ウェブニュースより
大相撲 初場所2日目 横綱 照ノ富士は2連勝 ―― 大相撲初場所は2日目、横綱・照ノ富士は平幕の若隆景に勝って2連勝としました。
中入り後の勝敗です。
▽新入幕の王鵬は琴恵光に突き落としで勝ちました。
☆王鵬「突き落としという形になったけど、引く気はなかった。正面で相撲が取れたのがよかった。(十両の時と比べて)朝稽古が終わってだいぶ時間がある。休める時は休んで、いい気持ちで場所に来れている」
▽剣翔に魁聖は魁聖が寄り切り。
☆魁聖「連敗で始まるとあせっていたが、何とか勝ってよかったです。後がない。ギリギリで残ってますから、勝ち越さないといけない」
▽碧山に新入幕の若元春は碧山がはたき込み。
★若元春「相手(碧山)は体も大きいので押し負けないように思い切りいったんですけど。(物言いも)自分が手を突いたし、(相手の)かかとが見える位置だったんで。はたかれたけど前に出る相撲がとれたし、次につながると思います」
▽一山本に栃ノ心は一山本が寄り切り。
★栃ノ心「下手を取れなくてそのままでしたね。(体は)別に悪くないです。けがなく、長く相撲をとれるよう気持ちも作っていきたい」
▽豊山に千代丸は千代丸が突き落とし。
☆千代丸「早めに初日が出たのはよかったが、内容は悪かったので。突っ張っていくにしろ、四つでも攻めきりたかった。引いて勝つよりは、そういう相撲をとりたかった」
▽千代大龍に琴ノ若は琴ノ若がはたき込みで勝ちました。
☆琴ノ若「(初日から2連勝に)今出せるものをしっかり出し切ってやろうと思っているだけなので。毎場所、目標は勝ち越すこと。その上、2桁勝てるよう思い切っていければ」
▽石浦に佐田の海は石浦が下手投げ。
▽天空海に照強は照強が押し出し。
▽妙義龍に千代の国は妙義龍が寄り切り。
▽翔猿に志摩ノ海は翔猿が押し出し。
★志摩ノ海「踏み込みいいし、先場所より体は動いている。ただ粘っこい相撲ができていないんで、また明日からですね」
▽宝富士に豊昇龍は宝富士が押し出しで勝ちました。
▽千代翔馬に阿炎は阿炎が押し出し。
☆阿炎「千代翔馬関は技が多いので、自分の距離で相撲を取ることだけ考えた」
▽阿武咲に隠岐の海は阿武咲が引き落とし。
▽遠藤に北勝富士は北勝富士が上手出し投げ。
☆北勝富士「しっかり当たれて、攻防のある相撲を取れた。体も動けているので良かった。前に圧力をかけていたので、焦りはなかった」
▽大栄翔に玉鷲は玉鷲が突き出しで勝ちました。
☆玉鷲「最初は待っただったけど、しっかり気持ち入れて当たって自分の相撲を取れた。(後半は)疲れがたまってどうなるか分からないので、元気なうちにいい相撲を取っていきたい」
▽逸ノ城に御嶽海は御嶽海が押し出し。
☆御嶽海「立ち合い押し込まれたけど、頭を上げずに下から攻めたことが良かった。(連勝発進)ここまでいつも通りだと思うので、しっかり白星をつなげて気持ちよく進めたい。いい緊張感でやっています」
▽隆の勝に霧馬山は隆の勝が肩透かし。
▽明生に大関・貴景勝は明生が突き落とし。貴景勝は2日目に黒星を喫しました。
▽大関・正代に宇良は正代が押し出し。
▽若隆景に横綱・照ノ富士は照ノ富士が小手投げで勝ちました。
☆照ノ富士 正面においていこうと思っていました。落ち着いてやれたんじゃないかと思います。(昨年秋場所13日目から20連勝)特に考えてもない。別にそういうことにこだわっているわけじゃないので。 (NHK WEB NEWS 2022年1月10日 19時01分)
【王将戦】藤井聡太竜王5冠へ死闘制す「きわどく詰んでいる」渡辺王将攻略 ―― 将棋の史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が王将初奪取と5冠獲得に好スタートを切った。9日午前9時からの2日制で行われていた第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局(静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」)で、10日午後7時27分、139手で渡辺明王将(名人・棋王=37)を下した。展開がもつれて双方1分将棋となる激戦の末、王将戦掛川対局6戦全勝の「冬将軍」を攻略。開幕局を制した。第2局は1月22、23日、大阪府高槻市「山水館」で行われる。
藤井も人の子、勝利を前に少し慌てた。終局間際の131手目、秒読みに追われて先手4五桂と指そうとしたが、桂馬をポロリと落とした。まるで、名だたる武将を打ち取ろうした足軽のように震えたか。もつれたこの将棋を象徴するシーンだった。「少しずつ苦しいのかなと思っていました。いろいろミスはあったかなと思いますけど、秒読みなので分からないままやっていました」。終局後の若き4冠の言葉が、それを物語っていた。
盤を眺めて冷静さを取り戻す。勝ち筋を読み切った。「先手4三金(133手目)から先手4五銀(135手目)の形できわどく詰んでいると思いました」。金、銀をスッと動かして、渡辺玉を攻略し、投了に追い込んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=SxVaAs2rMdA
今年の将棋界を占う、タイトル戦史上初めて3冠に4冠が挑む注目シリーズは、いきなり死闘となった。渡辺は午後6時47分、藤井は午後6時56分、ともに持ち時間8時間のうち7時間59分を消費。60秒未満で指し手を要求される「1分将棋」に突入していた。
相掛かりの出だしから前例のない手探り状態になり、ジリジリとした小競り合いが続く。神経と時間を削り合う、ジャブの応酬だ。午後3時のおやつ。初日の午前、午後と、2日目午前のおやつでスイーツを口にしていた藤井は、パイナップルジュースとアイスティーを頼んだ。固形物を胃袋に入れる暇はなく、飲み物を流し込んだ。
渡辺が王将戦掛川対局で過去6戦6勝なら、こちらはタイトル戦7番勝負の2日目のおやつを飲み物2種類で通して5連勝中。昨年8月に王位を初防衛した王位戦7番勝負第5局に加え、同年10~11月の竜王戦7番勝負で4連勝。今局で6連勝とした。
今年最初の対局で、幸先よい白星となった。昨年暮れに行われた合同会見で、藤井は新年の抱負の中で「道」と揮毫(きごう)した。早ければ、19歳7カ月と史上最年少での初の王将獲得と5冠達成となる。まだまだ道のりは遠いが、足掛かりにはなった。「第2局に向けて、しっかり振り返ってつなげられるようにしたい」。今年も活躍から目が離せない。
◆将棋界の5冠 過去3人いる。第1号は故大山康晴15世名人。1963年(昭38)2月2日、39歳10カ月で達成した。獲得タイトルは名人・十段・王位・王将・棋聖。次いで中原誠16世名人(引退)が78年2月6日、30歳5カ月で同じタイトルを獲得。直近では、93年8月18日に羽生善治九段が史上最年少の22歳10カ月で達成。この時は竜王・王位・王座・棋王・棋聖を保持した。 [日刊スポーツ 2022年1月10日21時54分]
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