瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
朝未(ま)だきの言問橋を渡る。2月末からこちら梅・桜・桃とバラ科系の花の開花期である。橋の袂には赤と白のハナモモが咲き競っているようだ。橋の上からの朝焼けの光景もカメラに収めてみる。
言問通りをそのまま東に進むと左手に常泉寺、右手に本行寺とどちらも日蓮正宗の寺がある。いやはや、今時はお寺様もマンション紛(まが)いの建物となり、これがお寺かと思わせる。常泉寺はともかく、本行寺などは門も無ければ、寺名をあらわす額すらない。東京では近年このような寺が多くなった。まあ、今は神社にしてもビルの中に引っ込んだものもあるのだから、致し方あるまい。
言問通りをそのまま進み、左手に東京スカイツリーの工事現場を見ながら東武橋を渡る。浅草通りを横切りそのまま春日通まで進む。春日通りを西進し、三つ目通りから通りに沿って南方向に進み、北斎通りに出る。
この北斎通りは両国から錦糸町まで続くが、かつて江戸時代には南割り下水と呼ばれ、葛飾北斎が生れた地とされている。通りの両側には街灯が立ち並び、その下には街歩き「北斎ギャラリー」が展開される。街路灯やトイレには、北斎の作品の複製をラミネート加工して、シールにしたものが貼り付けてある。全部で103作品あるという。街路灯のシールは縦型と横型があり、縦型は縦約43cm・横約27cm、横型は縦約33㎝、横約38㎝。途中に野見宿禰神社があるが、今は改装中らしく、本殿は青シートで覆われていた。
江戸東京博物館に出ると、脇にある遊歩道を通って、親水テラスに出た。おやおや、吾妻橋以南には両岸とも桜は見られないが、川面は散り始めた桜の花びらで覆われている。上流の隅田公園の桜の花びらが流れに沿って流れてきたのであろう。久し振りに親水テラスを吾妻橋までぶらりぶらり。吾妻橋を渡り、隅田公園を通って、帰宅した。
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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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