瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
早朝4時前から起き出して、桜橋を渡り、向島の遊歩道から駒形橋を渡り、新しく出来た吾妻橋までのテラスを過ぎて、再び隅田公園にはいり、花川戸でテラスに降りて桜橋水上バス乗り場から山谷堀水門広場を通って帰宅する。
今朝も同じコースで言問橋の下を潜り、午前5時15分頃山谷堀水門にかかる所で、大きく手を振りながら爺を呼んでいる人がいる。足を速めて近づくと、「携帯をお持ちですか」と言うことで、「どうされました?」と訊ねるると、テラスの欄干の下を指差しながら、「首吊り自殺ですよ。110番に電話して下さい」ということであった。
欄干の下に眼をやると、成程黒いゴム状の紐の下に顔を白い布でおおった男性の人がぶら下がっている。こんな自殺者の現状をそのままモロにみたのは初めてのことである。すぐに、110番に電話して場所と現場の状況を話すと、爺の名前を尋ねられ、すぐに係りのものが行くからその場にいてくれとのこと。いやはや、こんな事件に遭遇して、110番に電話したのも初めての経験である。こういう時の待ち時間というのはとても長く、お巡りさんが現われるまでの時間の10分ほどが30分にも1時間にも思えた。爺を呼び止めた人と暫く話しながら、手摺から身を乗り出して、携帯で、ぶら下がった自殺者の姿を納めておいた。
2人のお巡りさんが後先して駆けつけると、まず現場の写真を納めていた。まもなく、5・6名の消防隊員が現われ、現場を検証しているようであったが、すでに息が絶えているのであろう、死体はそのままにされ、跡の係官がくるのを待つようであった。
お巡りさんから、名前、生年月日、住所、電話番号などを聞かれ、やっと現場から解放された。テラスから遊歩道に上り、山谷堀水門に来ると、山谷堀水門広場には消防車、パトカー、救急車などが何台か止めてあった。女性も交えた数人の係官がテラスに降りる階段に向けて走り去っていた。
遊歩道から見る現場はロープで囲まれ、シートがかけられ、2人のお巡りが立っていた。先ほどの係官を待っているのだろう。
去る8月15日にもまだ、明け初めぬ駒形橋を渡ろうとすると、上流側の歩道にはテープが貼ってあり、交通止めになっていた。警邏のお巡りさんに訊ねたところ、「なんでもf橋の上からの飛び込んだ人がいるようです」ということであった。橋の上には数台のパトカーや消防車が止まり、川面には数席の巡視船が捜索を続けているようであった。
先日の藤圭子の自殺もあったことだし、日本での自殺の現状を調べてみた。
現代日本社会に自殺が蔓延しているという。年間3万人を突破しており、交通事故死がこのところ年間15千人前後であることを考えるときわめて深刻な事態であるといえる。特に自殺者が多いのが60歳以上の高齢者で、平成21年の統計では10万人あたり31.0人となっている。。日本の高齢者の自殺率は諸外国と比較しても高く、その中でも女性の比率が高いことが注目されているという。また都市部に比べて農村部で高くなっているそうだ。若年者に比べて, 自殺行動が既遂となる割合が非常に高いともいう。一方で1980年代と比べると50歳代の自殺者の増加率が大きく、経済的な問題が大きいとされているという。
高齢者の自殺の動機としては健康問題が6割以上を占めており、経済・生活問題、家庭問題がそれに続きますが、その背景にはうつ病などの精神疾患が存在していることが多いことが知られてる。加齢と共に疾患を有する頻度および同時に罹患している疾患数共に増加していきます。高血圧症、糖尿病、脳梗塞後遺症、心臓病、関節痛などの慢性的疾患をかかえることが多くなるが、こうした継続的な身体的苦痛がうつ病の引き金となりうる危険性を持っているといえそう。
また、高齢になると近親者の死亡などによる環境変化、家庭内での人間関係のもつれを経験することが多くなり、こうした状態もうつ病の危険因子となる。うつ病に罹患するとすべてのことに対して悲観的なとらえ方をするようになり自殺志向が強まると考えられる。
高齢者のうつ病は自殺の危険性が高いにもかかわらず本人が医療機関にかかることをいやがることが多く、また周囲が「年のせい」と取り合わなかったり、認知症と混同したりして適切な治療が受けられないケースがしばしばあるのも問題である。こうした背景から、高齢者の欝を予防するという観点が重要となってくる。高齢者の引きこもりを防止し、生きがいを創造することが、結果的に高齢者の自殺予防にもつながると考えられる。
いやはや、日本は平和で住み良い国であるはずなのに、世界で9番目に自殺者の多い国だそうだ。こんなことを聞くと、まったく暗い気持ちになってしまう。
今朝も同じコースで言問橋の下を潜り、午前5時15分頃山谷堀水門にかかる所で、大きく手を振りながら爺を呼んでいる人がいる。足を速めて近づくと、「携帯をお持ちですか」と言うことで、「どうされました?」と訊ねるると、テラスの欄干の下を指差しながら、「首吊り自殺ですよ。110番に電話して下さい」ということであった。
欄干の下に眼をやると、成程黒いゴム状の紐の下に顔を白い布でおおった男性の人がぶら下がっている。こんな自殺者の現状をそのままモロにみたのは初めてのことである。すぐに、110番に電話して場所と現場の状況を話すと、爺の名前を尋ねられ、すぐに係りのものが行くからその場にいてくれとのこと。いやはや、こんな事件に遭遇して、110番に電話したのも初めての経験である。こういう時の待ち時間というのはとても長く、お巡りさんが現われるまでの時間の10分ほどが30分にも1時間にも思えた。爺を呼び止めた人と暫く話しながら、手摺から身を乗り出して、携帯で、ぶら下がった自殺者の姿を納めておいた。
2人のお巡りさんが後先して駆けつけると、まず現場の写真を納めていた。まもなく、5・6名の消防隊員が現われ、現場を検証しているようであったが、すでに息が絶えているのであろう、死体はそのままにされ、跡の係官がくるのを待つようであった。
お巡りさんから、名前、生年月日、住所、電話番号などを聞かれ、やっと現場から解放された。テラスから遊歩道に上り、山谷堀水門に来ると、山谷堀水門広場には消防車、パトカー、救急車などが何台か止めてあった。女性も交えた数人の係官がテラスに降りる階段に向けて走り去っていた。
遊歩道から見る現場はロープで囲まれ、シートがかけられ、2人のお巡りが立っていた。先ほどの係官を待っているのだろう。
去る8月15日にもまだ、明け初めぬ駒形橋を渡ろうとすると、上流側の歩道にはテープが貼ってあり、交通止めになっていた。警邏のお巡りさんに訊ねたところ、「なんでもf橋の上からの飛び込んだ人がいるようです」ということであった。橋の上には数台のパトカーや消防車が止まり、川面には数席の巡視船が捜索を続けているようであった。
先日の藤圭子の自殺もあったことだし、日本での自殺の現状を調べてみた。
現代日本社会に自殺が蔓延しているという。年間3万人を突破しており、交通事故死がこのところ年間15千人前後であることを考えるときわめて深刻な事態であるといえる。特に自殺者が多いのが60歳以上の高齢者で、平成21年の統計では10万人あたり31.0人となっている。。日本の高齢者の自殺率は諸外国と比較しても高く、その中でも女性の比率が高いことが注目されているという。また都市部に比べて農村部で高くなっているそうだ。若年者に比べて, 自殺行動が既遂となる割合が非常に高いともいう。一方で1980年代と比べると50歳代の自殺者の増加率が大きく、経済的な問題が大きいとされているという。
高齢者の自殺の動機としては健康問題が6割以上を占めており、経済・生活問題、家庭問題がそれに続きますが、その背景にはうつ病などの精神疾患が存在していることが多いことが知られてる。加齢と共に疾患を有する頻度および同時に罹患している疾患数共に増加していきます。高血圧症、糖尿病、脳梗塞後遺症、心臓病、関節痛などの慢性的疾患をかかえることが多くなるが、こうした継続的な身体的苦痛がうつ病の引き金となりうる危険性を持っているといえそう。
また、高齢になると近親者の死亡などによる環境変化、家庭内での人間関係のもつれを経験することが多くなり、こうした状態もうつ病の危険因子となる。うつ病に罹患するとすべてのことに対して悲観的なとらえ方をするようになり自殺志向が強まると考えられる。
高齢者のうつ病は自殺の危険性が高いにもかかわらず本人が医療機関にかかることをいやがることが多く、また周囲が「年のせい」と取り合わなかったり、認知症と混同したりして適切な治療が受けられないケースがしばしばあるのも問題である。こうした背景から、高齢者の欝を予防するという観点が重要となってくる。高齢者の引きこもりを防止し、生きがいを創造することが、結果的に高齢者の自殺予防にもつながると考えられる。
いやはや、日本は平和で住み良い国であるはずなのに、世界で9番目に自殺者の多い国だそうだ。こんなことを聞くと、まったく暗い気持ちになってしまう。
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プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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