瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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昨夜は8時から、卓球の世界団体選手権の女子をみました。まあ、なんと伊藤・石川・平野と3人ともに3―0で勝ち、まことにあっけない試合でありました。

ウェブニュースより
 
卓球・世界団体選手権、日本は男女とも白星発進 ―― 卓球の世界団体選手権は29日、スウェーデンのハルムスタードで開幕し、日本は男女とも1次リーグ初戦を3―0で白星発進した。
 
B組の女子はウクライナを相手に、1番手の伊藤美誠(スターツ)、2番手の石川佳純(全農)、3番手の平野美宇(日本生命)がともに3―0のストレート勝ちを収めた。

 
C組の男子はベルギーを退けた。エースの水谷隼(木下グループ)が背中の張りで欠場したが、史上最年少の14歳で全日本選手権を制した張本智和(エリートアカデミー)、丹羽孝希(スヴェンソン)、松平健太(木下グループ)がそれぞれ勝った。

 
1次リーグは24チームが4組に分かれて総当たり戦を行い、各組上位3チームが決勝トーナメントに進む。試合方式はシングルス(5ゲーム方式)のみで、3戦先勝制で行われる。
 
試合時間わずか1時間足らずの完勝で、日本女子が白星発進。ウクライナが主力を温存してきたことを差し引いても、日本の状態の良さが光った。
 
1番手は全日本女王の伊藤美誠。「全く緊張せずに、すごく楽しみだった」と語る通り、第1ゲームは0―1から8連続得点。カット主戦型の相手に強打を連打し、ストレート勝ちを決めた。2番手の石川佳純、3番手の平野美宇も持ち味の攻撃力を発揮し、寄せ付けなかった。「自信を持って戦えた」と初出場の平野は振り返った。
 
「勢いに乗りたい初戦で、良い試合ができた」と主将の石川は笑顔を見せた。過去2大会は連続銀メダルの日本。打倒中国に向け、好スタートを切った。   (朝日新聞DIGITAL 20184300130分)


谷川翔「美しい体操」で頂点=昨年22位から躍進-全日本体操 ―― 王者の11連覇を阻んで王座に就いたのは、一番手とみられた白井ではなく19歳の谷川翔だった。10年前に内村が初優勝した時と同じ年齢で頂点へ。身長154センチと小柄な新王者は「優勝したという実感はないけど、いい流れに乗って演技ができた」とはにかみながら話した。
 
スタートからゆか、あん馬と得意種目が続いた。ゆかの跳躍技はほとんどずれずに着地し、あん馬でも旋回にひねりを加えたE難度の技を大きな動きで決めるなどミスのない演技。「あん馬を終えていい波に乗れた」。その後も大崩れしない安定感が光った。

 
白井のように難度の高い大技をこなすのではなく、技の出来栄えを示すEスコアで得点を稼ぐタイプ。兄の航を追って順大に入学した昨年は、腰の痛みなどもあって22位止まり。しかし、痛みを抱えながら地道に完成度を高めてきた成果が、大きく花開いた。
 
「美しい体操」を目標に掲げるのは、内村と同じ。「これで満足せず、2020年東京五輪、その後の五輪とトップでいけるようにしたい」と気を引き締めた谷川。内村の後継者と呼ぶにはまだ早いが、2年後に向けて楽しみな若手が躍進を見せた。   (JIJI.COM 2018/04/29-19:16


 


ウェブニュースより
 
小池百合子都知事、土俵であいさつ 浅草の「泣き相撲」で ―― 東京都の小池百合子知事は28日、東京・浅草の浅草寺で行われた「泣き相撲」で土俵に上がり、あいさつした。「『土俵に上がっていいんですか』とお尋ねしたところ(主催者側は)『どうぞどうぞ』ということだった」と述べ、土俵の「女人禁制」議論の盛り上がりを意識した発言で会場を沸かせた。

 
京都府舞鶴市での大相撲春巡業で市長が倒れた際、救命処置をした女性に土俵から下りるよう促す場内放送が問題となった際、小池氏は定例会見で「(救助を)行ったことは素晴らしい」とたたえた一方、大相撲の都知事賞表彰のため自身が土俵に上がることには「エネルギーを割くつもりはない」と述べていた。(産経ニュース 2018.4.28 16:57

 
八角理事長 土俵上の女人禁制について今後アンケート調査などで継続審議の意向示す ―― 日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は28日、土俵上が女人禁制であることについて談話を発表。過去の歴史を振り返るとともに、今後はアンケート調査などを行い継続審議する意向を示した。以下、八角理事長の全談話。

 
兵庫県宝塚市で行った巡業では、宝塚市の中川智子市長に、土俵下に設けたお立ち台からのあいさつをお願いしました。市長に不快な思いをさせ、誠に申し訳なく恐縮しております。
 
あいさつや表彰などのセレモニーでも、女性を土俵に上げない伝統の例外にしないのはなぜなのか、協会が公益財団法人となった今、私どもには、その理由を改めて説明する責任があると考えます。
 
この問題は過去にも議論されたことがありました。そうした折りに歴代の理事長や理事は、だいたい次の3つの理由を挙げてきました。
 
第一に相撲はもともと神事を起源としていること、第二に大相撲の伝統文化を守りたいこと、第三に大相撲の土俵は力士らにとっては男が上がる神聖な戦いの場、鍛錬の場であること、の3つです。
 
第一の「神事」という言葉は新道を思い起こさせます。そのため、「協会は女性を不浄とみていた神道の昔の考え方を女人禁制の根拠としている」といった解釈が語られることがありますが、これは誤解であります。
 
大相撲には土俵の吊屋根など神道に由来するものが数々あり、協会はこれらの様式を大相撲の伝統文化を表すものとして大事にしております。また各地の由緒ある神社においては、大相撲の力士が招かれる奉納相撲が長年にわたり行われています。
 
しかしながら、大相撲にとっての神事とは、農作物の豊作を願い感謝するといった、素朴な庶民信仰であって習俗に近いものです。大相撲の土俵では「土俵祭(神様をお迎えする儀式)、神送りの儀」など神道式祈願を執り行っています。しかし、力士や親方ら協会員は当然のことながら信教に関して自由であり、協会は宗教におおらかであると思います。歴代の理事長や理事が神事を持ち出しながらも女性差別の意図を一貫して強く否定してきたのは、こうした背景があったからです。
 
先に述べた3つの理由は、私どもの胸中に混ざり合っています。ただし多くの親方たちの胸の中心にあったのは、第三の「神聖な戦い、鍛錬の場」という思いではなかったかと思います。
 
昭和53年5月に、当時の労働省の森山真弓・婦人少年局長からこの問題について尋ねられた伊勢ノ海理事長(柏戸)は、「けっして女性差別ではありません。そう受け取られているとしたら大変な誤解です。土俵は力士にとって神聖な闘いの場、鍛錬の場。力士は裸にまわしを締めて土俵に上がる。そういう大相撲の力士には男しかなれない。大相撲の土俵には男しか上がることがなかった。そうした大相撲の伝統を守りたいのです」と説明いたしました。
 
のちに女性初の内閣官房長官となられた森山氏に、平成21年1月に面会した出羽ノ海理事(佐田の山)は、「女性が不浄だなんて思ってもいません。土俵は力士が命をかける場所ということです」と述べました。
 
土俵は男が必死に戦う場であるという約束ごとは力士たちにとっては当たり前のことになっており、その結果として、土俵は男だけの世界であり、女性が土俵に上がることはないという慣わしが受け継がれてきたように思います。
 
当然のことですが、私どもがこだわりを持つのは、大相撲の土俵に限ります。大相撲の原型となった勧進相撲が盛んになったのは江戸時代の中ごろです。関取の大銀杏と締め込み、部屋制度のもとでの男の共同生活などとともに、土俵は男の戦いの場という約束ごとも、江戸の大相撲以来の伝統です。力じまんの男たちが強さを追求するにはこれらの伝統のすべてが欠かせないと、私どもは先人から教え込まれてきました。
 平成16年から3年間、東海大学体育学部の生沼芳弘教授らが大相撲の観客の女人禁制に関する意識調査を行ったことがありました。大相撲の土俵の女人禁制に反対しないと答えた人はどの年も6割以上、表彰の時に女性が土俵に上がれないことにも反対しないと答えた人は5割以上いらっしゃいました。 この問題につきましては、私どもに時間を与えていただきたくお願い申し上げます。生沼教授らの調査から10年がたちました。再度調査を行い、外部の方々のご意見をうかがうなどして検討したいと考えます。何とぞ、ご理解をたまわりたく存じます。 [Sponich Annex 2018428 15:56 ]


日本における史上最古の取り組みは、野見宿禰(のみすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)とされています。

 
長い歴史だけでなく、協会の体質が旧態依然のせいか。相撲はとにかく「伝統を厳守」してきた競技、あるいは神事と思われがちですが、そんなコトはありません。


実は、時代に応じた柔軟な変革こそ、相撲の本質であり、これまでも技に制限がかけられたり、経営業態も変化するなど、多くの変遷を伴って継続してきたのです。特に明治以降は、生き残りをはかるために様々な変革を求められてきました。なんせ150年前の明治維新で、一度、潰れそうになっているのです。
 
実は女性が土俵にあがることを禁じたのは、この明治以降の流れにあります。女性が裸体で相撲を取ることは風俗上好ましくない。相撲の品格向上のために禁止し、そこに「穢れ」という理由をもっともらしく結びつけた――そう考えるのが最も自然です。意外かもしれませんが、女相撲は古代から存在しています。雄略天皇が「女官に相撲をとらせた」という記録も残っているほどです。

 
女相撲は興行として続けられ、現在もスポーツとして続けている選手も存在します。相撲が、歴史や伝統を重んじるとなれば、女性の土俵入りを否定するのはおかしい。矛盾しています。
 
女性の穢れという発想は「血盆経信仰」が由来で、その中身はひどく理不尽なものです。女性は出産時の出血や月経血で地神を穢し、その穢れを帯びた水で諸聖に茶を煎じ、料理を作り、不浄を重ねてしまう。すべての女は「血の池」地獄に堕ちるという理屈です。男だってケガすりゃ流血するでしょうよ。同じ血じゃないですか。この『血盆経』とは、10世紀頃中国で作られた「偽教典」です。

 
本来の仏典には関係ない、世俗化の過程で広まったデタラメ思想にもかかわらず、仏教の広がりとともに、日本中に広まってしまったのです。要は、単なる差別的なウソなんです。
 
21世紀にまで公然と「穢れ」の概念を持ちだし、女性にだけ適用しているのは、せいぜい相撲界くらいではないでしょうか。


 


今日から春の大型連休ゴールデンウィークが始まります。
 
かつては、4月29日(天皇誕生日)、5月3日(憲法記念日)、5月5日(こどもの日)に土日をからめた連休でしたが、1988年に5月4日が「国民の休日」、2007年に「みどりの日」となったことから、更に魅力を増しています。(4月29日は、1989年から「みどりの日」、2007年から「昭和の日」に)
 
年によっては祝日と日曜日が重なって振り替え休日があったり、メーデーの5月1日がお休みの会社もあるようです。
 
今ではすっかり定着している『ゴールデンウィーク』という言い方ですが、その語源・由来は何なのでしょうか? そして、いつ、誰が名付けたのでしょうか?
 
ゴールデンウィークについて調べてみました。
 
この和製英語『ゴールデンウィーク』の語源・由来には諸説あるようですが、有力なのが、映画会社が名付けた宣伝用語だという説です。
 
当時獅子文六による小説『自由学校』が『朝日新聞』に1950年5月26日から1211日まで連載され評判を得ました。映画化にあたっては松竹、大映とが競作、同じ週に封切られる異例の作品となりました。また、5月初めの連休に公開され、2作品とも興行成績がよかったため、「ゴールデンウィーク」という用語が生まれたといいます。

 
映画会社「大映」にとって創設以来最高の売上を記録しました。多くの観客が期待できるお正月映画やお盆映画を上回る興行成績を残したことから、より多くの人にこの期間に映画を見てもらおうと、当時大映で取締役を務めていた松山英夫氏が命名したと言われています。
 
始めは『黄金週間』と呼ばれていたものが、『ゴールデンウィーク』に変わったともいわれています。『ゴールデンウィーク』は和製英語の宣伝用語であり、命名早々の1952年(昭和27年)~1953年(昭和28年)には早くも一般に広まり、映画業界以外でも使われるようになったようです。

 
今では広く世の中で使われている『ゴールデンウィーク』という言葉ですが、NHKでは使用していません。この期間中にNHKのニュースをご覧になるとわかりますが、『(春の)大型連休』という言い方をしています。
 
これは、NHKが公共放送であり公平性を担保するために、元々映画会社の宣伝用語である『ゴールデンンウィーク』という言葉を当初から使っていなかったことが、現在まで引き継がれているものと考えられます。
 
ただ、命名した当時からはかなりの年月が経ち、映画業界の宣伝用語ではなく一般的な言葉として広く定着しているにもかかわらず使っていないのは、現在では一部の企業が『ゴールデンウィーク』という言葉を商標登録しているからかもしれません。


 


4月19日午後6時からの、BSTBS放送の「横浜DeNAvs巨人」戦を私も見ていました。解説者衣笠祥雄さんの声がかすれてよく聞こえませんでした。喉頭癌でも患っているのだろうか?と、家内と話していたところでした。

ウェブニュースより
 
衣笠さん訃報に都内カープファンの聖地で悲しみの声 ――  元広島カープの衣笠祥雄さんが死去したことが分かった24日、東京・神田の広島お好み焼き店「Big-Pig神田カープ本店」では、集まったカープファンが黙とうをささげた。あまりに突然の訃報に、「まだ信じられない」「早すぎる」という悲しみの声が上がり、涙を流すファンもいた。
 
“都内のカープファンの聖地”と呼ばれる同店。この日も店内ではDeNA-広島が放送され、カープのユニホームを着たファンが熱い声援を送っていた。これはいつも通りの風景だったが、従業員は喪章をつけ、5回終了後には客も含めて全員で黙とうがささげられた。
 千葉市の会社員、平井雄二さん(47)は広島県出身で、物心がついたときからカープファン一筋。現役時代の衣笠さんを振り返り「したたかで文句も言わず、年をとってもチームのために仕事をする選手だった。あの鉄人が…。まだ信じられない」。黙とう後には、堪えきれず涙を流した。


 ツイッターで知り合ったファン仲間と来店した会社員の佐伯茜さん(22=埼玉県川口市)は「地元が広島で、家族3代でカープファン。衣笠さんの現役時代は知らないが、親からは『伝説の選手』と教えられた。テレビで見ても、温和で優しいイメージだった。本当に寂しい」と悼んだ。
 
カープファン歴10年だという千葉県市川市の会社員の松田士郎さん(47)は、20年ほど前、大阪府内のホテルで偶然、衣笠さんと出会ったという。「当時は阪神ファンで、打たれまくった印象のある衣笠さんは嫌いだった。ただ、思わず『衣笠さんですよね』と声を掛けたら、気さくに握手してもらった」と笑顔で振り返った。 
 
その後、広島転勤を機に家族でカープファンに。「衣笠さんはテレビ解説でも言葉が優しく、人格者という印象。いつか広島の監督として帰ってきてくれると思っていたのに…。まだ71歳ですよね…」と、早すぎる別れを悔やんだ。   [日刊スポーツ 20184242212] 

 昨日は藤井六段va大石七段の棋王戦対局がありましたが、冊子作りでAbemaTVを見る間もありませんでしたが、今朝の報道によると、藤井六段が勝利したようです。  


ウェブニュースより
 
藤井聡太六段、高校生活負けなしの3連勝なるか/将棋・棋王戦予選 ―― 将棋の最年少棋士・藤井聡太六段(15)が424日、第44期棋王戦予選で大石直嗣七段(28)と対局中だ。藤井六段は4月から高校に進学し、ここまで2連勝。この日も勝利して4月を負けなしの3連勝で終えることができるか。2人の対局は過去に1回で、藤井六段が勝利している。

 
棋王のタイトルは、6期連続で渡辺明棋王が防衛中。予選は全棋士と女流名人、アマ名人が参加する。予選トーナメント通過者とシード者が本戦トーナメントに出場。ベスト4以上は「2敗失格制」という独自のシステムで行われ、敗者復活戦がある。挑戦者決定戦は変則2番勝負で、勝者組優勝者は1回勝てば挑戦権を獲得。敗者復活戦優勝者は2連勝が必要となる。大石七段と藤井六段の対局は、予選8組の準決勝。勝者は安用寺孝功六段と中村亮介六段の勝者と決勝で対戦する。
 
棋王戦の持ち時間は各4時間。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。   〔Abema TIMES 2018.04.24 10:12
https://www.youtube.com/watch?v=IJ2QFFFJpDs


 


福岡市在住のDr.HNが、Facebookに舞鶴公園の藤の花を撮影して投稿していました。曰く、
 
今年の藤の花もすばらしかった。いま舞鶴公園の一角で満開です。外国人も含めて多数の見物客で賑わっていました。
  
かんざしの蝶ちらつくや藤の花  正岡子規


 
この(淺草)の近くの藤の名所と言えば、亀戸天神です。江戸時代から、「亀戸の五尺藤」、「亀戸の藤浪」として多くの人に愛され続けてきたそうです。

 
今では15100株の藤が咲く、東京一の藤の名所ともいわれています。今の時季境内では藤まつりが行われているはずです。かつては、我が家から歩いて朝の散歩に出かけたものですが、今はままならず残念です。


藤の花房は、風が吹くと美しさが増します。その風にのって、藤の甘い香りが狭い境内のアチコチに広がっていきます。藤は開花すると、藤棚は紫色に変わります。紫色の藤棚の下には心字池が広がり、赤い太鼓橋が池に架かる。このコントラストがとてもキレイでした。


太鼓橋の上からは、一面の藤棚を独り占めすることもでき、橋の上には東京スカイツリーが間近かに見えるので、藤棚とスカイツリーツリーのコラボレーションも楽しめます。



 藤はマメ科フジ属に属する「つる性植物」で日本にはフジ(ノダフジ)とヤマフジが分布します。フジは本州・四国・九州に分布し、ヤマフジは本州の近畿以西・四国・九州に分布します。西日本には両方が普通に分布しますが、万葉の頃には両者を区別していなかったようです。両者の区別は意外に簡単で、フジのツルは右巻き、ヤマフジのツルは左巻きです。

 
フジはまた、そのしなやかさを利用して、繊維として利用されてきました。フジが繊維として利用されていたという記述は古事記にも見られます。

 
樹皮をむき、灰汁で煮たものを裂いて、糸にしていたようです。その糸で織った衣は大変丈夫で、ノイバラの藪に入っても破れず、また水にも強いので江戸時代まで仕事着として用いられていました。また、藤衣は平安時代の貴族の間では喪服として利用されました。このように、衣類としては粗末なもの、忌むべきものとされてきました。
 
一方で、フジは二面的な意味を持つ植物であり、花が垂れ下がった稲穂を連想させることから豊作を予兆する木として、非常に神聖なものと考えられていました。またフジの花は神を招く依代(よりしろ)であったともいわれています。神職であった中臣氏が、大化の改新後に藤原氏と名乗るのもフジの神聖性にちなむものであったようです。
 
フジは文様や意匠として古くから用いられています。例えば京の三大祭りの1つである葵祭の牛車の飾りはフジですし、小袖の文様や陶器、蒔絵など様々な場所に用いられています。

 
また、家紋としても藤のつく名字の家紋として、良く用いられています。例えば加藤性には下り藤・丸に下り藤・上り藤が多く、佐藤性には下り藤や丸に下り藤の家紋が良く用いられています。


 
 万葉集ではフジを詠んだ歌は26首あります。サクラの46首と比べても見劣りしない数です。万葉の人々にとって、フジはサクラと並んで春の息吹を感じる花として、なじみの深いものだったのでしょう。


 


 大和高田市在住の成富満生氏よりメールが入りました。曰く、
 
諸兄殿
 
4/26〜5/2 日関門滞在します。現地のnewsお知らせしましょう。
 
真夏日、黄砂、施錠のバカ騒ぎ、外国人の土地買収その他数えれば限のない問題をどうしようと腹くくらぬ連中の事は次世代に任せましょう。
 
終活としゃれては見たものの、日高兄の印刷物、同期のphotoなどの処分には時間がかかりそう。「エイや」の掛け声の賭け時は?
 
昨日90分のテニス復活とラケットを握るも、息切れ先行で惨敗したものも、play後の疲れや痛みの皆無に自信がついたようです。脊柱管狭窄症の再発は寝たきりのコースが怖い。ちょろちょろ、球でも拾うて遊ぶことですね。
 
5月12日の硯友会(小倉)は不参加です。
 
6月は大腸がん定期検査が待ち構えております。
 
皆さんそれぞれの生活を送ってください。なお野崎兄には良しなにお伝え下されば幸いです。
 
2018/4/21    成富満生


昨日も、午前11時からエンジェルス対レッドソックス戦を見ました。期待した6番HDで出場の大谷翔平は、ショートゴロと3三振と全く振るいませんでした。

ウェブニュースより
 
大谷 メジャー流チェンジアップ攻めに3三振 ―― <エンゼルス2-8レッドソックス>◇19日(日本時間20日)◇エンゼルスタジアム
 
メジャーの流儀にやられた。エンゼルス大谷が初の3打席連続で空振り三振を喫し、スタメン出場した試合で初めて無安打に終わった。レッドソックス先発の左腕ロドリゲスから執拗(しつよう)にチェンジアップで攻められた。左腕が左打者に対して続けざまにチェンジアップで攻めるのは日本では珍しい配球。3打席の対戦で2三振を喫し、「攻め方は今までと違った。チェンジアップも素晴らしかった」と脱帽だった。
 
1打席目には「大谷シフト」を敷いていたレ軍遊撃手に、中前へ抜けそうな当たりを捕球され、遊ゴロでアウト。「ヒットコースでしたけど、向こうが傾向を見ながらやっていること」と、冷静に振り返った。左方向への打球も多いが、三塁線を空けて中堅方向を固める大胆な戦略に阻まれた。

 
4打席目では内角を突かれ、3打席連続で空振り三振。初の6番(DH)での出場だったが、4打数無安打。「アプローチの仕方で良かった悪かったはある」と反省しつつ「スイング自体は悪くなかった」。今日20日(日本時間21日午前11時7分)からはジャイアンツとの3連戦。「もう1回、しっかり対策しながら、いいイメージを持って打席に入れればいい」と前を向いた。   [日刊スポーツ 2018421757 ]

 
佐藤名人が勝って1勝1敗 将棋名人戦 攻め合いを制す ―― 佐藤天彦名人(30)に羽生善治竜王(47)が挑戦する第76期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、石川県小松市など協力)の第2局は20日、同市の「辻のや 花乃庄」で2日目が指し継がれ、佐藤名人が勝って対戦成績を1勝1敗とした。第3局は5月8、9日、奈良市で。

 
対局は19日に始まり、同日夕の封じ手を挟んで指された。先手番の佐藤名人が選んだ作戦は「角換わり」。2日目に入って十分な態勢を築いた佐藤名人が攻勢をとり、攻め合いを制した。   (朝日新聞DIGITAL 20184201939分)


 


ウェブニュースより
 
一門の名称消滅を明言 貴乃花親方「返上します」 ―― 大相撲の貴乃花親方(元横綱)は19日、自身が総帥を務める「貴乃花一門」から「貴乃花」の名称消滅を一門内の親方衆に了承されたことを認めた。東京都江東区の貴乃花部屋で「私の名前のある一門は返上しますとお伝えした。受け入れていただいた」と明言した。

 
一門の親方によると、貴乃花親方は4月上旬に自身の看板を外すことを申し入れたという。一門の新たな名称や形態は日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)に一任。貴乃花親方は一門から離脱する可能性について「私が明言する立場ではない」と述べ、親方衆に委ねる意向を示した。
 
貴乃花親方は3月の春場所での無断欠勤や、弟子の十両貴公俊関による暴行問題の監督責任などを問われて、親方衆の序列で再雇用者の参与を除いて最下位となる年寄への2階級降格処分を3月29日に受けた。
 
貴乃花親方は自らの看板を外すことに「私個人の区切り。本当にゼロからのスタート。師弟ともども、足腰を強くして一部屋としてやっていくという決意だ」と胸中を吐露した。〔共同〕   (日本經濟新聞 2018/4/19 11:06


 


昨日は、午前11時からBS1チャンネルでエンジェルス対レッドソックスの試合を見ました。残念ながら大谷翔平はいきなり先頭打者にホームランを打たれ、立ち直る間もなく2回表にも連打を浴びて降板となりました。

ウェブニュースより
 
大谷「右手にできたマメの影響」2回3失点で降板 ―― <エンゼルス-レッドソックス>◇17日(日本時間18日)◇エンゼルスタジアム
 
エンゼルスは大谷翔平投手(23)について、2イニング目の投球中に右手にできたマメの影響で降板したと発表した。
 
メジャー3試合目の登板で最短となる2回66球、4安打3失点で降板。3勝目はならなかった。

 
1回無死、ベッツに先頭打者本塁打を浴び、先制点を許した。2回には2四球と2安打で2失点。立ち上がりから苦しんだ。1回は28球を要し、2回も38球と球数がかさんだ。これまで2度の先発登板に比べ、スライダーが抜け気味で、フォークもワンバウンドになる、たたきつけるようなボールが多くみられ、制球が定まらなかった。   [日刊スポーツ 20184181331]

チーム      1   2   3   4   5   6   7   8   9     計
Rソックス    1   2   5   1   0   0   0   1   0    10
エンゼルス                        

 
福田財務次官を更迭=セクハラ疑惑で職責果たせず-テレ朝社員が被害、政権に打撃 ―― 週刊新潮で女性記者へのセクハラ疑惑が報じられた財務省の福田淳一事務次官は18日、「職責を果たすのが困難だ」として、麻生太郎財務相に辞職を申し出た。財務相はこれを認めた。事実上の更迭人事となる。これに関し、テレビ朝日は19日未明に記者会見し、同社女性社員がセクハラ被害を受け、週刊新潮に録音を提供したことを明らかにした。

 
学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省決裁文書の改ざんもあり、麻生財務相の責任を問う声が高まるのは必至だ。野党は学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる疑惑などでも追及を強める構え。支持率が低下傾向の安倍内閣にとって、財務次官辞任は大きな打撃で今後、厳しい政権運営を迫られそうだ。
 
12日発売の週刊新潮は、福田氏が複数の女性記者に会食などの場でセクハラ発言を繰り返したと報道。その後、福田氏とされる音声をインターネットで公開した。これに対し、財務省は16日に福田氏がセクハラ発言を否定したとの調査結果を公表した。野党は次官更迭を要求。18日には与党の自民党と公明党の幹事長・国対委員長会談でも、事実上の更迭要求が出るなど福田氏の辞任は不可避となっていた。
 
セクハラ疑惑で中央省庁の事務方トップが辞任するのは異例だ。財務次官が任期途中で退任するのは、旧大蔵省時代の接待汚職事件の1998年以来、約20年ぶり。次官の職務は矢野康治官房長が代行する。福田次官の辞職は閣議で了解される見通しで、政府は後任の人選に着手した。
 
財務省内で記者会見した福田氏はセクハラ疑惑に関し、「報道が出たこと自体が不徳の致すところだ。関係者の皆さまにおわびを申し上げたい」と陳謝した。ただ、「週刊誌の記事は事実と異なる。裁判で争っていきたい」とも語った。
 
テレビ朝日は女性社員へのセクハラ被害があったと判断し、福田氏の行為とその後の対応について財務省に抗議する。   (JIJI COM. 2018/04/19-01:02


 


ウェブニュースより
 
財務省セクハラ否定 女性記者に調査協力要請という“恫喝” ―― 女性記者へのセクハラ疑惑の渦中にある財務省の福田淳一事務次官(58)が全面否定した。疑惑を報じた週刊新潮は先週金曜(13日)、福田次官の声とされる音声データを公開。与党内でもアウトと思われていたので驚きの声が上がっているが、財務省は次官をかばうだけでなく、記者クラブメディアに対し“恫喝”の逆襲に出たから唖然だ。
■福田次官はまさかのセクハラ疑惑全面否定
 
週刊新潮によれば、福田次官は女性記者に対し「抱きしめていい?」「胸触っていい?」「手、縛っていい?」などとセクハラ発言を繰り返していたという。 音声データでも、ガヤガヤした店内ながらそうした発言が聞き取れる。さすがに与党でも「もうもたない」(自民党幹部)、「対応は早い方がいい」(公明党幹部)と辞任やむなしの空気だった。
 
ところが16日昼すぎ財務省は、福田次官が「女性記者とこのようなやりとりをしたことはない」などと調査に答えたとする文書を発表。「名誉毀損にあたるとして、新潮社を提訴すべく準備を進めている」と全面対決まで示唆した。
 
さらに驚愕したのは、財務省が外部の弁護士に委託して調査を続けるとした上で、記者クラブ加盟各社の女性記者に対し、「協力」を要請したことだ。「一方の当事者である福田次官からの聴取だけでは、事実関係の解明は困難」だとして、新潮報道のようなやりとりをしたことのある女性記者がいれば、不利益は生じさせないから外部の弁護士に連絡して欲しい、というのである。「第三者による調査」や「協力」とは聞こえがいいが、実態は「セクハラを受けたというのなら名乗り出ろ」という恫喝じゃないのか。
 
麻生財務相はこうした対応について、「弁護士が客観的に対処する」から適切だと、この日の参院決算委員会で発言していたが、詭弁だ。外部といっても財務省の顧問弁護士のうえ、女性記者が名乗り出られないのを見越しての対応なのは間違いない。現役記者のひとりがこう言う。
 
「記者クラブでは、夜討ちや夜回りの話は漏らさないのがルール。今回、どこかの社の女性記者がそれを破って週刊誌にリークした。しかし、調査に協力なんて無理ですよ。リークした社は、『出入り禁止』にされ、財務省の取材ができなくなる」
 
安倍政権にすっかり手なずけられた大メディアだが、ここ最近はモリカケ問題で次々新事実を発掘、安倍官邸や財務省は劣勢だ。今回の恫喝は、そうした大メディアの反安倍姿勢を抑える効果も狙っているのだろう。

 
元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏がこう言う。
 
「これは明らかな脅しですよ。女性記者は会社を辞める覚悟を決めなければ名乗り出るのは難しい。会社側は官邸や財務省の顔色をうかがって『黙っていろ』と止めるでしょう。それが分かったうえで財務省は記者クラブ加盟各社の足元を見ている。本来、各社はタッグを組んで『これは脅しになりませんか』と正式に抗議すべき由々しき事態なのにだらしがない。安倍恐怖政治がここまで来たことも記事にすべきです」
 
ここまでナメられて大メディアは黙っているのか。   (日刊ゲンダイDIGITAL 2018417日)


 


 


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