瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
菅政権の人事が決まった。挙党一致というが、全くの論功行賞人事。
劉向(りゅうこう、BC76~BC5年)著「説苑」の『周の武王、太公望にたずねる』より。
武 王:「賢人を取り立てたのに、それでも国が危機に陥り滅亡するのはどうしてなのだろうか。」
太公望:「賢人を取り立てたのに役立たないというのは、賢人を取り立てたといいながら、本当に有能な人を引き出せなかったからです」
「どうしてそんなことになるのだろうか」
「その理由は、君主がとかく見掛け倒しの人を使うことになりがちで、本当の賢人を引き出そうとしないからです」
「どうして、とかく見掛け倒しの人を使うことになりがちなのだろうか」
「君主が、誉め言葉を聞くのが好きで、人を陥れる発言を許しているからです。そこで有能でないのに有能とされ、善行でないのに善行とされ、誠実でないのに誠実とされ、真実でないのに真実とされるのです。そのような君主は誉め上げることを手柄とし、非難することを罪悪としています。功績を立てたものを賞することもなければ、罪を犯したものを罰することもありません。多数派に属するものは抜擢されるが、少数派に属するものは排除されます。こうなると、仕えるものたちはぐるになって賢人を妨害し、役人達は徒党を組んで、悪事を重ねるばかりです。誠実な大臣が陥れられて排除され、悪辣な大臣が誉めことばをかわれて、功績もないのに賞を受けます。これでは、その国が危機に陥り滅亡するのは当然です」
いまから、13000年も昔のことではあるが、なんだか今の日本に似ているようだがどうだろう。
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