ウェブニュースより
九州場所7日目 横綱・稀勢の里が3敗目 ―― 大相撲九州場所は福岡市の福岡国際センターで7日目の取組が行われ、横綱・稀勢の里が平幕の北勝富士に敗れて3敗目を喫しました。中入り後の勝敗です。
琴勇輝に大奄美は、琴勇輝が突き出しで勝ちました。
豪風に安美錦は、安美錦がはたき込み。39歳の安美錦が38歳の豪風に勝って6勝目を挙げました。
錦木に輝は、輝が押し出し。
妙義龍に朝乃山は、妙義龍が寄り切りで勝ちました。
隠岐の海に勢は、隠岐の海が突き落とし。隠岐の海は2日目から6連勝です。
魁聖に千代丸は、魁聖が寄り切り。
大栄翔に栃ノ心は、栃ノ心が寄り切りで勝ちました。
千代翔馬に遠藤は、遠藤が肩すかし。
大翔丸に荒鷲は、荒鷲が寄り切り。荒鷲は1敗を守りました。
宝富士に正代は、正代が寄り切りで勝ちました。
逸ノ城に栃煌山は、逸ノ城が押し出し。逸ノ城は6勝目。栃煌山は初日から7連敗です。
千代大龍に貴景勝は、貴景勝が突き落とし。
https://www.youtube.com/watch?v=B6oJROj3D2E
御嶽海に玉鷲は、玉鷲が押し出しで勝ちました。
https://www.youtube.com/watch?v=gQh-qr1RKKs
琴奨菊に嘉風は、嘉風が寄り切り。
https://www.youtube.com/watch?v=dlc5iuw1YJg
千代の国に大関・高安は、高安が押し出し。高安は5勝目です。
大関・豪栄道に松鳳山は、松鳳山が押し出しで勝ちました。豪栄道は連敗で2敗目です。
https://www.youtube.com/watch?v=OanPIdr3a9M
阿武咲に横綱・白鵬は、白鵬が突き落とし。白鵬は、ただ1人、初日から7連勝です。
https://www.youtube.com/watch?v=sUt2uvxAaDM
横綱・稀勢の里に北勝富士は、北勝富士が寄り切り。稀勢の里が初顔合わせの一番に敗れて3敗目を喫しました。北勝富士は6勝目です。
https://www.youtube.com/watch?v=-snXHqg2bsU
稀勢の里から金星の北勝富士「横綱は重かった」
39歳の安美錦は、38歳の豪風とのベテラン同士の一番を制し「特に意識していないけれど、お互い頑張って高めあっていければいい」と話していました。敗れた豪風は「きょうの勝負は自分の相撲で立ち向かっていけたので良かったし、自信になる。また、すぐにやりたい」と振り返っていました。
21歳の貴景勝は、押し込まれてからの突き落としでの白星に「押し勝たないといけない。まだまだ自分は弱いと思った。ほめられた相撲ではないが、脳がうまく働いてくれた」と4連勝にも反省していました。
連敗を止めて5勝目をあげた大関・高安は「きょうは肩の力が抜けて、のびのび取れた。考えていたとおりの相撲だった」と淡々と話していました。
横綱・白鵬は、みずからが主催した7年前の少年相撲の大会で優勝した阿武咲との対戦を振り返り「7年前のことを少し思い出していた。不思議な感じだね」としみじみとした様子で話していました。
横綱・稀勢の里との初顔合わせの一番を制し、金星を挙げた北勝富士は「横綱は重かった。何回も、もうダメだと心が折れそうになった。小学生の頃から横綱の映像を見てきたので、その成果が出た。新十両の時の巡業で横綱に稽古をつけてもらっていたので、勝ててうれしい。きょうは師匠にほめてもらえると思う」と笑顔を見せていました。 (NHK NEWS WEB 11月18日 19時16分)
ウェブニュースより
九州場所6日目 横綱・稀勢の里は2連勝で4勝目 ―― 大相撲九州場所は福岡市の福岡国際センターで6日目の取組が行われ、横綱・稀勢の里が平幕の栃煌山を破り2連勝で4勝目を挙げました。中入り後の勝敗です。
妙義龍に錦木は、錦木が寄り切りで勝ちました。
大奄美に豪風は、大奄美がはたき込み。
輝に琴勇輝は、琴勇輝が押し出し。
朝乃山に安美錦は、朝乃山が上手投げで勝ちました。安美錦は今場所初黒星です。
隠岐の海に遠藤は、隠岐の海が小手投げ。
千代丸に勢は、千代丸が突き落とし。
魁聖に大翔丸は、魁聖が寄り切りで勝ちました。
正代に大栄翔は、大栄翔が突き出し。
荒鷲に千代翔馬は、荒鷲がはたき込み。
宝富士に千代の国は、宝富士が突き落としで勝ちました。
逸ノ城に栃ノ心は、逸ノ城が寄り切り。
北勝富士に琴奨菊は、北勝富士がはたき込み。
嘉風に玉鷲は、玉鷲がはたき込みで勝ちました。
阿武咲に御嶽海は、御嶽海がはたき込み。
千代大龍に大関・豪栄道は、千代大龍が突き出し。豪栄道は今場所初黒星です。https://www.youtube.com/watch?v=qGGJ3pc__Go
大関・高安に貴景勝は、貴景勝が押し出しで勝ちました。高安は2敗目。期待の若手、21歳の貴景勝は2横綱1大関を破りました。
栃煌山に横綱・稀勢の里は、稀勢の里が突き落とし。稀勢の里は連勝で4勝目。栃煌山は初日から6連敗です。
横綱・白鵬に松鳳山は、白鵬が上手投げ。白鵬はただ1人、初日から6連勝です。
(NHK NEWS WEB 11月17日 18時51分)
ウェブニュースより
九州場所 稀勢の里は連敗まぬがれ3勝目 ―― 大相撲九州場所は福岡市の福岡国際センターで5日目の取組が行われ、15日に2敗目を喫した横綱・稀勢の里は平幕の松鳳山に勝って連敗をまぬがれ、3勝目を挙げました。中入り後の勝敗です。
十両の徳勝龍に妙義龍は妙義龍が寄り切りで勝ちました。
琴勇輝に錦木は錦木が押し出し。
大奄美に安美錦は安美錦がすくい投げ。安美錦は5連勝です。
豪風に勢は勢が押し出しで勝ちました。
魁聖に輝は魁聖が寄り切り。
隠岐の海に大栄翔は隠岐の海が肩すかし。
遠藤に朝乃山は遠藤が寄り切りで勝ちました。
千代丸に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
正代に荒鷲は荒鷲が小手投げ。
宝富士に大翔丸は宝富士が寄り切りで勝ちました。
千代翔馬に逸ノ城は千代翔馬が送り出し。逸ノ城は今場所初黒星です。
千代の国に北勝富士は北勝富士が押し出し。
琴奨菊に千代大龍は琴奨菊が押し出しで勝ちました。
御嶽海に照ノ富士は、照ノ富士が左ひざのけがで16日から休場のため御嶽海の不戦勝です。
貴景勝に嘉風は貴景勝が押し出し。
玉鷲に大関・高安は玉鷲が送り出しで勝ちました。高安は今場所初黒星です。
大関・豪栄道に阿武咲は豪栄道がはたき込み。豪栄道は初日から5連勝です。
栃煌山に横綱・白鵬は白鵬が押し出し。白鵬も5連勝です。
横綱・稀勢の里に松鳳山は稀勢の里が突き落としで勝ちました。15日に2敗目を喫した稀勢の里ですが、連敗をまぬがれ、3勝目を挙げました。
九州場所5日目談話
土俵際での逆転勝ちで5連勝の安美錦は「我慢、我慢で土俵に残った。余裕はなかったよ」と満足した表情で振り返っていました。
今場所初黒星の大関・高安は支度部屋で終始、無言でした。
5連勝の大関・豪栄道は相手に押されて、はたき込みでつかんだ白星に「勝ったけれど、前に出ないといけない。きょうみたいな相撲ではダメ」と反省していました。
連敗をまぬがれ3勝目をあげた横綱・稀勢の里は「いいきっかけになるか」との質問に「あすも集中してやるだけ。15日間あるから」と淡々と話していました。 (NHK NEWS WEB 11月16日 19時01分)
ウェブニュースより
九州場所 稀勢の里が2敗 貴景勝は金星2つ目 ―― 大相撲九州場所は福岡市の福岡国際センターで4日目の取組が行われ、横綱・稀勢の里が21歳の若手、貴景勝に敗れて2敗目を喫しました。中入り後の勝敗です。
十両の竜電に琴勇輝は竜電が寄り切りで勝ちました。
錦木に豪風は豪風が突き落とし。
安美錦に妙義龍は安美錦がはたき込み。返り入幕の安美錦は4連勝です。
輝に大奄美は輝が送り出しで勝ちました。
隠岐の海に魁聖は隠岐の海が下手投げ。
勢に遠藤は勢が小手投げ。
大栄翔に朝乃山は大栄翔が寄り倒しで勝ちました。
正代に千代丸は千代丸が引き落とし。
大翔丸に千代翔馬は千代翔馬が上手投げ。
栃ノ心に宝富士は栃ノ心が寄り倒しで勝ちました。
逸ノ城に荒鷲は逸ノ城が寄り切り。逸ノ城は4連勝です。
栃煌山に北勝富士は北勝富士が押し出し。
琴奨菊に照ノ富士は琴奨菊が寄り切りで勝ちました。琴奨菊は今場所初白星です。
嘉風に阿武咲は嘉風がはたき込み。新小結の阿武咲は3敗目です。
千代の国に御嶽海は御嶽海が押し倒し。
玉鷲に大関・豪栄道は豪栄道が肩すかしで勝ちました。豪栄道は4連勝です。
大関・高安に松鳳山は高安が寄り切り。高安も4連勝です。
貴景勝に横綱・稀勢の里は貴景勝が突き出しで勝ちました。稀勢の里は早くも2敗目を喫しました。貴景勝は今場所2つ目の金星です。
横綱・白鵬に千代大龍は白鵬が寄り切りで勝ちました。白鵬は4連勝です。
金星の貴景勝「胸を借りる気持ちで」
初日から4連勝の安美錦は「連勝は気にせず、その日その日の相撲を勝ち負けを気にしないで相撲が取れればいい」と冷静に話していました。
同じく4連勝の大関・豪栄道は「この4日間、それなりに体が動いている。我慢強く相撲を取っていきたい」と話していました。
大関・高安は「少し慎重になりすぎたけれど、じっくり勝負どころを見極めてしっかり攻めることができた」と1分を超えた15日の相撲を振り返っていました。
横綱・稀勢の里から持ち味の押し相撲で金星を挙げた貴景勝は「何も考えず、胸を借りる気持ちでいったのがよかったと思う。どんどん休まずに前に出られた。自分のスタイルで勝てるというのはこの相撲をもっと磨くしかないのだなと思う。あすも変わらず質の高い相撲を取れるよう心がけたい」と喜びを抑えて静かに話していました。
敗れた稀勢の里は「相手の勢いを感じたか」との質問に「そうですね」と短く答え、悔しさをにじませていました。4連勝の横綱・白鵬は「いい滑り出しだけどまだ始まったばかり」と話していました。 (NHK NEWS WEB 11月15日 20時10分)
ウェブニュースより
大相撲九州場所3日目 日馬富士休場 2横綱は白星 ―― 大相撲九州場所は、福岡市の福岡国際センターで3日目の取組が行われ、平幕の貴ノ岩に暴行していたことが明らかになった横綱・日馬富士が休場する中、白鵬と稀勢の里の2人の横綱はともに勝って土俵を締めました。
中入り後の勝敗
十両の旭秀鵬に大奄美は、大奄美が寄り切りで勝ちました。
琴勇輝に妙義龍は、琴勇輝が突き倒し。
錦木に安美錦は、安美錦が肩すかしで勝ちました。返り入幕の安美錦は3連勝です。
隠岐の海に豪風は、隠岐の海がはたき込み。
輝に朝乃山は、輝が寄り切り。
魁聖に碧山は、碧山が右足首の捻挫で14日から休場し、魁聖の不戦勝です。
勢に大栄翔は、大栄翔が引き落とし。
遠藤に正代は、正代が寄り切り。
大翔丸に千代丸は、大翔丸が押し出し。
栃ノ心に荒鷲は、荒鷲がすくい投げで勝ちました。荒鷲は3連勝です。
宝富士に千代翔馬は、宝富士が上手投げ。
逸ノ城に北勝富士は、逸ノ城が肩すかしで勝ちました。逸ノ城も3連勝です。
松鳳山に千代の国は、千代の国がはたき込み。
御嶽海に琴奨菊は、御嶽海がすくい投げ。
照ノ富士に嘉風は、嘉風が寄り切りで勝ちました。
新小結の阿武咲に大関・高安は、高安が引き落とし。
大関・豪栄道に栃煌山は、豪栄道が肩すかしで勝ちました。
貴景勝に横綱・白鵬は、白鵬が寄り倒しで勝って3連勝です。
横綱・日馬富士に玉鷲は、日馬富士が14日から休場し、玉鷲が不戦勝です。
横綱・稀勢の里に千代大龍は、稀勢の里が寄り切りで勝って2勝1敗と白星先行です。
(NHK NEWS WEB 11月14日 19時23分)
https://www.youtube.com/watch?v=OJbJOyTngRY
日馬富士 貴ノ岩に暴行疑惑 ビール瓶で殴打、右中頭蓋底骨折 ―― 横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)に、幕内力士への暴行疑惑が浮上した。関係者によれば、10月26日の鳥取で行われた秋巡業後の酒席で、東前頭8枚目、貴ノ岩(27=貴乃花部屋)をビール瓶で殴打し負傷させたという。貴ノ岩は福岡市内の病院に入院。九州場所を初日から休場しこの日、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の診断書を提出した。相撲界は長年、暴力問題の再発防止に取り組んできただけに、疑惑の究明が急がれる。
またもや相撲界を醜聞が襲った。関係者の話を総合すると、日馬富士は鳥取巡業の打ち出し後、後輩のモンゴル出身力士を集め宴席を持った。そこに貴ノ岩も同席。横綱はその際に酔って貴ノ岩に絡み、さらに態度が気に入らないという理由で、近くにあったビール瓶で思い切り殴打したという。
貴ノ岩は秋巡業後に11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院。負傷箇所が頭部ということもあり、九州場所を初日から休場した。診断書によれば、状態が安定すれば復帰も可能とされているが、途中出場は厳しいとみられ、来年1月の初場所は十両に転落する見通しだ。この日、日本相撲協会に診断書を提出した師匠の貴乃花親方(元横綱)は「診断書に書いてある通り。本人の体調が悪いということ」と説明するにとどめ、暴行疑惑については「ノーコメント」とした。
一方、疑惑を向けられた横綱はこの日、貴ノ岩の弟弟子の貴景勝に一気に押し出され、なすすべなく敗れた。取組後に貴ノ岩のケガについて聞かれると無言で苦笑い。引きつったような表情で迎えの車に乗り込んだ。
もともと日馬富士は短気でカーッとなりやすい性格。三役時代には稽古場にあった分厚い板で若い衆の頭を殴り、稽古を見ていた親方衆から止められたこともあった。横綱に昇進する前には、禁煙の両国国技館の支度部屋でタバコを吸って注意を受けた過去もある。
相撲界では、10年2月に当時現役横綱だった朝青龍が一般人に暴行を働き、その責任を取って引退。07年に時津風部屋の力士暴行死事件が起きていたこともあって、度重なる“暴力問題”に世間の厳しい非難を浴びた苦い経験がある。
貴ノ岩は若手の成長株で将来の三役候補と期待されている力士。横綱の昇進を推挙する横綱審議委員会の内規には、横綱は力量、品格ともに抜群でなければならないとある。暴行が事実であれば、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の指導力だけでなく、横綱の進退も厳しく問われることになりそうだ。 [Sponichi Annex 2017年11月14日 06:30 ]
日馬富士、酒に酔って貴ノ岩に暴行 「迷惑かけた」謝罪 ―― 大相撲の東横綱日馬富士(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が九州場所前の秋巡業中、同じモンゴル人力士の東前頭8枚目の貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=に対して暴行を加えていたことが14日、分かった。日馬富士はこの日朝のけいこ後に謝罪、休場を決めた。「貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会の皆様、相撲協会、私の部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と頭を下げた。
関係者によると、日馬富士は10月26日に鳥取市で開催された巡業のあと、力士同士の会合で酒に酔い、暴行に及んだ。貴ノ岩は巡業後、11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院したという。九州場所は12日の初日から休場している。日本相撲協会からは2日目の13日に「脳振盪(しんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の診断書が公表されていた。
診断書では、状態が安定すれば九州場所で復帰できるとしているが、途中出場するかどうかは分からない。
事態を重く見た日本相撲協会は、14日午前から日馬富士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)から事情を聴いた。
13日の段階で伊勢ケ浜親方は、暴行の有無についてはコメントをしていない。貴乃花親方は「診断書に書いてある通りです。本人も体調が悪いと言っていた。これ以上ありません」と話している。伊勢ケ浜親方と日馬富士は14日、福岡県田川市の貴乃花部屋を訪れたが、謝罪はできなかった。
日馬富士は9月の秋場所で9度目の優勝を果たし、連覇がかかる九州場所では初日、2日目と2連敗していた。休場は今年の初場所以来、8度目。 (朝日新聞DIGITAL 2017年11月14日13時23分)
ウェブニュースより
九州場所2日目 稀勢の里が初白星 ―― 大相撲九州場所は福岡市の福岡国際センターで2日目の取組が行われ、初日黒星の横綱・稀勢の里は勢いに乗る新小結の阿武咲を破って初白星をあげ連敗はしませんでした。
中入り後の勝敗です。
十両の石浦に錦木は錦木が押し出しで勝ちました。
大奄美に妙義龍は妙義龍が寄り切り。
琴勇輝に豪風は豪風が押し倒し。
輝に安美錦は安美錦がはたき込みで勝ちました。返り入幕の安美錦は2連勝です。
隠岐の海に碧山は隠岐の海が寄り倒し。
勢に朝乃山は勢が押し出し。
魁聖に遠藤は遠藤が下手ひねりで勝ちました。
千代丸に大栄翔は千代丸が寄り切り。
正代に千代翔馬は正代が寄り切り。
栃ノ心に大翔丸は栃ノ心が寄り切りで勝ちました。
荒鷲に千代の国は荒鷲が引き落とし。
逸ノ城に宝富士は逸ノ城が寄り切り。
北勝富士に御嶽海は北勝富士が押し出しで勝ちました。
松鳳山に照ノ富士は松鳳山が寄り切り。大関復帰を目指す照ノ富士は2連敗と苦しいスタートです。
嘉風に千代大龍は千代大龍が押し倒し。
琴奨菊に大関・豪栄道は豪栄道が寄り切りで勝ちました。
大関・高安に栃煌山は高安が寄り切り。
貴景勝に横綱・日馬富士は貴景勝が押し出しで勝ちました。日馬富士は2連敗です。
新小結の阿武咲に横綱・稀勢の里は稀勢の里が突き落としで勝ちました。稀勢の里は2日目で初白星です。
横綱・白鵬に玉鷲は白鵬が送り出しで勝ちました。
各力士の談話 金星の貴景勝「何も覚えていない」
返り入幕で2連勝スタートの安美錦は、「相手の体がでかいのでしっかり当たろうと思った。まだ始まったばかり、毎日やるだけです」と笑顔を見せていました。
万全の相撲で2連勝の横綱・白鵬は、「余裕を持っていったが、全部よかった。結びの一番をしっかりしめることができた」と淡々と話していました。
2場所連続で横綱・日馬富士から金星をあげた貴景勝は、取組について「何も覚えていないですが身体が動いてくれてよかった。しかし、精神面はまだまだなのでもっと実力をあげないといけない」と気持ちを切り替えていました。
2連敗の日馬富士は「負けは負け、あしたまた集中してとります」としたうえで、「ショックか」という質問に沈んだ表情で「正直あります」と話していました。
初対戦だった阿武咲を下した横綱・稀勢の里は、イメージ通りかという問いに「そうですね、まあよかった」と淡々と振り返っていました。
敗れた阿武咲は、「気持ちを切り替えてきょうはきょう、あしたはあしたですね」と話していました。 (NHK WEB NEWS 11月13日 22時57分)
昨日から九州場所が始まりました。
ウェブニュースより
大相撲九州場所初日 稀勢の里と日馬富士の2横綱に土 ―― 大相撲九州場所は、福岡市の福岡国際センターで初日を迎え、3場所連続の休場から復活を期す横綱・稀勢の里と、連覇を目指す横綱・日馬富士の2人の横綱が敗れる波乱の初日となりました。
中入り後の勝敗中入り後の勝敗
十両の誉富士に返り入幕の妙義龍は、妙義龍が寄り切りで勝ちました。
錦木に新入幕の大奄美の初顔合わせの一番は、錦木が押し出し。
返り入幕同士の一番、琴勇輝に安美錦は、39歳、最年長で幕内に戻ってきた安美錦が上手投げで勝ちました。
豪風に輝は、輝が押し倒し。
隠岐の海に朝乃山は、朝乃山が寄り切り。
碧山に勢は、碧山がはたき込み。
魁聖に大栄翔は、魁聖が押し出しで勝ちました。
遠藤に千代丸は、遠藤が突き出し。
大翔丸に正代は、大翔丸が送り出し。
千代翔馬に栃ノ心は、千代翔馬が肩すかしで勝ちました。
宝富士に荒鷲は、荒鷲が小手投げ。
千代の国に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。
照ノ富士に北勝富士は、北勝富士が押し出し。大関復帰を目指す関脇の照ノ富士は、黒星スタートです。
松鳳山に嘉風は、松鳳山が突き落としで勝ちました。
御嶽海に栃煌山は、行司軍配差し違えで御嶽海が押し出しで勝ちました。
千代大龍に角番の大関・高安は、高安が引き落とし。
大関・豪栄道に貴景勝は、豪栄道が押し出し。
横綱・稀勢の里に玉鷲は、玉鷲が押し出しで勝ちました。休場明けの稀勢の里は、押し相撲の玉鷲をつかまえることができず初日黒星です。
琴奨菊に横綱・白鵬は、白鵬が上手出し投げで勝ちました。
横綱・日馬冨士に新小結の阿武咲は、阿武咲がはたき込みで勝ちました。
九州場所は、初日から2人の横綱が敗れる波乱のスタートとなりました。
各力士の談話 安美錦「恩返しにつながる」
最年長の39歳で返り入幕を果たし初日白星の安美錦は「久しぶりに幕内に上がってきて、声援も大きくありがたいです。いい相撲を見せることが恩返しにつながると思って頑張ります」と時折笑顔を見せながら話していました。
初めての角番の場所で初日白星の大関・高安は「リラックスして、相手をよく見て相撲が取れました」と落ち着いた表情で話しました。
実力者の玉鷲をつかまえきれず敗れた稀勢の里は「状態は、そんなに悪くない」と悔しそうに話して会場を後にしました。
金星を挙げた玉鷲は「いい相撲だった。このまま行きたいですね」と満面の笑顔で話していました。
休場明けの初日白星スタートの横綱・白鵬は「いい緊張感で土俵に上がれた。一番一番、まだ始まったばかりだから」と余裕の表情で話していました。
新小結の初日で横綱・日馬富士を破った阿武咲は「最高です。相手の頭が下がっていたのがしっかり見えていました。土俵に上がれば信じられるのは自分だけなので、できることをやって勝ちにこだわっていこうと思っていました」と興奮気味に取組を振り返りました。
敗れた日馬富士は「足がついていかなかった。何も言い訳はできない」と言葉少なでした。
人気回復で満員札止め
九州場所は12日、福岡市の福岡国際センターで初日を迎え、およそ200枚用意された当日券は午前9時前には売り切れ満員札止めとなるなど、大勢のファンが会場を訪れています。
福岡県内の70代の男性は「3人の横綱が出るので楽しみです。体が小さいのに頑張っている日馬富士に期待したい」と話し、70代の妻は「白鵬もやっぱり強いし、稀勢の里も好きです。みんなに頑張ってほしい」と話していました。
名古屋市から来たという70代の男性は「新幹線で4時間、わくわくしながら来ました。やはり久しぶりの日本人横綱である稀勢の里に期待しています。ほかの横綱にもがんばっていただいて、稀勢の里が内容のある優勝をしてほしいと思います」と話していました。
一方、岡山県の60代の男性は「阿武咲や朝乃山も魅力があります。きょう、阿武咲は横綱戦だから楽しみにしています」と話し、横綱に挑む若手にも期待の声が聞かれました。
相撲人気の回復を背景に、九州場所の前売りチケットはすでに12日分が売り切れ、21年ぶりに15日間すべてで大入りとなることが確実な状況です。 (NHK WEB NEWS 11月12日 19時00分)
「物類称呼」では江戸よりまだ東国方言が多く、同書刊行から幕末までの約百年間が、江戸語から東京語への準備期間として一層重要な意味を持つことになるのです。しかし、「物類称呼」の序文にも述べられているように「都会の人物は万国の言語にわたりてをのづから訛少なし」という具合で、都市における言語の平均化が共通語的な性格を備えて全国へと広まっていくのです。
「物類称呼」からさらに「諺苑」や「俚言集覧」を見てくると、もうほとんどが江戸語=東京語と考えられるほどに成熟してきています。明和・安永から文化・文政のいわゆる江戸文学の爛熟期もこうした江戸語なしには到底咲き誇ることの出来ない文学でした。
次に二・三、江戸文学の中から生きたコトバを選んでみましょう。
◇遊子方言 明和七(1770)年・洒落本
〔通り者〕これこれ色男々々 〔むすこ〕いやこれはどぶでござります 此間先生と御噂申しました 〔通り者〕先生はさえぬはゑはゑ おまへどこへ行きなさる 〔むすこ〕伯父きの病気でおりまして見舞にさんじます 〔通り者〕ここはみんなが乗伊豆屋といふ舟宿だ 毎日おれも乗所だ こっちからのろを(中略) 〔船頭〕どこへつけますゑ申 〔通り者〕あがりましょあがりましょ とづつとあがり見せのまん中へ大あぐらにてすはる 大ぶ今夜はしづかだの 〔女房〕いゑまだ二階にお客が御座ります あなたはどなた様でござりましたね 〔通り者〕これはどぶだ これはこれはいかに久敷こないとて見わすれた顔はねいは しかしそふだあろ
※ 深川の女郎買いに行く発端のところ。商家の息子(色男)としったかぶった通り者の出会いです。
◇咄本 「福来すずめ」天明九(1789)年、「鬼外福助噺」文政二(1819)年
歯がた:無性に見栄をしたがる隠居、我とわが腕を食付き「コレ見やれ、年がよっても気に惚れたさうでかのなじみ奴が食付きをった」「此の歯形は女にしてはだいぶ大きいね」「そのははづ、笑いながわョ」
家見:ヲヤ太郎兵へ、てめへこゝへこして来たらいゝ所だ となりにはや桶屋はあるし、むかふは寺なりなんどきしんでも事はかゝねへな」 太郎「べら坊め、新宅へきてそんな気にかゝるを=ことをいふなへ ヲツトこいつはあやまった そんなら事をかくかく。
思い寝:朝寝ずきの息子 けふはいつにない早起きをしてはたらくゆへ親仁ふしぎにおもひ けさはなんとしてはやくおきたといへば むすこ けふは目黒へさそわれましたから参ふとぞんじまして おやぢ イヤイヤけふはならぬ 大分用があるとけちをつけられ むすこ なむさんしまった はやくおきてはたらいただけうまらねへ……。
多少コトバの色合いがちがいますが、青字で示したところは江戸語として通用するものです。〈色男・見栄・べら坊め・けちをつける〉などはいまでも生きたコトバとして東京の人の口にものぼるものです。オマヘ・アナタは現代とやや異なっていて敬意が強くなっています。ここで注意しておくのは、ナイ~ネイ・オマヘ~テメヘ(オメヘ)・ゴザリマス~ダ――というように常体と変体の二つの相がみられることです。この変体は江戸方言→東京方言へと流れていく一傾向なのです。式亭三馬が下司下郎の使う江戸訛りとこっぴどくきめつけているがこうしたコトバでした。大概をテーゲー、考えをカンゲー(ai→êとなまる)というのもみなこの種のナマリです。江戸っ子が啖呵を切る時に使う江戸の庶民語でもありました。
次に常体についてもう少し実例を挙げておきましょう。
◇咄本・口拍子(安永2〈1773〉年)
いてう:どうぞとゝ様ゆもじにめずらしいもやうを染てほしうござんす それはやすい事なにがよかろふ ソレソレいてうがよい。 イヤわたしやいてうはいやでござります。 デモいてうがよい ナゼとゝ様 そのよふにいてういてうとはをつしやります イヤサ虫がつかいでよい。
◇人情本・仮名文章娘節用(天保元〈1830〉年)
金「だんだんと事をお心ふかき御教訓きつと骨身にこたえましてありがとふござります(中略) あなたもずいぶんお身のうへを御大切に御養生なされおすこやかにおくらしなされてくださいまし 文「イヤそれはかくべつ おかめ(女名)もそちとおなじやうにちいさいときから共にそだち兄妹同様にくらしたから、今わかるゝもかなしかろが、これも定まる約束事 無分別の出ぬやうによくいとまごひしたがよい
前者は両家での親と娘の会話であり、後者は武家の親子の対話です。先に示したのと比べると言葉の調子もゆっくりとしており用語にも相違があります。ゆもじは文字詞(もじことば)といって女性専用のコトバで、腰巻のことですが、もともと京都の女官の間に発生した女房詞です。流れ流れて江戸に入り、江戸の上層町人や武家の子女の間で専ら用いられるようになりました。とゝ様も一般庶民はオトッアンであり、さらにくだればチャンですから、現代のオトウサマに当たる高いくらいのコトバなのです。〈をっしやります(言うの敬語)や〈虫がつかいで(虫がつかないで)〉などの表現はあきらかに上方語なのです.さらに後者の会話は折り目正しくかなり丁寧なコトバづかいです。おや御の用法も丁寧さと経緯をふくめてしっかりと用いられています。おすこやかにおくらしなされてくださりませ――など子から親へのコトバとして礼儀作法の観念なしには発することの出来ないコトバづかいでしょう。
こうした筋目正しいコトバが武士の家庭では普通に用いられていたわけです。子が親にアナタと呼びかけているのは多少異様に響きますが、これも江戸時代にはアナタがかなり敬意の高い代名詞であったことを考えれば納得できます。御教訓・御養生・無分別など適宜漢語が加わっているのも当時の知識人の一般傾向なのです。このような人々の口からはネイやテメヘなどの江戸っ子コトバは勿論、デスとかデアリマスなどの特殊語は聞かれないのです。
デス・デアリマス・ザアマスなど東京語としては一躍その中核にすえられますが、江戸後期~明治初年にかけては特殊語として常体でも変体でも聞かれず、主として遊女や芸者がもちいている(東京のいわゆる山手婦人の専用とするザアマスコトバの一源泉はこの特殊語にあるようです)ゴザリマス・ゴザンスも上方語系ですから、常体は上方語の伝統を生かした江戸語的なものという複雑な性格を持つのです。しかもこうした江戸語こそ正統なものとして東京語へ受け継がれ、代表的日本語としての光栄ある地位を獲得することになるのです。ただこれらのコトバ洗練された軽妙さにかけ、人間と人間が裸で話し合うコトバではありません。
そこへ行くと、
濁酒(にごりざけ)の粕食(かすくれへ)め とんだ奴じやァねへかい。是許(これんばかし)もいざァ云た事のねへ東子(あづまっこ)だ…… おれに取てかかったのが胸屎(むねつくそ)だ」(浮世風呂・文化六年)というような江戸っ子のコトバは卑俗ではありますが、その調子といい、表現といい長い年月に鍛えられぴちぴちと血が通っています。
江戸語を真正面から取り上げた辞典も出るようになり、江戸語を以って江戸っ子の意志や感情を発表することが出来るようになるのです。
辞典の第一が「志不可起」(渋柿、享保13〈1728〉年)――詳しいことはよく判りません――であり、続いて「物類称呼」(安永4〈1775〉年)・「諺苑」(安政9〈1797〉年)と現れ、最後に最もまとまった江戸語辞典として「俚言集覧」が刊行されます。
これら諸書に現れている江戸語あるいは関東方言についていくつかを紹介してみましょう。
◇志不可起(箕田熹貞著?)
●まうに……関東田舎ニテ物ノたくさんナルヲまうにト云、猛の字の義か(もーに……副多く たくさん。日立・信州・福島県・茨城県・栃木県など)
●ぎをん……江戸ニテねり物と云。田舎辺ニテハまつりト云ノカヘ名ノ意(群馬・千葉・福井)
●くたばる……関東ノ卑俗詞ニ人ノ死ヲくたばるト云(東京・神奈川など)
●つぼい……関東辺二かはゆいト云事ヲつぼいト云、莟花(つぼみばな)ト云義カ(仙台・千葉・茨木・長野)
●をつかない……関東ノ俗ニ恐ロシキヲをつかないト云(江戸初期より)現代東京語まで」
◇物類称呼(越谷吾山著)
●あぢなし……食物の味わひうすき也 今日江戸共に無味(あじなし)と云 但し江戸にてうまくなひともいふ也 東国にてまづい
●おそろし……畿内近国あるは加賀及四国などにておとろしいと云(中略)駿河辺より武蔵近国にてをつかないといふ
●ゆるやかに坐する事を……京大阪にて じやうらくむといふ 関東にてあぐらかくと云又ろくに居る共いふ
●焦臭(こがれくさい)……京にてかんこくさし 紙臭なり。 東武にて きなくさいといふ 木にてはないにほひといふ云こころ。 尾張遠江へんにて かんこくさいと云 京にをなし
●他の呼に答える語……関東にて あいと云 畿内にて はいと云 近江にて ねいと云 薩摩にて をゝと云 肥前にて ないといふ
●南瓜(ぼうふら)……西国にて ぶうふら(中略)えどにて先年は ぼうふらといひ、今はかぼちゃ云
●かまきり……江戸にて かまぎってう 江戸田舎で はいとりむし 相模にて いぼしり又いぼくひ
◇俚言集覧(作者不明・太田全斎か? 「諺苑」の増補と考えて「諺苑」は省略)
●麻布で気が知れぬ……此れは江戸の諺なり 江戸の麻布に六本木と云所あり 何処に六本の木ありてかく名づけしやらしる者なし……人の気のしれぬになぞらへて……。
●いなせ……江戸にてみやびをいふ
●因業者(いんごうもの)……江戸の俗語に鄙吝(ひりん)にして少しもおもひやりなき者をさして目する詞
●お家さん……大阪詞 江戸で云おかみさんなり
●きやん……江戸の俗語 少女のはすはなるをいふ
●てんやわんや……江戸の俗語なり
●いき……江戸方言 風流と云がごとし 然れども風流にあらず軽揚の意を云
●でも……江戸の俗語に多くつかふ
●一かばちかやってみろ ●狗もあるけば棒にあたる ●色をかへ品をかへ手をかへ品をかへ ●いきがけの駄賃 ●鼻の下が長い 痴人を云 ハナタラシともうん ●鼻にかける ●馬鹿につける薬がない ●春海秋山(はるうみあきやま) 江戸の諺 春は海晴れ秋は山晴れて晴天 ●箸にも棒にもかゝらぬ ●はれものにさはるやう ●はしかは命ち定め疱瘡はみめ定め
以上少数例しか挙げることが出来ませんでしたが、江戸後期の江戸語の一端は知られるでしょう。「志不可起」では江戸の用語も少なかったのが、「物類称呼」になって詳しくなります。特に後者では江戸・江戸田舎・江戸近辺と細かく地域によってコトバを分けている点が注意されます。現代の東京語には姿の見えないものがあるのは当然ですが江戸田舎とか江戸近辺、さらに東国のコトバなどは時と共に江戸語に入り東京語へと再編成されていきます。これは江戸の広がりとも関連がありましょう。
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