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萩を詠める歌15
10-2109:我が宿の萩の末長し秋風の吹きなむ時に咲かむと思ひて

10-2110:人皆は萩を秋と言ふよし我れは尾花が末を秋とは言はむ

10-2111:玉梓の君が使の手折り来るこの秋萩は見れど飽かぬかも

10-2112:我がやどに咲ける秋萩常ならば我が待つ人に見せましものを

10-2113:手寸十名相植ゑしなしるく出で見れば宿の初萩咲きにけるかも

◎「手寸十名相」をどう読むかははっきりとはしていません。「手もすまに」と読んで「苦労して」という意味とする説があります。

ウェブニュースより
 真鍋氏にノーベル物理学賞 地球温暖化予測に貢献―「気候モデル」確立 ―― スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、コンピューターを使った地球温暖化などの予測手法を確立した米プリンストン大の真鍋淑郎上席研究員(90)ら3氏に授与すると発表した。

 真鍋氏は愛媛県出身。1958年に渡米し、米海洋大気局などで研究を続け、75年に米国籍を取得した。
 授賞理由は「複雑な物理システムの理解に対する画期的な貢献」。他に受賞が決まったのは、独マックスプランク気象学研究所のクラウス・ハッセルマン名誉教授(89)と伊ローマサピエンツァ大のジョルジョ・パリージ教授(73)。

 真鍋氏は1960年代から、大気と海洋の数値計算モデルを結合し、さまざまな要素が複雑に絡み合う気候変動の仕組みについて、コンピューター上でシミュレーションを可能にする「気候モデル」の手法を確立。大気中の二酸化炭素の濃度上昇が、温暖化につながることを実証した。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が90年に公表した第1次評価報告書には、真鍋氏の研究成果が引用されている。
 ハッセルマン氏は、自然現象と人間の活動がそれぞれ気候に与える影響を識別する方法を開発。パリージ氏は、気候のような無秩序で複雑な現象に隠されたパターンを扱う「複雑系」と呼ばれる分野の理論に貢献した。
 日本人のノーベル賞は2019年に吉野彰・旭化成名誉フェロー(73)が化学賞を受賞して以来で計28人目(米国籍取得者を含む)。物理学賞は15年の梶田隆章・東京大宇宙線研究所長(62)以来で6年ぶり、12人目となる。

 例年、授賞式は1210日にストックホルムで開かれるが、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で方式を変更。受賞者は自国でメダルと賞状を受け取る。
 賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億2700万円)は、真鍋氏とハッセルマン氏が4分の1ずつ、残りがパリージ氏に贈られる。
真鍋淑郎氏の略歴
 真鍋 淑郎氏(まなべ・しゅくろう)1931年9月21日、愛媛県の現四国中央市出身。58年東京大大学院で博士号取得、渡米して米海洋大気局上席研究官などを経て米プリンストン大上席研究員。
 75年米国籍取得。92年旭硝子財団のブループラネット賞、2018年スウェーデンのクラフォード賞受賞。
受賞決定者の略歴
 米プリンストン大の真鍋淑郎上席研究員と同時にノーベル物理学賞に選ばれた2氏の略歴は次の通り。
 クラウス・ハッセルマン氏 1931年独ハンブルク生まれ。57年にゲッティンゲン大で博士号を取得し、マックスプランク気象学研究所教授。99年に名誉教授。
 ジョルジョ・パリージ氏 1948年伊ローマ生まれ。70年にローマサピエンツァ大で博士号を取得し、同大教授。2021年にウルフ賞受賞。    (JIJI COM 202110052237分)

 岸田文雄内閣、支持率50%届かず 「甘利ファクター甘く見ていた」 ―― 毎日新聞と社会調査研究センターは4、5日、岸田文雄内閣の発足を受け緊急の全国世論調査を実施した。内閣支持率は49%と5割に届かず、昨年9月の菅義偉内閣発足時の64%を大きく下回った。不支持率は40%だった。閣僚の顔ぶれに「期待感が持てる」との回答は21%にとどまり、「持てない」が51%に上った。

 発足直後の支持率は新首相への期待から高めに出る傾向がある。岸田内閣最初の支持率は、菅内閣最後となった前回調査(918日)の37%より上がったものの、歴代内閣の発足時と比べ低調な船出と言えそうだ。調査方法が異なるため単純に数値の比較はできないが、過去20年間では麻生太郎内閣発足時(20089月)の45%に次ぐ低さとなった。
 岸田内閣を支持すると答えた人にその理由を尋ねたところ「首相の人柄に好感が持てるから」27%、「政策に期待が持てそうだから」25%、「自民、公明の連立内閣だから」18%などとなった。支持しない理由では「政治が変わりそうにないから」が58%を占め、「政策に期待が持てそうにないから」が20%だった。
 岸田首相は「新しい資本主義の実現」などを掲げて首相に就任したが、政治の変化を求める層の期待感は高まっていないようだ。その背景には、9月の自民党総裁選で安倍晋三元首相の出身派閥・細田派や麻生元首相の率いる麻生派など従来の主流派から支持を集めた経緯がある。
 自民党幹事長に麻生派の甘利明氏を起用した人事に対しては「評価しない」との回答が54%に上り、「評価する」は22%にとどまった。安倍、麻生両氏の影響力が強まったと言われていることについては、岸田首相の政権運営に「マイナスになる」と思う人が59%で、「プラスになる」の23%を大きく上回った。
 自民党支持層でも「プラス」は47%で、「マイナス」の32%を上回ったものの、「長老支配」への抵抗感が自民支持層にもあることがうかがわれる。自民支持層で甘利幹事長人事を「評価する」のは41%で、「評価しない」29%、「わからない」29%だった。
 調査は携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯725件・固定310件の有効回答を得た。    【毎日新聞 2021/10/5 20:59(最終更新 10/5 22:26)】


 

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