昨日はお彼岸の中日、「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、今朝は北風が吹いて一段と寒い朝でした。水っ洟を垂らしながら桜橋~駒形橋を一巡してきました。因みに携帯の歩行記録によれば10720歩、7.8kmとあります。
先だって兼愛塾の草創期に塾生たちの教師としてお世話になったKN氏より手紙を頂きました。曰く、
発信 平成26年3月8日 KN(魚津市)日高節夫様
拝啓 早春の候 如何お過ごしでしょうか。/在京中は、大変お世話になりながら、すっかりご無沙汰いたしております。/私のほうは、3年前に任期満了ににより退任してから、地元町内会等とに関わりながら,漸く自分の時間を持てるようになりました。/つきましては、今般久方ぶりに大学の同期会(38年回)の総会が来る4月26日(土)に東京上野で開催されることになり、出席を予定できることとなりました。/この機会に是非お会いいたしたいと思っております。/勝手ながら、4月27日(日)を予定しております。/近づきましたら再度ご連絡申し上げます。/別便で、「立山の湧水」をお送りしましたので、ご賞味いただければ幸甚に存じます。/時節柄、御身のご自愛を記念申し上げますと共に、貴殿はじめご家族様のご健勝、ご多幸を祈念いたしております。/ 敬具
大変懐かしかったので、手紙に書いてあった番号で、早速電話を入れ、お話も出来ました。インターネットでKN氏を検索してみますと、立山黒部貫光社長という肩書きで、2010年1月16日に撮影の写真を見つけ出すことが出来ました。翌日には宅配便で「立山の湧水」が着き、電話はFAX兼用なのかどうかは判りませんでしたが、一応FAXしてみました。曰く、
N様/本日は結構な立山の湧水を有難うございました。/昨日お伝えしメールアドレスなどをもう一度記しておきます。/Eメール(略)、携帯メール(略)、電話03-????/早速インターネットで貴方の写真を拝見させていただきました。いやはや、若い若い 昔とほとんどお変わりありませんね。/先ずは、御礼を兼ねまして、お知らせまで/メールをお待ちしています。 日高節夫
翌日(3月21日)返信がありました。曰く、
3月21日11:25発信 返信 遅くなりました 早速 FAX 有り難うございました。/4月に、お伺い出来るのを、楽しみにしております。/JTD で 添付 しました。
日 高 節 夫 様 KN
前略 早速 FAX 有り難うございます。/お元気 活躍のご様子 なによりです。/ 在京中は、大変お世話になりながら、長らく御無沙汰いたしてしまいました。/私の方は、お陰様で 山(僧ヶ岳)、川(片貝川)、海(経田漁港)、田畑(周囲)等の大自然に取り囲まれて、日々を送っております。/今月は、年度末ですので、地元町内会、防災会、神社等々の世話役を担っているものですから、土・日・休日に総会・打合会等があり、月末までは、慌ただしい日々となっています。/4月は、26日の総会では、旧友の皆さんとその翌日には、日高さん等在京中の方々にお会い出来るのを楽しみにしております。/インタ-ネットを教示頂き有り難うございました。/在職中は、日々注視しておりましたがながら、こんなにいろいろなのかと驚きました。最初の写真は、5~6年前のものだと思います。/年相応になっております。/4月には、上京してお会い出来るのを、楽しみにしております。/奥様におかれましてもご健勝のことと存じます、どうかよろしく
お伝え下さい。/ 時節柄、ご自愛を祈念申し上げますと共に、ご家族様のご健勝、ご多幸を祈念いたしております。 敬 具
KN氏のメールアドレスをPCに搭載し、早速返信しました。曰く、
3月21日15:33 発信 テスト送信 早速の返信メール有難うございます。貴殿のメールアドレスを私のパソコンに搭載させていただきました。/4月27日(日)を首を長くして待っています。/私は、気温の加減と天気の良し悪しにより、朝早くから隅田川の周辺を散策しています。添付の写真は今朝撮ったものです。
Deukaliōn(デウカリオン)もまた人類の祖先と言われています。彼の父はPromētheus(プロメテウス)ですが、母親は不明です。Klymenē(クリュメネ)やHēsionē(ヘシオネ)、Asiā(アシアー)なんていう説もあります。ともかくデウカリオンは、ギリシア人の先祖としてThessalía(テッサリア)地方を統治し、Epimētheus(エピメーテウス)とPandōrā(パンドーラー)の娘Pyrrha(ピュラー)を娶ったというのが通説であります。つまりいとこ同士の結婚です。
彼らはいつも行いが良く、節度をもって国を治め、神々に対しての崇拝も怠りませんでした。しかし人類はますます凶暴化していき、Zeus(ゼウス)の頭痛のタネと化したといいます。 特に度を越えて暴力に権を振るっていたのは、Arkadia(アルカディア)王Lykāōn(リュカーオーン)の息子たちでありました。彼自身も暴君だったという説もあります。
Apollodoros(アポロドロス、著作家、1世紀から2世紀頃の人物)曰くこの時代の人間は「青銅の種族」と言われ、ゼウスはとうとう人類を滅ぼすべく実力行使に踊り出しました。 まずBoreas(ボレアス、北風)を岩窟に閉じ込めて、Notos(ノトス、南風)を暴れさせ烈しい雨を降らせました。農作物はことごとく なぎ倒されて、Poseidōn(ポセイド-ン)もここぞとばかりに暴れだし全ての建物が海に沈んでしまいました。ネレイデスたちは海の底で人間の町を見て吃驚したようです。 多くの人間が溺れ死んでいきましたが、なんとか逃れた者もいました。しかし今度は飢えに苦しみ、結局は同じ運命をたどらざるを得なかったのです。
しかし、デウカリオンとピュラだけは父プロメテウスからこのことを聞かされていたので、 1つの箱舟を造りそれに食料などを詰め込みました。うーん、まさにノアの箱舟状態でした。いよいよ大洪水となりますと、2人はこの箱舟に乗り込み9日間波に任せて漂流したのです。 船は南へ押し流されParnassus(パルナッソス)に着きました。
アポロドロス説では彼らの他に数人が生き残ったということらしいのですが、まあとにかくゼウスが許可した人間以外が滅びたのを見て「北風」Boreas(ボレアス)に雲群を追い散らせて、Trītōn(トリトン、海神)が法螺貝を吹いて波を沖へ引かせたのです。
Pandōrā(パンドーラー)は、ギリシア神話に登場する女性で、神々によって作られ人類の災いとして地上に送り込まれました。人類最初の女性とされています。パンは「全てのもの」であり、パンドーラーは「全ての贈り物」を意味するといいます。かつては地母神であり、冥界の相を強く打ち出した地下に住む太女神だったとされます。
Promētheus(プロメーテウス)が天界から火を盗んで人類に与えた事に怒ったZeus(ゼウス)は、人類に災いをもたらすために「女性」というものを作るよう神々に命令したといいます。
Hēsíodos(ヘーシオドス、古代ギリシアの叙事詩人。紀元前700年頃に活動したと推定されます)の『仕事と日々』によればHēphaistos(ヘーパイストス)は泥から彼女の形をつくり、神々はあらゆる贈り物(=パンドーラー)を与えたといいます。Athēnā(アテーナー)からは機織や女のすべき仕事の能力を、Aphrodītē(アプロディーテー)からは男を苦悩させる魅力を、Hermēs(ヘルメース)からは犬のように恥知らずで狡猾な心を与えられたのです。そして、神々は最後に彼女に決して開けてはいけないと言い含めて甕(後代に「箱」といわれるようになります。)を持たせ、Epimētheus(エピメーテウス)の元へ送り込んだのです。
美しいパンドーラーを見たエピメーテウスは、兄であるプロメーテウスの「Zeus(ゼウス)からの贈り物は受け取るな」と忠告されていたにもかかわらず、彼女と結婚してしまいます。そして、ある日パンドーラーは好奇心に負けて甕を開いてしまうのです。すると、そこから様々な災い(Eris〈エリス、不和と争いの女神〉やNyx〈ニュクス、夜の女神〉の子供たち、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪などなど)が飛び出してしまいます。しかし、Elpis(エルピス、希望)のみは縁の下に残って出て行かず、パンドーラーはその甕を閉めてしまったのです。こうして世界には災厄が満ち人々は苦しむことになったというのです。Hēsíodos(ヘーシオドス)は、「かくてゼウスの御心からは逃れがたし」という難解な言葉をもってこの話を締めくくっています。因みに、最初の女性であるパンドーラーが人類に災厄をもたらしたという神話が作られたのは、ヘーシオドスが徹底した女嫌いだったためであるともいわれています。ヘーシオドスは『神統記』においてもパンドーラーについて触れ、神々から遣わされた女というものがいかに男たちの災いとなっているかを熱弁しています。
Babrius(バブリウス)の『寓話』(2世紀頃成立)では、これとは違った物語を説きます。パンドーラーは神々からの祝福が詰まった箱を与えられますが、エピメーテウスがこの箱を開けてしまいます。祝福は飛び去ってしまいますが、ただElpis(エルピス、希望)だけは残って「逃げてしまった良きものを我々に約束した」というのです。
パンドーラーはその後、エピメーテウスと、娘Pyrrha(ピュラー)と、ピュラーと結婚したDeukaliōn(デウカリオン)と共に大洪水を生き残り、デウカリオーンとピュラーはギリシア人の祖といわれるHéllēn(ヘレーン)を設けたといいます。
今日旧暦2月19日、4時に起床。桜橋~駒形橋を一巡してくる。西空高く「寝待ちの月」が輝いています。風が強く橋の上などでは帽子が吹き飛ばされそうになりますので、手で抑えながら歩きます。風はあってもそんなに寒くはありません。駒形橋を渡り、再び隅田公園にはいる頃になると東の空が白み始めます。花川戸の言問橋の手前のテラス昇降口を降りかけますと、大寒桜の向こうに旧暦19日の「寝待ちの月」が今にも西の空に傾きかけています。カメラを構えましたが、どうやら少し手振れの写真となってしまいました。
テレビの報道によると、昨日は関東にも遅まきの「春一番」が吹いたそうです。はてさて、水門会のお花見はどうなることでしょう。今のところ、出席の返事は7名ほどで、大半は未だ返事がありません。
今朝のウェブニュースより。
関東・四国で春一番 高知でサクラ開花 ―― 関東と四国で春一番が吹くなど全国的に風が強まっています。/高知市では全国で最も早くサクラが咲きました。/気象庁によりますと日本海にある低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込み、ところによって雨が降り、全国的に風が強まっています。/各地の最大瞬間風速は午前10時すぎに▽東京・江戸川区で23.2メートル、▽徳島県阿南市蒲生田で17.7メートルを観測しました。/気象庁は18日午前、関東と四国で春一番が吹いたと発表しました。/いずれも去年より17日遅くなりました。/午前11時の気温は▽東京の都心で19度4分、▽福岡市で17度7分、▽松山市で17度5分、▽大阪市で15度2分、▽高知市で13度7分などとなっています。/高知市では全国で最も早く、ソメイヨシノが開花しました。/平年より4日早く、去年より3日遅くなっています。/日中の最高気温は▽東京の都心や高知市、福岡市で20度と予想され、4月中旬から下旬並みの暖かさになるところが多い見込みです。/一方、北陸や東北の日本海側では、風が強まっているうえ大気の状態が不安定になっていて、気象庁は強風や落雷、突風に注意するよう呼びかけています。 (NHK News Web 3月18日 12時25分)
しかしZeus(ゼウス)にとって、Promētheus(プロメーテウス)の態度はいっそう我慢のならないものになったのです。
「あなたに滅ぼされたTītān(ティタン)達のあだ討ちのために、Gaîa(ガイア)は更に大きな巨人を生み出す。しかも神々はこの巨人たちを倒すことができないので オリュンポスに危機が迫り、そのときにあなたを助けるのは人間と神の合いの子である1人の英雄だ。それでもあなたは人間に火を渡したことを責めるおつもりか。」
これは後のGigantes(ギガンテス)との戦いのことなのですが、プロメテウスはすでに予言していたのです。おまけにプロメテウスはゼウスの弱点を知っているものだから、下手に手を出すことができません。しかしゼウスはついに決意を固め、Cratos(クラトス、権力)とBiā(ビア、暴力)に命じて プロメテウスをKaukasos(カウカソス)の高山の峰に磔にしてしまいます。そして大鷲に彼の肝臓を啄ませたのです。夜になると肝臓は元に戻るため 毎日耐えがたい苦痛が繰り返されるのでした。のちにHēraklēs(ヘーラクレース、半神半人の英雄の中でも最大の存在であるとされている)により解放されるまで半永久的な拷問が行われていました。
「ゼウスがThetis(テティス)と結婚すると父より優れた子が生まれ、Ouranos(ウーラノス)がKronos(クロノス)に、クロノスがゼウスに追われたように、ゼウスも追われることとなる」という情報を知っており、それを教える事を交換条件として解放されたという説もありますが、逆にプロメーテウスは横暴なゼウスに屈しないがために、たとえそれが交換条件になろうとも教えなかったと言われています。現に、テティスの情報を教えたのはPrōteus(プローテウス、海神)と言われており、何らかの形で混同したとされています。
※Thetis(テティス): テティスはゼウスとポセイドーンに、妻にと望まれました。しかしThemis(テミス、法・掟の女神)の「父より優れた子供を産む」という予言のために彼らは諦めました。ゼウスに「生まれてきた子がゼウスを追い出して支配者となる」と教えてあきらめさせたのはPrōteus(プローテウス、海神)だという説もあれば、プロメーテウスだという説もあります。その後テティスはゼウスの不興を買い、プティーアの王Pēleus(ペーレウス)と結婚させられることになりました。テティスはさまざまに姿を変えて逃げようとしましたが、結局ケイローンに知恵を授けられたペーレウスに捕まり、結婚することとなった。一説にはテティスが逆にペーレウスを好きになり、女神と人間という婚礼は異例なもののテミスの予言により認めざるをえなかったという説もあります。
プロメーテウスの不死は、Chiron(ケイローン、半人半馬の怪物であるケンタウロス族の賢者であるといわれています)がゼウスに頼んでプロメーテウスに譲ったものとされますが、これはHēraklēs(ヘーラクレース)による解放後とされており、明らかに時期が合いません。上述の骨と肉の二者択一の説話において、ゼウスが永遠の命の象徴である骨を選択した時に、不死を得たと考えるのが妥当でしょう。
今日は旧暦の2月17日。朝4時30分に家を出ると桜橋を渡り、向島のテラスを南下、言問橋東詰めで遊歩道に上がると「立ち待ちの月」が西の空で沈みかけています。吾妻橋を渡るころにはもう夜が明けています。隅田公園内を北上。東武の橋梁を過ぎた辺りでは大寒桜を通してスカイツリーが見えました。テラスに下りて北上、桜橋水上バス乗り場から遊歩道に出ると、リバーサイドスポーツセンターの屋外プールの前のハクモクレンが咲き始めていました。
今日は便潜血検査の結果が出る日です。午前10時にA医院に結果を訊ねに行きますと、結果は「マイナスでした。内視鏡検査はしなくても良いとのことでした。あゝ良かったと一安心です。
今朝のウェブニュースより
横田夫妻「全員救出を切望」 孫と面会、家族会など驚き ―― 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の娘キム・ウンギョン(ヘギョン)さん(26)と、父滋さん(81)、母早紀江さん(78)がモンゴルで初めて面会したことについて、十六日、家族会メンバーや支援者は驚く一方、帰国した被害者は拉致問題の進展に期待を寄せた。/家族会の飯塚繁雄代表(75)は「政府や横田さん夫妻から何も聞いていない」と戸惑い気味。面会の経緯や内容の説明を求める考えを示した。/増元照明事務局長(58)は「家族会は訪朝での面会はしないと決めたが、第三国で会うなとは言っていない。今回モンゴルで良かったし、滋さんの年齢を考えると仕方ない。ただ、その場にめぐみさんがいなかったことは重く受け止めないといけない」と複雑な表情を見せた。飯塚さんと増元さんはこの後、スイス・ジュネーブの国連人権理事会に出席するため成田空港を飛び立った。/支援組織「救う会」の幹部は「北朝鮮が『死んだ』と主張しているめぐみさんの消息を、ウンギョンさんが何と言ったのか気になる」と話した。/拉致被害者の蓮池薫さん(56)と妻祐木子さん(57)=新潟県柏崎市=は「拉致問題の進展に希望を持たせてくれる出来事。これをきっかけに拉致問題が解決へと大きく動いていくことを願ってやみません」とのコメントを連名で出した。/拉致現場がある新潟県の泉田裕彦知事も「お孫さんに面会できて良かった」と歓迎。「国際情勢が複雑な中、拉致問題を日本政府として発言できる環境にあると思うので、政府にはぜひ頑張ってほしい」と述べた。
◆横田夫妻コメント(原文のまま) マスコミの皆様へ この度のウンギョンさんとの対面につき、色々と御心配を、おかけしております。ものすごく疲れて、休ませて頂いており、沢山の取材にも出られませんで失礼致しました。/ウンギョンさんとの対面は、本当に奇跡的な事で、大きい喜こびですが、一つの事を、きっかけに、日朝会談が何とか良く進められ、全被害者救出の為になる事を切望しています。/早い時間に皆様と会見させて頂きたく思っています。/よろしく御了解下さいます様お願いまで。/3月16日 横田滋 早紀江
Zeus(ゼウス)が傲慢になった古い人間を大洪水で滅ぼし、新しい人間と神を区別しようと考えた際、彼Promētheus(プロメーテウス)はその役割を自分に任せて欲しいと懇願し了承を得たのでした。プロメーテウスは大きな牛を殺して二つに分け、一方は肉と内臓を食べられない皮に隠して胃袋に入れ、もう一方は骨の周りに脂身を巻きつけて美味しそうに見せました。そして彼はゼウスを呼びますと、どちらかを神々の取り分として選ぶよう求めたのです。プロメーテウスはゼウスが美味しそうに見える脂身に巻かれた骨を選び、人間の取り分が美味しくて栄養のある肉や内臓になるように計画していたのでした。だが、ゼウスはプロメーテウスの考えを見抜き、不死の神々にふさわしい腐る事のない骨を選んだのです(このくだりには異説があり、ゼウスは騙されて脂身に包まれた骨を選んでしまい、怒って人類に死を与え、人類から火を取り上げたとする説もあります)。この時から人間は、肉や内臓のように死ねばすぐに腐ってなくなってしまう運命を持つようになったといいます。
プロメーテウスがゼウスに対して強硬な態度に出れたのは、それなりの理由があったのです。以前のTītān(ティーターン)との戦いの時、プロメテウスだけはゼウス達オリュンポスの勝利を見越して弟のEpimētheus(エピメーテウス)と共に加勢した。その時にHekatonchei(ヘカトンケイル、五十頭百手の巨人)達を地獄の底から連れ出し、圧勝を得たのも彼の献策だと言われています。ゼウスの今日があるのは、プロメーテウスの協力のおかげなのでした。
そんなプロメーテウスはゼウスの反対を押し切って人間に火を与えたのです。 それまで人間は闇の中で野獣を恐れ、物を煮たり焼くことを知らず病気になっていました。それでもゼウスは死すべき人間に火を与えることを拒んだのです。火を覚えた人間が神々に悪影響を与えると見こんでいたからです。しかしプロメテウスはこれを黙って見過ごすことが出来なかったのです。とうとう彼は、天上の火を盗み出すために大茴香(おおういきょう)の茎を持って太陽神の燃える車輪に燈心を押し付けて火を移し、隠し持って下界しました。 この大茴香というのは、地中海の沼沢地に生える雑草で茎を乾かすと燃えやすいそうです。それ以来、人間は火を得ることによりさまざまな知恵を付けていったのです。ちなみに最初にプロメーテウスの火に気がついたのはSatyros(サテュロス、半人半獣の自然の精霊)であったといいます。その親分格のSīlēnos(シレヌス)は踊りくるう火に思わずキスをし、ひげが焦げたといいます。プロメテウスが人類にもたらした恩恵はこれに留まらず、建築や気候の観測、数学、文字、家畜、造船等を教え授けたといいます。ゼウスに見放されて全滅に瀕していた人類は、ようやく文明に目覚めたのでした。
昨夜は真夜中に携帯にメールあり、曰く、
3月15日 0:39 夜分にすみません 今日も楽しくて賢くなる時間を与えて下さり、ありがとうございました。/「つぶやき書いてよ」と先生がおっしゃった時、嬉しかったです。/先生の高尚なブログに私の稚拙な作文…ためらう事もありますが、又書かせて頂きます。/図々しいのですが、やはり私にも「かなみひめ」の記述のあるブログ集下さい。/来月、又、突然お伺いしたいと勝手に思っています。/取り急ぎお礼とお願いまで。 K
昨日はKANAMI女史が手作りのシフォンケーキを持って訪ねてくれました。
午後2時から5時近くまで、話し込んでしまいました。妹の娘の写真を見せてくれたのですが、何と誰が見ても妹CHIKAちゃんの幼いときの写真にしか見えません。全くの相似形です。KANAMI女史にとっては姪御さんに当たるのですが、可愛くて可愛くて仕方ない様子です。姪御さんは小学3年生になると言うので、掛け算九九の話から、九去法、速算法の話に進み昔の「塾の先生」にもどり、とうとう最後には数の不思議についてのゲームにまで話し込んでしまいました。紙に12345679と8桁の数を書き、
私「君はどの数字が好きなの?」 K「7です」
私「じゃあ、この数を7倍してみな」 K「86419753になりました」
私「つぎは、それを9倍してみな」
K「九三27、2繰り上がって九五45 5と2で7、4繰り上がって……、わぁすごい。7が9個も並んだわ。一十百千…… わぁすごい7億7千7百7十7万7千7百7十7…… わぁすごいすごい」
私「お前、最後の詰めが甘いなぁ。 86419753を9倍するときは、86419753を10倍して、864197530から86419753を引けばよいんだよ」
紙の上に864197530と86419753をたてに書いて引き算をして見せます。
いやはや、初めは「君」と呼んでいたのがいつの間にか「お前」になって、言葉もゾンザイになりすっかり昔の先生と生徒になっていました。
水門会のお花見案内は木曜日投函したのに、昨日の金曜日には着いたらしい。今朝パソコンにメールが入っていました。曰く、
3月14日17:24発信 花見の案内状到着 日高節夫様 今日の郵便で、花見の案内状が到着しました。お手数をおかけしました。/当日が暖かく、船が揺れないようなお日和であることを願います。/以上、案内状到着のご報告まで
今朝のウェブニュースより
STAP論文、根幹に疑義 理研、故意か過失か調査継続 ―― 生物学の常識を覆す発見として、世界に衝撃を与えた「STAP細胞」の論文は、白紙に戻る可能性が濃厚になった。問題点が次々に指摘され、研究の根幹は揺るがないとしていた理化学研究所も従来の姿勢を改めた。調査委員会の中間報告でも、問題が見過ごされた理由は未解明のまま。STAP細胞が存在するのかもますます分からなくなった。/「正しいデータを載せていない。論文として存在しないほうがいい」/14日、東京都内であった記者会見。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の竹市雅俊センター長は問題点を認め、著者の小保方晴子ユニットリーダーらに撤回を勧めたことを明らかにした。/この日公表された調査委員会の中間報告書では、不適切な画像や記述などが複数あったことが認定された。駆けつけた報道陣は200人以上。科学論文としては、あまりにずさんなデータの使われ方に厳しい質問が相次ぎ、会見は4時間あまりに及んだ。/焦点の一つが、小保方さんが3年前に書いた別テーマの博士論文のものと酷似した画像が使われていた点だった。STAP細胞が様々な細胞に変化できる「万能性」を示す根拠になった画像。論文の根幹が揺らぎ、共著者の若山照彦・山梨大教授が論文撤回を考えるきっかけになった。/報告書は、データの比較から二つの画像は同じものと判断せざるをえない、と指摘。事実と異なる画像を示したことになるため、会見の出席者らも特に厳しく問題視した。/さらに調査委は、実験の画像を不自然に加工していたことも認定。STAP細胞が血液細胞のリンパ球からできたことを示す証拠だったが、別々の実験の画像の長さをそろえて切り張りするなど手を加え、一つの画像にしていた。結果をみやすくするためとの言い分だが、会見で石井俊輔調査委員長(理研上席研究員)は「プロならやらない」と強く批判した。/このほか、実験手法について説明した記述も、ほかの論文からコピーしたものと認められる、とした。/いずれも、不正にあたるかどうかは「調査中」として判断を保留した。実験ノート、書類、画像などを取り寄せ、事実関係を確認するのに時間がかかるためという。/ただ、理研の研究担当として会見に出席した川合真紀理事は、不正かどうかにかかわらず「科学者としての倫理に反する振る舞いがあった」「間違ったものを載せて気付かないのは科学者の良識からすると常道を逸している」と科学研究として問題があると認めた。/調査委が結論を出したのは6項目のうち2項目。STAP細胞の画像にある不自然なゆがみはネイチャー編集部側の作業が影響した可能性、マウスの胎盤の2枚の画像の酷似は単純ミスとみられることを理由に不正はないと判断した。/論文の中で最も重要な画像の一つが、博士論文の画像と同じだったのは、故意なのか過失なのか。今後の調査の焦点となる。/この問題では、小保方さんがSTAP細胞での実験成果を装うために過去の画像を流用したのではないかとの疑念が浮上していた。/調査委員会によると、小保方さんは2月20日、間違った画像を掲載したとして修正を調査委に申し出て、正しいとする画像を提出。保存していた画像の名前を同じにしていたために取り違えたと話したという。/この説明について調査委は「客観的に見てレアなケース」とみる。また、小保方さんは申し出の際、誤った画像が博士論文で使っていたものだと説明しておらず、経緯などを引き続き調べるとしている。/STAP細胞の存在も疑問のままだ。調査委は「調査の範囲を大きく超えている」とし、他の研究者による検証に基づいて決着すべきことだと繰り返した。本当に作製できるのかについても、小保方さんに聞いていないという。/ただ会見で、小保方さんを含む複数の著者が論文発表後、完全な再現には成功していないことが明らかになった。細胞の万能性を示す指標は得られているものの、科学的な証明には至っていないという。 (apital 2014年3月15日)
同情の声も…小保方さん一家、近所では「見かけなくなった」―― 万能細胞「STAP細胞」の論文をめぐり、次々に“疑惑”が指摘されている理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)。11日には、早大大学院時代に提出した博士論文の一部が、米国立衛生研究所(NIH)のサイトに掲載されている文章と酷似していたことが分かった。盗用した疑いが強まっているのだ。早大は調査中だが、博士号剥奪の可能性も出てきた。小保方さんの所属先である理研は「論文撤回」を検討していて、14日の会見が注目される。/渦中の小保方さんは研究室に泊まり込んでSTAP細胞の「再現実験」を試みているともいわれているが、メディアに姿を見せず沈黙を守っている。小保方さんの家族も、マスコミの目を避けるように、千葉の自宅から姿を消しているという。/最寄り駅から徒歩10分の新興住宅街の一角に小保方さんの実家はある。父親は三菱商事退職後、単身赴任で神奈川県に住み、普段は学校でカウンセラーをしているという母親が、ひとりで暮らしている。雨戸は閉められたままだ。/「最近は、近所でもその話題には触れないんですよ」と近所の女性は囁いた。「STAP細胞」の論文を英科学誌ネイチャーに発表した直後の1月には、小保方家との交流をうれしそうに語っていた人たちも、みな「小保方」の名が出た途端、声色が変わり「最近はわかりません」を繰り返すだけ。/どうやら“腫れ物に触る”存在になってしまったようだ。近所の男性はこう話した。/「みんな気にしていると思う。私も正直、本当に実験に成功したのかなと疑う思いと、あんなに騒いじゃったし、小保方さんひとりだけが責められるのはかわいそうという気持ちです」/この日、深夜まで家族が千葉県の家に姿を見せることはなかった。ある男性が言う。
「最近見かけたのは、2月中旬の大雪の土曜日。近所で雪かきをしていたら、お父さんが『お騒がせしてすみません』と挨拶された。とくに疲れている様子もなく、いつものトーンでした。その後は、両親どちらも見かけなくなりましたね」/別の男性は、「母親は深夜にたまに見かける。マスコミを意識的に避けていると思いますよ」と言った。近所で小保方さん一家を悪く言う人は皆無だ。 (日刊ゲンダイ2014年3月13日 掲載)
今朝は早朝から暖かかったので、4時おきで徘徊に出かけました。白鬚橋を渡り、向島の遊歩道を南下して、吾妻橋あたりまで来るとすっかり夜が明けて明るくなります。東武橋梁の下では珍しく小鷺を見かけるし、花川戸では大寒桜が咲き始めています。
帰宅後、水門会のお花見の案内状の最終原稿の同意を得るべく、N氏・Y氏にFAXしましたが、N氏は留守であったため、Y氏の同意だけで、コピーすることにしました。封筒に詰めて、11時に投函しました。
英国在住のARA氏からメールが入りました。曰く、
3月12日、16:18発信。 英国のARAです。 日高先生/ご無沙汰しておりますが、お元気でしょうか?/最近は 日本へ行く用事も無く、2010年にお会いしたのを最後に行っていません。/但し インダストリアルデザインを勉強している次男が、卒業前の実務経験として 日本で働く事になりました。/期間は 5月12日からの約3ヶ月です。/彼は、全く日本語を話せませんから、最初の1週間だけ 付き添いとして行く事になりそうです。/ですから ゴールデンウィーク頃、日本でお会い出来ればと思っています。/その際は、宜しくお願い致します。 IA
もう1通横浜在住のN氏よりメールが入りました。曰く、
3月12日 13:41発信 案内状の最終稿 日高 節夫 様/先ほどは電話で失礼。水門会の花見、案内状の最終稿拝見しました。隅々まで注意を払ってくださってありがとう。/わたしはむろん出席します。このメールで出席の申し込みをします。/3月31日には、翌日から消費税があがるので、どれだけ駆け込み需要があるか、横浜西口の百貨店の売り場を覗いてみようと思っていますが、そんなに目で見て面白いほど売れはすまいと思うけどね。どうだろうか?/5%になるときには全然、関心がなかったけれど、今回は映像的に面白い光景がみられるかな。わたしも相当、野次馬根性が旺盛だとわれながらおかしいよ。 IN
今日のウェブニュースより
アンネの日記破損、被害書店侵入容疑で逮捕の男が認める供述 ――
都内の図書館や書店で「アンネの日記」などユダヤ人迫害関連本が相次いで破られた事件に絡み、被害にあった書店に不法侵入した疑いで男が逮捕された。 [産経新聞]
東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」などユダヤ人迫害関連本が相次いで破られた器物損壊事件に絡み、被害にあった豊島区内の書店に不法侵入したとして、警視庁捜査1課が建造物侵入容疑で30代の無職男を逮捕したことが12日、分かった。男は書店で被害が確認される前に、破られた本があった書棚に近づくなど店内で不審な行動をする姿が防犯カメラに写っていた。警視庁は男が一連の事件に関与した疑いが強いとみて、裏付け捜査に全力を挙げている。/捜査関係者によると、被害にあったのは大手書店チェーン「ジュンク堂書店」池袋本店。1月中旬と2月21日、3階の売り場でそれぞれ「アンネの日記」1冊が破られているのを店員が見つけ、22日に警視庁目白署に被害届を提出した。/捜査1課が店内の防犯カメラを調べたところ、2冊目が発見された21日と、それ以前の2月中旬に店を訪れ、同関連本のある3、4、8階などを行き来する不審な男がいたことが判明。いずれも被害のあった書棚近くに足を運んでいた。22日には店内で勝手にビラを張っていたことも確認。無断でビラを張るという、書籍購入などの「本来の目的」以外の目的で書店に侵入したとして、3月7日に建造物侵入容疑で男を逮捕した。男以外に不審な人物は写っていなかった。/被害は23区北西部と近接地域に集中し、同関連本に異常な執着がみられるため、捜査1課は同一犯の疑いが強いと判断。男が被害のあった図書館に出入りしたとみて、周辺の防犯カメラの画像を検証しており、一部で似た男の映像を確認した。男のパソコンや携帯電話も押収。接続履歴が残っていないため、図書館の場所をネットで調べた痕跡がないか、ハードディスクの解析を急いでいる。/男は一連の事件への関与を認める供述をしているという。男に特定の思想的背景はみられないが、言動に多少不安定な部分があるという。
sechin@nethome.ne.jp です。
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