瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
砂尾不動院
本堂
白鬚橋を渡り石浜河岸を南下すると、砂尾山不動院がある。砂尾山の名はこの地に住んでいた砂尾長者に由来するものという。宝亀四〈773〉年に良弁僧都が化寂すると、寂昇上人は良弁僧都自刻の一木三体不動尊像の一体を持って上総国へと向かったが、途中この浅茅の生い茂る砂尾の地に至って不動明王の夢告を受け、上人はここが有縁の地であることを知り、当地にこの尊像を安置する事を決心した。上人が村人達に呼びかけると、有難い尊像を前にして人々の尊崇熱意は高まり、たちまちに一宇の不動堂が建てられた。ここに当院の開創が成ったというのである。この縁により当院は「砂尾不動」と号したのであると、縁起は伝えているそうだ。
保元寺
保元寺の縁起
橋場1丁目4番にある保元寺は奈良時代の宝亀元(770)年にこの地に創建された都内でも数少ない古刹であるという。榎本武揚(1836~1908年)の菩提寺であるという。五稜郭の戦争で敗れた榎本武揚が明治五(1872)年一月に赦免されたあと数カ月謹慎生活を送った場所であるともいう。
江戸時代に、うぐいすの名所として知られた鐘ヶ淵は、隅田川のうち、現在の区立鐘淵中学校のある堤通2丁目先をさす名称であるが、その地名の起りは、隅田川がこの辺で直角に曲り、これが大工の使う指矩(さしがね)に似ているところから「かねが淵」と呼ばれるようになったという。なお、ここは綾瀬川が合流することもあり、昔の舟人からは航路の難所として恐れられ、特にその名が高くなった所でもある。後世、この名称からさまざまの伝説が生まれ、たとえば台東区の石浜にあった普門院が亀戸村に移転する際、その梵鐘(ぼんしょう)が川に落ち、今にいたるまで引き揚げられずに沈んでいるという話や、その寺を石浜の法源寺(現、保元寺)といい、あるいは橋場の長昌寺とも称し、またある将軍が家臣を水中に潜らせて、その鐘をみとどけさせたなどという話などが伝えられている。
深栄山長昌寺
梵鐘
説明板
梵鐘にある銘文
境内に立つ観音像
長昌寺にも立ち寄ってみた。境内でご院家(いんげ)らしき方とであったところ、今月の4日午後1時に観音像のご開帳がありますので、是非お参りくださいということであった。
本堂
白鬚橋を渡り石浜河岸を南下すると、砂尾山不動院がある。砂尾山の名はこの地に住んでいた砂尾長者に由来するものという。宝亀四〈773〉年に良弁僧都が化寂すると、寂昇上人は良弁僧都自刻の一木三体不動尊像の一体を持って上総国へと向かったが、途中この浅茅の生い茂る砂尾の地に至って不動明王の夢告を受け、上人はここが有縁の地であることを知り、当地にこの尊像を安置する事を決心した。上人が村人達に呼びかけると、有難い尊像を前にして人々の尊崇熱意は高まり、たちまちに一宇の不動堂が建てられた。ここに当院の開創が成ったというのである。この縁により当院は「砂尾不動」と号したのであると、縁起は伝えているそうだ。
保元寺
保元寺の縁起
橋場1丁目4番にある保元寺は奈良時代の宝亀元(770)年にこの地に創建された都内でも数少ない古刹であるという。榎本武揚(1836~1908年)の菩提寺であるという。五稜郭の戦争で敗れた榎本武揚が明治五(1872)年一月に赦免されたあと数カ月謹慎生活を送った場所であるともいう。
江戸時代に、うぐいすの名所として知られた鐘ヶ淵は、隅田川のうち、現在の区立鐘淵中学校のある堤通2丁目先をさす名称であるが、その地名の起りは、隅田川がこの辺で直角に曲り、これが大工の使う指矩(さしがね)に似ているところから「かねが淵」と呼ばれるようになったという。なお、ここは綾瀬川が合流することもあり、昔の舟人からは航路の難所として恐れられ、特にその名が高くなった所でもある。後世、この名称からさまざまの伝説が生まれ、たとえば台東区の石浜にあった普門院が亀戸村に移転する際、その梵鐘(ぼんしょう)が川に落ち、今にいたるまで引き揚げられずに沈んでいるという話や、その寺を石浜の法源寺(現、保元寺)といい、あるいは橋場の長昌寺とも称し、またある将軍が家臣を水中に潜らせて、その鐘をみとどけさせたなどという話などが伝えられている。
深栄山長昌寺
梵鐘
説明板
梵鐘にある銘文
境内に立つ観音像
長昌寺にも立ち寄ってみた。境内でご院家(いんげ)らしき方とであったところ、今月の4日午後1時に観音像のご開帳がありますので、是非お参りくださいということであった。
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プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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