一昨日5月24日(火)は三井記念病院の定期検診に行きました。前回の検診(6週間前の4月12日)から、担当医が変わり、森医師に替わりました。
ここのところ、夜中に食べたものが逆流するようで、酸っぱいげっぷが出たりで気持ち悪いことがあります。それに臍の上の部分が膨らんでいる(前から気づいていたのですが、痛みもなく自覚症状らしきものもなかったので、医師に告げるのを忘れていました)ことも相談してみました。
手術後の癒着で食べ物の通りが悪くなっている、また、臍の上の突起は腹壁ヘルニアだということで、しばらく様子を見ようということでした。
インターネットで、術後癒着と腹壁ヘルニアについて調べてみました。
【腸管癒着症(ちょうかんゆちゃくしょう) Adhesion of the Intestine】
腸管と腸管、あるいは腸管と腹膜(ふくまく)や大網(たいもう)が癒着したために通過障害がおこり、それによって腹痛などの自覚症状がみられるものです。
腸管の癒着は、腸管のいちばん外側をおおっている漿膜(しょうまく)が外傷や炎症などで傷つけられ、その傷が治癒(ちゆ)する過程でおこります。開腹手術後は、多少とも癒着がみられるのがふつうです。
●どんな手術の後におこりやすいか
あらゆる腹部手術の後におこるといえますが、なかでも多いのは虫垂炎(ちゅうすいえん)や胃・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)の手術、婦人科手術など、悪性腫瘍(あくせいしゅよう)の手術よりも良性の手術の後に多くみられます。
心配のないものが多いのですが、癒着で腸管が引っ張られたり、屈曲したりすると種々の障害がおこります。また、腸管癒着症には精神的な要素も関与していて、癒着の程度と症状とは必ずしも一致せず、ほとんど癒着がないのに強い症状を訴える人もいます。
[症状]
おもな症状は腹痛で、ほかに悪心(おしん)、食欲不振、腹部膨満感、腹部不快感などの不定愁訴(ふていしゅうそ)がみられます。さらに、不眠、不安感、全身の倦怠感(けんたいかん)などの神経的症状がみられることもあります。
受診先は消化器外科ですが、診察は心療内科といっしょに行なうこともあります。
胃手術後障害と思われる症状の1つに、逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)があります。
噴門(ふんもん)(食道に続く胃の入り口)には、胃の内容物を食道のほうに逆流させないはたらきが備わっています。胃の手術、とくに全摘手術を受けると、この噴門のはたらきが失われ、胃液や十二指腸液が逆流してきて、食道にただれや潰瘍(かいよう)が発生します。
●症状
胸やけ、胸骨(きょうこつ)(胸の中央に縦に長く触れる骨)の裏がしみる感じや痛みなどを、術後4~5か月から感じるようになります。
食道潰瘍(しょくどうかいよう)、ときには食道狭窄(しょくどうきょうさく)にまで進展し、飲食物を飲み込めなくなることもあります。
●治療
逆流がおこりやすくなるので、食後、すぐにからだを横たえないようにします。
夜、寝るときは、枕(まくら)を少し高くすると、逆流を防止できます。
胃液の分泌を抑えるH2受容体拮抗薬(じゅようたいきっこうやく)、たんぱく質を分解する消化酵素のはたらきを抑えるたんぱく分解酵素阻害薬、胸やけなどの症状を和らげるシサプリド剤などを内服します。
食道潰瘍や食道狭窄がおこった場合は、手術が必要になります。
腹壁ヘルニアの原因
腹壁ヘルニアの最も代表的な原因は、開腹手術後に起こるもので腹壁瘢痕ヘルニアと呼ばれます。開腹手術を行うことで、お腹の筋肉などに欠損部が生じ、術後にその欠損部から腸などの内臓が脱出することがあります。
その他にも、お腹に外傷を受けた場合や肥満、妊娠など腹部に何かしらの刺激が起こることで、腹壁にくぼみができ、そこに内臓が入り込むことがあります。
原因にかかわらず、隆起部分が戻らない場合は治療が必要です。
腹壁ヘルニアの治療法
腹壁ヘルニアの予防法はありません。また、症状が軽い場合は、気づかない場合も少なくありません。お腹の膨らみが検査時に戻ってしまうと、CT検査などでも診断がつかないこともあります。無症状であったり、お腹の膨らみの部分が戻らなかったりするなどの症状がなければ経過観察になります。
一方、お腹の膨らみが戻らない状態になってしまうと、腹壁の弱い部分を塞ぐ手術が必要になります。腸閉塞の発症などを防ぐためにも、もし腹壁ヘルニアを発症し、その隆起部分が戻らない場合はすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
また、激しい腹痛などの症状がある場合は、腸閉塞の可能性がありますので、救急で受診するようにしましょう。緊急手術が必要な場合もあります。
昨日は塾友のMN医師(リハビリ専門)が婆様の病状を心配して埼玉からわざわざ我が家を訪ねてくれました。婆様の病状についていろいろ訊ね丁寧な助言をしてくれました。
私の症状についてもいろいろと訊ねて何となく助言してくれましたが、少なくとも逆流性食道炎ではないから心配はいらないということでした。
sechin@nethome.ne.jp です。
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