ウェブニュースより
貴公俊の双子の弟・貴源治 白星も支度部屋で涙「今までで一番つらい」 ―― 春場所8日目の取組後、付け人に暴行した十両・貴公俊の双子の弟・貴源治が白星を飾ると、戻った支度部屋で涙を流した。
前の取組で勝利した兄弟子・貴ノ岩から力水をつけられる時、「落ち着いていくように」と声をかけられた。「あの言葉で救われました」と気持ちを落ち着かせ、難敵の照強(伊勢ケ浜部屋)を寄り切り4勝5敗とすると、支度部屋では大勢の報道陣に囲まれ終始緊張した顔つきだった。そして、しばらくするとタオルで目を拭う姿があった。
「今までで一番つらいです。昨日は寝れませんでした。30分おきぐらいに7回ぐらい起きてしまって。兄のことを考えると…」。前日は場所から引き揚げる際に貴公俊が携帯電話でおかみさんと涙ながらに話しているのを見て、問題があったことを把握したという。「ケガをしたならまだしも、こんな問題を起こして休場するなんて…」と声を詰まらせた。
双子の兄は今場所、新十両。この日、本来であれば、自分が花道で出番を待つ時、兄が土俵に上がっていた。「そんなことを想像するだけで涙が出てきました。自分のことのように思えてつらいです」と肩を落とし、最後は「頑張ります」と残して引き揚げた。 〔3月19日(月)15時48分 スポーツニッポン〕
大相撲春場所9日目 鶴竜と魁聖が9連勝 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で9日目の取組が行われ勝ちっ放しの横綱・鶴竜と平幕の魁聖がともに勝って全勝を守りました。
中入り後の勝敗です。
十両の安美錦に英乃海は送り出しで安美錦が勝ちました。
蒼国来に碧山は碧山が押し出し。
大奄美に朝乃山は朝乃山が押し出し。大奄美は2敗目です。
大翔丸に妙義龍は大翔丸が押し出し。
勢に琴勇輝は取り直しのすえ勢がはたき込みで勝ちました。
石浦に錦木は錦木が小手投げ。
豊山に大栄翔は豊山が押し出し。
輝に栃煌山は輝が小手投げ。
千代の国に嘉風は嘉風が上手出し投げで勝ちました。
阿炎に隠岐の海は阿炎が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=pbTboNLqQ7s
千代翔馬に北勝富士は北勝富士が送り出し。
魁聖に竜電は魁聖が寄り切りで勝ちました。魁聖は初日から9連勝です。
荒鷲に宝富士は荒鷲がとったり。荒鷲は今場所初白星。宝富士は負け越しです。
遠藤に玉鷲は玉鷲が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=tmXzL-q31Fc
逸ノ城に貴景勝は逸ノ城が寄り切り。
松鳳山に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
御嶽海に琴奨菊は琴奨菊がすくい投げで勝ちました。
https://www.youtube.com/watch?v=0uwHpjd6DpE
千代丸に大関・豪栄道は千代丸が押し出しで勝ちました。豪栄道は3敗目です。
大関・高安に千代大龍は高安が上手投げで勝ちました。千代大龍は負け越しです。
横綱・鶴竜に正代は鶴竜がはたき込みで勝ちました。鶴竜は全勝を守りました。
魁聖「緊張していた」
2敗目を喫した大奄美は「踏み込みが足りなかった。思い切っていこうと思ったがだめだった」と話していました。
初日から9連勝の魁聖は「緊張していた。勝ち越したあとは気楽なはずなんだけど」と話しながらも笑顔でした。
7連勝の大関・高安は「調子は初日からいい。あすからも気楽にやっていきたい」と話していました。
平幕の正代に押し込まれながらもはたき込みで勝って全勝を守った横綱・鶴竜は「すべて自分の相撲を取ることは難しいがこういうときに白星をとることは重要」と話し苦しい展開でも勝利をつかんだことに満足している様子でした。
一方、敗れた正代は「見せ場は作れたんじゃないですか。人生でいちばん、悔しいかもしれないです」と横綱を追い込みながらも敗れた相撲を振り返りました。 (NHK NEWS WEB 3月19日 18時47分)
ウェブニュースより
元横綱朝青龍のおい豊昇龍が3勝目 131キロ差も完勝「重いから突っ張って」 ―― 元横綱朝青龍のおいで西序ノ口19枚目の豊昇龍(18)=立浪=が謙豊(時津風)を送り出して3勝目(1敗)を挙げた。体重107キロの自身より131キロも重い238キロの相手に完勝だった。
立ち合い真っ向押し込んで、右から強烈ないなし。相手を後ろ向きにすると、すばやく土俵外に運んだ。
「重いから突っ張っていこうと思った。まわしを取ったら負けると思って、(相手を)ずらして回った」と、納得顔。
前戦では元横綱大鵬の孫で同級生ライバルの納谷(大嶽)に完敗。高校時代以来、3連敗の悔しさは続いており「相撲では負けていない。体で負けた。これからだんだん増やしたい。体をでかくして120キロまで持っていこうと思っている」と、打倒納谷へ意気込んだ。 (デイリースポーツ2018年03月18日09時42分)
付け人を殴打の貴公俊、相撲協会の聞き取りに事実認める ―― 大相撲の東十両14枚目、貴乃花部屋の貴公俊(たかよしとし、20)が18日、春場所(エディオンアリーナ大阪)8日目の取組で敗れた後、支度部屋で年上の付け人に暴言を吐き、複数回、顔などを殴打していたことが目撃した関係者らの話で分かった。日本相撲協会の聞き取りに事実を認めたという。
関係者によると、殴ったのは5、6発で、付け人は顔が腫れ、口の中を切って顔から血を流していたという。理由は、付け人が貴公俊に取組のために入場するよう伝えるタイミングが遅れたためではないかという。目撃者の説明では、支度部屋にはその様子を見ていた力士がいたが、止めた力士はいなかったという。
貴公俊は栃木県出身。十両貴源治(20)の双子の兄で、元横綱日馬富士の傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場している十両貴ノ岩(28)の弟弟子。貴乃花親方は今場所、4日目まで会場に出勤せず、協会から指示があった後は会場に現れているものの短時間しか滞在していない。この日も会場に現れたものの、貴公俊の暴行があったときにはすでに会場を後にしていた。
また協会は、峰崎部屋でも兄弟子が弟弟子を殴る事案が起きたと明らかにした。示談が成立したため、公表したという。弟弟子は問題後に引退している。 (朝日新聞2018年03月18日22時01分)
大相撲春場所8日目 鶴竜と魁聖が8連勝 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で中日、8日目の取組が行われ、横綱・鶴竜と平幕の魁聖がともに勝って8連勝で勝ち越しを決めました。
中入り後の勝敗です。
十両の旭大星に勢は行司軍配差し違えで勢がはたき込みで勝ちました。
錦木に大奄美は大奄美が寄り切りで勝って7勝目。
碧山に大翔丸は碧山がはたき込み。
朝乃山に蒼国来は蒼国来が上手投げ。
英乃海に石浦は石浦が上手出し投げで勝ちました。
琴勇輝に妙義龍は妙義龍が押し出し。
豊山に輝は豊山が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=hVCEYZw9En4
大栄翔に栃煌山は大栄翔が引き落としで勝ちました。
千代の国に阿炎は阿炎が上手投げ。
嘉風に千代翔馬は千代翔馬が上手投げ。
隠岐の海に魁聖は魁聖が押し出しで勝って、8連勝。中日で勝ち越しを決めました。
北勝富士に竜電は竜電が寄り切り。
宝富士に千代丸は宝富士が寄り切りで勝って今場所初白星を挙げました。
玉鷲に正代は正代が肩すかし。
荒鷲に逸ノ城は逸ノ城が寄り切り。荒鷲は初日から8連敗で負け越しです。
千代大龍に遠藤は遠藤が押し出し。
栃ノ心に御嶽海は栃ノ心が肩すかし。
貴景勝に大関・高安は高安が押し出しで勝ちました。高安は6勝2敗です。
大関・豪栄道に琴奨菊は豪栄道が寄り切りで勝ちました。豪栄道も6勝2敗です。
松鳳山に横綱・鶴竜は鶴竜がはたき込みで勝ちました。鶴竜は初日から勝ちっ放しで中日で勝ち越しを決めました。
魁聖「体がよく動いている」
初日から8連勝で中日で勝ち越しを決めた魁聖は「足が前によく出ている。体がよく動いている」とご機嫌でした。
関脇どうしの一番、御嶽海に勝って6勝目を挙げた栃ノ心は「このままいきたい。きょう勝ってよかった」と話し終始笑顔でした。
2連敗のあと6連勝と調子を上げてきた大関・高安は「落ち着いてとれれば、しっかりと結果はついてくると思います。僕は追う方ですから気楽にやります」と話していました。
琴奨菊に勝って2敗を守った大関・豪栄道は「動きは、悪くないと思う。場所が盛り上がるようにいい相撲をとりたい」と話していました。
初日から8連勝の横綱・鶴竜は「自分の相撲を落ち着いて集中して取れている」と話し、優勝を意識するかという質問に対しては、「まだまだですね」と乗ってきませんでした。 (NHK NEWS WEB 3月18日 19時04分)
ウェブニュースより
納谷、無傷4連勝でストレート給金 琴宮倉を突き、押しで圧倒 ―― 優勝32回を誇る大横綱・大鵬の孫で元関脇・貴闘力を父に持つ東序ノ口18枚目の納谷(18=大嶽部屋)が勝ち越しを決めた。左膝の負傷のため三段目から番付を落としていた琴宮倉(20=佐渡ケ嶽部屋)と対戦し、突き、押しで圧倒。5秒足らずで押し出し、無傷の4連勝でストレート給金を果たした。
「腰が高かったんですけど、しっかり前に出ていたので。こういう相撲を取っていきたい」と納得の内容。全勝を目標にしているだけに、勝ち越しを懸けた給金相撲だったことは「全然考えていなかった」と意識はしていなかった。5日目の3番相撲では、元横綱・朝青龍のおいである豊昇龍(18=立浪部屋)とのライバル対決を制したが「(勝ったことで)楽になったりはしていない。しっかり最後まで気を引き締めていきたい」という。ほどよい緊張感を持続しながら、残り3番に臨む。 (3月17日(土)9時58分 スポーツニッポン)
大相撲春場所7日目 横綱 鶴竜と魁聖が7連勝 ―― 大相撲春場所は、大阪市の大阪府立体育会館で7日目の取組が行われ、勝ちっ放しの横綱 鶴竜と平幕の魁聖は、ともに勝って7連勝としました。
中入り後の勝敗です。
英乃海に妙義龍は、妙義龍が下手投げで勝ちました。
十両の東龍に錦木は、錦木が押し倒し。
勢に碧山は、勢が寄り切りで5勝目。
大翔丸に蒼国来は、大翔丸が押し出しで勝って6勝1敗と元気です。
栃煌山に朝乃山は、朝乃山が寄り切り。
大奄美に千代の国は、大奄美が上手投げで勝って6勝目です。
千代翔馬に琴勇輝は、千代翔馬が押し出し。
石浦に竜電は、竜電が上手出し投げ。
隠岐の海に豊山は、隠岐の海がすくい投げで勝って5勝目。
大栄翔に北勝富士は、大栄翔が押し倒し。
6連勝の魁聖に輝は、魁聖が押し出しで勝って、初日から7連勝としました。
千代丸に阿炎は、千代丸が引き落とし。
嘉風に正代は、正代が押し出し。
遠藤に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切りで勝ちました。
逸ノ城に玉鷲は、玉鷲が押し出し。逸ノ城は2敗に後退です。
荒鷲に栃ノ心は、栃ノ心が上手投げ。
御嶽海に千代大龍は、御嶽海が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=L1jg8KJ9THY
宝富士に大関 豪栄道は、豪栄道が下手投げで勝って5勝2敗です。
大関 高安に松鳳山は、高安がはたき込みで勝って、3日目から5連勝で5勝2敗としました。
6連勝の横綱 鶴竜に貴景勝は、鶴竜が押し出しで勝って7連勝としました。この相撲では、土俵際で粘った貴景勝を鶴竜が押し出した際、鶴竜に軍配が上がりましたが、鶴竜の左足の指が出るのが早かったのではないかと物言いがつき、審判による3分ほどの協議が行われ、最後は行司軍配どおり鶴竜の勝ちとなりました。
7連勝 魁聖「当たって前に出るしかないと思った」
7連勝とした平幕の魁聖は「当たって前に出るしかないと思った。うれしいね。あと一番、あす勝ち越しを決めたい」と満足そうな表情で話しました。
三役でただ1人、1敗だった小結の逸ノ城は玉鷲にいい所なく敗れ2敗に後退し、「思ったよりも相手が速かった」と言葉少なでした。
宝富士に苦戦しながらも勝って5勝2敗とした、大関の豪栄道は「何とか勝ちに結びついている。白星を積み重ねていけば内容もよくなってくる」と話したあと、地元大阪の大きな声援について、「大阪で生まれたからには、いいところを見せたい」と意気込んでいました。
1敗だった好調の松鳳山を57秒の長い相撲で破った、大関の高安は「相手は動きが速いから焦らないように気持ちを落ち着かせていった。あしたも頑張ります」と淡々と振り返っていました。
2敗となった松鳳山は「攻めた上で力はしっかり出し切れた。あしたからもいい相撲が取れるように頑張ります」と納得の表情で話していました。
物言いがついた際どい相撲を制し7連勝とした横綱・鶴竜は「よく見て落ち着いて相撲を取れた。こういう相撲をものにできているのがいいんじゃないかな」と余裕の表情でした。 (NHK NEWS WEB 3月17日 20時41分)
ウェブニュースより
大鵬孫が朝青龍おいに勝利 ライバル対決3連勝で祖父超え序ノ口V見えた? ―― “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・東序ノ口18枚目の納谷(18)=大嶽=が元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(18)=立浪=を下し、無傷3連勝とし、勝ち越しに王手をかけた。
デビューした初場所での前相撲に続き、完勝だった。低く入ってきた相手にも動じない。右上手をがっちりと取ると、落ち着いて前に出た。そのまま圧力をかけて寄ると体ごと土俵外へ倒した。
高校アマチュア時代から、ライバル対決はこれで3連勝。「しっかり前に出られたので良かった。中に入られたけど落ち着いていた。負けたくない相手なので絶対に勝つという思いだった」と、納得顔で振り返った。
祖父は57年初場所の序ノ口デビュー場所は7勝1敗で優勝は逃している。最大の関門を突破し、祖父超えの序ノ口Vも視界に入ってきた。 (デイリースポーツ online更新日:2018/03/15)
大相撲春場所6日目 鶴竜と魁聖が6連勝 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で6日目の取組が行われ、横綱・鶴竜と平幕の魁聖がともに勝って、初日から6連勝としました。
中入り後の勝敗です。
十両の明生に蒼国来は蒼国来が寄り倒しで勝ちました。
妙義龍に大奄美は大奄美が寄り切りで5勝目。
錦木に英乃海は英乃海が寄り切り。
勢に大翔丸は大翔丸が押し出しで5勝目。
朝乃山に碧山は碧山が押し出しで5勝目です。
石浦に千代翔馬は石浦が寄り切りで勝ちました。
千代の国に16日から再出場の琴勇輝は千代の国が押し出しで5勝目。
栃煌山に隠岐の海は隠岐の海が押し出し。
竜電に豊山は豊山が外掛け。
大栄翔に魁聖は魁聖が押し出しで勝って初日から6連勝です。
北勝富士に輝は北勝富士が押し出し。
嘉風に千代丸は千代丸が突き出し。
正代に阿炎は正代が突き落とし。
玉鷲に荒鷲は玉鷲が押し出しで勝ちました。
千代大龍に逸ノ城は逸ノ城が寄り切りで5勝目。
貴景勝に御嶽海は貴景勝が押し出し。
栃ノ心に遠藤は栃ノ心が小手投げ。
宝富士に大関・高安は高安が上手出し投げで勝ちました。高安は3日目から4連勝です。
大関・豪栄道に松鳳山は豪栄道が引き落としで勝ちました。松鳳山の連勝は5でストップです。
琴奨菊に横綱・鶴竜は鶴竜が突き落としで勝って6連勝です。
春場所は6日目を終え、勝ちっ放しは横綱・鶴竜と平幕の魁聖の2人となりました。
6連勝の鶴竜「集中できている」
危なげない相撲で平幕でただ1人勝ちっ放しの魁聖は「負けたくないと思うと緊張するが、何とか足も出て腕も伸びた。早く勝ち越したい」と上機嫌でした。
落ち着いて相手を受け止め前に出る力強い相撲で5勝目を挙げた逸ノ城は「立ち合いだけを意識した。前に前に、いい相撲だった」と相撲内容を振り返ったあと「まだこれからです」と気を引き締めていました。
豪快な小手投げで遠藤を破った栃ノ心は「タイミングがよかった。攻めたね。攻めているよね」と自分に言い聞かせるように話していました。
1分を超える相撲を制し、3日目から4連勝の大関・高安は「立ち合いから押し込んで攻めきりたかったけど、少し慎重になった。あしたも頑張ります」と話しました。
大関・豪栄道を押し込んだものの引き落としで敗れ、初黒星を喫した松鳳山は「足が出なかった。突き押し力士は突けば突くほど足が出ていかないので気をつけなければいけない」と反省を口にしたあと「引いて負けるのはだめだが、大関に引かせたので、その点はよかった」と前を向いていました。
勝って4勝2敗とした豪栄道は「相手が調子がいいのはわかっていたので、相手の動きに合わせないようにした。対応できている」と口も滑らかでした。
厳しい相撲で6連勝の横綱・鶴竜は「当たって、回り込んで、あとは反応したという感じ。しっかり集中できている。これを続けていきたいね」と淡々と話していました。 (NHK NEWS WEB 3月16日 19時54分)
ウェブニュースより
藤井六段、史上最年少で全勝昇級 名人戦C級2組順位戦 ―― 中学生棋士の藤井聡太六段(15)が15日、第76期将棋名人戦・C級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で最終10回戦に勝ち、初参加の順位戦で史上最年少での全勝昇級を果たした。公式戦はこれで15連勝となり、快進撃が続いている。
東京都渋谷区の将棋会館で、三枚堂達也六段(24)と対戦した。昨年、藤井六段らを破り、上州YAMADAチャレンジ杯で優勝した若手だ。三枚堂六段が得意とする「横歩取り」の戦いになったが、優位を築いた藤井六段が勝った。
順位戦には、名人挑戦権を争うA級から最も下のC級2組まで五つのクラスがある。今期のC級2組には50人が参加。藤井六段は初戦から9連勝して、一つ上のC級1組への昇級を既に決めていた。C級2組初参加での全勝昇級は中原誠十六世名人(70)らが達成しており、6人目の快挙。 (朝日新聞DIGITAL 2018年3月15日20時35分)
https://www.youtube.com/watch?v=Bz8OIf5CmII
大相撲春場所5日目 横綱 鶴竜が5連勝 ―― 大相撲春場所は、大阪市の大阪府立体育会館で5日目の取組が行われ、横綱 鶴竜は取り直しの一番で宝富士を破り、初日からの連勝を5に伸ばしました。
中入り後の勝敗です。
碧山に妙義龍は、妙義龍が押し出しで勝ちました。碧山は初黒星です。
蒼国来に英乃海は、蒼国来が寄り切り。
勢に大奄美は、大奄美がはたき込み。
錦木に朝乃山は、朝乃山がすくい投げ。
大翔丸に豊山は、大翔丸が突き落としで勝ちました。
石浦に千代の国は、千代の国が送り出し。
栃煌山に竜電は、栃煌山がはりま投げ。
隠岐の海に千代翔馬は、隠岐の海が上手投げで勝ちました。
大栄翔に嘉風は、大栄翔が突き落とし。
阿炎に輝は、輝が突き落とし。
https://www.youtube.com/watch?v=412xi7Cq5UY
千代丸に魁聖は、魁聖が寄り切りで5連勝。
北勝富士に正代は、正代が突き落としで勝ちました。
荒鷲に松鳳山は、松鳳山が寄り切りで5連勝。
逸ノ城に遠藤は、逸ノ城が寄り切り。
千代大龍に栃ノ心は、栃ノ心が送り出し。
御嶽海に玉鷲は、御嶽海が押し出しで勝ちました。
貴景勝に大関 豪栄道は、豪栄道が押し出しで勝ち3勝2敗としました。
大関 高安に琴奨菊は、高安がすくい投げで勝ちました。高安は3日目から3連勝で白星先行です。
横綱 鶴竜に宝富士の一番は、同体で取り直しとなり、鶴竜が押し出しで勝って初日からの連勝を5に伸ばしました。
5連勝の鶴竜「立ち合い 厳しくいった」
5連勝で序盤戦を終えた魁聖は「場所前によい稽古ができていた。久しぶりに連勝できてうれしいですね」と充実した表情を浮かべていました。
同じく5連勝の松鳳山は「白星が並ぶのは気持ちがよいし、相手の動きに反応できている」と序盤戦を振り返っていました。
遠藤との1分25秒に及ぶ熱戦を制し4勝目を挙げた逸ノ城は「上手を切りに来ることはわかっていたので、しっかり逃さないようにした。力は出せています」と納得の表情を浮かべていました。
一方、敗れた遠藤は報道陣の問いかけに無言でした。
ベテラン・玉鷲を押し出して4勝目を挙げた御嶽海は「白星につながったからよかったが、もっと強く行かないと、上位の力士と当たった時にだめだと思う」と時折、苦笑いを浮かべながら冷静に自身の相撲内容を振り返っていました。
3日目から3連勝で白星先行の大関 高安は「上体があがってしまったが、タイミングよく決めることができた。攻めないと自分の形は作れない。あすからも肩の力を抜いて自分の相撲を取りたい」と話していました。
ひやりとした相撲が取り直しとなり、最後は厳しい攻めで5連勝の横綱 鶴竜は「立ち合い厳しくいった。まだ5日目、続けてやっていくことが重要です」と笑顔を見せず、淡々と話していました。 (NHK NEWS WEB 3月15日 18時53分)
炎鵬 貴ノ岩に敗れ「全然、力が違った」と脱帽 ―― 十両・貴ノ岩(28=貴乃花部屋)と対戦して敗れた新十両の炎鵬(23=宮城野部屋)は「全然、力が違った。力不足を感じた。圧力もうまさも何枚も上だった」と、脱帽気味に振り返った。
それでも、立ち合いから両前まわしをとるまでは作戦通り。貴ノ岩のうまさの前に、少しずつ崩されていったが、見せ場をつくって会場は大いにわいた。
暴行を受けた後遺症などの影響で、2場所全休明けの貴ノ岩との対戦。「注目されれば燃えますし、こっちもうれしいです」と、熱視線は力になったようだ。 [Sponichi Annex 2018年3月15日 15:44 ]
https://www.youtube.com/watch?v=6hdKZS8xymg
ウェブニュースより
春場所4日目 鶴竜 三役力士でただ一人4連勝 ―― 大相撲春場所は、大阪市の大阪府立体育会館で4日目の取組が行われ、今場所ひとり横綱の鶴竜は荒鷲を圧倒し、三役以上でただ1人4連勝としました。
中入り後の勝敗です。
英乃海に碧山は、碧山が引き落としで勝って4連勝。
大奄美に蒼国来は、大奄美が寄り切り。
妙義龍に十両の旭秀鵬は、旭秀鵬が小手投げ。
錦木に大翔丸は、大翔丸が押し出しで勝ちました。
朝乃山に勢は、勢が寄り倒しで4連勝。
琴勇輝に栃煌山は、琴勇輝が右足のけがのため14日から休場し、栃煌山の不戦勝となりました。
豊山に石浦は、豊山が押し出し。
千代の国に隠岐の海は、隠岐の海が寄り切り。
竜電に千代翔馬は、千代翔馬がはたき込み。
大栄翔に阿炎は、阿炎が突き落としで勝ちました。
嘉風に輝は、嘉風が寄り切り。
北勝富士に千代丸は、北勝富士が押し出し。
正代に魁聖は、魁聖が送り出しで4連勝。
松鳳山に琴奨菊は、松鳳山が上手出し投げで勝って4連勝。
千代大龍に宝富士は、千代大龍が引き落とし。
逸ノ城に御嶽海は、御嶽海が押し出し。逸ノ城は4日目で初黒星です。
栃ノ心に貴景勝は、貴景勝がはたき込みで勝ちました。栃ノ心は早くも2敗目です。
玉鷲に大関 高安は、高安がはたき込みで勝ち星を五分に戻しました。
大関 豪栄道に遠藤は、遠藤が突き落とし。豪栄道は2敗目です。
荒鷲に横綱 鶴竜は、鶴竜が押し出しで勝って初日から4連勝としました。
栃ノ心に逆転勝ち貴景勝「最後は覚えていない」
攻め込まれながら土俵際ではたき込みを決め、栃ノ心に逆転勝ちの貴景勝は「引かずに応戦していく感じだった。最後はどんな相撲だったか覚えていない」と熱戦を振り返っていました。
敗れた栃ノ心は「出るしかなかった。残念だ。悔しい」と話していました。
会心の相撲で3勝目を挙げた御嶽海は「思いどおりでした。自分の体勢になったら負けられない。まだ序盤なので星を重ねていきたい」と話していました。
一方、初黒星の逸ノ城は「相手の動きはわかっていたが我慢できなかった。相手の相撲がよかった」と反省しきりでした。
星を五分に戻した大関の高安は「当たりはよかった。相手の体を上げたけど自分の体も上がってしまった。自分のスタイルをやらないと結果は出ない」と気を引き締めていました。
初日の高安に続いて大関 豪栄道を破った遠藤は「勝ててよかった。しっかり集中できている」と充実感を漂わせていました。
2敗目を喫した豪栄道は「当たって相手を起こすことを考えた」と話したあとは多くを語りませんでした。
立ち合いから一気の層撲で4連勝の鶴竜は「立ち合いがよかった。油断できない相手だったので、相手に合わせないよう自分の相撲を取った」と納得の表情でした。 (NHK NEWS WEB 3月14日 19時57分)
貴ノ岩、「変化」に足がついていかず2連敗 ―― 十両・貴ノ岩(貴乃花)が、同じく十両の明瀬山(木瀬)に敗れ、2勝2敗と五分の星になった。
今場所連勝スタートだったが貴ノ岩だが、この日は前みつを取ったものの、突き落としに対して足が前に出ず、連敗となった。AbemaTVで解説を務めていた沖縄出身の元力士・若ノ城は貴ノ岩について、取組前に「体の張りが良い。良く稽古ができている証」と話していたが、惜しい星を落とす結果となった。 (3月14日(水)15時30分 AbemaTIMES)
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藤井六段、3人目の「記録四冠」 デビュー2年目は初 ―― 日本将棋連盟は13日、今年度の記録4部門(対局数、勝数、勝率、連勝)で、藤井聡太六段(15)が1位を独占することが決まったと発表した。「記録四冠」は内藤國雄九段(78)、羽生善治竜王(47)に続いて3人目で、デビュー2年目での達成は史上初。
藤井六段の今年度の成績は13日現在で59勝11敗で、勝率は8割4分3厘。藤井六段が残りの対局で全て敗れても、勝率で2位以下の棋士が上回る可能性がなくなった。対局数(70局)、勝数は2位に10以上の差をつけている。昨年6月までの約半年間で記録した29連勝は新記録だった。継続中の14連勝も、今年度2位に当たる記録だ。2月には、全棋士が参加する第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)で優勝し、最年少棋戦優勝(15歳6カ月)の記録も作った。
藤井六段は「一局一局の積み重ねがこのような結果として表れたことをうれしく思います。これからもより良い将棋を指すべく精進していきたいです」とのコメントを発表した。年度内は、今月15日と22日に対局が予定されている。
日本将棋連盟によると、記録が残っている1967年度以降では、69年度に内藤九段が初めて記録四冠になった。羽生竜王は88年度、89年度、92年度、2000年度に記録している。羽生竜王は「4部門1位は1年間安定をした活躍を維持しないと到達が出来ない記録です。デビューから29連勝の前人未到の大記録が今回の大きな原動力になった印象です。今後もどのような記録が生まれるか楽しみです」とのコメントを出した。 (朝日新聞DIGITAL 2018年3月13日16時07分)
大相撲春場所 大関 高安が初白星 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で3日目の取組が行われ、連敗スタートだった大関 高安が荒鷲に勝って今場所初白星を挙げました。
中入り後の勝敗です。
大奄美に十両の安美錦は大奄美が寄り切りで勝ちました。
蒼国来に妙義龍は妙義龍が押し出し。
碧山に錦木は碧山がはたき込みで3連勝。
勢に英乃海は勢が突き落としで3連勝。
大翔丸に琴勇輝は大翔丸が押し出しで勝ちました。
石浦に朝乃山は朝乃山がはたき込み。
栃煌山に豊山は豊山が送り出し。
千代の国に竜電は千代の国が引き落としで勝って3連勝です。
隠岐の海に大栄翔は隠岐の海が突き落とし。
輝に千代翔馬は輝が押し出し。
阿炎に北勝富士は阿炎がはたき込みで勝ちました。
魁聖に嘉風は魁聖が寄り切り。
松鳳山に正代は松鳳山がすくい投げ。
千代丸に貴景勝は千代丸が寄り倒しで勝ちました。
逸ノ城に宝富士は逸ノ城が寄り切りで3連勝。
琴奨菊に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
御嶽海に遠藤は遠藤がはたき込みで勝ちました。
千代大龍に大関 豪栄道は豪栄道が突き落としで勝って白星先行。
大関 高安に荒鷲は高安が押し出しで勝って3日目で初白星です。
横綱 鶴竜に玉鷲は鶴竜がはたき込みで勝って3連勝です。
大関 高安「前に出られた」
小結に復帰して3連勝スタートの逸ノ城は「調子は悪くない。3連勝には満足している。きょうは慌てなかったのがよかった」とうれしそうに話していました。
力強い四つ相撲で勝って連敗はしなかった栃ノ心は「まだ腰が高い。もっとひざをまげていかないと。内容はほしいけどまずは勝っていかないと」と話していました。
馬力のある千代大龍を突き落としで破り2連勝とした大関 豪栄道は「タイミングがよかった。一番一番集中してやるだけ」と表情を崩さず話しました。
3日目で初白星を挙げた大関 高安は「前に出られました。またあした頑張ります」と淡々と話して会場を後にしました。
3連敗中だった玉鷲に勝って初日から3連勝の横綱 鶴竜は「安易にまわしを取らずに突っ込んでいこうと思った。立ち合いはよかった」と冷静に振り返っていました。敗れた玉鷲は「相手のペースに巻き込まれた」と悔しそうに話していました。 (朝日新聞DIGITAL 3月13日 18時51分)
貴ノ岩が初黒星 表情変わらず、相撲勘は「ぼちぼち」 ―― 3場所ぶりに復帰した十両の貴ノ岩が初黒星を喫した。右をのぞかせながら168センチの照強の上体を起こそうとしたが、両差しを許して寄り切られた。
支度部屋に戻った後も表情は変わらず。相撲勘を問われると「ぼちぼち」。体の状態は「わからないですね」と答え、4日目以降に向けて「いい相撲を取りたい」と繰り返した。
一方の照強は「向こうの実力は俺よりある。勢いで自分の相撲を取った。向こうは(十分に)稽古していないんで、隙はあるかなと」。伊勢ケ浜部屋所属で、貴ノ岩にけがを負わせた元横綱日馬富士の弟弟子にあたるが、「それは関係ない。土俵の上では男と男の勝負。他人事を持ち込んだら、自分の相撲が取れなくなっちゃう」と語った。 (朝日新聞DIGITAL 2018年3月13日16時29分)
大鵬孫・納谷、序ノ口で堂々2連勝「全部勝つことが目標」 ―― 大横綱・大鵬の孫で元関脇・貴闘力を父に持つ納谷(18=大嶽部屋)が序ノ口で2連勝を飾った。
前日の序ノ口デビュー戦では「めちゃくちゃ緊張した」と話していたが、この日は「緊張はしなかった」と堂々としたもの。相撲内容は綿谷(18=荒汐部屋)を一気に送り出して文句なしに見えたが、本人は納得のいかない様子だった。「まだ立ち合いが合わなくて難しい。どうしても立つタイミングが遅れてしまう」と首をひねった。
「全部勝つことが目標」と言う一方で学ぶべきことも多い。「普段と時間の流れが違う」と本場所中の生活リズムにもまだ違和感があり、「(相撲が)楽しいのはいつもだけど、続くと疲れる。まだ3日目だけど体が重い感じがする」と目に見えない疲労を感じていた。 (3月13日(火)9時48分 スポーツニッポン)
ウェブニュースより
大相撲 鶴竜は遠藤を退け初日から2連勝 ―― 大相撲春場所は大阪市の大阪府立体育会館で2日目の取組が行われ、横綱でただ1人出場している鶴竜は遠藤を退け初日から2連勝です。
中入り後の勝敗です。
碧山に大奄美は碧山が突き出しで勝ちました。
英乃海に十両の豪風は英乃海が押し出し。
妙義龍に勢は勢が押し倒し。
錦木に蒼国来は錦木が寄り切りで勝ちました。
大翔丸に石浦は石浦がすくい投げ。
琴勇輝に朝乃山は朝乃山が押し出し。
豊山に千代翔馬は豊山が寄り切りで勝ちました。
千代の国に栃煌山は千代の国が押し出し。
隠岐の海に輝は輝が寄り切り。
大栄翔に竜電は大栄翔が押し出し。
阿炎に魁聖は魁聖が押し倒しで勝ちました。
北勝富士に嘉風は嘉風が寄り切り。
千代丸に松鳳山は松鳳山が突き出し。
貴景勝に正代は貴景勝が押し出しで勝ちました。
千代大龍に琴奨菊は琴奨菊がすくい投げ。
宝富士に御嶽海は御嶽海が寄り倒し。
栃ノ心に玉鷲は玉鷲がはたき込みで勝ちました。先場所優勝の栃ノ心は2日目で初黒星です。
逸ノ城に大関・高安は逸ノ城がはたき込みで勝ちました。高安は2連敗です。
大関・豪栄道に荒鷲は豪栄道が寄り切りで勝ち初白星です。
遠藤に横綱・鶴竜は鶴竜がはたき込みで勝って2連勝です。
黒星の栃ノ心「切り替える」
2連勝スタートの御嶽海は「反応は悪くない。相手は見えていた。自分の中ではわかっているけどまだ始まったばかりなのでペースを崩さないことですね」と話していました。
2日目で早くも黒星を喫した、先場所優勝の栃ノ心は「体が反ってしまった。少し高かった。あしたから切り替えて頑張ります」とため息をつきながら悔しそうに話しました。
栃ノ心を破った玉鷲は「まわしを取らせない、差させないという思いで相撲を取った。前に出る相撲を意識した」と上機嫌に相撲内容を振り返っていました。
2連敗となった大関 高安は何を聞かれても無言で会場をあとにしました。
高安に勝った逸ノ城は「慌てることなくはたきが決まってよかった。きょうは流れはよくなかったが体は動いているので頑張ります」と話しました。
鋭い出足から一気に勝負を決め初白星の大関 豪栄道は「立ち合い集中できていた。調子は悪くないので1日1番集中してやるだけです」とほっとした表情で話していました。
2連勝の横綱 鶴竜は、はたき込みで勝ったあと苦笑いを浮かべた場面を聞かれ「その前にはたいたときに、相手が落ちたと思ったけど落ちていなかったので」と相手の鋭い出足に引いてしまった相撲を振り返りました。そのうえで「しっかりやらないといけないという思いはあります」と一人横綱で迎えた場所への思いを話しました。 (NHK NEWS WEB 3月12日 18時45分)
納谷、突き2発で吹っ飛ばす 序ノ口デビュー、圧巻プロ1勝に「ほっとした」 ―― 注目の2人が、序ノ口デビュー戦で期待に応えた。昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で元関脇・貴闘力を父に持つ納谷(18=大嶽部屋)は、軽量の宇瑠寅(うるとら、式秀部屋)を圧倒。元横綱・朝青龍のおい、豊昇龍(18=立浪部屋)は中西(境川部屋)を下手投げで破った。偉大な系譜を継ぐ両者のライバル物語が、本格的に幕を開けた。3場所ぶり復帰の貴ノ岩(28=貴乃花部屋)は連勝スタートとなった。
祖父・大鵬の名に恥じぬ序ノ口デビューを飾った。納谷は左、右としっかり手を伸ばして突き2発。これで十分だった。67キロの宇瑠寅を土俵の外へ軽々と飛ばした。
「いいスタート。この流れについていけたら」。大きく下がって仕切る相手の奇襲にも動じなかった。足をしっかり出す持ち味の押し相撲で、師匠の大嶽親方(元十両・大竜)の「自分の相撲を取れ」という指導を守った。同部屋では元幕内・大砂嵐が無免許運転の責任を問われて引退したばかり。その重い空気も吹き飛ばした。
取り口は冷静に見えても、高校を出たばかりの18歳。内面は「めちゃくちゃ緊張した」と振り返った。記念のプロ1勝目には「ほっとしたのが一番です」とも打ち明けた。
先場所の前相撲で3戦全勝しているが、番付にしこ名が載って最初の本土俵は特別だった。前夜は熟睡。目覚めもすっきり。ところが土俵下で急に心臓が高鳴りはじめた。「気持ちがたかぶったというか。(前相撲と)全然違った。小学生のとき以来。(そのころは)試合に出るたびに緊張していました」と苦笑いした。
周囲の声も力になっている。今月上旬、卒業式のために母校の埼玉栄高校へ帰ると、友人たちから「頑張れ」と激励された。求められたサインは「まだ(立場上)書けないから」と断った。慣例上、サインが許されるのは関取以上。だが、土俵から引き揚げる姿には、すでに風格が漂う。サインの求めに応じる日も近いはず。後ろ姿には、偉大な祖父の背中が重なっていた。
◆納谷 幸之介(なや・こうのすけ)本名同じ。2000年(平12)2月14日生まれ、東京都出身の18歳。大嶽部屋。元横綱・大鵬の三女、納谷美絵子さんと元関脇・貴闘力の鎌苅忠茂氏との三男。埼玉・大宮西中から埼玉栄に進学。17年愛媛国体少年の部で団体、個人で優勝。18年初場所の前相撲で初土俵。1メートル88、170キロ。得意は突き、押し。
▼宇瑠寅 (突きが)1発じゃなくてよかった。もっと粘りたかったけど。(67キロの体でかく乱作戦も、通用せず) [Sponich Anne 2018年3月13日 05:30 ]
ウェブニュースより
【大相撲春場所】復帰の貴ノ岩が白星発進「必死でした」 ―― 大相撲春場所初日(11日、大阪府立体育会館)、元横綱日馬富士(33)から頭部などに暴行を受けて2場所連続で休場していた十両貴ノ岩(28=貴乃花)が、十両翔猿(25=追手風)を寄り切って白星発進した。貴ノ岩にとっては3場所ぶりの勝利。頭から強く当たる場面こそなかったものの、幕内上位経験者が格の違いを見せた。
取組後に支度部屋に戻ると「一生懸命やるだけです。一生懸命やるだけ。必死でした」と「一生懸命」「必死」という言葉を何度も繰り返した。
この日の白星にたどりつくまで不安は尽きなかった。京都の宿舎に入ってから稽古を再開したものの、内容は四股やテッポウなどの基礎運動やぶつかり稽古のみ。相撲を取る実戦的な稽古を再開したのは、本番4日前の7日になってから。それも数番取って、感触を確かめるだけだった。
師匠の貴乃花親方(45=元横綱)も愛弟子の出場にあたって「どこまでできるか分からないが、今までの経験と実績を生かしてやってくれると願っている」と話していた。事実上の“ぶっつけ本番”で復帰初白星をつかんだ。十両残留、さらには幕内復帰へ向けて、幸先のいいスタートを切った。 東スポWeb 2018年3月11日 16時43分 (2018年3月12日 10時12分 更新)
春場所初日 2大関が黒星 横綱・鶴竜は白星スタート ―― 大相撲春場所は大阪で初日を迎え、2人の大関がともに敗れる中、ただ1人、横綱で出場している鶴竜は小結の千代大龍に勝って白星でスタートしました。
中入り後の勝敗です。
碧山に十両の旭大星は碧山がはたき込みで勝ちました。
大奄美に英乃海は大奄美が寄り切り。
妙義龍に錦木は錦木が押し倒し。
勢に蒼国来は勢が寄り切りで勝ちました。
大翔丸に朝乃山は大翔丸が押し出し。
石浦に琴勇輝は石浦が引っ掛けで勝ちました。
豊山に千代の国は千代の国がはたき込み。
千代翔馬に栃煌山は栃煌山が押し倒し。
隠岐の海に竜電は竜電が寄り切りで勝ちました。
輝に大栄翔は大栄翔がはたき込み。
阿炎に嘉風は阿炎が押し倒し。
魁聖に北勝富士は魁聖が押し出しで勝ちました。
千代丸に正代は正代が押し出し。
松鳳山に貴景勝は松鳳山が上手投げ。
逸ノ城に琴奨菊は逸ノ城が寄り切りで勝ちました。
宝富士に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
御嶽海に荒鷲は御嶽海がすくい投げ。
玉鷲に大関豪栄道は玉鷲が押し出しで勝ちました。
大関高安に遠藤は遠藤が送り出しで勝ちました。2人の大関はともに敗れました。
横綱鶴竜に千代大龍は鶴竜が寄り切りで勝ちました。ただ1人、横綱で出場している鶴竜は大関2人が敗れる中、危なげなく勝って土俵を締めました。
栃ノ心「1つ1つ集中してやりたい」
岩手県出身の錦木は、東日本大震災から7年の11日、白星を挙げ、「地元のためにもきょう勝ててよかった」とほっとした様子でした。
地元、大阪府出身の勢は初日、勝利を挙げ、「前に出ることしか考えていなかった。地元応援団が来てくれた。力が入りますし、うれしいです」と話していました。
先場所新入幕で敢闘賞を獲得した竜電は白星スタートに「攻め続けることを意識してやりたい。しっかり当たっていい相撲を取りたい」と話していました。
先場所優勝した関脇の栃ノ心は宝富士に勝ち、「プレッシャーはない。1つ1つ集中してやりたい」と終始、笑顔でした。
先場所の千秋楽に痛めた右手の指の状態が心配された横綱・鶴竜は右のまわしを引いての万全の相撲で小結・千代大龍に勝ちました。鶴竜は「痛いからと言って変な相撲を取らないように。自分らしくチャレンジしていることが伝わればいいと思う」と淡々と話していました。 (NHK NEWS WEB 3月11日 19時17分)
塾友のMayumi女史から便りが届きました。
彼女は「国境なき医師団」で活躍中です。みなさんに、次の記事も是非お読み戴ければ幸甚です。
http://www.msf.or.jp/work/workers/detail/pediatrician_2062.html
http://www.msf.or.jp/zatsudan/omoide/05.html
ウェブニュースより
貴乃花親方、内閣府に告発 暴行事件調査と理事解任めぐり相撲協会に「重大な疑義」 ―― 貴乃花親方が9日、部屋の担当弁護士を通じて報道各社にFAXで文書を送信。内閣府に対して告発状を提出したと発表した。
「内閣府公益認定等委員会に対し、代理人弁護士を通して、公益財団法人日本相撲協会による本件傷害事件への対応が、事業の適正な運営の確保に重大な疑義を生じさせるものであることから、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律に基づく立ち入り検査、質問及び適切な是正措置を求める勧告をしていただきたい旨の告発状を提出いたしました」と報告した。
西十両12枚目の貴ノ岩(28=貴乃花部屋)が元横綱・日馬富士から暴行を受けた問題について調査が第三者機関によるものではなく、公正中立ではないと指摘。「調査にあたった危機管理委員会は、被害者の同意を得ることなく、被害者の具体的な診断内容を入手して報道機関に公表しています。さらに同委員会は、被害者の主張を聞く前に中間報告要旨を公表し、その後の最終報告においても重要な点で被害者の主張が全く反映されておりません」と事件の調査手法について批判した。
また、自身の理事解任にも触れ、「法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難」としている。
続けて「私は、日本相撲協会の公益認定に関する監督権限を有する内閣府公益認定等委員会に対し、本日告発した次第です」と説明した。
貴乃花親方は弟子の貴ノ岩が元横綱・日馬富士から暴行を受けた傷害事件の報告義務を怠ったとして史上初めて相撲協会の理事を解任された。また、日本相撲協会の元横綱・日馬富士の傷害事件に関する見解に関して、テレビ朝日の番組などで、危機管理委員会の発表とは見解が異なる部分があるなどと話していた。 [スポニチアネックス 2018年3月9日 22:28 ]
貴乃花親方ダイアリー
内閣府公益認定等委員会に対する告発について
2018.3.9
私は、本日、内閣府公益認定等委員会に対し、代理人弁護士を通して、公益財団法人日本相撲協会による本件傷害事件への対応が、事業の適正な運営の確保に重大な疑義を生じさせるものであることから、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律に基づく立ち入り検査、質問及び適切な是正措置を求める勧告をしていただきたい旨の告発状を提出いたしました。
平成29年10月26日に、元横綱日馬富士公平氏による貴ノ岩義司に対する傷害事件が発生し、その後、本件傷害事件に関連して、日本相撲協会危機管理委員会による本件傷害事件の調査・報告、日本相撲協会理事会及び評議員会による決議等のほか、日本相撲協会横綱審議委員会による発言等があり、私は、平成30年1月4日、評議員会の理事解任決議により日本相撲協会理事を解任されました。
本件傷害事件の調査・報告、日本相撲協会の各組織による決議・発言等については、不当・不適切にとどまらず、違法なものも存し、公益法人としての日本相撲協会及びその各組織の適正な運営には次に述べるとおり、重大な疑義が生じています。
第1に、本件傷害事件の解明は、関係者の処分や再発防止策の策定等の大前提となるものであり、適正な事実関係の解明と事件処理を行えない公益法人においては、その事業の適正な運営を確保できているとは評価できません。
この点、本件傷害事件に関する日本相撲協会による調査は、第三者により行われたものではありません。また調査にあたった危機管理委員会は、被害者の同意を得ることなく、被害者の具体的な診断内容を入手して報道機関に公表しています。さらに同委員会は、被害者の主張を聞く前に中間報告要旨を公表し、その後の最終報告においても重要な点で被害者の主張が全く反映されておりません。
このように、本件傷害事件に関する日本相撲協会による調査は、公正中立な内容とは到底評価できないものであり、身内による全く不十分な調査と報告をもって済ませようとしています。
第2に、理事の解任は公益法人にとって重大行為であり、正当な理由のない解任行為は、公益法人による事業の適正な運営の確保に対する重大な疑義を生じさせるものであるところ、私の理事解任理由とされた事項は、いずれも、法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難なものです。それにもかかわらず、評議員会は、私が求めた弁明の機会を与えずに、理事の解任という重大行為に及んでいます。
以上の詳細は、告発状にて詳述しておりますが、いずれも、公益法人としての日本相撲協会が各組織の適切な運営等を確保できていないことを示すものですので、日本相撲協会の公益認定に関する監督権限を有する内閣府公益認定等委員会に対し、立ち入り検査、質問及び、適切な是正措置を求める勧告をしていただきたく告発申し上げた次第です。
貴乃花 光司
sechin@nethome.ne.jp です。
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