ウェブニュースより
大相撲夏場所14日目 照ノ富士が2敗目 優勝決定は千秋楽へ ―― 大相撲夏場所は14日目、大関 照ノ富士が平幕の遠藤に敗れて2敗目を喫し、優勝決定は、23日の千秋楽に持ち越されました。
中入り後の勝敗です。
▽千代翔馬に大奄美は千代翔馬がはたき込みで勝ちました。大奄美は負け越しです。
▽照強に魁聖は魁聖が寄り切りで勝って勝ち越しを決めました。照強は負け越しです。
▽琴恵光に志摩ノ海は琴恵光が押し出し。琴恵光は勝ち越しです。
○琴恵光「自分から攻めることを意識して土俵に上がった。(勝ち越しは)自分の相撲で勝つことができたんでうれしいですね。」
▽石浦に剣翔は石浦が上手投げ。
○石浦「(立ち合い変化は)決めてました。今場所はまっすぐいく立ち合いの感覚がよくない。自分なりに工夫してやってます。」
▽千代丸に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
○千代丸「最初のもろ手がすっぽ抜けて、それでもろ差しになられた感じですね。(千秋楽は)1番でも多く勝って、少しでも上にいけるようにしたい。」
▽千代大龍に霧馬山は霧馬山が寄り切り。
●千代大龍「はじいて突いていこうと思ったら、すぐまわしとられて。何やってんだって感じですね。」
▽妙義龍に琴ノ若は妙義龍が寄り切り。
▽天空海に碧山は、天空海の「つきひざ」で碧山が勝ちました。
○碧山「(天空海が)立ち合い変化してくると思って左上手を取りにいった。その後は落ち着いて相撲が取れた。(9日目から途中出場で)毎日、少しずつ痛めた所(腰)が良くなっている。それが結果につながっている。」
▽玉鷲に明生は明生が寄り切りで勝って勝ち越し。玉鷲は負け越しです。
○明生「土俵際で落ちたのが悪い所だったけど前に攻められたのは良かった。(東前頭2枚目で勝ち越し)苦しい展開が多かったので勝ち越せてよかった。」
▽翔猿に輝は翔猿が押し出し。輝は負け越しが決まりました。
▽隠岐の海に若隆景は若隆景が押し出し。
若隆景「下からおっつけて前に出ていったのが良かったと思います。内容はよかった。」
▽北勝富士に英乃海は北勝富士が押し出し。
○北勝富士「ちょっと緊張していた。(理由は)よく分からないけど、英乃海関と(の対戦)は十両以来であまりいい印象がなかった。」
▽宝富士に小結 御嶽海は御嶽海が寄り切り。宝富士は負け越しです。
○御嶽海「いい立ち合いが終盤の14日目にできたのが良かった。角度と出足がよかった。あと1番勝つ、勝たないでは大きい。気を引き締めていきたい。」
▽小結 大栄翔に阿武咲は阿武咲が寄り切り。
●大栄翔「攻められてしまったのでダメ。当たってどんどん出ていきたかったけど、先に攻められた。」
▽豊昇龍に関脇 高安は高安がはたき込みで勝って10勝目を挙げました。豊昇龍は負け越しです。
▽関脇 隆の勝に逸ノ城は逸ノ城がはたき込み。
▽大関 照ノ富士に遠藤は遠藤が下手投げで勝ちました。照ノ富士は2敗目を喫しました。
▽大関 貴景勝に大関 正代は貴景勝が突き落としで勝って3敗を守りました。
大相撲夏場所は14日目を終えて2敗の照ノ富士を3敗で貴景勝と遠藤が追う展開で優勝争いはこの3人に絞られました
八角理事長「遠藤が最高の相撲 100点」
日本相撲協会の八角理事長は、平幕の遠藤が大関・照ノ富士を破った一番について「大殊勲だ。勝因は遠藤が腕を二本差したことだ。きょうは遠藤が最高の相撲を取った。100点ですね」と高く評価しました。
優勝争いについては「星の差1つでリードする照ノ富士が上だ。勝てばいいわけですから開き直ってあしたいくしかないですね」と話していました。
一方で、照ノ富士と直接対決する貴景勝については「まず勝たないと。気持ちがまえのめりにならないように」と冷静な相撲を求めていました。
各力士の談話
▽魁聖は2場所連続の勝ち越しに「体は何とか動いている。暑くなると調子がいい。とりあえずあした無事に終わってくれればいい」とほっとした様子でした。
▽琴恵光も勝ち越し「自分の相撲で勝つことができたのでうれしい。残り一番、自分の形と自分の流れで相撲を取っていきたい」と表情を引き締めていました。
▽明生は行司軍配差し違えで8勝目を挙げ「前に攻められたのでよかった。やることをやってきたので、それが出ていると思う。稽古もしっかりやれている。苦しい展開が多かったので、勝ち越せてよかった」と話していました。
▽関脇・高安は10勝目を挙げ「まずふた桁に乗せられた。いい相撲取って終わりたい」と話しました。ともに平成生まれで初めての関取として話題を集めた元幕内・舛ノ山の引退については「負けたくない気持ちもあった。お疲れさまと伝えたい。年を重ねるごとに引退していく力士もいる。自分はまだまだ頑張りたい」と話していました。
▽行司軍配差し違えで大関・照ノ富士を破った遠藤は「自分から攻めないとだめだと思っていたので、しっかりとそうできてよかった」と振り返りました。3敗を守って初優勝の可能性を残したことについては「まだそんなにピンとこない。最後、しっかり集中してやるだけだ。最後だから特別ではなく、引き続き集中してやるだけだ」と冷静に話しました。
▽正代との大関対決を制し、3敗で優勝争いに残った貴景勝は「普通にきょうの一番で勝ちたい、集中して行こうと思った」と振り返ったうえで、照ノ富士との直接対決に向けては「一生懸命やるしかない。しっかり準備だけして。結果はなるようにしかならない」と淡々と話していました。 (NHK WEB NEWS 2021年5月22日 22時33分)
逃走のニシキヘビ発見 アパート屋根裏で―横浜 ―― 22日午後4時40分ごろ、横浜市戸塚区名瀬町のアパートの屋根裏で、逃走していたアミメニシキヘビが見つかった。神奈川県警などによると、市の委託を受けた業者や専門家が、飼われていたアパートの屋根の骨組みに巻き付いているヘビを発見。ヘビによるけが人は確認されていないという。
ヘビは体長約3.5メートル、体重は10キロほどで、動物愛護法に基づき市の飼育許可が必要な「特定動物」に認定されている。
許可を受けた20代男性がケージに入れて飼育していたが、6日午後9時ごろに逃走。県警などが捜索したが21日までに発見されず、市はこの日、ヘビの習性に詳しい専門家の意見を参考に屋根裏を捜索していた。 (JIJI.COM 2021年05月22日19時49分)
藤原京でブタ食べた? 便所跡から国内最古級の寄生虫卵 ―― 飛鳥時代にブタは普段から食べられていたらしい。奈良県立橿原考古学研究所(橿考研)が藤原京(694~710年)にあった便所の遺構を発掘すると、豚肉を食べると感染する寄生虫の卵が見つかった。卵は豚肉食の科学的な証拠だといい、国内最古級の発見例という。渡来人が常食した可能性があるとみている。
橿考研は2018年度、奈良県桜井市の藤原京跡の発掘調査を行い、藤原京の中枢部にあたる藤原宮跡の北東で便所遺構を検出した。橿考研共同研究員の奈良教育大・金原正明教授(環境考古学)と、一般社団法人文化財科学研究センター代表理事で妻の正子さんが土壌を分析した。
金原教授らによると、土壌から発見されたのは、豚肉を食べて感染する寄生虫(有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう))の卵とみられる。サナダムシの一種で卵殻の状態で5個検出された。橿考研が00年度に行った藤原京の調査では、飼育された可能性があるイノシシかブタの骨が見つかっていたが、有鉤条虫の卵は確認されなかったという。
同様の寄生虫の卵は、「古代の迎賓館」と呼ばれる鴻臚館(こうろかん)跡(福岡市)や秋田城跡(秋田市)の便所遺構からも見つかっている。ともに奈良時代のものとみられ、飛鳥時代の藤原京で見つかった卵よりも後の時代になる。
また、弥生時代の遺跡からブタとみられる骨が見つかった事例もあるが、寄生虫の卵の発見は豚肉食のより直接的な証拠となるという。金原教授は生に近い状態で豚肉を食べ、寄生虫の卵が排泄(はいせつ)されたとみている。日常的に使われた便所跡で卵が見つかったことから、常食したと考えられるとする。
日本最初の本格的な都城とされる藤原京が造営される少し前の7世紀後半、朝鮮半島では百済や高句麗が相次いで滅んだ。多くの人々が日本列島に渡ってきたと考えられている。金原教授らは、豚食文化のあるこうした人々が藤原京でブタを食べていた可能性があると考えている。 (朝日新聞DIGITAL 2021/05/22 16:00)
sechin@nethome.ne.jp です。
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