瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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秋の七草に関する難読漢字の問題です。
 山上憶良が詠んだ以下の2首の歌がその由来とされています(2首目は旋頭歌)。
   秋の野に 咲きたる花を 指折り
    かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
                       (万葉集・巻八
1537
   1 萩の花 2 尾花 3 葛) 4 撫子の花
     5 女郎花 また 6 藤袴 7 朝貌の花
                       (万葉集・巻八 1538
 「朝貌の花」が何を指すかについては、朝顔、木槿(むくげ)、桔梗、昼顔など諸説ありますが、桔梗とする説が最も有力です。

1 萩      →仙台銘菓「萩の月」は名菓
2 尾花     →薄のことです。
3 葛      →む~んらいっ
4 撫子     →大和撫子
5 女郎花    →チメグサや敗醤ともいいます。
6 藤袴     →こちらは準絶滅危惧だそうな
7 朝貌     →秋の七草のひとつ。絶滅危惧種だそうな

ウェブニュースより
 藤井聡太五冠、叡王を初防衛 出口若武六段に3連勝 通算タイトル獲得数が歴代9位に ―― 投了の直後、挑戦者は脇息にもたれ込んで頭を抱えた。24日、千葉県柏市で指された第7期叡王戦5番勝負の第3局。終盤まで藤井聡太叡王(19)=五冠=が劣勢とみられていたが、出口若武六段(27)が最後の最後で勝ちを逃し、急転直下の決着となった。藤井叡王は負けなしの3連勝で、前期獲得した叡王を初防衛。また、タイトル戦の対局での連勝記録を「13」に伸ばし、歴代2位タイとなった。

記者会見では貫録も、謙虚さも
 
「タイトル戦に出る上で防衛か挑戦かにそれほど大きな違いはない。大舞台で続けて対局できることをモチベーションにしてやっていきたい」。防衛後の記者会見では貫禄も漂わせた。これでタイトル獲得数は通算8期。全棋士中9位の数字で、故木村義雄14世名人や加藤一二三・九段(82)といった大棋士と肩を並べた。「当時とはタイトルの数も全く違うので、並んだという気持ちは全くありません」と、いつも通りの謙虚さも忘れなかった。
叡王戦はタイトル戦に昇格して5期目だが、これまで防衛した棋士はいなかった。持ち時間はチェスクロック使用の各4時間で、八つあるタイトル戦で最も短く、番狂わせが起こりやすい。また、藤井叡王は2月に王将を奪取した後、叡王戦の開幕までの2カ月半で公式戦が1局のみと対局が非常に少なく、実戦勘を取り戻せるかも懸念された。
 しかしふたを開けてみると、藤井叡王は盤石の横綱相撲で、タイトル戦初登場の挑戦者に1勝も許さなかった。対局の少なかった期間についても「いつもと同じように取り組み、まとまった時間で序盤の定跡を見直していた」と隙がない。
https://www.youtube.com/watch?v=Y1Jb3rGoO08
涙のんだ出口六段「また頑張りたい」
 
一方の出口六段は藤井叡王より7年年長ながら、プロ入りは2年半遅い。プロ入り前の奨励会時代に新人王戦の決勝3番勝負に進出し、藤井叡王に敗れているが、プロ入り後の大舞台は今回が初めて。これまで渡辺明名人(38)や豊島将之九段(32)らトップ棋士とタイトル戦でしのぎを削ってきた藤井叡王との番勝負は、棋力とともに経験の差が浮き彫りとなった。

 第1局は終盤の競り合いに持ち込む前に差をつけられた。千日手となった第2局の指し直し局は序盤で作戦負けになり、そのまま押し切られた。「事前に想定した形だったのに思い出せなくなって、悪い変化にしてしまった」と後日振り返っている。それだけに第3局、「ペースを握れた」という中終盤から、秒読みに追われる中、最後の最後で着地に失敗したのは痛恨だった。
 終局直後、大盤解説会場に移動し、ファンの前に立った出口六段は思いがあふれた。「最後は勝ちがあったような気がしたので、ここで終わってしまうのは悔しい。また頑張りたい」と言うと言葉に詰まり、思わず目頭を押さえた。その様子を映像で見ていた解説者の木村一基九段(48)は「1回勝ちたかったという思いと、シリーズ全体への思い入れが出たのかな」とフォローした。自身も過去に何度となく悔しい涙を流してきた木村九段だけに、敗者の心情は痛いほど分かるのだろう。出口六段もまた、この悔しさをばねにはい上がる日が来るはずだ。
タイトル戦13連勝…死角なし
 
藤井叡王は昨年8月、お~いお茶杯王位戦(東京新聞主催)の第5局に勝って以降、タイトル戦で1度も負けていない。竜王戦と王将戦は4連勝、叡王戦では3連勝と圧倒している。13連勝は、1995~96年に羽生善治九段(51)が当時の全七冠を制覇した際の記録に並んだ。歴代1位は故大山康晴十五世名人が61~62年に達成した17連勝となっている。
 6月からは棋聖戦、王位戦と防衛戦が続く藤井叡王は、偉大な記録に迫れるか。「最近は番勝負に星が集まっている。タイトル戦で結果が出せているのはうれしいが、それ以外の対局も含め内容を向上させなければ」と、さらなる飛躍を誓う姿に、死角は見当たらない。    (東京新聞 2022524 2139分)

 喪失領土の4分の1奪還 侵攻3カ月、ウクライナ反撃 支配地域、ロシア要塞化――ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始から24日で3カ月となる。早期の首都制圧とゼレンスキー政権打倒のもくろみが外れたロシア軍は東部や南部での支配地域拡大を狙う。米欧の支援を受けるウクライナ軍は一部で反転攻勢に転じており、いったんはロシア側に占領された領土の4分の1を奪還した。

 ロシアのプーチン政権は2月24日、ウクライナの北、東、南の3方向から攻め込んだ。米シンクタンクの戦争研究所が公開するリポートをもとに日本経済新聞が分析したところ、ロシア軍がウクライナ国土を支配・侵攻した割合が最も高かったのは3月30日前後で全土の約28%(約17万平方キロメートル、侵攻前から実効支配されていたクリミア半島やウクライナ東部の一部地域を含む)だった。
 ロシア軍は一時は首都キーウ(キエフ)に迫ったが、激しい抵抗に直面、4月上旬までに首都周辺から撤退した。ロシア軍は東部ドンバス地方(ルガンスク州とドネツク州)に戦力を集中させ、5月20日には南東部マリウポリの完全制圧も発表した。南部の港湾都市オデッサの攻略も狙う。
 一方のウクライナ軍には、米欧供与の兵器が前線配備され効果的な戦闘が可能になっている。北東部ハリコフなどで占領されていた集落奪還の動きもみられ、直近のロシア軍支配地域は20%強に縮小。3月末時点と比べロシア軍の占領地域の4分の1を取り戻した。
 英国防省は23日、侵攻最初の3カ月間で「ソ連の9年間に及ぶアフガニスタンでの戦争に匹敵する死者を出しているようだ」との分析を公表した。197080年代の同戦争では15000人の戦死者が出たとされる。
 ルガンスク州の知事は22日、同州のセベロドネツクに4方向から侵入を図ったロシア軍を撃退したと表明した。戦争研究所は「ロシア軍の東部での22日の前進はごく限られた」と指摘した。

 ウクライナ最高会議(議会)は22日、侵攻後に敷いた戒厳令について、3カ月延長すると決めた。ゼレンスキー大統領はロシア軍を侵攻以前の地点にまで押し戻せば「勝利となる」との見方を示しており、同国は長期戦を覚悟している。
 米国では21日、長期化をにらみウクライナ向けの軍事・人道支援を目的とした約400億ドル(約5兆1000億円)の予算法が成立した。オースティン国防長官は23日、40カ国以上を集めたオンライン会合を開く。
 米紙ワシントン・ポストによると、新たな支援に地対空ミサイル「パトリオット」が含まれる可能性がある。高機動ロケット砲システム「ハイマース」も供与候補に浮上している。
 専門家の間では現在のロシアの戦力配置のままではウクライナの防衛線を突破するのは難しいとの見方が広まる。ウクライナ軍は東部イジュームやオデッサ沖合のスネーク島でも奪還に向けた攻勢を強めている。ロシアの劣勢が濃厚になれば核兵器の使用リスクが高まるとの懸念も拭えない。
 ロシア軍は支配地域を死守する構えだ。ウクライナのレズニコフ国防相は「ロシア軍が(南部の)ヘルソン州やザポロジエ州で要塞化作業を始めている」と指摘している。ロシア軍は支配地域で通貨ルーブルの使用などの「ロシア化」による実効支配の強化を急いでいる。    【日本經濟新聞 2022524 2:00

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