瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 昨日、大相撲のテレビ観戦中、解説者の話で大鵬の死を知った。またまた、昭和が遠のいてゆく。ウェブニュースより、
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 昭和の大横綱・大鵬、死す 史上最多の優勝32回 ―― 大相撲で史上最多の優勝32回を誇る第48代横綱・大鵬の納谷幸喜さんが19日午後3時15分、心室頻拍(しんしつひんぱく)のため都内の病院で死去した。72歳だった。現役時代はライバルの横綱・柏戸と「柏鵬時代」を築き、日本が高度経済成長の道を突っ走った1960年代のシンボルになった。輝かしい記録と甘いマスクでスポーツの枠を超えて国民的ヒーローとなり「巨人・大鵬・卵焼き」の言葉も生まれた。引退後は相撲博物館館長などを務め角界の発展に貢献した。昭和の灯がまたひとつ消えた。/昭和の象徴が逝った。午後3時15分。大鵬さんは、芳子夫人や元貴闘力で元娘婿の鎌苅忠茂さん、大嶽親方(元十両・大竜)らにみとられ息を引き取った。午後6時55分には北の湖理事長(元横綱)ら関係者が見守る中、江東区の自宅に隣接する大嶽部屋に戻り、「お帰りなさい」と声をかけられた。遺体は稽古場の上がり座敷に安置された。/2日前の17日、検査で出向いた病院でそのまま入院することになった。19日は朝食も口にしたが、午後になり容体が急変した。/相撲史にさん然と輝く巨星だった。1940年、ウクライナ出身の父と日本人の母の間にサハリン(旧樺太)で生まれた。終戦とともに北海道に引き揚げ、中学卒業後、二所ノ関部屋にスカウトされて1956年9月場所から相撲人生が始まった。優勝32回、全勝優勝8回はいまだに史上1位。初優勝、大関昇進、横綱昇進はいずれも当時の最年少記録。史上初の6場所連続を含め、新入幕から引退の年まで優勝のない年はなかった。/甘いマスク、白く美しい肌に加えて際立つ強さで、戦後の高度成長期に入った日本を熱狂させた。61年九州にライバル・柏戸と横綱に同時昇進。「柏鵬時代」到来で相撲ブームは頂点に達した。人々はテレビに群がり、銭湯の女湯はガラガラになった。子供たちに人気のあるものとして「巨人・大鵬・卵焼き」の言葉も誕生。野球のONと並び、国民に勇気を与えた。/69年に30回目の優勝を果たすと、初の一代年寄を認められた。現役時代終盤は高血圧、膝のけがに苦しみ、71年雎場所で最後となる32回目の優勝。同年夏場所5日目に貴ノ花に敗れ、翌日に引退を表明した。大鵬部屋を創設したが、その後は不遇だった。/77年、36歳の若さで脳梗塞に倒れた。執念で14人の関取を育てたが、最高位は巨砲の関脇。左半身がまひする後遺症もあり、期待された理事長職には就けなかった。相撲博物館館長として国技の普及に尽力したが、晩年は車いす生活。数年前から入退院を繰り返し、自宅では寝ている時間が多く、酸素吸入器を付けていた。08年には大鵬部屋最後の関取でもあるロシア出身の露鵬が薬物検査で大麻に陽性反応。10年には元貴闘力の大嶽親方が野球賭博関与で解雇処分を受けた。昨年末、両国国技館に姿を見せたが、初場所前に所属した二所ノ関部屋が場所後に閉鎖になることが決まり「わびしいし、さみしい」と肩を落とした。/大麻、八百長問題など不祥事が発生すると「今の人たちは努力が足りない。飽食になって満足している。基本を地道に続けることができる人が一流」と、角界の行く末を嘆いていた。国民に愛され、勇気を与えてきた不世出の大横綱は、日本の歴史そのものだった。
 ◆納谷 幸喜(なや・こうき)現役時代のしこ名は大鵬幸喜。1940年5月29日、サハリン(旧樺太)でウクライナ人の父と日本人の母の間に生まれ、終戦とともに北海道へ。56年9月場所、二所ノ関部屋から初土俵。59年夏、新十両。60年初、新入幕。同年九州で初優勝を飾り場所後に大関昇進。61年秋場所後に21歳3か月と当時史上最年少で第48代横綱に昇進。71年夏場書中に引退。優勝回数は史上最多の32回。幕内在位69場所で746勝144敗136休。引退後は一代年寄「大鵬」として部屋を興し関脇・巨砲らを育てる。05年5月の定年と同時に相撲博物館館長に就任。08年12月に同館長を退任。09年には角界初の文化功労者に選ばれた。187センチ、153キロ(現役時)。
 ◆心室頻拍 不整脈の一種。通常、心臓の拍動は毎分70回程度なのに対し、全身や肺に血液を送り出す心室の収縮が異常に増えることで心拍数が毎分100~300回になる。脈が突然速くなり、突然意識を失ったり、けいれんを起こすことがある。自覚症状がないまま正常に戻ることもあるが、心室の筋肉が小刻みに震えてポンプ機能が止まってしまう心室細動に移行し、突然死につながる場合もある。初期症状としては目まい、動悸(どうき)、胸部の不快感などがある。   (2013年1月20日06時05分  スポーツ報知)
 
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目高 拙痴无
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