ウェブニュースより
大相撲初場所5日目 大関 貴景勝1敗守る ―― 大相撲初場所は5日目、大関・貴景勝が平幕の玉鷲に勝って小結以上でただ1人、1敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽東龍に徳勝龍は徳勝龍が押し出しで勝ちました。
▽霧馬山に志摩ノ海は霧馬山が送り出し。
▽栃煌山に琴恵光は栃煌山が肩透かし。
▽琴奨菊に魁聖は琴奨菊が寄り切り。
▽照強に千代丸は照強が下手投げで勝って初日から5連勝です。
▽剣翔に勢は勢が上手投げで勝って初白星を挙げました。
▽千代大龍に輝は輝が押し出しで勝って5連勝です。
▽佐田の海に石浦は石浦が網打ち。
▽隆の勝に豊山は豊山が突き落とし。
▽碧山に竜電は碧山がはたき込み。
▽宝富士に阿武咲は阿武咲が送り出しで勝って初白星です。
▽松鳳山に炎鵬は炎鵬が引き落としで勝って3勝目を挙げ白星先行です。
▽明生に栃ノ心は明生が突き落としで勝って初白星を挙げました。
▽北勝富士に正代は正代が突き出しで勝って5連勝としました。
▽阿炎に妙義龍は阿炎が突き出し。
▽大栄翔に高安は大栄翔が押し出し。
▽朝乃山に遠藤は遠藤が寄り倒し。遠藤は1敗を守り、新関脇・朝乃山は2連敗です。
▽隠岐の海に大関・豪栄道は、隠岐の海が取り直しの一番をとったりで制しました。角番の豪栄道は、1勝4敗となりました。
▽大関・貴景勝に玉鷲は、貴景勝が突き落としで勝って小結以上でただ1人、1敗を守りました。
▽横綱・鶴竜は、左の足首を痛めて16日から休場し、御嶽海は不戦勝となりました。 (NHK WEB NEWS 2020年1月16日 19時31分)
藤井七段、経験のない将棋?「指し方なかなか分からず」 ―― 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦で小林裕士(ひろし)七段(43)に77手で勝ち、開幕から負け無しの8連勝とした。全10局で、残りは2局。藤井七段は2局のうち1勝すれば、他の棋士の勝敗は関係なく、一つ上のB級2組への昇級が決まる。次の9回戦は2月4日。藤井七段は高野秀行(ひでゆき)六段(47)と対戦する。
対局は午前10時に始まり、午後7時4分に終局した。
終局後、勝った藤井七段は「(順位戦の)残り2局も気を引き締めて指したいと思います」と話した。「残り2局のうち1局勝てば昇級決定だが」という質問にも「これまでと変わらない気持ちで指せればな、というふうに思います」と落ち着いた様子で話した。2020年の抱負と目標を問われると、「今年は、さらに実力をつけて、タイトルに挑戦できるように頑張っていきたいというふうに思っています」と答えた。
https://www.youtube.com/watch?v=-lkU7rstD_k
得意とする「後手番の一手損角換わり戦法」を用いたが、敗れた小林(裕)七段は「藤井さんは桂馬を使うのがうまい。(藤井七段が)早繰り銀(をする展開)なら、桂馬を使いにくい将棋になるかな、と思ったんですが……。全然ダメでした」と朗らかに振り返った。
名人戦の予選にあたる順位戦は、上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組という5クラスに分かれている。
今期C級1組には36人の棋士が参戦。昨年6月から3月まで1カ月に1局のペースで、それぞれ10局戦い、成績上位2人がB級2組に昇級する。昇級争いは、ただ一人8勝0敗の藤井七段を、7勝1敗の佐々木勇気七段(25)、及川(おいかわ)拓馬(たくま)六段(32)、石井健太郎五段(27)の3棋士が追いかける構図だ。
前期順位戦の成績に基づいて決まる今期順位戦の順位は、藤井七段が3位、佐々木七段が14位、及川六段が32位、石井五段が34位。仮に同じ成績になった場合は、順位が上の棋士が優先される仕組みだ。
終局後の一問一答
〈まず、勝った藤井七段に〉
――本局を振り返ると
藤井七段「お互い居玉(いぎょく)のまま、早い段階で戦いになった将棋だったんですけど。途中は、少し指しやすそうかな、というふうに思ったんですけど、その後の指し方が、なかなか分からなくて。最後まで難しい将棋だったかなあ、と思います」
――25手目▲2四歩から、△同歩▲同銀の局面で、後手が△2七歩▲同飛△3六角(飛車取り)と指してきました。経験はある将棋でしたか?
藤井七段「いや、ちょっと……。う~ん。似たような将棋は指したことは無かったので、実戦で考えながら、という感じで。分からなかったです」
――どのあたりで優勢と思った?
藤井七段「途中は、難しくしたかな、と思ったんですが。(67手目)▲5七角と打つ手を発見して、少し指しやすいのかな、と思いました」
――今期C級1組順位戦は、負け無しの8連勝となりました。
藤井七段「残り2局も、気を引き締めて、指したい、と思います」
――残り2局のうち、1勝すれば、昇級が決まる状態になったことについて
藤井七段「これまでと変わらない気持ちで指せればな、というふうに思います」
〈続いて、敗れた小林(裕)七段に〉
――激しい将棋だったが……。
小林(裕)七段「本譜(の順)で、どうかな、と思ったんですけど。思ったより、ちょっとダメっぽかったので。(前述の)△2七歩~△3六角の筋で、良い勝負になればいいかな、と思ったんですけど。想像以上にダメになったんで。作戦が悪かったですかねえ。似た感じの実戦例もあったような気もしたんですけど……」
――あらかじめ後手番と決まっていて、得意の「後手番の一手損角換わり」を選ばれました。
小林(裕)七段「そうなんです。昔から結構、好きな戦法で。藤井さん、桂馬を使うのが上手(うま)いんで。この戦法なら、桂馬、なかなか使えない、と思ってたら。(こちらから桂馬を)成り捨てる羽目になって、グチャグチャになってしまいましたけど」
――そんなことも考えながら、用意されていた作戦、ということなんですね……。
小林(裕)七段「(藤井七段も実戦で選んだ)『早繰(はやぐ)り銀』(という指し方)なら、(藤井七段は)桂馬はなかなか使いづらい将棋になるかな、とか。そんなことも思いながら、やってたんですけど、全然ダメでしたね」
――工夫して臨まれた将棋でしたが、印象に残る手があれば、教えてください。
小林(裕)七段「そうですねえ。まあ、最後の(方の、67手目)▲5七角とか、まったく見えてなかった。もう、だいぶ(こちらが)悪いんですけど。ああいう決め手があるんだな、と。本当は、あそこで投げないと(=投了しないと)ダメなんですけど。僕には、ちょっと、なかなか見えない手、ですかね」
〈藤井七段に、もう一問〉
――今年一年の抱負と目標は?
藤井七段「今年は、さらに実力をつけて、タイトルに挑戦できるように、頑張っていきたい、というふうに思っています」 (朝日新聞DIGITAL 2020年1月16日 21時46分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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