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藻(も)を詠める歌11
巻9-1685:川の瀬のたぎつを見れば玉藻かも散り乱れたる川の常かも

※間人宿祢(はしひとのすくね、生没年未詳)
 伝未詳。文武朝頃の人でしょうか。間人宿禰は、天皇と臣下、または異国人との間をとりつぐ職掌をもったかとされる伴造氏族です。天武十三年、連より宿禰に改姓されました。
巻9-1726:難波潟潮干に出でて玉藻刈る海人娘子ども汝が名告らさね

※丹比真人(たぢひのまひと)について
 飛鳥時代から奈良時代に活躍した一族で「宣化天皇(28)」の末裔といわれています。丹比連が神の末裔に対し、丹比真人は天皇の末裔になります。
 丹比真人の「真人(まひと)」は天武天皇が定めた八色の姓(やくさのかばね)の一つ。その中でも「真人」は最高位の姓であり、主に皇族に授けられました。
 丹比真人の中でも、丹比真人嶋(たじひしま)は、優れた人物として知られています。丹比真人嶋は、文武天皇の治世において、臣下の最高位である左大臣まで登りつめました。
 以後も丹比真人は、高位に就く人物を輩出しますが、政変に敗れて衰退。平安時代以降は姿を見せなくなります。
101930:梓弓引津の辺なるなのりその花咲くまでに逢はぬ君かも

101931: 川の上のいつ藻の花のいつもいつも来ませ我が背子時じけめやも

 


ウェブニュースより
 五輪開催「コロナ乗り越えたと発信したい」 菅首相、初の党首討論 具体性欠く「安全・安心」 ―― 菅義偉首相と野党4党首による党首討論が9日、開かれた。首相は、新型コロナウイルスの感染リスクが高まるのに東京五輪・パラリンピックを開催する理由を問われたが直接答えなかった。「安全、安心な大会」の定義も明確に示さず、感染拡大を防ぐ備えについても具体的に説明しなかった。

 党首討論は2019年6月以来2年ぶりで、菅政権では初めて。
 共産党の志位和夫委員長は、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が五輪開催に伴う感染拡大リスクを「ゼロにできない」と指摘したことに触れ、それでも開催しなければならない理由を2回にわたって追及。首相は「尾身氏の意見も参考に感染対策の詰めを行う」「国民の命と安全を守れなければ(大会を)やらないのは当然」との従来の見解を示すにとどめた。
 五輪開催の意義に関し、立憲民主党の枝野幸男代表への答弁では「子どもや若者に希望や勇気を伝えたい」「東日本大震災から復興した姿を見てほしい」「世界が団結して新型コロナを乗り越えたことも発信したい」と説明した。
 枝野氏は、国民の生命と健康を守ることが五輪開催の前提条件とした首相の発言について「大会参加者による直接的な感染拡大だけでなく、開催を契機に国内で感染が広がる事態も含む意味か」とただした。
 首相はこれについても直接の答弁を避けた。入国する関係者の絞り込み、行動管理の徹底などの対策を説明し、国際オリンピック委員会(IOC)などとの協議を通じて「国内基準に合った方向性を6月中に決める中で、十分配慮される」とだけ語った。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、追加経済対策の策定を求めたが、首相は否定した。玉木氏はコロナの水際対策として、ワクチンパスポートの導入も提案したが、首相は検討中と述べた。
 日本維新の会の片山虎之助共同代表は21年度補正予算編成の必要性を指摘したが、首相は「状況を見て判断する」と語った。   (東京新聞 202169 2147分)

 ワクチン大規模接種センター予約枠“ガラガラ” 8割埋まらず ――  あれほど殺到していたのに、どうして激減してしまったのか。
 65歳以上の高齢者のために自衛隊が設置したワクチン大規模接種センターへの“予約枠”が、ガラ空き状態となっている。8日、岸防衛相が、予約枠全体の8割が埋まっていないと明らかにした。
 「東京センターにおいては、合計14万人の予約枠に対して現在125000人、大阪については、7万人の予約枠に対して5万7000人の予約枠が残っています」
 今回、自衛隊が受け付けたのは、6月1427日の2週間分。28日からは、2回目の接種がスタートする。

■高齢者のニーズ完全に見誤った
 しかし、われ先にとワクチン接種に走っていたはずなのに、8割も空きがあるとは驚きだ。いったい、どういうことなのか。どうやら、高齢者のニーズとズレがあったようだ。ネット上にも“当然だ”の声が飛んでいる。
 <そりゃ、そうだよ。だって高齢者のニーズと合ってないもん。なんでわざわざ難しい予約して、電車に乗って行かなきゃいけないの? 暑い日や雨の日なんて出掛けたくないでしょう?><高齢者がLINE使って予約すると思う??議員が自分でやってみなよ。できるのか? 都内までわざわざ出かける元気な高齢者は近くで接種できるようになるまで待つでしょう>
 「かかりつけ医の方が安心」という高齢者も多く、予約がスタートした当初、何時間、電話をかけてもつながらず、疲れ切ってしまい、急いで接種するのを諦めてしまったという高齢者もいるようだ。
 菅首相の思いつきで設置された大規模接種センターだが、このまま予約が埋まらなかったら、とんでもない無駄になってしまう。「若者も打てるようにすればいい」との声もあるが、もともと3カ月限定のうえ、28日からは2回目の接種がスタートするため、転用もそう簡単ではないという。
 「この数カ月、コロナに感染しないように、多くの高齢者は電車に乗ることも避けているはずです。なのに、感染リスクの高い都心のど真ん中までわざわざ電車に乗って行こうとは思わないはずです。それに、菅首相は、ワクチンを打て、打てと、せっついているように見えますが、高齢者だって副反応を恐れています。誰よりも一刻も早く打ちたいと思っているのは、3割程度なのではないか。逆に副反応を恐れている人も1割、2割いておかしくない。菅首相は、高齢者の思いを見誤っていますよ」
 この調子では、ワクチン接種1日1万回は、まだまだ先だ。  (日刊ゲンダイ 公開日:2021/06/09 14:00 更新日:2021/06/09 15:06


 


 

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