瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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ウェブニュースより
【名人戦】藤井聡太竜王が渡辺明名人に連勝 終盤力で息吹き返し、史上最年少名人&7冠また前進 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が史上最年少での名人獲得と7冠に向け、渡辺明名人(39)に先勝した、将棋の第81期名人戦7番勝負第2局が28日、静岡市の「浮月楼」で行われた。

 27日午前9時からの2日制で始まった一戦は、28日午後7時51分、87手で先手の藤井が勝って、連勝。史上最年少名人の獲得と7冠へまた一歩近づいた。2日目の夕方、攻め合いから優劣不明の中盤を抜け出し、白星を手にした。第3局は、51314日、大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で行われる。
   ◇   ◇   ◇
 藤井が息を吹き返した。中盤の攻め合いからチャンスを見いだす。得意の終盤力が発揮できる寄せ合いになれば、お手のもの。「かなりきわどい形でも、しのげていれば」と読み切る。渡辺陣を一気に攻略した。
 初日の封じ手前から、構想の立て方がまずいと思っていた。2日目午後1時すぎ、角を3筋から2筋に引く。「こちらの攻め駒が全くさばけてない形で、苦しくしてしまった」。
 右手でほおづえをつき、首をがっくりさせたり左右に振る。天井を見上げる。心なしか背中も丸い。せわしないのは、劣勢を意識した時のしぐさだ。夕食休憩明けの午後5時30分すぎに盛り返せると判断したら、背筋が伸びた。主導権を握ると、押し切った。
 これで静岡県内のタイトル戦は6戦6勝。一昨年7月の棋聖戦5番勝負第3局で渡辺を下して、タイトル初防衛を果たして以来、相性がいい。「地の利」が生きた。
https://www.youtube.com/watch?v=jHQ8CJr3ljE
 昨年9月、同じ静岡県内の牧之原市で開催された王位戦7番勝負第5局で、豊島将之九段(32)を下して3連覇を達成した翌日、会見で藤井はこう話した。「昨日の対局のように定跡から外れた場合、局面判断やどう構想を立てていくかが課題」。
 その翌月から始まった広瀬章人八段(36)との竜王戦7番勝負、今年1~3月の羽生善治九段(52)との王将戦7番勝負と、対局ごとに経験したことのない局面を突きつけられた。広瀬との第3局の富士宮市対局では、相掛かりから大逆転勝ち、羽生とは第1局の掛川市対局で後手一手損角換わりに苦戦しながらも勝利を手にした。
 今局も27日午前10時のおやつ前、20手に満たない段階で前例から離れた。「序、中盤が次への課題だと思います。本局の苦しい将棋を振り返って、次につなげたら」。史上最年少での名人獲得と7冠へ、大きな連勝劇となった。
【第81期名人戦7番勝負第3局以降の日程】
 ◆第3局 5月1314日、大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」
 ◆第4局 5月2122日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
 ◆第5局 5月31日・61日、長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」
 ◆第6局 6月1314日、山梨県甲府市「常磐ホテル」
 ◆第7局 6月2728日、山形県天童市「天童ホテル」    [日刊スポーツ 20234281954]


 

ウェブニュースより
 【棋譜】菅井竜也八段、115手で藤井聡太叡王に快勝/叡王戦第2局棋譜 ―― 藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第8期期叡王戦5番勝負第2局が23日、名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われた。午前9時から始まった対局は、三間飛車を開幕局に続いて採用して穴熊に囲った先手菅井が午後5時56分、115手で快勝した。

 主導権を握ると巧みな指し回しでリードを広げて押し切り、対戦成績を11敗とした。タイトル戦で初めて穴熊を採用した後手の藤井は対応ミスが響いた。第3局は5月6日、名古屋市「か茂免」で行われる。
 第2局の棋譜以下の通り。
https://www.youtube.com/watch?v=vKbkpa4N620
              [日刊スポーツ 20234231915]


 

ウェブニュースより
 首相演説直前に爆発 筒投げた兵庫24歳男逮捕 ―― 岸田文雄首相が衆院和歌山1区補欠選挙応援のため訪れた演説会場で15日、筒状のものが投げ込まれ爆発した事件で、和歌山県警は威力業務妨害容疑で兵庫県川西市、職業不詳の木村隆二容疑者(24)を現行犯逮捕した。県警によると木村容疑者は「弁護士が来てからお話しします」と供述している。県警は本格的な取り調べに着手、動機や詳しい経緯を調べる。

 昨年7月に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件から約9カ月。再び選挙期間中に現職の首相が狙われる事件が起き、民主主義の根幹を揺るがす異例の事態となった。

 逮捕容疑は自民党和歌山県連主催の演説会で岸田首相に向け爆発物を投げ、演説を妨害した疑い。捜査関係者などによると、木村容疑者が持ち込んだ筒状の爆発物は2本で、うち1本が破裂した。残り1本は現場に残っていた。県警などが構造や殺傷能力の有無を調べる。

 警察庁によると、演説会場は県警が策定した警護計画を警察庁が事前審査し、昨年の安倍元首相銃撃事件を受け改定した警護要則に基づき対応していた。    【東京新聞 2023415 2321分 (共同通信)】


 

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 海中に陸自ヘリ主要部か 隊員らしき姿も、潜水で確認へ ―― 沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明になった事故で、海中で機体の主要部分のようなものが見つかったことが13日、防衛省関係者への取材で分かった。水中カメラの映像では隊員らしき姿もあるという。事故機の可能性があるとみて、潜水士が深く潜る特殊技術「飽和潜水」などをして詳しく確認する。

 関係者によると、機体の主要部分とみられる物体が見つかったのは宮古島西方にある伊良部島の北側の海域。水中カメラの映像では大きく破損しているという。
 不明のヘリは第8師団が運用する「UH60JA」で、6日午後3時46分に宮古島分屯基地を離陸し、同56分に宮古島北西の洋上でレーダーから機影が消えた。偵察訓練中で、第8師団長の坂本雄一陸将を含む10人が乗っていた。

 陸自は13日、これまでに沿岸に漂着するなどした機体の破片とみられる部品を少なくとも22点回収したと明らかにした。燃料タンクや回転翼のブレードとみられる機体の破片も見つかり、着水時に強い衝撃が加わった可能性がある。
 前方部の覆いなどは伊良部島沿岸に漂着。発見地点は10カ所以上に分散し、潮流で広範囲に流されたとみられる。
 機体とみられる一部のほかにも、周辺海域では折り畳まれたままの救命ボートやヘルメットなども発見・回収された。自衛隊は水中を調べる潜水艦救難艦や掃海艇も投入し、海上保安庁とも協力して捜索を続けてきた。
 消息を絶つ約2分前の空港管制との交信では、異常を知らせるような内容はなく、状況が急変したとみられている。同機は飛行50時間ごとに定める「特別点検」を3月末に実施し、その後も計5時間飛行した。
 同機は飛行安定性が高いとされる。整備に現時点で問題は見つかっておらず、事故当日の天候や視界も良好だった。陸自は事故調査委員会を設置して原因を調べているが、なお不明な点は多い。

 陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は13日の記者会見で「原因究明のため、必ず機体を引き揚げないといけない」と強調した。機体とみられるものが見つかったことで原因究明が進む可能性がある一方、当時の詳しい状況を調べるにはフライトレコーダー(飛行記録装置)の発見も欠かせない。
 陸自によると、同機に操縦士は2人搭乗しており、総飛行時間は機長が約3000時間、副操縦士が約500時間で、陸自は飛行経験に問題はなかったとしている。事故機は約2600時間飛んでおり、耐用飛行時間は約6000時間という。
 これまでの捜索で自衛隊は艦艇計5隻、航空機は1日当たり最大7機、陸上からの捜索要員延べ約1560人を投入した。
 ▼UH60JAヘリコプター 部隊同士をつなぎ、隊員や物資の輸送に当たる多用途ヘリ。離島からの急患輸送や災害派遣に投入されることもある。これまで機体の安全性が高いとされており、浜田靖一防衛相は7日の国会で「さまざまな訓練に参加し、大変安定していた」と説明した。定員はパイロットを含め14人。陸自は約40機を保有している。    【日本經濟新聞 2023413 23:26 (2023414 4:10更新)


4年ぶりの隅田川花火大会、7月29日開催が決定 ―― 東京・下町の夏の風物詩、隅田川花火大会の開催が、7月29日に正式決定した。11日、台東、墨田、荒川など5区と東京都、地元町会などで作る実行委員会が決定した。毎年100万人が観覧していたが、新型コロナウイルス禍で中止が続き、開催は2019年以来4年ぶり。

 実施は7月29日午後7時から午後8時半で、桜橋から言問橋の第1会場で9350発、駒形橋から厩うまや橋までの第2会場で1650発が打ち上がる。第1会場では、花火業者10社のコンクール玉200発も上がる。新型コロナ対策は開催時点での国や都の基準に従う方針。    【東京新聞 2023411 1944分】

 黄砂、マスクで対策を 14日も飛来の可能性 ―― 西日本から北日本の広い範囲で13日、前日に続き黄砂が観測された。東京都心でも2年ぶりに観測された。飛来のピークは過ぎたとみられるが、中国では今年、例年よりも多く大規模な黄砂が観測されている。14日も列島に飛来する可能性があり、気象庁は引き続き注意を呼びかけている。
 気象庁は影響の目安として、水平方向で見通しが利く距離「視程」が10キロ未満だと風景がぼんやりとかすみ、5キロ未満では車や洗濯物の表面に付着が目立ち、2キロ未満になると航空機の離着陸などに障害が出始める、などとして注意を呼びかけている。

 環境省は黄砂の飛来が目や鼻、皮膚のアレルギー症状や、ぜんそくなどの呼吸器疾患と関連があるとの研究を紹介。外出や屋外での運動を控えて、吸入量を減らすことや、外出時にマスクをすることなど対策を挙げている。〔共同〕    【日本經濟新聞 2023414 5:00


 

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 【叡王戦】藤井聡太叡王が白星発進 緩急自在の指し回しで昨年完敗した菅井竜也八段に先勝 ―― 藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(30)の挑戦を受ける、第8期叡王戦5番勝負第1局が11日、東京都千代田区の「江戸総鎮守 神田明神」で行われた。対局は、タイトル戦14戦目にして初めて振り飛車党を迎え撃った先手の藤井が、菅井の三間飛車に落ち着いて対応し、先勝。3連覇に向けて好スタートを切った。

 第2局は23日、名古屋市「名古屋東急ホテル」で行われる。
 藤井が腰を落とした。飛車を3筋に振った菅井に対し、自玉を戦場から遠ざける。8八に据えると、左美濃から銀冠に組み替え持久戦の意思を示した。相居飛車で序盤の研究が進んでいる角換わり、相掛かりという2本柱なら対局開始の午前9時から昼休の正午まで60手進んでもおかしくない。現代将棋としては珍しくスローな展開になった。4時間の持ち時間を惜しみなく使いながら、戦機をうかがった。
 ペースが上がったのは、午後5時前の81手目からだった。持ち時間4時間のうち、藤井は残り17分(菅井58分)。一気に仕掛けてリードを広げ、9筋のもみ合いを制すると押し切った。
https://www.youtube.com/watch?v=gGxgG4E4y2k
 昨年9月、棋王戦挑決トーナメントの久保利明九段戦以来の振り飛車戦。時間を使って読みと形勢判断をしながら、チャンスをうかがうとスピードを上げた。緩急自在の指し回しで、同年8月のA級順位戦2回戦で完敗した菅井に先勝した。
 昨年度は8大タイトルのうちの6冠を史上最年少で獲得した。こちらは持ち時間が長く、熟慮を必要とした。同時に、持ち時間の短い一般棋戦のJT杯、銀河戦、朝日杯、NHK杯を制した。こちらのグランドスラムは史上初の快挙でもある。決断力を要する早指し戦での速度が、終盤生かされた。
 長丁場と、短期決戦の瞬発力勝負。初の振り飛車党との頂上対決で、7年前からキャリアを積んできた「二面性」を発揮して、叡王戦の神田明神での開幕戦を3連勝で飾った。
【第8期叡王戦5番勝負第2局以降の日程】
 ◆第2局 4月23日、名古屋市「名古屋東急ホテル」
 ◆第3局 5月6日、名古屋市「か茂免」
 ◆第4局 5月28日、岩手県宮古市「浄土ケ浜パークホテル」
 ◆第5局 617日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」
 <主催>不二家、日本将棋連盟 <特別協賛>ひふみ <協賛>中部電力、豊田自動織機、豊田通商、日本AMD    [日刊スポーツ 20234111824]

 陸自ヘリ不明、10人の捜索続行 防衛相「全力尽くす」 ――沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊UH60JAヘリコプターが行方不明となった事故で、自衛隊や海上保安庁は11日、ヘリが消息を絶った宮古島北西の洋上周辺で依然不明となっている10人の捜索を続行した。機体は激しく海面に衝突し、深く沈んだ可能性がある。自衛隊は高性能の水中音波探知機(ソナー)や水中カメラを備えた無人機を活用し、発見を急いでいる。

 浜田靖一防衛相は11日の閣議後記者会見で「自衛隊や海上保安庁が捜索を懸命に行っている。10人の捜索に全力を尽くす」と述べた。
 ヘリには、坂本雄一第8師団長(55)ら師団司令部の幹部5人、師団傘下の第8飛行隊からヘリの操縦士と整備員2人ずつ、宮古警備隊の幹部1人が搭乗していた。
 自衛隊によると、捜索には潜水艦救難艦「ちはや」や掃海艇「ししじま」、航空機などを投入。沿岸部からも隊員が手掛かりを捜しており、11日は約290人態勢で活動した。
 これまでの捜索で、搭乗者全員に渡されたヘルメット1個が、大きな破損がない状態で見つかった。ヘリのものとみられる燃料タンクや胴体前方下部、回転翼のブレード(羽根)などが見つかる一方、操縦席など主要部は見つかっていない。

 ヘリは6日午後346分、航空自衛隊宮古島分屯基地を離陸。地形を視察するため、付近を周回する計画でほぼ予定通りに飛行していたが、午後356分にレーダーから機影が消えた。〔共同〕    【日本經濟新聞 2023411 7:11 (2023411 10:54更新)


 

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【名人戦】藤井聡太竜王「あまり自信のない展開だった」時間使って抜け出し、渡辺明名人から先勝 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が史上最年少での名人獲得と7冠に向け、好発進した。将棋の第81期名人戦7番勝負第1局が6日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。5日午前9時からの2日制で始まった対局は、6日午後8時39分、110手で先手の渡辺明名人(38)を下し、先勝。初日の封じ手約1時間前の軽い仕掛けから攻めをつないで押し切った。第2局は今月2728日、静岡市「浮月楼」で行われる。

 「名人をこす」戦いの第1ラウンドを藤井が制した。5日の封じ手約1時間前、軽い仕掛けから攻撃を開始した。6~9筋に狙いを絞り、堅い守りの渡辺陣を突き崩す。激しい中盤のねじり合いから抜け出した。「どう指すのか難しかった。あまり自信のない展開でした。終盤はこちらの玉がよりづらい形で、それを生かすことができました」。終局後、ホッとした様子を見せた。
 初登場でも、いつものタイトル戦と変わらなかった。渡辺の秘策というべき角道を止めた「雁木(がんぎ)模様」の序盤にも、しっかり時間を使って考える。持ち時間9時間と、最長の名人戦を楽しんでいるようだった。
https://www.youtube.com/watch?v=gphpEJwH3HA
 1912年(大元)創設と、将棋界で最も伝統と格式のある名人戦の歴史の中で、木村義雄以下、塚田正夫、大山康晴、升田幸三、中原誠、加藤一二三、谷川浩司、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光、丸山忠久、森内俊之、佐藤天彦、豊島将之、渡辺まで輩出したのはわずか15人。藤井が16人目に挑む。「いいスタートが切れました」と話した。
 対戦相手の渡辺からはこれまでに棋聖、王将、棋王と奪取。同時に数々の史上最年少記録を更新してきた。2020年(令2)7月、棋聖戦で1711カ月での初タイトル獲得、翌年7月には棋聖初防衛、22年2月の王将戦での5冠、今年3月の棋王戦での6冠。今回はさらに大きな偉業がかかる。記録は特に意識していない。自然体で盤に向かう。
 次の対局場となる静岡県ではタイトル戦負けなしの5連勝中。21年には沼津市で棋聖初防衛、22年9月に牧之原市で王位戦3連覇、同年10月は富士宮市の竜王戦第3局で広瀬章人八段に逆転勝ち、王将戦は22年1月に渡辺、今年1月に羽生からそれぞれ勝利を挙げている。好相性の場所で、「天下統一」に向けて白星を積み上げる。
◆名人戦 1912年(大元)に創設された将棋界で最も歴史が古いタイトル戦。名人を頂点に、その挑戦権を得られるA級(22年度の場合、在籍10人)以下、B級1組(同13人)、B級2組(同26人)、C級1組(同33人)、C級2組(同56人)の5クラスの順位戦で構成される。プロデビューした棋士はC2からスタートし、1年につき1クラス昇級できる。挑戦するまで最速でも5年かかる。そこが、1年目から活躍次第で挑戦権を獲得できるほかの7つのタイトル(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)戦との大きな違い。序列1位の竜王は、将棋界最高の優勝賞金4400万円という「実」の部分が強いが、名人は伝統、格式という点で最も価値が高い。
○…歴代名人は獲得順に木村義雄以下、塚田正夫、大山康晴、升田幸三、中原誠、加藤一二三、谷川浩司、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光、丸山忠久、森内俊之、佐藤天彦、豊島将之、渡辺明と15人。藤井が16人目を目指す。物故者、引退を含めて、「末の名人」と期待された腕の覚えのある約400人のプロ棋士が輩出されたなかで、名人になれる確率は約3.8%しかない。
【第81期名人戦7番勝負第2局以降の日程】
◆第2局 42728日、静岡市「浮月楼」
◆第3局 51314日、大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」
◆第4局 52122日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
◆第5局 531日・61日、長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」
◆第6局 61314日、山梨県甲府市「常磐ホテル」
◆第7局 62728日、山形県天童市「天童ホテル」    [日刊スポーツ 2023462215]


 


畑正憲さん死去 作家動物王国、「ムツゴロウ」 87歳 ――動物との交流を描くテレビ番組などに出演し、「ムツゴロウ」の愛称で親しまれた作家の(はた)正憲(まさのり)さんが五日、心筋梗塞のため死去した。八十七歳。福岡市生まれ。葬儀は親族で行う。喪主は妻純子(じゅんこ)さん。

 東京大卒業。学習研究社(現学研ホールディングス)に入社して動物記録映画を製作した。一九六八年に退社して著作活動に入り、同年「われら動物みな兄弟」で日本エッセイスト・クラブ賞。
 北海道に「動物王国」をつくり、イヌやクマなどさまざまな動物と共に暮らした。動物王国を舞台に八〇年に放送が始まったフジテレビの「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」シリーズは二十年以上続く人気番組に。世界を旅して動物に親愛の情を示す姿も共感を集めた。ライオンに指をかまれるなどしても動物側を責めない人柄や、多くの芸能人がまねした「ようし、よし」と体をなでながら動物との距離を縮める愛情表現などで、お茶の間の人気も高かった。
 動物文学の発展などの功績で菊池寛賞を受賞。「ムツゴロウの博物志」「ムツゴロウの青春記」など著書多数。
 八六年には大ヒットした映画「子猫物語」の監督を務めた。ナレーションを担当したフリーアナウンサー露木茂さんは「いつもにこやかで、動物も人間も同じように慈しんでくれた」としのんだ。
 ユーチューブチャンネル「ムツゴロウの656」では、動物たちとのエピソードなどを発信。タイトルは「ムツゴロウ」の語呂合わせで六百五十六回を目指したが、三月二十六日公開の百四回が生前最後となった。今月五日夕に自宅で倒れ、病院に搬送された。    【東京新聞 202347 0753分】


 

ウェブニュースより
 将棋「名人戦」開幕前に 渡辺明名人と藤井聡太六冠が意気込み ―― 将棋の八大タイトルで最も歴史の古い「名人戦」の開幕を前に、タイトルを持つ渡辺明名人(38)と挑戦者の藤井聡太六冠(20)がそれぞれ意気込みを語りました。

 「名人戦」七番勝負は、5日開幕します。
 渡辺名人と藤井六冠は4日、第1局が行われる東京 文京区のホテルを訪れ、対局室を確認する「検分」を行いました。
 続いて開かれた前夜祭で2人はおよそ300人のファンを前にあいさつし、藤井六冠は「『名人』ということばには子どものころから憧れの気持ちがあった。持ち時間が9時間と長いのでじっくり考えられることを楽しみに、熱戦にできるよう頑張りたい」と話しました。
 また、渡辺名人は「今期の名人戦は第81期と、将棋盤のマス目と同じ数で、将棋界においては大きな意味を持つ数字だ。注目の七番勝負に出場できることは棋士として幸せで、ベストを尽くしたい」と話しました。
 藤井六冠は「名人戦」初挑戦です。
 今回のタイトル戦を制すると、谷川浩司十七世名人(60)が持つ「名人」獲得の最年少記録「21歳2か月」を40年ぶりに更新するほか、羽生善治九段(52)以来となる「七冠」を、最年少で達成する可能性があります。
 一方、渡辺名人は、3年前に「名人」を初めて獲得して以降、防衛を続けていて、今回4連覇がかかります。
 藤井六冠にはこれまでに「棋聖」「王将」「棋王」のタイトルを奪われていて、雪辱を期す戦いです。
 「名人戦」七番勝負の第1局は、5日午前9時に始まり、6日午後に勝敗が決まる見通しです。
羽生善治九段が語る“藤井聡太六冠”

 圧倒的な強さを見せる藤井聡太六冠。
 ことし1月から先月にかけて行われた「王将戦」で藤井六冠と戦い、2勝4敗で敗れた羽生善治九段に話を聞きました。
 タイトル戦としては初顔合わせとなった「王将戦」。
 羽生九段は、藤井六冠の将棋の強さは「読みの深さ」や「発想の広さ」だけでなく美学のようなものを感じたと指摘します。
 羽生九段は、「その時その時の課題というか自分自身が興味を持っている形を深掘りしていくタイプなのかなと思う。例えば今は『角換わり腰掛け銀』という戦法を取ることが多いが、その前は『相掛かり』という戦い方をしていた。1つの形をある程度徹底的にやり続けて結論を出し、次に行く。そういうスタイルの棋士だ」と印象を語りました。
 そのうえで、「AIなどのソフトをもとに手を選んでいる、ということではない。独自の発想の基準みたいなものが明快にあって、そういう基準で手を選んで、すごくいい手を指せているのかと思う。藤井六冠の『型』があって、将棋を指しているのだと実感できた。全体的にレベルアップしていかないと、藤井六冠と戦うのは厳しいなというのが今回の率直な感想だ」と振り返っていました。
中原誠十六世名人「歴史に残る七番勝負に」

 
「名人」を通算5期保持した棋士に与えられる「永世名人」の称号を持つ中原誠十六世名人(75)は、藤井聡太六冠が、渡辺明名人に挑む今回の「名人戦」について、「歴史に残る七番勝負になるだろう」と話し期待を寄せています。
 中原十六世名人は、「藤井六冠は名人戦初登場だが、最強の挑戦者と言っていいのではないか。六冠を持って挑戦した棋士は今までいないし、これまでの実績もすごく、どういう戦いになるか楽しみだ」と話しました。
 藤井六冠の将棋については、「終盤がとにかく異常に強い。詰むか詰まないかという一番大事なところがプロ棋士の中でも異常に強く、欠点が見当たらない。中でも感心するのは防衛戦で、タイトルを取るときは挑戦者の勢いで獲得できるが、いざ防衛するとなると、自分でコンディションを調整して臨まなくてはならず難しい。ところが藤井六冠は非常にうまく調整し、防衛を果たしていて感心する」と指摘しました。
 対する渡辺名人については過去に対局したみずからの経験を踏まえ、「当時からあれほど頭の中がクリアな人は珍しいと思った。感想戦で自分の考えを明快に表していたのでそこが強みだと思う。今までの藤井六冠との対局を振り返って自分の中で整理し、何か新しい道を見つけてほしい」と話していました。
 両者の公式戦の対戦成績は、藤井六冠が16勝、渡辺名人が3勝。
 藤井六冠が大きく勝ち越しているなかで今回の名人戦の展望について中原十六世名人は、「七番勝負の第7局は互いに3勝ずつして重みが一層増すもので、経験してみないと分からない。そういう意味では、渡辺名人が、藤井六冠が経験したことのない第7局まで持ち込むことで弱点が出てくるかもしれない。『名人戦』の歴史、あるいは将棋の歴史に残る戦いになると思うので、いい勝負を見せてほしい」と語り、期待を寄せていました。    【NHK WEB NEWS 202344 2143分】


 

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 「先駆的な作曲家」悼む 坂本龍一さん死去、各国で報道 ―― 世界各国のメディアが3日までに音楽家、坂本龍一さんの死去について伝え、多彩な活動を振り返り「先駆的な作曲家」だったなどと悼んだ。

 英紙ガーディアン電子版は「日本のポップ音楽の草分け」が亡くなったと速報。実験的音楽や映画音楽を含め、「極めて多彩なキャリア」を誇ったとたたえた。BBC放送電子版も、日本の電子音楽界における「偉大な音楽家」だと紹介し、その実験的手法が高い評価を受けたと伝えた。
 中国メディア「財新ネット」は、清朝最後の皇帝の人生を描いた映画「ラストエンペラー」で坂本さんの音楽が流れる場面を取り上げ、「多くの中国の人々にとって、これが坂本さんとの"初めての出会い"だったかもしれない」とした。坂本さんは同作の音楽で、米アカデミー作曲賞やグラミー賞を受賞した。
 韓国の人気音楽グループBTSのメンバーSUGA(シュガ)さんは訃報を受け「先生の遠い旅が平安でありますようお祈りします」と、ファンとのオンラインコミュニティーに投稿した。
 米公共ラジオ(NPR)はテクノ・ポップの「ゴッドファーザーが亡くなった」と報じ、電子音楽をポピュラーソングに導入した「先駆的な作曲家かつプロデューサーだった」と功績をたたえた。
 CNNテレビ(電子版)は坂本さんを「世界的に有名な日本の作曲家で音楽家」と説明した。〔共同〕    【日本經濟新聞 202343 8:27


 

 
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 トランプ氏側、争う姿勢 弁護士強調、裁判所に4日出頭へ ―― 米東部ニューヨーク州の大陪審に起訴されたトランプ前大統領は4日午後(日本時間5日午前)、ニューヨーク・マンハッタン地区の裁判所に出頭する見通しになった。米メディアが3月31日に報じた。前大統領の弁護士は「彼は戦う準備ができている」と明らかにした。

 捜査を指揮する同地区検察のアルビン・ブラッグ検事の広報担当者は30日の声明で、罪状認否のための出頭について前大統領の弁護士と調整を始めたと発表した。米CNNによると、4日午後2時15分ごろに出頭する見込みだ。3日に南部フロリダ州からニューヨークに入るとみられ、大統領警護隊(シークレットサービス)が警護する。
 前大統領の弁護士を務めるジョー・タコピナ氏は米NBCのインタビューで、前大統領が司法取引に応じる可能性を問われ「ゼロだ。犯罪はない」と断言し、無罪を主張して争う姿勢を強調した。
 ニューヨーク州の大陪審は30日、米大統領経験者として初めて前大統領を起訴した。大陪審は検察が提出した証拠を検討し、起訴の妥当性を判断する機関。同州では18歳以上の23人の陪審員で構成し、起訴には過半数の賛成が必要になる。
 罪状は公表されていないものの、前大統領が不倫関係にあったとされるポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏に支払った13万ドル(約1700万円)の口止め料を不正に処理したかどうかが問題になっている。前大統領の顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏が肩代わりし、前大統領が弁済する際に「弁護士費用」と虚偽の記載をした州法違反の疑いがある。
 2018年にコーエン氏はこれに関連した選挙資金法違反などで実刑判決を受けた。一方、前大統領は刑事責任を問われなかった。
 4日を見込む罪状認否の際に起訴状の内容が公表される。米メディアは前大統領が数十件の罪に問われると伝えた。口止め料が16年大統領選の直前で、前大統領に不利な報道が出ないよう工作した政治献金にあたるとして、選挙法違反を含む重罪での起訴も視野に入れているとの報道もある。
 前大統領を巡っては、機密情報を不正に扱ったり21年1月の連邦議会占拠事件を扇動したりした疑いなどでも捜査の対象となっている。24年大統領選に野党・共和党から出馬をめざす前大統領は「歴史上最高レベルの政治的迫害と選挙妨害だ」と反発。共和のマッカーシー下院議長も「大統領選介入を目的に我が国に取り返しのつかない打撃を与えた」と糾弾した。       【日本經濟新聞 202342 2:00


 



ウェブニュースより
 奈良岡朋子さん93歳死去 橋田寿賀子さん脚本の「女たちの忠臣蔵」など大ヒットドラマ多数出演 ―― 劇団民藝代表で、女優おかともさん(本名同じ)が23日午後1050分、肺炎のため都内の病院で亡くなった。29日、同劇団が発表した。93歳。葬儀は近親者のみで26日に執り行った。喪主はめいで、同劇団演出家のたんいく氏。故人の遺志によりお別れの会などは行わない。

 関係者によると、奈良岡さんは22日に入院。前日までは自宅で過ごしていたという。最後の舞台は、昨年2月7日に岡本健一と共演した朗読劇「ラヴ・レターズ」だった。またこの日、訃報と同時に、奈良岡さんが元気なころにつづったコメントも発表された。
 奈良岡さんは、「ドライビング・ミス・デイジー」など数々の舞台に加え、NHK連続テレビ小説「おしん」など、ナレーションの名手としても知られた。
 映像作品では、TBS石井ふく子氏プロデュースの「ありがとう」や、橋田寿賀子さん脚本の「女たちの忠臣蔵」など、大ヒットドラマに数多く出演した。「花の生涯」など5本の大河ドラマのほか、朝ドラ「水色の時」「おていちゃん」の出演でも知られる。
 女子美術専門学校(現・女子美大)在学中の48年に民衆芸術劇場に大滝秀治さんとともに合格し入所。民藝の創立メンバー宇野重吉さんや、文学座の杉村春子さんらの薫陶を受けた。大滝さん亡き後は代表として民藝をけん引してきた。
 丹野氏は「冷静さと計算と感情を優れたバランスで持ち、表現できる希有けうな女優だった」とコメントした。    [日刊スポーツ 2023330516]


 

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