が寄り切り。

●剣翔「今日だけじゃないですけど、相撲をとれていないので、相撲をとれるよう頑張ります。(右足蜂窩=ほうか=織炎は)出る限りは言い訳にならない。やるしかないです。」
▽輝に千代大龍は千代大龍が突き出し。

▽徳勝龍に碧山は碧山がはたき込み。

▽英乃海に千代の国は英乃海が寄り切り。

○英乃海「我慢勝ちです。いつも相手のペースにのまれて負ける。結果、後手後手になったが、我慢できてよかった。(幕内で02敗だった)千代の国関に勝ててよかった。自信になります。」
▽妙義龍に隠岐の海は妙義龍が寄り切りで勝って4場所ぶりの勝ち越しを決め、2敗を守りました。

○妙義龍「(今年初場所以来の勝ち越しに)久々です、はい。(残り5日)土俵に上がれば自分らしく、11日やっていきます。」
▽翔猿に栃ノ心は栃ノ心が寄り倒し。

▽照強に琴恵光は琴恵光が押し倒し。

▽阿武咲に遠藤は阿武咲が押し出しで勝って4場所ぶりの勝ち越しを決め、2敗を守りました。

○阿武咲「しっかり前に出ようと思いました。(今年初場所以来の勝ち越し)しっかり場所前からやってきたんで、その結果が出てよかった。」
▽志摩ノ海に千代翔馬は千代翔馬が送り出し。

▽霧馬山に豊昇龍は霧馬山が上手投げ。

▽隆の勝に宝富士は宝富士が突き落とし。

▽琴ノ若が左ひざのけがで21日から休場し小結 高安は不戦勝となりました。
▽小結 逸ノ城に玉鷲は逸ノ城が押し出し。

▽若隆景に関脇 御嶽海は御嶽海が押し出し。

▽大栄翔に大関 正代は正代がはたき込み。

▽角番の大関 貴景勝に新関脇 明生は貴景勝が押し出し。

20日初黒星を喫した横綱 照ノ富士に宇良は、照ノ富士が上手投げで勝って連敗せず、ただ一人1敗を守りました。
  
NHK NEWS WEB 2021921 1838分 】

 中秋の名月、たっぷりと 8年ぶりの満月幻想的に ―― 一年で最も美しいとされる旧暦8月15日夜の月「中秋の名月」。今年は8年ぶりの満月に当たり、まん丸の姿で東京の夜空に輝いた。
 たなびくような雲も出現。月の“表情”にアクセントを添えていた。
 21日は列島の広い範囲で雲が多い天気となったが、雲間から月が見えると「幻想的」「きれい」と歓声が次々に上がった。
  
(産経新聞 2021/9/21 22:42


 

ウェブニュースより
 大相撲秋場所9日目 横綱・照ノ富士が初黒星 全勝いなくなる ―― 
大相撲秋場所は9日目、横綱・照ノ富士は大栄翔に寄り切りで敗れ、初黒星を喫しました。秋場所は9日目を終えて勝ちっ放しがいなくなりました。
 中入り後の勝敗です。
▽千代の国に徳勝龍は千代の国が引き落としで7勝目。

☆千代の国「(土俵際の逆転に)ほめられた内容じゃないですね。しっかり当たって前に出たかったが、押し込まれた。ちょっとギリギリだったかな。(勝ち越し王手も)勝っているのはいいですが…」
▽輝に魁聖は輝が押し出し。

▽千代ノ皇に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。

▽剣翔に琴恵光は琴恵光が寄り切り。

☆琴恵光「自分から攻めることができた。しっかり足が出ていたことも(白星に)つながった。(幕内100勝目を飾り)次は101勝目、そんな感じです」
▽遠藤に一山本は遠藤が引っ掛けで7勝目です。

★一山本「僕が勝手に転んだだけ。上半身だけでいってしまった。弱いから仕方がない。明日からしっかりと切り替えていきたい」
▽千代丸に英乃海は千代丸が寄り切り。

☆千代丸「止まらず攻めきるだけ。四つになったら相手有利なので。動けて相手を見て、落ち着いて勝てているんで調子はいいと思う。早めに勝ち越して、1番でも多く白星を重ねたい」
▽隠岐の海に翔猿は隠岐の海が押し出しで7勝目。

☆隠岐の海「よく足が出てよかったと思います。前に攻めて、引いてくれたら一番いいかなと思ってました。しっかりリズムを作って頑張りたい」
▽豊山に照強は豊山がはたき込み。

☆豊山「止強引にいろいろいきすぎたかな。中に入られたくなかったし、まわしを取られたらうるさい相手だから、距離をとりたかった。今日は勝った。それだけですね」
▽志摩ノ海に碧山は志摩ノ海が押し出し。

☆志摩ノ海「相手は重たいんで、下から下からの攻めがああいう相撲になった。3連敗は相手の流れで負けていた。今日は粘れたんでよかった」
▽妙義龍に阿武咲は阿武咲が押し出し。妙義龍は2敗に後退です。

☆阿武咲「土俵の上での気持ちの持ちようが大事。しっかり集中できている。(優勝争いの意識は)ない。今日は今日なので。しっかり明日も集中していきたい」
★妙義龍「立ち合い、低く当たったつもりだったけど相手がより低かった。立ち合い負けですね。(2敗目も)まあまあいいんじゃないですか、こんな感じで」
▽宇良に千代大龍は千代大龍が引き落とし。

☆千代大龍「引いた瞬間にやばいと思ったけど、宇良関が落ちる形になって助かった。宇良関とやるのは怖い。潜ったり、足をとってきたり。苦手です」
★宇良「きれいに決められてしまいましたね。相手の圧力がすごかったですね。もっと自分も体を大きくしないとダメですね」
▽宝富士に琴ノ若は宝富士が下手投げ。

▽豊昇龍に若隆景は、行司軍配差し違えで、豊昇龍が一本背負いで勝ちました。

☆豊昇龍「何より勝ってよかったです。やっぱり、よく集中できていたんで、(勝因は)それかなと思います。自分でもあまりよく分かんなかったですけど、体の反応が良かったと思います」
▽隆の勝に小結・逸ノ城は隆の勝が寄り切り。

▽玉鷲に新関脇・明生は明生が突き出し。

▽関脇・御嶽海に霧馬山は霧馬山が送り出し。御嶽海は3敗目です。

▽小結・高安に角番の大関・貴景勝は貴景勝が押し出しで5勝目を挙げ白星先行です。

▽大関・正代に千代翔馬は正代が押し出し。千代翔馬は負け越しました。

☆正代「(千代翔馬にこれまで5連勝しており)相手も考えてくると想像した結果、見ていきました。いろいろやってくるかなと思って見ていきました。今のところケガもないですし、このままの調子でいけたらなと思います」
▽大栄翔に横綱・照ノ富士は大栄翔が寄り切り。照ノ富士は今場所初黒星を喫し初めての金星を与えました。

☆大栄翔「うれしいです。思い切って押していきました。自分では自信になりますし、これから残っていますし、いい相撲が取れるように頑張ります」
 秋場所は9日目を終えて勝ちっ放しがいなくなりました。    【NHK NEWS WEB 2021920 1901分 】

 藤井聡太3冠が勝利 木村九段の飛車切りに真っ向勝負 B級1組5回戦 ―― 将棋の史上最年少3冠、藤井聡太王位・叡王・棋聖(19)が20日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第80期順位戦B級1組5回戦で、木村一基九段(48)を87手で下した。

 13日に豊島将之竜王から叡王を奪取し、史上最年少の191カ月で3冠獲得後、初白星を挙げた。これで順位戦B級1組での対戦成績は4勝1敗。最年少名人への戦いが続く。

 戦型は相掛かり。午前はスローペースで進んだが、昼食休憩を挟み、木村が銀との交換で飛車切りを決断。この攻め合いに藤井は真っ向勝負を挑んだ。藤井が優勢を築くと、「千駄ケ谷の受け師」と呼ばれ、受け(守り)を身上とする木村は不屈の精神で耐えしのぎ、巻き返した。夕食休憩後、最終盤に再び藤井が優勢を築き、粘る木村を振り切った。
https://www.youtube.com/watch?v=iS_A7vw2Kno
 終局後、藤井は昼食休憩後の攻防について「けっこう厳しい変化が多いので、よく分からなかった。難しいのかなと思っていた」と振り返った。
 実力者が名を連ね、「鬼の住処(すみか)」の異名を持つB級1組は13人が所属。総当たりで戦い、上位2人がA級に昇級する。順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。
 藤井が谷川浩司九段(59)が持つ名人獲得の史上最年少記録(212カ月)を更新するには、今期のB級1組を1期で抜け、さらにA級1期目で挑戦権を獲得し、名人のタイトルを奪取する必要がある。
 4勝1敗の対戦成績に「まだまだ先は長いですが、一局一局を大事にしてやっていけたらと思っています」と話した。
 今後もハードスケジュールが続く。17日に第47期棋王戦本戦トーナメント3回戦で斎藤慎太郎八段に敗れたため、年度内6冠の可能性は消滅したが、竜王、王将のタイトルを奪取すれば、年度内5冠の可能性がある。挑戦を決めている竜王戦7番勝負(10月8日開幕)では竜王を持つ豊島将之竜王と王位戦、叡王戦に続き3度目のタイトル戦を戦う。    [日刊スポーツ 2021921014]


 

ウェブニュースより
 大相撲 秋場所 新横綱 照ノ富士が中日でただひとり勝ち越し ―― 大相撲秋場所は中日8日目、新横綱 照ノ富士は玉鷲を寄り切ってただひとり勝ち越しました。
 中入り後の勝敗です。
▼千代丸に魁聖は千代丸が押し倒し。

☆千代丸「立ち合い、攻めて動き勝つことができた。初日から(体は)動けている
▼徳勝龍に輝は徳勝龍が押し出し。

▼剣翔に豊山は剣翔が突き落とし。

★豊山「腕を引っ張られて、のけようとしたところをタイミングよく引かれちゃった。のど輪で攻めすぎたのかな。よしと思って安易に前に出てしまったのが悪かった
▼栃ノ心に一山本は一山本が寄り切り。

☆一山本「(栃ノ心には)先場所押していって、組んで負けた。それを反省して、引っ張り込まれそうになっても我慢しました。徹底して、まわしだけは取られないことを意識しました」
▼琴恵光に千代の国は千代の国が押し出し。

☆千代の国「良かったと思います。思い切りいこうと思いました。狙い通りというか、良かったと思います」
▼妙義龍に千代ノ皇は妙義龍が寄り切りで7勝目、1敗を守りました。

☆妙義龍「土俵際、詰めはあまかったですけど。体は動いています」
★千代ノ皇「残すところまではよかったのですが、攻めるの遅れたのが(負けた)原因ですね。体自体は動いているので、前に出られるように頑張ります」
▼千代大龍に隠岐の海は隠岐の海が寄り切り。

▼遠藤に志摩ノ海は遠藤が送り出し。

▼照強に碧山は碧山が突き出し。

☆碧山「(照強を)絶対に中に入れないように意識したっす。(3日続けて)小さいお相撲さんばかりでやりづらさはあるけど、中に入れないことを意識しました」
▼翔猿に宇良は宇良が押し倒しで勝ちました。

☆宇良「入門してから時間がたちましたけど、対戦できたのはうれしかったですね。ずっと翔猿関の活躍を高校生の時から見ていて、体も大きくないのにすごいなと思ってみていました。その時のことを思うと、この土俵で戦えたのは勝ち負けに関係なくうれしかったですね」
▼阿武咲に英乃海は阿武咲が送り出し。

▼宝富士に若隆景は若隆景が寄り切り。

▼隆の勝に霧馬山は隆の勝が押し出し。

☆隆の勝「なるべく(霧馬山にまわしを)取らせないようにしたが、組んでしまった。慌てずに距離を取れた」
▼千代翔馬に高安は千代翔馬が上手投げで今場所初白星です。

▼小結 逸ノ城に19日から再出場の豊昇龍は、取り直しの末、豊昇龍が寄り切り。

☆豊昇龍「(再出場での勝利に)何より勝ちたいと思っていたので、勝って良かったです。喉がアレで、声が出なくなったので2日間熱を出して、昨日朝からだいぶよくなったので、今日頑張りました。もう大丈夫です」
▼新関脇 明生に関脇 御嶽海は御嶽海が引き落とし。

☆御嶽海「昨日の負けもあったんで、しっかり取りたい一番だった。関脇同士で気合が入りましたね」
▼琴ノ若に大関 正代は琴ノ若が上手投げで初挑戦の大関に勝ちました。

☆琴ノ若「自分は自分の力をしっかり出して向かっていくしかなかった。立ち合い持って行かれたけど、真っ向から向かって出し切れたと思います。(初めての上位総当たりで)まだ及ばないところがたくさんある。来場所また力をつけて前向きにいきたい」
★正代「前に攻めていた分、うかつに前に出てしまった。土俵際で(相手を)正面に置くことができなかった」
▼角番の大関 貴景勝に大栄翔は貴景勝がはたき込みで星を五分に戻しました。

☆貴景勝「集中していきました。押し相撲同士だし気持ちで積極的にいこうと。(星が五分になったが)初日から変わらず明日の一番も頑張ります」
★大栄翔「立ち合いから先に攻めたかったんですけど、完璧に先に攻められました。立ち合い負けして、後手後手になった」
▼新横綱 照ノ富士に玉鷲は照ノ富士が寄り切りで勝って8連勝。ただひとり、中日に勝ち越しを決めました。

☆照ノ富士「冷静に取れたかなと思います。(土俵際の感覚について)一生懸命やっているだけですね。(中日で観客も多く集まり)土俵の上でいい相撲を見せられたらいいなと思っています」    【NHK NEWS WEB 2021919 1904分 】

 香港選挙「愛国者」主導に 親中派一色、民主派排除 ―― 香港で行政長官を決める選挙委員(定数1500)の選挙が19日実施された。中国は3月に「愛国者による香港統治」を掲げ選挙制度を大幅に見直した。候補者から民主派を排除し登録有権者は前回より97%減った。定数の7割超が無投票で決まる異質の「選挙」となった。
 「一部の反中勢力が選挙を利用して政治システムに入り込んでいた。愛国者による統治を確実にして、本来の一国二制度を取り戻す」。香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は19日、投票所を視察した後、こう強調した。今回は12月の立法会(議会)選挙や来年3月の行政長官選挙に先立つ「愛国者選挙」の第1弾だ。

 19日に選出したのは行政長官を決める選挙委員だ。金融、教育、労働などの業界ごとに代表を選ぶ。一連の制度改正によって、立法会にも議員を送り込むなど大きな力を持つ存在になった。
 定数は前回の1200人から1500人に増えたが、当局が「愛国者」でないと判断した人物は立候補できなくなり、実際に民主派の1人が失格になった。香港メディアによると、親中派に分類できない「中間派」の候補者はわずか2人だ。
 活動実態が不透明な地域組織に大量の委員ポストを割り当てるなど、細かな制度も親中派一色になるように変えた。香港経済日報の分析によると、選挙委1500人の8割にあたる1200人は実質的に中国が決める力を持つという。
 実際、全体のおよそ3分の1は選挙を経ずに親中派団体などが決める指定ポストだ。残りの3分の2は選挙が基本だが、今回は36業界のうち23業界は定数分しか立候補がなく無投票になった。選挙で争ったのは全体の24%にあたる364人分だけだ。
 前回の登録有権者は教員や会計士を含む約25万人(団体含む)だったが、今回は7900人。無投票の業界を除く実質的な有権者は約4900人だ。有権者は各業界の団体の代表者ら。前回まで個人の投票を認めていた業界が団体代表による投票に切り替え、有権者数が激減した。実際に投票所に足を運んだ人は人口の0.1%未満だった。

 従来の選挙委員は民主派が3割程度を占めていた。ふだんは中国寄りの経済界が民主派と組めば、数のうえで親中派を上回る可能性があった。中国は経済界の政治力をそぐため、不動産業界などの選出枠を減らした。かつて選挙委員だった李嘉誠氏や李兆基氏ら著名経済人は今回、参加を見送った。
 行政長官の選挙は来年3月に実施する。今回選出した委員が投票で決める建前だが、中国政府の後押しを得た人物が選ばれるのが確実だ。現職の林鄭氏は2期目に意欲を示すものの、習近平(シー・ジンピン)指導部は言質を与えていない。
 香港の民主化運動は行政長官などを一般市民が参加する普通選挙で選べるようにする目標を掲げてきた。今回の選挙制度見直しで、民主派など幅広い民意が反映される余地はほとんどなくなり、中国が確実にコントロールする仕組みになった。

 共産党最高指導部の韓正(ハン・ジョン)副首相は18日、広東省深圳市で林鄭氏に円滑な選挙の実施を指示した。香港警察は19日、投票所や繁華街を5000人態勢で警備した。選挙に参加できない市民の関心は低く、目立った抗議活動はなかった。   【日本經濟新聞 2021920 1:07


 

プロフィール
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目高 拙痴无
年齢:
92
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1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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