ウェブニュースより
大相撲名古屋場所3日目 新大関栃ノ心は3連勝 ―― 大相撲名古屋場所は名古屋市の愛知県体育館で3日目の取組が行われ、新大関の栃ノ心が持ち前の力強さを発揮し3連勝です。
中入り後の勝敗です。
十両の大奄美に竜電は、竜電が寄り切りで勝ちました。
石浦に北勝富士は、石浦が押し出し。
新入幕・明生に隠岐の海の初顔合わせの一番は、隠岐の海が上手投げ。
栃煌山に新入幕・琴恵光の初顔合わせの一番は、琴恵光が押し出しで勝って新入幕、初白星です。
朝乃山に荒鷲は、朝乃山が寄り切り。朝乃山は3連勝です。
碧山に佐田の海は、佐田の海が寄り切り。
阿武咲に錦木は、錦木が押し出し。
妙義龍に千代丸は、妙義龍が寄り切りで勝って3連勝です。
豊山に旭大星は、豊山が寄り切り。
宝富士に大栄翔は、宝富士が押し出し。
遠藤に千代翔馬は、遠藤が切り返しで勝って3連勝です。
大翔丸に千代大龍は大翔丸がはたき込み。
嘉風に輝は、輝が押し出し。
阿炎に魁聖は、阿炎が送り出し。
貴景勝に御嶽海は、御嶽海が送り倒しで勝って3連勝です。
逸ノ城に玉鷲は、玉鷲が押し出し。
千代の国に角番の大関・高安は、千代の国が小手投げ。千代の国は28歳の誕生日に大関を破って白星です。
同じく角番の大関・豪栄道に勢は、豪栄道が寄り切り。
松鳳山に新大関・栃ノ心は、栃ノ心がつり出しで勝ちました。3連勝です。
横綱・鶴竜に正代は、鶴竜が押し出しで勝ちました。両横綱はそろって3連勝です。
角番の大関・高安初黒星に無言
新入幕の琴恵光は3日目での初白星に「うれしい。負けた2日間も動きは悪くなかった。攻めを忘れることなくできたのがよかった。1日1日、しっかり攻めを意識してやりたい」と充実した表情でした。
3連勝の朝乃山は「この2日間は前に出られているのでよいが、気を引き締めていきたい。名古屋場所は暑く夏バテしないことも重要だ」と先を見据えていました。
同じく3連勝の遠藤は「いいんじゃないですか」と自分の相撲を評価したうえで、毎日、大きな声援が送られていることについて「観客の声援に応えたいし力が入る。ありがたい」と感謝していました。
御嶽海も3連勝で、「しっかり相手が見えた。まだまだ本調子ではないが、調子を上げていきたい」と話していました。
平幕の千代の国は28歳の誕生日に大関を破って白星を飾り、「うれしいし、力を出しきった。前よりも強くなったかなと思う。そうした自分を見てもらいたい。歓声もうれしかった」と興奮した様子でした。
一方、千代の国に敗れ初黒星を喫した角番の大関・高安は、支度部屋では終始、無言でした。
豪快なつり出しで3連勝の新大関・栃ノ心は「腰を下ろして、つり出せると思った。相手にすぱっと懐に入られてしまったので内容はよいとは言えないが、勝ててよかった。白星がいちばんだ」と話していました。
3連勝の横綱・白鵬は「体が動き、反応もよい」と淡々と話していました。
横綱・鶴竜は3連勝にも「まだ始まったばかり、毎日続けていくことです」と話していました。 (NHK NEWS WEB 2018年7月10日 20時28分)
大和高田市在住のMN氏からメールが届きました。曰く、
暑中見舞いを兼ねて
御三家殿
気候異常の折如何お過ごしでしょうか。当方、年相応の日々を凌いでおります。
西日本の被害は当時の関門大水害を思い出さしてくれました。
遅れましたが、在りし日の楠の木と、海峡風景(懐かしい)を送ります。
ウェブニュースより
大相撲名古屋場所2日目 新大関 栃ノ心は2連勝 ―― 大相撲名古屋場所は、名古屋市の愛知県体育館で2日目の取組が行われ、新大関の栃ノ心は平幕千代の国に勝って2連勝です。
中入り後の勝敗です。
十両の明瀬山に北勝富士は、北勝富士が突き落としで勝ちました。
竜電に新入幕 明生の初顔合わせの一番は、竜電が浴びせ倒し。
石浦に新入幕 琴恵光の初顔合わせの一番は、石浦が上手出し投げ。
朝乃山に隠岐の海は、朝乃山が突き落とし。
栃煌山に佐田の海は、栃煌山が押し出しで勝ちました。
阿武咲に荒鷲は、阿武咲が引き落とし。
碧山に千代丸は、碧山が押し出し。
豊山に錦木は、豊山が押し出し。
妙義龍に千代翔馬は、妙義龍が下手投げで勝ちました。
大栄翔に旭大星の初顔合わせの一番は、大栄翔がはたき込み。
宝富士に遠藤は、遠藤が肩すかし。
嘉風に千代大龍は千代大龍が寄り切り。
大翔丸に魁聖は、魁聖が寄り切りで勝ちました。
貴景勝に輝は、貴景勝が押し出し。
阿炎に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。
御嶽海に勢は、御嶽海が上手出し投げ。
玉鷲に角番の大関豪栄道は、豪栄道が送り出し。豪栄道に初日が出ました。
新大関栃ノ心に千代の国は、栃ノ心が押し出しで勝ちました。栃ノ心は2連勝です。
角番の大関 高安に松鳳山は、松鳳山のつきひざで高安が勝ちました。
2連勝の新大関 栃ノ心「状態は悪くない」
2連敗の新入幕琴恵光は、「動きは悪くないので、もう少しリラックスしていきたい」と淡々と話していました。
返り入幕の阿武咲は2連勝、「落ち着いて相手の動きがしっかり見えた。きのうの初日よりもしっかり地に足が着いている感じがした。土俵の感覚は、先場所よりもいいものがある。まだ始まったばかりなので、思い切ってやるだけだ」と話していました。
御嶽海は2連勝に「落ち着いていて体も動き、相手も見えている。地元の応援も多いので、しっかり受け止めている」と手応えを感じている様子でした。
安定した相撲で2連勝の新大関栃ノ心は、「突っ張りの相手だったので気合い負けしないように攻めていこうとした。状態は悪くない、気合いが入っているしね」と笑顔を見せていました。
一方、敗れた千代の国は、「なにもできなかった」と大関の相撲に脱帽でした。
角番の大関高安は、相手の「つきひざ」で2連勝し、「初日よりは、よいモチベーションで取組ができた。相手にいい立ち合いをされたが落ち着いて取れた」と話していました。
角番の大関豪栄道は、「相手の玉鷲は、突き離しが強いので体を密着しようとした。まわしを引いて頭をつける相撲を続けたい」と初白星にも表情は険しいままでした。
3場所連続優勝を目指す横綱鶴竜は、「1番よかったのが立ち合いだが、まわしもよい位置で取れ、落ち着いて投げをうてた」と淡々と話していました。
立ち合いが成立せずやり直した横綱白鵬は、「2回、相撲を取ってしまった。1回目はよい相撲を取っている感じがしたが、もう1回というのでね。切りかえが大事だ」と話していました。 (NHK NEWS WEB 2018年7月9日 18時50分)
から大相撲名古屋場所が始まりました。
ウェブニュースより
大相撲名古屋場所初日 新大関の栃ノ心は白星スタート ―― 大相撲名古屋場所は8日、名古屋市の愛知県体育館で初日を迎え、横綱 稀勢の里が休場する中、新大関の栃ノ心は得意の左上手から万全の相撲で寄り切り白星スタートです。
中入り後の勝敗
十両の豪風に新入幕の明生は、豪風がはたき込みで勝ちました。
北勝富士に竜電は、北勝富士が押し出し。
石浦に隠岐の海は、隠岐の海が突き出し。
新入幕の琴恵光に朝乃山の初顔合わせの一番は、朝乃山が突き落としで勝ちました。
栃煌山に荒鷲は、栃煌山が寄り切り。
佐田の海に返り入幕の阿武咲の初顔合わせの一番は、阿武咲が押し出しで勝ちました。
碧山に錦木は、錦木が寄り切り。
千代丸に豊山は、千代丸が引き落とし。
妙義龍に旭大星は、妙義龍が押し出し。
千代翔馬に大栄翔は、大栄翔がはたき込み。
宝富士に千代大龍は千代大龍が押し出しで勝ちました。
遠藤に嘉風は、遠藤が寄り切り。
大翔丸に輝は、輝が押し倒し。
魁聖に貴景勝は、魁聖が押し出し。
阿炎に御嶽海は、御嶽海が押し出し。
https://www.youtube.com/watch?v=95j_Cfrxz2U
逸ノ城に千代の国は、千代の国が送り出し。
勢に新大関・栃ノ心は、栃ノ心が得意の左上手から万全の相撲で寄り切り、白星スタートです。
大関・豪栄道に正代は、正代が送り出し。角番の豪栄道は、黒星スタートです。
横綱・鶴竜に松鳳山は、鶴竜が突き出しで勝ちました。鶴竜は、3場所連続優勝に向けて白星発進です。
新入幕 琴恵光「土俵際で慌ててしまった」
黒星スタートの新入幕 琴恵光は「緊張はほどよい感じだった。ちょっと土俵際で慌ててしまった。いろいろな人から声をかけてもらってありがたい。土俵の上で恩返しをしたい。勝っても負けても自分らしい相撲を取って、その姿を見てもらいたい」と黒星にも手応えを感じている様子でした。
北勝富士は休場明けの場所の初日白星に「『絶対勝たないと』と気持ちが違った。左をおっつけて足も動いて集中していた。また土俵に上がれてよかった」と笑顔が見られました。
白星スタートの返り入幕 阿武咲は「早い段階で相手がしっかり見えていた。幕内の緊張感や雰囲気がものすごく好きだ。常に進化していきたい。もっと高みを目指して成長していきたい」と充実した様子で話していました。
遠藤も初日白星、「よかったんじゃないですか。日に日によくなっていくんじゃないですか」といつもどおり淡々と話していました。
得意の左上手から万全の相撲で寄り切って白星スタートの新大関 栃ノ心は「プレッシャーがかかった。ドキドキするのは好きだし、ドキドキしないと気合いが入らない。とりあえずいい相撲が取れたのでうれしい」とほっとした様子でした。
角番で臨む大関 高安は初日白星に「勝てたのは大きい。落ち着いて相撲は取れたが、本来の相撲ではなかった」と淡々と話していました。
同じく角番の大関 豪栄道は初日黒星に「巻きかえられてしまった。押っつけてからうまく相手の体に密着できなかった」と反省点を口にしていました。
土俵際のすくい投げで白星の横綱 白鵬は「なんだかんだで初日ですよ」と独特の表現で振り返っていました。
3場所連続優勝を目指す横綱 鶴竜は「立ち合いでしっかり当たれた。まだ初日、これからだね」といつもどおり落ち着いた様子で話していました。 (NHK NEWS WEB 2018年7月8日 18時59分)
西日本は大雨で大変荒れているようです。広島県三次市にある我が家の墓は過去数回水害の度に浸水していますが、今回もきっと同じ憂き目にあっていると思われます。少年時代を過ごした北九州の門司市も山崩れなどの災害があったと言いますが、中学・高校時代を一緒に過ごした友人たちの安否も気遣われます。
ウェブニュースより
西日本で記録的大雨 141万人に避難勧告や指示 ――梅雨前線の活発化で6日も西日本の各地で記録的な大雨が降り続き、被害が相次いだ。午前5時半時点で、避難勧告や指示が全国17府県計約141万人に出された。西日本では新たに広島県安芸高田市で男性1人が死亡、京都府亀岡市と高知県香南市で計2人が行方不明になった。高知県では安芸川が氾濫(はんらん)。鉄道は多くの路線で始発から運転を見合わせた。
気象庁によると、6日朝までの24時間雨量は高知県の馬路村で629ミリ、香美市で7月の最多となる476ミリ。和歌山市では326ミリを記録した。滋賀県の長浜市、高島市、京都市右京区、大阪府八尾市などで観測史上最多を記録した。
広島県安芸高田市では増水した川に宮根和彦さん(59)が流され、6日午前5時50分ごろに見つかったが死亡が確認された。
京都府亀岡市の大路次(おおろじ)川では同日午前2時40分ごろ、軽乗用車が水没しているのが見つかり、50代の女性の行方が分からなくなっている。高知県香南市の香宗川でも午前5時ごろ、牛乳配達中だった男性が行方不明になっている。
総務省消防庁の6日午前7時時点のまとめでは、大阪府、兵庫県などで計38人が重軽傷を負い、床上浸水17棟、床下浸水200棟。
避難指示が出されているのは9府県の計約16万8千人で、うち京都、大阪、兵庫、奈良の4府県は計約15万8千人。避難勧告は16府県の計124万5千人。
高知県によると安芸市で安芸川が氾濫。栃ノ木東地地区の11世帯計24人が2階や屋根の上に避難し、自衛隊に災害派遣を要請した。
大雨の影響で、6日午前10時現在、山陽新幹線が広島―博多間で運転を見合わせ。JR西日本によると、関西の在来線は大半の区間で始発から運休。京都線、神戸線などで本数を大幅に減らして運行している。
気象庁は8日にかけて、雷を伴った猛烈な雨が断続的にふり、広い範囲で記録的な大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や河川の氾濫(はんらん)への警戒を呼びかけている。7日朝までの24時間に予想される雨量は、多いところで四国で400ミリ、近畿、中国で250ミリ、北陸で200ミリ。 (朝日新聞DIGITAL 2018年7月6日11時32分)
土砂崩れ、2人不明か 北九州・門司、複数の家屋倒壊 ――福岡県警門司署によると、北九州市門司区奥田1丁目で6日午前7時半ごろ、「周辺に土砂が流れ込んでいる」と住民から110番通報があった。
複数の家屋が倒壊し、6人の安否は確認されたが、2人が取り残されているとの情報があり、救助活動が続いている。
現場はJR門司駅から北東約1キロにある山の斜面に並ぶ住宅街。 (朝日新聞DIGITAL 2018年7月6日10時07分)
藤井聡太七段、準決敗退も前向き「収穫もあった」 ―― 史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(15)が6日、大阪市の関西将棋会館で指された第66期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で、斎藤慎太郎七段(25)に敗れた。初タイトル挑戦まであと2勝に迫っていたが、持ち越しとなった。
高校進学後、初の連敗で通算成績は81勝14敗(未放映のテレビ対局を除く)。
「マジック2」としていた戦いは終盤まで大激戦。最後まで粘り腰を見せた藤井だったが、逆転することができなかった。決勝を目前にしての敗退に「ここで終わったのは自分の力不足です。ただ収穫もあったので、それを力にして頑張りたい」と前を向いた。
https://www.youtube.com/watch?v=qYCUE-SLnE8
タイトル挑戦の最年少記録は89年、屋敷伸之九段が達成した17歳10カ月。タイトル戦のうち、予選が始まっていて年内に藤井が挑戦者となる可能性があるのは棋王戦のみとなった。同棋戦も本戦入りしており、初戦でタイトル保持者の菅井竜也王位(26)との対戦が決まっている。
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オウムの松本智津夫死刑囚ら7人、死刑執行 ―― オウム真理教の教祖・麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚ら7人について、法務省が6日午前、死刑を執行しました。
死刑が執行されたのはオウム真理教の教祖だった麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚のほか、早川紀代秀死刑囚、井上嘉浩死刑囚、新実智光死刑囚、土谷正実死刑囚、中川智正死刑囚、遠藤誠一死刑囚のあわせて7人です。松本死刑囚は、地下鉄サリン事件などあわせて13の事件で殺人などの罪に問われ、2006年に死刑が確定しました。松本死刑囚は、東京拘置所に収監されていましたが、6日午前、死刑が執行されたということです。
オウム真理教の一連の事件では、あわせて27人が死亡。教団の幹部や信者、あわせて192人が起訴され、松本死刑囚をはじめ、13人に死刑が言い渡されました。
2006年9月、松本死刑囚の死刑が確定した後、2011年12月までに教団幹部12人の死刑が確定。関係者によりますと、松本死刑囚は東京拘置所でここ数年、家族や弁護士の面会もすべて遮断していたということです。法務省は7人の執行をしたと正式に発表し、午後0時45分に上川法務大臣が記者会見をする予定です。 (TBS 2018年07月06日 12時01分)
ウェブニュースより
藤井七段C級1組白星発進、W杯が「気分転換に」 ―― 史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(15)が3日、大阪市の関西将棋会館で指された第77期名人戦順位戦C級1組2回戦で豊川孝弘七段(51)を破り、2期連続昇級に向けて白星発進した。
本年度成績は10勝1敗(未放映のテレビ対局を除く)。
昨年、C級2組を1期で抜け藤井がC級1組初戦を白星で飾った。同1回戦は6月18日に大阪北部地震が発生した影響で延期になっていた。
落ち着いた指し回しで激戦を制した藤井は「自信のない展開が続いていたが、最後はなんとか制することができた」と振り返った。
https://www.youtube.com/watch?v=jZlAYJBN6sA
順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。1年1期で各組のリーグ戦10回戦を行い、成績によってそれぞれ昇級、降級をする。「飛び級」はない。C組1組には39人が参加し39人が10回戦を戦う。成績上位2人だけがB級2組に昇級できる。昇級するには全勝もしくはそれに近い成績が必要となる。
藤井は名人への長く険しい道程について「今期も一局一局を全力で戦いたい」と意気込んだ。藤井が毎年昇級すると、最短で4年後の19歳で名人への挑戦者となることができる。
ネットでの将棋解説ではオヤジギャクを連発し、注目を浴びる豊川は「終わってみれば完敗です。長渕剛です」。ガックリしながらも長渕のヒット曲をもじった一発ギャグを披露した。
W杯ロシア大会での日本代表の戦いを観戦しているという藤井は「すごく気分転換になっています」。次戦は7日、王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で若手のホープ、斎藤慎太郎七段(25)と対戦する。「大きな注目をされますけど、しっかり落ち着いて指したい」。勝てばタイトル初挑戦まであと1勝となる。 [日刊スポーツ 2018年7月4日0時22分]
今日から7月です。気象庁は6月29日に早々と関東甲信越地方の梅雨明けを宣言し、当分は猛暑日が続きそうです。
ウェブニュースより
大相撲名古屋場所 番付発表 栃ノ心、西大関 照ノ富士は幕下転落 ――日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、新大関の栃ノ心は3大関で最下位の2番手の西大関になった。ジョージア出身初の大関で、外国出身では11人目。史上4位の高年齢、30歳9カ月での新大関場所になる。
夏場所で自身初の連覇を果たした鶴竜は東横綱。単独10位の幕内在位85場所目の白鵬が西で、7場所連続休場中の稀勢の里が2番手の東に座る。栃ノ心以外の大関はカド番で、東の豪栄道が7回目、西の高安は2回目。 関脇は2場所連続の逸ノ城が東に回り、西には2場所ぶり復帰の御嶽海。小結は3場所ぶりに三役に戻った玉鷲が東、西の松鳳山は26場所ぶりで、昭和以降で7位のスロー三役復帰になった。
新入幕は宮崎県出身では戦後3人目の琴恵光と、鹿児島県出身の明生。再入幕は元小結の阿武咲のみだった。照ノ富士は東十両8枚目から東幕下6枚目まで下がり、大関、幕内優勝経験者として初めて幕下に転落した。
「勝てる相撲取る」
新大関の栃ノ心は愛知県春日井市の春日野部屋宿舎で記者会見し「しっかり稽古(けいこ)をして力をつけ、一番一番集中して勝てる相撲を取れるように頑張っていきたい」と意気込みを示した。
夏場所後ジョージアに帰国。昨年11月に誕生した長女アナスタシアちゃんと初対面し、マルグベラシビリ大統領とも面会した。「ジョージアは盛り上がっているかなと思っていたが、思っていたよりもすごかった」と充実した日々を過ごした。
夏場所で痛めた右手首については「大丈夫」と強調。2014年の名古屋場所で十両優勝。新小結、新関脇を迎えたのも名古屋場所だった。「今回の新大関も名古屋。いい思いをしたい。優勝を目指したい」と目標を語った。 (毎日新聞2018年6月26日 東京朝刊)
18年名古屋場所番付(◎新 〇再 ×陥落)
【東】 年齢 先場所 部屋 【西】 年齢 先場所 部屋
鶴竜 32 14-1 井筒 横綱 白鵬 33 11-4 宮城野
稀勢の里 31 全休 田子浦 横綱
豪栄道 32 3-6-6休 境川 大関 高安 28 全休 田子浦
大関 ◎栃ノ心 30 13-2 春日野
逸ノ城 25 8-7 湊 関脇 〇御嶽海 25 9-6 出羽海
〇玉鷲 33 8-7 片男波 小結 〇松鳳山 34 8-7 二所関
正代 26 9-6 時津風 前1 琴奨菊 34 8-7 佐渡嶽
勢 31 8-7 伊勢海 前2 千代の国 27 12-3 九重
阿炎 24 7-8 錣山 前3 貴景勝 21 10-5 貴乃花
魁聖 31 6-9 友綱 前4 輝 24 9-6 高田川
大翔丸 26 9-6 追手風 前5 嘉風 36 8-7 尾車
✖遠藤 27 3-10-2休 追手風 前6 千代大龍 29 6-9 九重
宝富士 31 7-8 伊勢浜 前7 大栄翔 24 5-10 追手風
千代翔馬 26 6-9 九重 前8 旭大星 28 10-5 友綱
妙義龍 31 10-5 境川 前9 豊山 24 2-13 時津風
千代丸 27 5-10 九重 前10 錦木 27 10-5 伊勢海
碧山 32 8-7 春日野 前11 〇阿武咲 21 12-3 阿武松
佐田の海 31 8-7 境川 前12 荒鷲 31 7-8 峰崎
栃煌山 31 8-7 春日野 前13 朝乃山 24 7-8 高砂
◎琴恵光 26 11-4 佐渡嶽 前14 隠岐の海 32 5-10 八角
石浦 28 6-9 宮城野 前15 竜電 27 3-12 高田川
北勝富士 25 4-7-4休 八角 前16 ◎明生 22 10-5 立浪
=十両=
【東】 【西】
(1)×豪風 6-9 尾車 (1) 明瀬山 10-5 木瀬
(2)×大奄美 4-11 追手 (2) 貴源治 10-5 貴花
(3) 琴勇輝 8-7 佐渡 (3) 貴ノ岩 11-4 貴花
(4) 隆の勝 7-8 千賀 (4)×安美錦 4-11 伊浜
(5) 大翔鵬 8-7 追手 (5) 英乃海 7-8 木瀬
(6) 青狼 8-7 錣山 (6) 旭秀鵬 6-9 友綱
(7) 剣翔 11-4 追手 (7) 東龍 7-8 玉井
(8) 志摩ノ海 7-8 木瀬 (8) 矢後 9-6 尾車
(9) 徳勝龍 8-7 木瀬 (9) 臥牙丸 4-11 木瀬
(10) 蒼国来 3-6-6休 荒汐 (10) 照強 8-7 伊浜
(11) 千代ノ皇 6-9 九重 (11) 水戸龍 6-9 錦戸
(12) 若隆景 8-7 荒汐 (12)◎千代の海 4-3 九重
(13)○希善龍 4-3 木瀬 (13) 翔猿 7-8 追手
(14) 誉富士 5-10 伊浜 (14)◎美ノ海 4-3 木瀬
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藤井七段が敗れる 際どい攻防を増田六段制す 竜王戦 ―― 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(15)が29日、東京都渋谷区の将棋会館であった第31期竜王戦(読売新聞社主催)の決勝トーナメントで、増田康宏六段(20)に敗れた。
増田六段が積極的に攻め、藤井七段も反撃。際どい攻防が続いたが、最後は増田六段が制した。藤井七段は「うまく攻め込まれてしまった。また力をつけて、ここに戻ってきたい」と話した。今年度の成績は9勝1敗となった(未放映のテレビ対局を除く)。
https://www.youtube.com/watch?v=G_FAwic3KyE
藤井七段は予選を5連勝して、羽生善治竜王(47)への挑戦権を争う決勝トーナメントに進出。初戦を突破して、本局に臨んだ。両者は昨年の決勝トーナメントでも対戦し、その時は藤井七段が勝ち公式戦9連勝の新記録を達成している。増田六段は「リベンジしたいと思っていた。勝てて良かった」と話した。 (朝日新聞DIGITAL 2018年6月29日22時45分)
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ベテラン勢、こだわった結果=日本、余力残し16強へ-サッカーW杯 ―― 大事な試合で落ち着きを与えた。フル出場のGK川島、長友に加え、岡崎、長谷部のベテラン4人が中田英寿に並ぶ日本人最多のW杯通算10試合出場をマーク。2大会ぶりの16強進出となり、川島は「一人ひとりの力を一つにできた」と相好を崩した。
起伏の少ない展開の中、川島は前半32分に右手1本で好セーブ。長友の豊富な上下動は攻守の活力となる。ところが後半14分にFKから先制点を献上。またもやセットプレーからの失点だった。
このままなら敗退という憂き目。ところが他会場が動き、西野監督は0-1のスコアを維持する決断をした。後半37分に送り出された主将の長谷部は「自分が投入される意味を理解しないといけなかった。それを中の選手たちに伝えた」。パスを回して時間を稼ぐ姿にブーイングを浴びようと結果にこだわり抜いた。
初戦と第2戦で同じだった先発メンバーを6人も入れ替えた。2010年南アフリカ大会は1次リーグの3試合で死力を尽くし、16強では余力が残っていなかった。長友は「休めた選手もいる。次にいい状態で全てをぶつけたい」と言う。
日本の初出場から20年がたち、通算20試合という区切り。初めての8強へ向け、長友は「夢はつながっている。歴史に名を刻めるように頑張りたい」。賛否はあるが、価値もある黒星だった。(ボルゴグラード時事)(2018/06/29-08:49)
昔々、「ハハ」は「パパ」でした。冗談でなく本当の話です。
ここで一つ、室町時代のなぞなぞ をご紹介しましょう。なぞなぞ好きの後奈良天皇が編集した本『後奈良院御撰何曽』(1516年)に収められているもので、 「母には二度逢ひたれど、父には一度も逢はず。何ぞ。唇と解く」というものです。当時の人々には簡単ななぞなぞだったのでしょうが、後世の人にはチンプンカンプン。
答を導き出すヒントをみつけられず、いろいろな珍解答があった そうです。長年に渡るこの謎を解いたのは、広辞苑の編集者として有名な新村出先生だそうです。カギは発音の仕方でした。
つまり、「母」を現代風に/haha/(ハハ)と発音すると唇は合いませんが、両唇音で/ФaФa/(ファファ)と発音すれば二度唇が合います。チチは唇を合わせず発音されます。 実は、奈良時代以前の古代日本語では、[h]音は[p]音で発音されていたのが定説です。その[p]音は平安時代に[Ф] 音に、江戸時代には[h]音に変わっています。「母」で言えば、パパ→ファファ→ハハと発音が変わったということです。父をパパとも言う現代の私たちは「母がパパだった」なんて聞くと、一瞬混乱してしまうのですが…。これは音韻 の話でした。 パパからハハへの変化はなぜ起こったのかを考えてみましょう。[p]は両唇破裂音で、発音時に唇の緊張を伴う音です。その緊張が徐々にゆるむと両唇の隙間から音を出す[Ф]音に、さらにゆるむと、もう唇も使わない[h]音になるのです。こうした変化は唇音退化といわれ、要するに発音は楽な方へ楽な方へと変わってきたということです。
coffee がコーヒー、earphoneがイヤホン、filletがヒレなど、[f]音が[h]音で発音され、表記されるのも、これらの単語がいつ 取り入れられたかがわかる資料の一つと考えると、興味深いものがあります。 さて、英語をはじめ多くの外来語を取り込んでいる今の日本語。私たちはファ・フィ・フェ・フォの[f]音その他[v]音など も発音し表記するようになりました。これは、もしかして先祖返りなのでしょうか?
サ行はヘボン式ローマ字でsa・shi・su・se・soと表わされることからもわかるように、次のように二つの違った子音があらわれます。
サ・ス・セ・ソ:[sa]・[su]・[se]・[so](s:歯茎摩擦音)
シ :[∫i] (∫:後部歯茎摩擦音。硬口蓋歯茎摩擦音)
また北九州の人の中に「シェンセイ、ジェンジェン解りません。」などと発音する人がいます。セ「se」、ゼ「ze」の音をシェ[∫e]ジェ「je」と発音するわけです。
このように現在のサ行音は二種の子音を使いわけているのですが、シ・セは16世紀末頃にはシ([∫i])・シェ([∫e])であったと考えられています。そこで16世紀末に来日したポルトガル人宣教師J・ロドリゲスの『日本大文典』にみられる、当時の関東におけるサ行頭子音にたいする抜書きしてみますと、
「○ xe(シェ)の音節はささやくやうにse(セ)又はce(セ)に発音される。例へばXecai(世界しえかい)の代りにCecai(せかい)といひ、Saxeraruru(さしぇらるる)の代りにSaseraruru(させらるる)といふ。この発音をするので、関東のものは甚だ有名である。」とあります。
これによれば、シェンシェイ(先生)、ジェンジェン(全然)という発音は、田舎において発達したものではなく、むしろ、室町時代においては都で普通に行われていた発音で、関東の田舎者が、セの〔se〕の発音を始めたことが分る。セをシェならぬ〔se〕に発音することは、関東から始まって、西へ西へと広まって行き、今日では北九州だけにシェが残ったのです。
上の記述からその当時関東でセ、都ではシェと発音していたことがわかります。そして現在の京都方言(むかしの京訛り)ではセであることから、シェ→セの変化があったと考えることができます。つまり上の考えにしたがえば、過去のある時期にはシェの発音が関東以西をおおっていたと考えることができます。
ところでこのようにシェはセに変化したと考えると、現代のサ行音の中でシのみ後部歯茎摩擦音([∫])である理由は次のように考えることができます。
「・・・歴史的に見ると、[∫i]は狭い母音に同化されて[si]から変化したわけでなく、逆に、狭い母音[i]の前に立ったために[si]に移行せず[∫i]のままに保存されているという事実である。・・・」
つまり狭い母音iの影響で[∫i](shi)→[si](si)へ変化せず、現在も[si](スィ)でなく[∫i](シ)にとどまっていると考えることができます。
ところでこのようにスィへ変化せず、しぶとくシにとどまってきたこのシもスィに変化しはじめているというのです。
「これと並んで現在進行中なのは、「シ」の音の変化である。シを[∫i]と発音するのが標準的であったのですが、現在の若者たちの間では、これを[si]で発音する者が増えつつある。これは[sa]・[si]・[su]・[se]・[so]とサ行をすべて[s]で発音して、[∫]と[s]の区別を一つ減らして、簡略化しようとするものである。現在の[se]は三百年、四百年以前には[∫e]「シェ」と発音するのが標準だったのに、関東のほうから[se]という発音が始まって広まり、全国に行きわたった。その例から推せば[si]の音もいずれ全国に徐々に、しかし着実に広まるだろう。・・・」
上で観察、推測されているこのようなシをスィと発音する新しい変化は現代日本語における言葉の乱れとしておおいに話題になっていて、特に(東京近辺の現代)女子大生に顕著であると、次のように報告されています。
「大野 発音のことでいうと、女の子が「し」と「す」がちゃんと発音できなくなって、非常におかしくなっている。「千葉県の人」を「ツィバ県のストが」というんですよ。それと、サシスセソと言えない、スァスィスゥスェスォになっちゃう。「スォんなことスィないわよ」になるんです。で、「君の発音はおかしい、サ・シ・ス・セ・ソといってごらん」と言ったら、「エエッ、そんなことやったら私の英語の発音がだめになっちゃう」というんですよ。」
*注:回答者座談会「国語の授業では発音を教えない」の項の大野晋氏の発言。
「…ところが、とくに若い女性、中学生から高校生くらいの女性の発音を聞いていると、印象だけれども30%くらいの人が「スィ」[si]という発音になる。「ワタスィ」という発音になっている。…(途中省略)…そういう「スィ」という人たちは、「シャ・シュ・ショ」いわゆる拗音の発音も少し違っていて[sja,sju,sjo]という発音になる。「イッショ」と言わなくて「イッスィョ」と言う。」
このような傾向はスルをシルというサ変活用にみられる「そうしるか そうしればいい」(千葉県・埼玉県・神奈川県に)といった言葉使いにもあらわれています。
ところでこのような[∫](後部歯茎摩擦音)→[s](歯茎摩擦音)への変化は、琉球方言の形容詞の形式の変化にもみられます。そこで琉球の古典である『おもろさうし』の形容詞の形式と本土方言との対応を次にみてみることにします。
「…「基本語幹+さ(sa)」「基本語幹+しや(a)」の形はもっとも優勢である。この「―さ形式」「―しや形式」は単独で体言を修飾したり、述語になって文を終止したり、また名詞形になったりする。
「―さ形式」は国語のク活形容詞と、「―しや形式」はシク活形容詞と次のような対応関係をもっている。
オモロ例 国語例 (意味) 対応
たかさ ―たかし (高し) ―ク活
とうさ ―とほし (遠し) ―ク活
わかさ ―わかし (若し) ―ク活
うれしや ―うれし (嬉し) ―シク活
かなしや ―かなし (悲し) ―シク活
まさしや ―まさし (正し) ―シク活
「―さ形式」には論理的概念をあらわす語が多く、「―しや形式」には情緒的概念をあらわす語が多いという事実も、国語のク活形容詞、シク活形容詞の意味的内容と通ずるものです。」
そしてこの「―さ形式」「―しや形式」の変化は、次のようになっています。
「…その他、組踊、琉歌などをみても、「―さ形式」「―しや形式」の優勢が続きますが、明治初期の『沖縄対話』まで下ってくると、「―さ形式」「―しや形式」のほかに「―さん形式」「―しゃん形式」が新しくあらわれてきます。さらに『琉球会話』になると、「―さ形式」「―しや形式」がほとんどみられず、「―さん形式」「―しゃん形式」に変りきっていて、現代方言の形容詞とほとんど同じ形になってきます。ただ、琉歌などのように古格を重んずる歌語では、「―さ」「―しや」形式が踏襲されているのです。
「―さん形式」「―しゃん形式」のうち、現代では「―しゃん形式」が弱まって「―さん形式」が優勢であるといいます。また「―さん」から変化した「―はん」が新しく発生してきているといいます。」
このように本土方言だけでなく琉球方言にもサ行の直音化([∫]→[s])が起こっているので、このサ行の直音化は日本語の古来からの音韻変化の方向であると考えることができます。そしてもしこのようなサ行の直音化を認めるなら、東京近辺の現代女子大生がシ([∫i])をスィ([si])と発音するのは現代日本語における言葉の乱れではなく、ましてや英語の発音にひきずられスィのほうがかっこよいと考えているために起こっている現象ではありません。つまりシのスィへの変化はサ行の直音化という日本語の古来からの音韻変化の方向であるために、「いずれ全国に徐々に、しかし着実に広まるだろう。」という大野氏の予想は正しいと認めることができるでしょう。若者言葉としておおいに話題になっているスィへの変化の原因をサ行の直音化という日本語の古来からの音韻変化にもとめず、「[∫]と[s]の区別を一つ減らして、簡略化しようとするものです。」というあなたまかせな大野氏の発言はおおいに問題とすべきでしょう。ここで大野氏をはじめとする国語学者といわれる方々が問うべきことは「シ→スィの変化が起きるのはなぜか?」「サ行の直音化はなぜ起こっているのか、なぜ起こるのか」といったことであるはずです。(もちろんシよりもスィのほうがかっこよいと考える現代女子大生達の意識の問題はこれはこれで大いに考えなければならない問題ですが。)
sechin@nethome.ne.jp です。
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