真弓を詠んだ歌6
巻12-3092:白真弓斐太の細江の菅鳥の妹に恋ふれか寐を寝かねつる
巻14-3437:陸奥の安達太良真弓はじき置きて反らしめきなば弦はかめかも
◎安達太良山(あだたらやま)
標高1700mの安達太良山は、万葉集に詠われた日本最北の山です。磐梯朝日国立公園の南端に位置する安達太良連峰は、南から北へと和尚山、安達太良山、船明神山、鉄山、箕輪山、鬼面山と9kmにわたります。鉄山と船明神山に囲まれた「沼ノ平」は明治33(1900)年の大爆発によってできた直径500mの噴火口で、荒々しい山肌がそそり立ち、月世界を思わせるような不気味な様相を呈しています。
ウェブニュースより
池江璃花子に五輪辞退求める声「私は何も変えられない」SNSで思い吐露 ―― 競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が7日、自身のSNSを更新した。さまざまな意見がある東京五輪について、池江のSNSに代表の辞退を求めるようなダイレクトメッセージが届いていることについて触れた。
「いつも応援ありがとうございます。インスタグラムのダイレクトメッセージ、ツイッターのリプライに『辞退してほしい』『反対に声を上げてほしい』などのコメントが寄せられていることを知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然のことだと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことを受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています」とコメントを掲載した。
池江は、19年2月に白血病に見舞われた。体重が15キロ落ちて、抗がん剤の治療で髪の毛も抜けた。そこから大好きなプールで再び泳ぐことを目標にして、闘病生活に耐えてきた。同12月の退院時は「パリ五輪でのメダル獲得」を目標として、復帰の道を歩んできた。
東京五輪は、あくまで大目標であるパリ五輪の途上にある、という位置付けだった。4月の日本選手権でリレー代表に内定したが、その際も涙を流して、驚きを口にしている。大好きな水泳を心の支えとして、結果的に東京五輪の切符を手にした形だ。
その努力は「第2の水泳人生」を歩き始めた池江が「昨日の自分よりも速く泳ぎたい」「自己記録を更新したい」という競技の純粋な喜びを求めて、自身の体調と向き合いながら、ベストを尽くしてきた結果だ。
東京五輪が開催されるかどうかは、1人の選手が決められることではない。
池江は、SNSでこう続けた。「1年延期されたオリンピックは私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。持病を持っている私も、開催されなくても、今、目の前にある重症化リスクに日々、不安な生活を送っています。私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべきことを全うして、応援していただいている方たちの期待に応えたい一心で、日々の練習をしています。オリンピックについても良いメッセージもあれば、正直、今日も非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです」と心境を吐露した。
東京五輪が決まった13年9月、池江は中学1年生だった。自分が東京五輪に出るかどうか、ましてや白血病による闘病生活、五輪1年延期など想像できるはずもない。ただ競技に全力を尽くしてきた先に、ちょうど大学生で迎える自国開催の五輪があったに過ぎない。そんな1人のスイマーに、自分の主張に賛同するように求める、無理を強いる権利は誰にもないはずだ。
池江は、最後に「長くなってしまいましたが、私に限らず、頑張っている選手をどんな状況になってもあたたかく見守ってほしいなと思います」と締めくくった。 [日刊スポーツ 2021年5月7日21時42分]
“ぼったくり男爵”バッハ氏来日で組織委警戒の帰れコール! ―― 国民世論の約7割が反対しているにもかかわらず、「コロナに打ち勝った証し」と称して五輪開催に突き進む菅政権や東京五輪組織委員会。そんな中、もはや、主催者に直接、中止を訴えるしかないと考えるのも無理はないだろう。IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が17日に来日するのに向け、国内では五輪中止を訴える声がネット上で広がり始めている。
「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」
元日弁連会長の宇都宮健児弁護士は5日から、オンラインサイト「Change.org」で五輪中止を求める署名運動を始めた。わずか1日(24時間)で、5万6312筆もの署名が集まるなど反響は上々。署名は菅首相や丸川五輪相などのほか、バッハ会長にも提出される予定という。
バッハ会長は17日に来日し、広島市で聖火リレー関連の式典に出席した後、翌18日には東京都内で菅首相や組織委員会の橋本会長、小池都知事との会談が予定されている。
オンラインの署名活動はこの来日に合わせた運動ともみられ、ネット上では、ほかに<来日するバッハ会長に『帰れコールを浴びせよう』!>などと呼び掛ける声もみられる。
追い風になっているのは海外メディアの報道だ。米ワシントン・ポスト(電子版)は5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中止するよう促す記事を掲載。新型コロナ禍にもかかわらず開催を強要しているバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、「開催国を食い物にする悪癖がある」など非難した。NYタイムズ紙やサンフランシスコ・クロニクル紙なども東京五輪について「最悪のタイミング」「開催されるべきではない」と報じている。
「国内の大手メディアは東京五輪スポンサーのため、大々的に中止を訴えることができない。だから、各社とも海外メディアの記事を引用する形で、やんわりと政府や組織委の姿勢を批判しているわけですが、そんな腰砕け状態の報道に国民の不満は募るばかり。もう大手メディアはアテにできないと考え、中止の署名運動などが始まったのでしょう。組織委関係者は来日したバッハ会長に対して『帰れコール』の大合唱や怒声が飛ぶのを警戒しています」(スポーツ紙記者)
「ぼったくり男爵」もいい加減、新型コロナ禍の日本の現実に気付く時ではないか。 【日刊ゲンダイ 公開日:2021/05/07 06:00 更新日:2021/05/07 11:15】
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