ウェブニュースより
藤井七段「準決勝の大舞台、思いっきり全力でぶつかる」 ―― 第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦2回戦で藤井聡太七段(16)が糸谷哲郎八段(30)に96手で勝ち、優勝した前回に続きベスト4入りを決めた。相手の隙をつく機敏な攻めから優位を拡大し、そのまま押し切った。
1回戦で藤井七段は稲葉陽(あきら)八段に、糸谷八段は佐藤天彦名人に勝った。両対局とも正午前に終わったため、昼食休憩はゆっくり取れたようだ。藤井はジャンボ海老フライセット、糸谷は八丁味噌(みそ)とんかつセットを食べた。いずれもミニきしめんがつくというボリュームだったが、2人とも完食。その後は控室で過ごしたが、藤井は一人で席に座って近寄りがたい雰囲気を漂わせ、対照的に糸谷は聞き手の女流棋士2人と雑談するなどリラックスした様子だった。
振り駒で糸谷が先手に。対局は午後2時に始まった。
今回で2回目の対戦となる両者。前回は2018年3月、王座戦2次予選で先手の藤井が糸谷の向かい飛車を破っている。本局は2人ともほぼノータイムで角換わり早繰り銀の先後同形に進んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=MHa2QBkIAyQ
大盤解説を担当した木村一基九段は「藤井七段の鋭い踏み込みが功を奏した。有利になった後はノーミスで、押し切った。稲葉八段も糸谷八段もバリバリのA級ですから、充実ぶりにあぜんとします」と話した。
準決勝は行方尚史八段が相手となる。藤井は「今年も準決勝という大きな舞台で対局できることになった。また思いっきり全力でぶつかっていければと思います」と話した。 (朝日新聞DIGITAL 2019年1月20日18時40分)
大相撲初場所 天皇皇后両陛下が観戦 白鵬は碧山下し8連勝 ―― 大相撲初場所は中日、8日目、天皇皇后両陛下が観戦されました。一人横綱の白鵬は、前頭5枚目の碧山に下手出し投げで勝ってただ1人8連勝し勝ち越しを決めました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の照強に豊山は、豊山が寄り倒しで勝ちました。
▽大奄美に新入幕の矢後は、矢後が寄り切りで勝って7勝目を挙げました。
▽千代の国に輝は、千代の国がはたき込みで7勝目。
▽明生に大翔丸は、明生が寄り切り。大翔丸は8連敗で負け越しです。
▽琴勇輝に佐田の海は、佐田の海が上手投げ。
▽勢に琴恵光は、琴恵光が突き落としで勝ちました。
▽阿炎に千代翔馬は、阿炎が突き出し。
▽宝富士に竜電は、宝富士が寄り切り。
▽嘉風に朝乃山は、朝乃山が突き出し。
▽魁聖に琴奨菊は、魁聖がすくい投げで勝って7勝目を挙げました。
▽隠岐の海に大栄翔は、隠岐の海が押し出し。
▽千代大龍に正代は、千代大龍が押し出し。
▽北勝富士に遠藤は、遠藤が引き落とし。
▽逸ノ城に錦木は、逸ノ城が寄り切り。
▽栃煌山に小結の妙義龍は、栃煌山が肩透かしで勝ちました。
▽阿武咲に関脇 貴景勝は、貴景勝が押し出し。
▽大関 豪栄道に関脇 玉鷲は、玉鷲が突き落とし。
▽松鳳山に大関 高安は、松鳳山が突き落としで勝ちました。
▽横綱 白鵬に碧山は、白鵬が下手出し投げで勝ってただ1人、中日に勝ち越しました。
初場所は中日、8日目を終えて勝ちっ放しが白鵬ただ1人、1敗で魁聖と千代の国、それに矢後が追う展開です。
7勝目 矢後「体がよく反応した」
7勝目をあげた新入幕の矢後は、「体がよく反応してくれて最後はしっかり前に出られてよかった」と振り返ったうえで、勝ち越しまであと1勝について「きょうの時点で、あす勝ったら勝ち越しとは考えない。目いっぱい頑張ります」と淡々と話していました。
千代の国も7勝目、「相手がもろ手できたので驚いたが、反応よくいけた」としたうえで、中日まで1敗を守ったことについては、「集中してできている」と落ち着いた様子で話していました。
魁聖も7勝目をあげ「体の調子がいい。土俵際でよく片足が残れたと思う。勝ち越しまであと一番、けがをしないように頑張りたい。久しぶりに勝ち越したい」とほっとした様子でした。
ライバルの阿武咲に勝った関脇・貴景勝は、「立ち合いで押され負けたがね。6勝目はたまたまだ」といつもどおり淡々としていました。一方、敗れた阿武咲は「まあ、自分が弱かったです。立ち合いが遅れていましたね。いなされて止まってしまい相手を見てしまいました。まあ、あすです」と悔しさをにじませていました。
4敗となった大関 高安は、支度部屋で報道陣の問いかけに無言でした。
大関 豪栄道は5敗目を喫し「しっかりまわしを取らないとだめですね。また、あしたからです。集中して頑張ります」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年1月20日 19時27分)
ウェブニュースより
大相撲初場所7日目 白鵬がただ1人7連勝 ―― 大相撲初場所は7日目、一人横綱となった白鵬は、前頭3枚目の松鳳山にはたき込みで勝って、ただ1人、勝ちっぱなしの7連勝です。
中入り後の勝敗です。
▽豊山に千代の国は、千代の国が首投げで勝って6勝目を挙げました。
▽大奄美に琴勇輝は、琴勇輝が突き出し。
▽新入幕の矢後に大翔丸は、矢後が押し出しで勝って6勝目。大翔丸は、今場所まだ勝ちがありません。
▽琴恵光に明生は、明生が突き出し。
▽千代翔馬に勢は、勢が寄り切り。
▽宝富士に阿炎は、阿炎が押し出し。
▽輝に遠藤は、遠藤が寄り切り。
▽佐田の海に朝乃山は、朝乃山が突き落としで勝ちました。
▽魁聖に阿武咲は、魁聖が突き出しで勝って1敗を守りました。阿武咲は今場所、初黒星です。
▽大栄翔に嘉風は、大栄翔が押し出し。
▽碧山に千代大龍は千代大龍がはたき込み。碧山は2敗目です。
▽竜電に隠岐の海は、隠岐の海が上手投げ。
▽北勝富士に御嶽海は、北勝富士の不戦勝です。北勝富士は、2日連続の不戦勝となり、幕内では、平成11年秋場所で3日目と4日目に不戦勝となった玉春日以来です。御嶽海は、18日の6日目の取組で、左太もものけんを損傷するけがで19日から休場です。
▽小結の妙義龍に錦木は、妙義龍が寄り切り。
▽栃煌山に関脇 玉鷲は、玉鷲が押し出し。
▽関脇 貴景勝に逸ノ城は、貴景勝が押し出し。
▽大関 高安に琴奨菊は、高安が突き落としで勝ちました。
▽正代に大関 豪栄道は豪栄道が寄り切り。
▽松鳳山に横綱 白鵬は、白鵬がはたき込みで勝ってただ1人7連勝です。
初場所は、7日目を終えて勝ちっ放しが白鵬ただ1人、1敗で阿武咲と魁聖、千代の国、それに矢後が追う展開です。
白鵬「大鵬さんの命日は負けてない」
6勝目を挙げた千代の国は「体が動いている。しっかり集中して1日1日。あす以降は、しっかり攻めきれたらいい。ただ、こだわりすぎず体が動く流れのままに動けたらいい」と落ち着いた様子で話していました。
新入幕で6勝目を挙げた矢後は「立ち合いで突き放していこうと思った。1敗を守ったが満足してない。ただ思っていたよりもいい成績だ。まだまだ折り返しで場所は終わっていないので、応援に応えられるよう勝ち越しを目指していきたい」と淡々と話していました。
阿武咲は、魁聖に敗れて今場所初黒星を喫し「相手が重かった。連勝が止まったことは、別に意識していないので大丈夫だ。弱いですね」と悔しさをにじませていました。
20日の関脇 貴景勝との一番に向けては「楽しみだが意識せず自分の相撲を取るだけ」と話していました。
一方、魁聖は「相手も馬力があるので負けないようにすることと、前に出てけがしないことを考えていた。ふくらはぎのけがの治療ができているし、運動もしっかりできている」と1敗を守ってほっとした様子でした。
持ち味の突き押し相撲で5勝目を挙げた貴景勝は「しっかり相手を押し込めた。特に作戦はなく気持ちで負けないようにした」といつもどおり淡々と話していました。
4勝目を挙げた大関 高安は「下からの攻めはよかった。もっと攻めることができればいいね。あしたからは、きょうみたいに腰を落として攻められるように意識したい」と話していました。
ただ1人勝ちっぱなしの横綱 白鵬は「きょうの相手は動くからその動きを上回ろうという気持ちでやった」と淡々と話したうえで、一人横綱については「今場所は、特に引っ張っていこうという思いが強い」と話していました。
19日は元横綱 大鵬、納谷幸喜さんの命日で「大鵬さんの命日は負けてないね。またお墓に手を合わせに行かないと」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年1月19日 21時38分)
ウェブニュースより
宇良 起死回生のはたき込みで白星先行「拾ったという感じです」 ――西幕下23枚目の宇良(26=木瀬部屋)が北はり磨に勝ち、成績を2勝1敗として白星を先行させた。
立ち合いから攻め込まれ、潜ることとも押すこともできなかったが、追い込まれてから起死回生のはたき込みが決まった。
「(勝ちを)拾ったという感じです。先手先手をとられて、何もできなかった」と、ほっとした顔つきで振り返った。
それでも1勝は1勝。「ぼくは勝ち方はなんであれ、勝てればうれしいです」
宇良は、幕内上位だった2017年秋場所で右膝前十時じん帯を断裂し途中休場。翌九州場所から5場所連続で全休。関取復帰を目指している。 (スポニチアネックス更新日:2019/01/18)
大相撲初場所6日目 横綱 白鵬が6連勝 ―― 大相撲初場所は6日目、横綱 白鵬は前頭3枚目の正代に寄り切りで勝って、初日から6連勝としました。
中入り後の勝敗
▽大翔丸に豊山は、豊山が押し出しで勝ちました。
▽千代翔馬に十両の石浦は、石浦が下手ひねり。
▽琴恵光に矢後は、矢後が寄り切り。
▽琴勇輝に千代の国は、千代の国がはたき込み。
▽明生に大奄美は、明生が押し倒し。
▽輝に宝富士は、宝富士が上手投げで勝ちました。
▽遠藤に勢は、勢が押し出し。
▽佐田の海に魁聖は、佐田の海が寄り切り。魁聖は今場所、初黒星です。
▽朝乃山に阿炎は、朝乃山が押し出しで勝って今場所、初白星を挙げました。
▽大栄翔に碧山は、碧山がはたき込み。
▽嘉風に竜電は、嘉風が寄り切りで勝って今場所、初白星を挙げました。
▽千代大龍に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切り。
▽隠岐の海に阿武咲は、阿武咲が押し出しで勝って初日から6連勝です。
▽小結どうし、御嶽海に妙義龍は、妙義龍が押し出しで勝ちました。御嶽海は今場所、初黒星です。
▽栃煌山に関脇 貴景勝は、栃煌山が送り出し。
▽関脇 玉鷲に逸ノ城は、玉鷲が押し出し。
▽大関 豪栄道に松鳳山は、豪栄道が寄り切りで勝ちました。
▽錦木に大関 高安は、高安が寄り切りで勝ちました。
▽横綱 白鵬に正代は、白鵬が寄り切りで勝ちました。白鵬は初日から6連勝です。
▽北勝富士に横綱 鶴竜は、北勝富士が不戦勝。鶴竜は右足のけがのため、18日から休場です。
白鵬「土俵を締め 引っ張っていかないといけない」
新入幕で5勝目を挙げた矢後は「自分の形になれば勝てると分かっているので、幕内でも勝てる自信がつきました」と話していました。
今場所初白星を挙げた朝乃山は「初日が出たので、あと9日、自分の相撲を取る。ここから巻き返す気持ちでいきたい」と話していました。
平幕ではただ一人、初日から6連勝の阿武咲は「自分の体や相手の体が浮きそうなときの見極めがついている。後半もありますし、まだ前半ですから」と気を引き締めるように話していました。
錦木に勝って3勝3敗、五分の星に戻した大関高安は「終始、自分が攻めていた。まわしがうまくとれた。あしたからもバタバタしないようにどっしりした相撲を取りたい」と話していました。
正代に勝って初日から6連勝の横綱 白鵬は「土俵を締めないといけないということと、引っ張っていかないといけないという2つの気持ち」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年1月18日 18時58分)
ウェブニュースより
大相撲初場所5日目 白鵬 取り直しで5連勝 ―― 大相撲初場所は5日目、横綱白鵬と前頭2枚目の錦木の4連勝どうしの対戦は、白鵬が取り直しの一番を上手投げで制して5連勝です。
中入り後の勝敗です。
▽大奄美に琴恵光の初顔合わせの一番は、大奄美が上手投げで勝ちました。
▽豊山に千代翔馬は、千代翔馬が肩すかし。
▽大翔丸に琴勇輝は、琴勇輝が押し出し。
▽矢後に千代の国の初顔合わせの一番は、矢後が引き落とし。千代の国は今場所初黒星です。
▽輝に明生の初顔合わせの一番は、明生がとったり。
▽宝富士に勢は、勢が押し出し。
▽佐田の海に遠藤は、遠藤が浴びせ倒しで勝ちました。
▽魁聖に阿炎は、魁聖が押し出しで勝って5連勝です。
▽朝乃山に大栄翔は大栄翔が引き落とし。
▽阿武咲に嘉風は、阿武咲が突き出しで勝って5連勝です。
▽碧山に竜電は、碧山がはたき込み。
▽千代大龍に隠岐の海は、隠岐の海が上手投げ。
▽琴奨菊に北勝富士は、琴奨菊が押し出しで勝ちました。
▽小結の御嶽海に関脇の玉鷲は、御嶽海が押し出しで勝って5連勝です。
▽関脇貴景勝に小結妙義龍は、貴景勝が押し出し。
▽大関高安に正代は、正代が寄り倒し。
▽松鳳山に大関栃ノ心は松鳳山が不戦勝。栃ノ心は、右太ももの肉離れで17日から休場です。
▽栃煌山に大関豪栄道は、豪栄道が寄り切りで今場所、初白星を挙げました。
▽横綱鶴竜に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。
▽錦木に横綱白鵬の初顔合わせの一番は、物言いがついて取り直しの一番となり、白鵬が上手投げで制して5連勝です。
5連勝の御嶽海「横綱の引退寂しいが自分の存在感出す」
5連勝の魁聖は「落ち着いて自分の相撲が取れている。5連勝はうれしい。けがをしないように頑張りたい」とうれしそうでした。
阿武咲は5連勝に、「思いどおりの流れだった。連勝は意識していない。一番一番だ」と気を引き締めていました。
御嶽海も5連勝。「相手がよく見えていて体が反応できた。序盤なので、後半戦がどうなるかまだまだわからない。集中して臨みたい」とにこやかに話したうえで、「横綱の引退は寂しいですが、自分の存在感をしっかり出していけるように徐々にやっていきたい」と話していました。
4勝目を挙げた兵庫県芦屋市出身の貴景勝は「きのう敗れ、きょうは特に大事だったので精神的に崩れないようにした。ここまでよくも悪くもない」と振り返りました。
阪神・淡路大震災について、「両親は震災を経験している。兵庫県の人たちに喜んでもらえるように相撲を取るしかない。頑張ろうと思う」と話していました。
大関高安を破った正代は「自分の形になっての白星だから自信につながるしモチベーションも上がる。まだ場所が長いので気を抜かないようにしたい」と話していました。
今場所初白星の大関豪栄道は「きょうは、開き直って臨んだ。ここまで攻め急いで負けた相撲もあったので、丁寧に攻めたい。まだ10日あるので頑張りたい」とほっとしている様子でした。
鶴竜を破って金星をあげた逸ノ城は「きょうはよかった。体重の重みが相手に伝わっていることと、引かない意識が一番いい」と時折、うれしそうに話していました。
一方、敗れた鶴竜は「頭をつけて入らないと。組んでしまった。右足が使えていないので、立ち合いがあまりよくない」と落ち込んでいる様子でした。
取り直しの一番を制して5連勝の横綱白鵬は「前半は休場明けで感覚的にというものもありますからね」と振り返っていました。 (NHK WEB NEWS 2019年1月17日 22時03分)
ウェブニュースより
大相撲初場所4日目 御嶽海が4連勝 ―― 大相撲初場所は4日目、小結 御嶽海と関脇 貴景勝の3連勝どうしが対戦し、御嶽海が寄り切りで勝って白星を重ねました。
中入り後の勝敗
▽十両の安美錦に千代の国は、千代の国が突き出しで勝ちました。
▽琴恵光に大翔丸は、琴恵光が引き落とし。
▽大奄美に豊山は、豊山が押し出し。
▽琴勇輝に千代翔馬は、琴勇輝が突き出し。
▽矢後に輝は、矢後が寄り切り。
▽勢に明生は、明生が小手投げで勝ちました。
▽佐田の海に宝富士は、宝富士が寄り切り。
▽遠藤に阿炎は、阿炎が押し倒し。
▽朝乃山に竜電は、竜電が寄り切り。
▽大栄翔に魁聖は、魁聖が押し倒し。
▽阿武咲に碧山は、碧山に相手のまげをつかむ反則があり、阿武咲の勝ちとなりました。
▽嘉風に千代大龍は、千代大龍がはたき込み。
▽隠岐の海に正代は、隠岐の海が押し出し。
▽松鳳山に琴奨菊は、松鳳山が寄り切り。
▽小結の御嶽海に関脇の貴景勝は、御嶽海が寄り切り。
▽大関 栃ノ心に関脇の玉鷲は、玉鷲が押し出しで勝ちました。栃ノ心は4連敗です。
▽大関 豪栄道に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切りで勝ちました。豪栄道も4連敗です。
▽栃煌山に大関 高安は、高安が突き出しで勝ちました。
▽小結の妙義龍に横綱 鶴竜は、鶴竜が押し出しで勝ちました。
▽横綱 白鵬に北勝富士は、白鵬が突き落としで勝ちました。
▽錦木に横綱 稀勢の里は、稀勢の里が現役を引退し、錦木の不戦勝となりました。
御嶽海「相手が見えていた」
4連勝の千代の国は「体が動いている。連勝は意識していない」と淡々と話していました。
4連勝の魁聖は「早く勝ち越したい。冬は負け越しが多い。冬は朝起きるのも、昼寝するのも大変で、しこを踏んでもなかなか汗が出ない。夏のほうがいいですね」と話しながらも、ご機嫌でした。
貴景勝との3連勝どうしの一番を制した御嶽海は「相手が見えていた。しっかり結果につながってくれていると思う」と手応えを感じていました。
逸ノ城に敗れ4連敗となった大関 豪栄道は「体をつけるのが早かった。上手を取られた」と、相撲を振り返り「まだあるのでこれからです」と前を向いていました。 (NHK WEB NEWS 2019年1月16日 18時43分)
ウェブニュースより
あの張本の妹、初出場で「兄超え」 卓球全日本選手権 ―― (15日、卓球全日本選手権)昨年、男子シングルスで大会史上最年少王者となった張本智和(15)の五つ違いの妹で、小学4年生の美和が初出場の全日本で兄を超えた。ジュニアの部で高校生に3連勝して4回戦に進み、一般の部のシングルスでも高校生を破って2回戦へ。兄は小4のときジュニアで2勝どまり、一般での初勝利は小6だった。
身長149センチ。ピッチの速さは兄に通じ、競り合いでの強さも光る。ジュニアの3回戦は相手にマッチポイントを握られてから逆転勝ち。初めての大舞台は「緊張します。でも、年上の相手のほうがプレッシャーはあると思う」と冷静に振り返った。伊藤美誠、平野美宇も同じ小4で一般の部初勝利を挙げており、平野は3回戦まで進出。次はその記録に挑む。見守った兄も「びっくり。メンタルがすごい。この調子で行けるところまでいってほしい」とエールを送った。 (朝日新聞DIGITAL 2019年1月15日22時34分)
大相撲初場所 稀勢の里は3連敗で瀬戸際に ―― 大相撲初場所は3日目、今場所進退がかかる横綱 稀勢の里は前頭筆頭の栃煌山と対戦し寄り切りで敗れ、初日から3連敗となり、瀬戸際に立たされました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の大翔鵬に琴恵光は、琴恵光が送り出しで勝ちました。
▽千代の国に大翔丸は、千代の国が押し出し。
▽大奄美に千代翔馬は、千代翔馬が上手投げ。
▽新入幕の矢後に琴勇輝は、矢後が送り出し。
▽豊山に明生は、明生が寄り切り。
▽佐田の海に勢は、佐田の海が寄り切りで勝ちました。
▽輝に阿炎は、阿炎がはたき込み。
▽宝富士に朝乃山は、宝富士が突き落とし。
▽魁聖に遠藤は、魁聖が上手投げ。
▽竜電に阿武咲は、阿武咲が寄り切り。
▽千代大龍に大栄翔は、千代大龍が押し出しで勝ちました。
▽碧山に隠岐の海は、碧山が押し出し。
▽琴奨菊に嘉風は、琴奨菊が寄り切り。
▽正代に松鳳山は、正代が押し倒し。
▽貴景勝に玉鷲の関脇どうしの対戦は、貴景勝が押し出し。
▽小結の御嶽海に大関・豪栄道は、御嶽海がすくい投げで勝ちました。豪栄道は3連敗です。
▽大関 高安に北勝富士は、北勝富士が送り倒しで勝ちました。
▽小結の妙義龍に大関・栃ノ心は妙義龍が寄り切りで勝ちました。
▽逸ノ城に横綱 白鵬は、白鵬が上手投げで勝ちました。
▽稀勢の里に栃煌山は、栃煌山が寄り切りで勝ちました。稀勢の里は初日から3連敗で不戦敗を除いて3場所またいで「8」連敗となり横綱として最も長い連敗となりました。
▽横綱 鶴竜に錦木は、錦木が寄り切りで勝ちました。鶴竜は連敗です。
(NHK WEB NEWS 2019年1月15日 19時52分)
稀勢の里、引退! 田子ノ浦親方が明かす 横綱ワースト8連敗、地元後援者に勇姿見せられず ―― 横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)がついに現役引退を決断した。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が16日、明らかにした。進退を懸けて初場所に臨んでいた稀勢の里だが、初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗となり、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降の横綱では貴乃花を抜いてワースト記録を更新したこともあり、その去就に注目が集まっていた。
前夜は東京都江戸川区の田子ノ浦部屋へ姿を見せ、約1時間半の滞在後に部屋を後にした。師匠の田子ノ浦親方と何らかの話し合いをもったもようだが、進退の決断や4日目の出場について態度を明かさず、関係者によると結論を持ち越していた。
地元・茨城県牛久市の「稀勢の里郷土後援会」はきょう4日目にバス2台の応援ツアーを実施。95人が両国国技館に駆けつける予定になっていたが、地元の後援者に最後の勇姿を届けることはできなかった。
稀勢の里は17年初場所で新入幕から73場所目にして初優勝。場所後に第72代横綱に昇進した。日本出身横綱の誕生は1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりとあって、日本中が「稀勢の里フィーバー」に沸いた。
続く春場所では13日目の横綱・日馬富士戦で左肩上腕付近を負傷しながら、千秋楽で大関・照ノ富士を本割で破り13勝2敗に。優勝決定戦では土俵際での執念の右小手投げで再び照ノ富士を下した。新横綱としては95年初場所の貴乃花以来、22年ぶり8人目の優勝。初場所から2場所連続優勝を飾ったことで「稀勢の里時代」の到来を予感させた。
ところが、強行出場した末の劇的優勝の代償は大きかった。3場所連続優勝を狙った翌夏場所は、春場所で痛めた患部を悪化させ11日目から途中休場した。その後も故障が完治せず18年名古屋場所まで8場所連続休場。年6場所となった58年以降では貴乃花の7場所連続を抜いて横綱の最長連続休場を更新した。
進退を懸けて臨んだ同年秋場所は10勝5敗。復調を感じさせ引退危機を脱したかに見えたが、続く九州場所では初日から4連敗。横綱としては87年ぶりの屈辱を味わい、今場所は再び進退を懸けて臨んでいた。
看板力士として抜群の人気を誇り、相撲界を支えてきた和製横綱だが、ケガに泣き横綱在位は12場所。在位15場所だった入門時の師匠・鳴戸親方(元横綱・隆の里)同様、横綱の地位を長く務めることはできなかった。 (スポニチアネックス 2019年1月16日 8時46分)
ウェブニュースより
宇良が白星発進 初場所は西幕下23枚目 十両復帰へ「思い切って取ることだけ」 ―― 元幕内の人気業師、幕下の宇良(26)=木瀬=が貴健斗(千賀ノ浦)を押し出して、白星発進した。立ち合い、低く相手の左足を取りに行き、そのまま出足一気に出て決めた。
「下からいこうと思って。うまく反応して攻め手を休めず取り組めた」と納得の内容。
奇手・居反りの使い手、アクロバット力士として関学大から角界入り。15年春場所で初土俵を踏み、速さと土俵際の粘りなどが光り、スピード出世した。
17年名古屋場所では最高位東前頭4枚目まで番付を上げたが翌秋場所2日目、右膝靱帯(じんたい)を断裂し3日目から途中休場。手術も行い6場所連続休場し東三段目91枚目まで番付を落とした。先場所、7戦全勝で三段目優勝を果たし、西幕下23枚目まで番付を回復してきた。
十両復帰も見えてきた地位。「三段目のように相手に対して緊張はしない。この位置に来たら緊張していられない。思い切って取ることだけ。相撲に集中しないと」と、気を引き締める。
今場所の目標は「風邪を引かないこと」と体調管理が大事。今年の目標は「膝を治したい。もっと完ぺきにしたい」と願った。 (デイリースポーツ2019年01月14日14時54分)
大相撲初場所 中入り後の勝敗 進退かかる横綱 稀勢の里2連敗 ―― 大相撲初場所の2日目、進退がかかる横綱 稀勢の里は、前頭筆頭の逸ノ城と対戦し、はたき込みで敗れました。初日から2連敗の稀勢の里は相撲人生の土俵際に追い込まれました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の貴源治に大奄美は、大奄美が寄り切りで勝ちました。
▽琴恵光に千代の国は、千代の国が突き出し。
▽千代翔馬に大翔丸は、千代翔馬が送り出し。
▽豊山に新入幕の矢後は、豊山が押し出し。
▽明生に琴勇輝は、琴勇輝が押し倒し。
▽輝に佐田の海は、輝が押し倒しで勝ちました。
▽阿炎に勢は、阿炎が引き落とし。
▽宝富士に魁聖は、魁聖が小手投げ。
▽朝乃山に遠藤は、遠藤が突き出し。
▽竜電に千代大龍は、竜電が寄り切り。
▽阿武咲に大栄翔は、阿武咲が突き落としで勝ちました。
▽碧山に琴奨菊は、碧山がはたき込み。
▽隠岐の海に嘉風は、腰くだけで隠岐の海が勝ちました。
▽松鳳山に関脇の貴景勝は、貴景勝が押し出し。
▽関脇の玉鷲に正代は、玉鷲が押し出し。
▽小結の妙義龍に大関 高安は高安が押し出しで勝ちました。
▽大関 栃ノ心に錦木は、錦木が上手投げ。
▽大関 豪栄道に北勝富士は、北勝富士が押し出し。
13日に総崩れの大関陣は高安が勝ちましたが、栃ノ心と豪栄道が2連敗です。
▽逸ノ城に稀勢の里は、逸ノ城がはたき込みで勝ちました。初日から2連敗の稀勢の里は相撲人生の土俵際に追い込まれました。
▽小結の御嶽海に横綱 鶴竜は、御嶽海が押し出しで勝ちました。
▽横綱 白鵬に栃煌山は、白鵬が突き落としで勝ちました。
(NHK WEB NEWS 2019年1月14日 19時23分)
ウェブニュースより
哲学者の梅原猛さん死去 日本古代史に大胆な仮説を展開 ―― 独自の理論で日本古代史に大胆な仮説を展開した哲学者で、国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)の初代所長を務めた文化勲章受章者の梅原猛(うめはら・たけし)さんが12日、死去した。93歳だった。
1925年、仙台市生まれ。京都大学哲学科卒業後、立命館大学教授や京都市立芸術大学長などを歴任した。
60年代から日本文化研究に傾倒し、72年に奈良・法隆寺は聖徳太子の怨霊を鎮めるために建てられたとする「隠された十字架―法隆寺論」を出すと、73年には万葉歌人の柿本人麻呂は流刑死したとする「水底(みなそこ)の歌―柿本人麿論」を刊行。通説を覆す独創的な論は「梅原古代学」と呼ばれ、大きな反響を呼んだ。
80年代前半には、日本文化を総合的に研究する中心機関の必要性を訴え、当時の中曽根康弘首相に直談判するなど政府関係者を説得。日文研の創設にこぎ着け、87年に初代所長に就任した。
社会的発言も多く、日本人の死生観をもとに「脳死」の考え方に強く反対したほか、イラク戦争や自衛隊の海外派遣の反対、平和憲法擁護なども訴えた。一方で、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の創作など劇作家としても活動し、多才ぶりを示した。
99年に文化勲章受章。97年から日本ペンクラブ会長を3期6年務めた。2004年には「九条の会」呼びかけ人となり、11年には東日本大震災復興構想会議の特別顧問となった。 (朝日新聞DIGITAL 2019年1月14日01時11分)
市原悦子さん死去、82歳 「家政婦は見た!」主演 ―― テレビドラマ「家政婦は見た!」の主演や「まんが日本昔ばなし」の語りなど、幅広い役柄で親しまれた俳優の市原悦子(いちはら・えつこ=本名塩見悦子〈しおみ・えつこ〉)さんが12日、心不全で死去した。82歳だった。通夜は17日午後6時、葬儀は18日午前11時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で営む。葬儀委員長は所属事務所ワンダー・プロダクションの熊野勝弘社長。
千葉市生まれ。中学で演劇部に入り、県立千葉第一高校(現・千葉高校)でも演劇に取り組んだ。1957年に俳優座へ入り、平幹二朗さんらと共演する。
一躍名を広めた代表作は、83年から2008年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送された「家政婦は見た!」シリーズ。雇われ先で人間関係をのぞき見る好奇心の強い家政婦を演じ、お茶の間に親しまれた。他にも多くの2時間ドラマに出演。とぼけた刑事役やバスガイド役などでも庶民的な魅力を発揮した。
1975年から94年までTBS系で放送された「まんが日本昔ばなし」では、常田(ときた)富士男さんとともに語りを担当。ユニークな語り口で独自の世界観を打ち出した。90年には映画「黒い雨」で、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。96年のNHK大河ドラマ「秀吉」で演じた秀吉の母なか役でも話題に。
2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」ではヒロインの祖母を演じていた。
空襲や疎開を経験。「不自由だった戦争中の小学生時代が今の自分をつくった」と語り、80年代以降は戦争童話の朗読などにも積極的だった。昨年放送のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」では語り役に決まっていたが、体調不良により降板。13日未明放送のNHK「おやすみ日本 眠いいね!」に声で出演予定だったがかなわず、「こんな年になって盲腸になるなんて嫌だわ」と番組にコメントを寄せていた。
俳優座の養成所で同期だった脚本家のジェームス三木さん(83)は「ゆっくりと感情が伝わるようにセリフが話せる抜群の俳優さんだった。哀愁があるのも魅力で、とても残念です」と話す。64年の舞台「ハムレット」で共演した仲代達矢さん(86)は「演劇の役者にとっては、声というものが猛烈に大事。市原さんは、声の質をもってものを言う才能を、先天的に持っていた。天性の、俳優になるべき俳優でした」と語った。 (朝日新聞DIGITAL 2019年1月13日22時29分)
十両・炎鵬「かなりいいスタート」白鵬との稽古で「前に出ることを思い出すことができた」 ―― 初日の十両の土俵が沸き返った。盛り上げたのは炎鵬だ。168センチ、100キロの小兵が、182センチ、187キロと巨体の明瀬山を向こうに回して堂々たる相撲を見せた。立ち合いから相手の懐に入って下から攻め続け、土俵際へ寄った。そこで勝負は決められなかったが、最後は体を開いて下手出し投げで転がした。「かなりいいスタートだと思う」と、うなずいた。
明瀬山にはこれまで3戦全敗しており「小さい相手のさばき方がうまいし、柔らかい」と苦手にしていた相手だった。「前回(の対戦)は逃げ腰だったので、きょうは立ち合いから当たって行こうと思っていた」。前へ出続けたことが会心の白星につながった。
場所前には部屋の先輩の横綱・白鵬(33)に稽古の相手をしてもらったことで、攻め抜く意識を取り戻した。「久しぶりにぶつかり稽古で胸を出してもらって昔を思い出した。最近は横に逃げていた。前に出ることを思い出すことができた」と、しみじみ。あらためて優勝41回の大横綱の存在に感謝した。
取組中にはちょっとしたトラブルもあった。激しい攻防でコンタクトレンズが外れたのだ。今場所から周囲の助言で、1日使い捨て用から2週間用のものに変えたのだという。「取れづらいと聞いて変えたんですが、取れちゃいましたね。1週間くらい使っていたものだけど、もったいないですね」と話して笑わせた。
そんなアクシデントをものともせず新年初勝利。「この一番は自信になる。今年は幕内を目指してやっていく」と先を見据えた。この勢いで白星を並べ、目標を少しでも早くかなえる。 (スポーツ報知 1/14(月) 6:04配信)
大相撲初場所初日 稀勢の里 御嶽海に黒星 ―― 大相撲初場所は13日、東京両国の国技館で初日を迎えました。進退がかかる横綱 稀勢の里は、結びの一番で小結 御嶽海と対戦し、押し出しで敗れました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の照強に大翔丸は、照強が寄り切りで勝ちました。
▽千代の国に大奄美は、千代の国が押し出し。
▽琴恵光に千代翔馬は、琴恵光が寄り切り。
▽豊山に琴勇輝は、豊山が押し出し。
▽新入幕の矢後に明生は、矢後が寄り倒しで勝って幕内で初白星をあげました。
▽輝に勢は、勢が押し出し。
▽佐田の海に阿炎は、佐田の海が押し出し。
▽宝富士に遠藤は、遠藤が突き落とし。
▽魁聖に朝乃山は、魁聖が寄り切り。
▽竜電に大栄翔は、大栄翔が突き出しで勝ちました。
▽千代大龍に阿武咲は、阿武咲が押し出し。
▽碧山に嘉風は、碧山が押し出し。
▽琴奨菊に隠岐の海は、琴奨菊が寄り切り。
▽松鳳山に関脇の玉鷲は、玉鷲が突き落とし。
▽新関脇 貴景勝に正代は、貴景勝が突き出しで勝ちました。
▽北勝富士に大関 栃ノ心は北勝富士が押し出し。
▽錦木に大関 豪栄道は、錦木が上手投げ。
▽大関 高安に逸ノ城は、逸ノ城が突き出し。初日の13日は、3人の大関がすべて敗れました。
▽先場所、右足首付近のけがで休場した横綱 鶴竜に栃煌山は、鶴竜が突き出しで勝ちました。
▽小結の妙義龍に先場所、右ひざなどの手術の影響で休場した横綱 白鵬は、白鵬がはたき込みで勝ちました。
▽横綱 稀勢の里に小結の御嶽海は、御嶽海が押し出しで勝ちました。
進 退がかかる稀勢の里は、14日逸ノ城と対戦、立て直せるか注目が集まります。
稀勢の里 言葉少なに
横綱 稀勢の里は、報道陣の「あすから修正しますか」という問いに対し、「はい」と答え、「ここからですか」という質問に対しては、「そうだね」と悔しそうに話していました。そのほかの質問に対しては、すべて無言でした。
八角理事長「あしただ」
日本相撲協会の八角理事長は、取組前、休場明けの3人の横綱について、「初日、特に休場明けというのは難しいものだ」と話しました。
そのうえで、稀勢の里の取組については「攻めてはいるけど、御嶽海に下から押っつけられている。あしただ。あしたのことしか、考えることはないだろう」と話していました。
横綱審議委員会 北村委員長「全うできるか不安」
初日の取組を見た横綱審議委員会の北村正任委員長は、敗れた稀勢の里について、「これだけみんなが期待しているので残念だ。もう少し落ち着いて相撲を取れたらいいのにという気がする。まだ初日で、これからあるが、場所を全うできるか不安だ」と感想を話しました。
そして、「みんなが応援しているので、頑張ってもらいたい。本人がいちばんわかっていると思う」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2019年1月13日 19時04分)
ウェブニュースより
五輪招致疑惑でIOCが調査着手 倫理委開催 ―― 【バルディフィエメ(イタリア)=共同】国際オリンピック委員会(IOC)は11日、2020年東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑でフランス捜査当局が日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長に対する捜査を開始したことを受け、調査に着手した。
IOCは、この日の倫理委員会の開催を明らかにしたが、協議内容などの詳細は公表していない。
東京の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に支払った報酬の一部が当時、IOC委員だったラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)の息子のパパマッサタ・ディアク氏に渡った疑いが持たれている。
IOCはバッハ会長がセネガルの大統領に協力依頼の文書を送っていたことを明らかにし「フランス当局と緊密に連携を取り、状況を注視する」との姿勢を示した。竹田会長に関しては現状で「推定無罪」の立場とした。
竹田会長は招致委の理事長だった。IOC委員で、マーケティング委員長も務めている。不正疑惑について否定しつつ、「疑念を払拭するために、調査に協力する」としている。疑惑に関して、JOCの調査チームは、コンサル契約について「違法性はない」としている。
東京都の小池百合子知事は11日夜、疑惑が報じられたことについて「大変驚き、困惑している。今後情報収集をしていきたい」と話した。 (日本経済新聞 2019/1/12 11:56)
新春に誓う=大相撲初場所注目力士 ――大相撲初場所は13日に東京・両国国技館で初日を迎える。先場所で初優勝して新関脇となった貴景勝は、大関を視野に入れて臨む。4場所ぶりに負け越した御嶽海は大関昇進へ仕切り直しの場所。高安はあと一歩で賜杯を逃した悔しさを胸に刻み土俵に挑む。
◇貴景勝「ここからが勝負」=大関見据えて気合
昨年九州場所で初優勝した喜びはもう過去のものとして、頭の片隅に追いやった。新関脇となった貴景勝は視線を大関昇進に向けている。「ここからが本当の勝負。なかなか巡ってこないチャンスなので、物にしたい」と気合を入れる。
飛躍の原動力となったのは得意の突き押しに徹したことだった。175センチと上背はない中で、「小兵が技で倒す相撲もあるが、自分は大きい人を根こそぎパワーで倒したい」。そう理想を掲げ、体を大きくする努力も重ねてきた。
稽古では前に出るだけでなく、巧みにいなすことも試している。「押し切れない展開もある。底上げができるようにしたい」。先場所とは違って3横綱がそろう可能性がある初場所では、理想だけではなく、取り口の幅を広げる必要性があることも分かっている。
7日にあった横綱審議委員による稽古総見では、横綱白鵬と5番取って全敗だった。突き押しを貫いて力負けしたが、「勝ったときに考えることはない。負けたときにこそ学びがある」。22歳の新鋭にとっては収穫の多い稽古になった。
今場所後に大関昇進を果たすには、目安となる11勝という星勘定だけではなく内容も問われる。「プレッシャーは感じていない。力を出し切るのみ」。迷いなく、新年の土俵に全てをぶつける。
◇御嶽海、心鍛えて再出発=貴景勝も刺激に
関脇で臨んだ名古屋場所で初優勝を遂げながら、大関昇進は果たせなかった2018年。御嶽海は「充実していたが、正直悔しかった」と振り返る。三役在位は昭和以降で5番目に長い12場所連続となるなど、実力は十分。雪辱を期して挑む。
尻すぼみになっていた中、九州場所で貴景勝が初めて賜杯を抱き、自身と入れ替わるように大関に一歩近づいた。四つ下の22歳に大いに刺激を受け、「張り合いがある」と闘志に火が付いた。
大関昇進で先を越されたくないという思いは当然ある。それでも「がつがついかず落ち着いていきたい。しっかり気持ちをつくって、地に足を着けていきたい」と己に言い聞かせるように話す。
こう強調するのは、昨年の苦い経験があるから。連敗が続いたり、取りこぼしたりすると、「動揺して気持ちが焦った」。15日間通して心を乱さないことが大事だと痛感させられた。
3日には出羽海一門連合稽古で豪栄道と栃ノ心の2大関に、7日の横綱審議委員による稽古総見では白鵬に胸を借りて精力的に調整を進めている。
「もう一回気持ちを入れ直して、自分を見失わずにやりたい。今年は良い年にしたい」。相撲のセンスは誰もが認めるところ。心を鍛えて再出発する決意を込めて語った。
◇高安、今年こそ賜杯を=昨年は3場所優勝次点
今年こそ賜杯を手に。高安が昨年の悔しさを胸に初場所へ臨む。平成生まれ初の新十両、新入幕、新三役と順調に出世してきた28歳は平成最後の年へ決意を込めて、「初場所は優勝を目指したい」ときっぱり言い切った。
年末から年始にかけては兄弟子の稀勢の里と気合のこもった稽古を重ねた。何度もはね返されたが、時に大声を上げながら懸命に食らいついた。持ち前の馬力に磨きをかけ、「立ち合いはしっかり当たれている。感触は良い。横綱とやれるのが僕にとって良い経験」と充実の口ぶり。稀勢の里が「圧力がすごくて痛い」と認める。
7日の横綱審議委員による稽古総見では鶴竜、豪栄道と意欲的に稽古。「前に出る姿勢を意識した。本場所でそれが出ればいい」と先を見据えた調整ができている。
昨年は3場所で優勝次点。九州場所は千秋楽の結びで敗れ、貴景勝に優勝をさらわれた。屈辱の経験を冷静に振り返り、「調整不足、稽古不足。体がつくれていなかった」。だからこそ初場所へ向けては一切、妥協しない。
昨年は御嶽海、貴景勝が賜杯を抱き、初優勝は先を越された。「下からはい上がってくる若いお相撲さんは刺激をくれる。自分も負けてたまるかという気持ちでいたい」。プライドも力に変え、横綱・大関陣でただ一人優勝経験がない現状打破を狙う。 (JIJI.COM 2019/01/10-07:16)
詩人のサトーハチローや小説家・佐藤愛子の父親である佐藤紅緑は、少年小説の第一人者であるとともに、子規の門人でした。
紅緑は明治26(1893)年、弘前中学校を中退して、郷土の先輩で遠縁にあたる陸掲南を頼って上京し、羯南の書生となって国学院に通いました。しかし、国学院で古典の勉強を始めますが、なかなか理解できず、誰か親切に教えてくれる人はないだろうかと、羯南に相談すると、子規を紹介されました。
この向いに正岡という社(日本新聞社)に勤めている人がある、それは幸いだと喜んで見たが、さてその正岡という人は奥州の方を旅行中でいつ帰るかわからぬというのでそのままになってしまった。しかし肺病で血を吐いて自ら子規と号したこと、書はなかなか上手に書けること、社の方では何をさしても立派に書くことなどわかった。それから秋の夕暮の頃である、書生部屋に灯を付けようと思っていたら、玄関に案内を乞うものがある。薄暗い中に立っていたのは肩の幅が広く四角で、丈は余り高くない、顔は白く平ったい方の人間である。余の案内も待たずのこのこ中に這入ろうとしている。この家に来る客の中で案内なしに這入るのは、青崖氏たった一人であるのに、今またこんな変挺な人が一人殖えたと驚いて、名前を聞いたら、正岡ですとハッキリ答えた。丁度向いの住人余が教を乞うべき人とは急に気が付かなかった。(佐藤紅緑 子規翁)
翌年、紅緑は5月に日本新聞社に入社して子規と机を並べることになり、俳句にも親しむようになります。紅緑は、たちまちのうちに頭角を現しますが、明治28年(1895)夏には脚気のため帰郷。「東奥日報社」の記者となりますが、翌年には仙台の「東北日報社」に入社し、明治30(1897)年には同志と仙台で「河北新報」を創刊し、5月に24歳の紅緑は「河北新報社」の社長の義妹である19歳の鈴木はると結婚しました。
その時に、子規から妻の名前を詠み込んだ「婿となり嫁となるはるのちぎりかな」という、ふたりの結婚を祝う句をもらい、婦人家庭欄の初代主筆となっています。
しかし、紅緑の腰は落ち着きません。明治31(1898)年1月には大隈重信の推薦で「富山日報社」に入社し、やがて主筆となりました。
大隈重信の進歩党に入党していた紅緑は、明治31年に青年急進党を組織するという噂を聞いた子規は、1月には4月8日、紅緑に手紙を送ります。「体の健康な人は十分考えて一時の軽挙にいでぬように願いおり候。きょうも貴兄の御地方に評判よしということを聞てうれしくもあるからに何やら例の杷憂も起り候まま下らぬくり言申上候」と忠告し、「われ病んてさくらにおもふこと多し」という句を送りました。
紅緑は、この手紙がよほど肝に答えたのか、「この手紙は余がバイブルである、御経である、論語である座右の銘である、余が欠点、病処を救うの道を教えたのは実にこの書である」と『子規翁』に書いています。
この年の初秋、紅緑は肺炎に罹りました。子規は「心を静かにせよ」とだけの手紙を送り、次便で、「肺炎は死ぬ病には無之候。小生の知き結核性のものにしても死ぬことには無之候。ただ屢々喀血すれば身体の衰弱を来す故かなり風邪を引かぬように用心致し候。貴兄もその辺御注意可被成。肺炎などはわけのなき病にて候えば、焦らずに御静養可然候」と、紅緑を励ましています。
明治32(1899)年12月25日、子規は紅緑が弘前で「陸羽新報」を創刊すると聞き、「雑煮くふて第一号をいはいけり」の句を贈っています。
しかし「陸羽新報」には1ヶ月いただけで、明治33(1900)年2月、紅緑は上京して「報知新聞社」に入社。記者活動とともに俳人として活躍します。明治38(1905)年には記者をやめて、自然主義小説を書き始め、劇作家、小説家としてようやく大成しますが、子規に受けた思義は生涯忘れることはありませんでした。
紅緑の『子規翁』に書かれた子規の言葉を紹介します。
人と交わるに長所のみを知って欠点を知らなければ永久の交わりはできぬ。また交わる方面を別に定めておかねばならぬ。政治家で俳句をやるものがあれば、その俳句の方面で交わり、政治の方は問わんでよろしい。実業家、商人、何でもそうである。故に世間的のこと、すなわち我が交わる処の俳句の方面において義を欠いた処がなければ他の実業や政治においてどんな失策があろうとも、そは別にしなければならぬ。(佐藤紅緑 子規翁)
「ああそうだ。瓢亭に薬を造ってもらうのだね、それを飲めば死んでしまうのだとして、もう苦しくてたまらんから死のうと思た時にそれを飲むことに決めて置くのだ。なかなか飲まんだろうと思う。本当に死ぬんだと思えば決して飲まれるものではない」。暫く話は途切れたが「劇薬のつもりで、瓢亭は何か笑い薬か踊り薬というようなものを入れておいたら山ができるね。いよいよこの一服で死ぬるのだというので家族のものやら君らが枕元に並んでおるさ。水を打たるごとくになっておるさ。そこで僕が飲む。自分でもう死んでしまったつもりになっておるさ。そうすると薬が利きだして、急に笑い出す、踊り出す、ステテコか何かで踊ったら滑稽だろうじゃないか」翁の話は大抵このように悲しい話でも、御しまいには滑稽に帰着してしまうのである。(佐藤紅緑 子規翁)
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |