ウェブニュースより
大相撲九州場所13日目 照ノ富士 全勝守る あす勝てば6回目優勝 ―― 大相撲九州場所は13日目、ともに1敗の大関 貴景勝と平幕の阿炎の一番は、阿炎が勝ちました。横綱 照ノ富士は全勝を守り、14日目の阿炎との直接対決で照ノ富士が勝てば、千秋楽を待たずに、照ノ富士の2場所連続6回目の優勝が決まります。
中入り後の勝敗です。
▽石浦に魁聖は、石浦が寄り切りで勝ちました。
▽豊山に照強は、豊山が送り出し。照強は負け越しました。
▽琴ノ若に千代丸は、琴ノ若が押し出し。
▽千代大龍に栃ノ心は、栃ノ心がはたき込み。千代大龍は負け越しです。
▽碧山に松鳳山は、碧山がはたき込みで勝ちました。
★松鳳山「最後、止まった時に引かれてしまった。残さないといけないのに手をついてしまいましたね。あと2番。勝敗関係なく気持ちのいい相撲をとりたい」
▽天空海に翔猿は、天空海がはたき込み。天空海は勝ち越しました。
▽琴恵光に輝は、琴恵光が寄り切り。
☆琴恵光「落ち着いて取ることができました。地元の方にたくさん応援していただけるので、少しでもいいところを出していければいいと思っている」
▽佐田の海に千代翔馬は、千代翔馬がはたき込み。
☆千代翔馬「(相手の佐田の海を)止めたかった。当たっていなしてまわしを取ることを意識した。体は元気ですよ」
▽志摩ノ海に千代の国は、千代の国が突き出しで勝ち越しました。志摩ノ海は負け越しです。
★志摩ノ海「攻め気が出ていなかった。(負け越し決定)落ち込むことなくあと2番思い切り相撲を取ろうと思っています」
☆千代の国「しっかり当たって先に攻めることを意識した。(志摩ノ海と同じ三重出身の)意識は特になかった。(勝ち越しに)最初は負けがこんでいたんで何とかです」
▽高安に英乃海は、英乃海が押し出しで勝ち越し。高安は負け越しました。
☆英乃海「(5年以上ぶり対戦の高安に勝ち)久々に勝てて自信になるし、うれしいです。以前は巡業で胸を出してくれたし、アドバイスもいただいた。その点でもうれしい」
▽北勝富士に隆の勝は、隆の勝が押し出し。
★北勝富士「自分の立ち合いがちょっと軽かった。次につなげられるようにあと2番やっていくだけ」
☆隆の勝「今日は一方的な相撲で勝てたのでよかったと思います。のど輪がうまく入って押し込めた。あと1つ2つ勝って、気分良く(三役に)戻れたらいい」
▽阿武咲に隠岐の海は、隠岐の海が上手出し投げ。
▽豊昇龍に若隆景は、若隆景が押し出し。豊昇龍は負け越しました。
▽大栄翔に妙義龍は、大栄翔が突き出し。
▽宝富士に霧馬山は、霧馬山が上手投げ。
▽逸ノ城に宇良は、宇良が肩透かし。宇良は10勝目。逸ノ城は負け越しました。
▽遠藤に明生は、遠藤が押し出し。明生は負け越しました。
▽阿炎に大関 貴景勝は、阿炎が押し出しで1敗を守りました。貴景勝は2敗に後退です。
▽大関 正代に玉鷲は、正代が寄り切りで勝ちました。
☆正代「(2桁白星に王手)だんだん調子が上がってきたんじゃないか。この調子でいきたい。九州場所なので一番でも多くいい相撲を見せられたら」
▽横綱 照ノ富士に御嶽海は、照ノ富士が寄り切りで初日から13連勝です。
☆照ノ富士「集中して当たろうと思っていました。(残り2日間に向けて)やること変わらないので、残り2日間頑張っていきたいと思っています。(14日目は幕内下位で1敗と好調の阿炎が相手)土俵に上がったら変わらないので。1日一番の気持ちでやってますから。(心境に)変わりはないですね」
九州場所は13日目を終えて、横綱 照ノ富士がただひとり13戦全勝で、1敗で平幕の阿炎が追う展開です。
14日目、照ノ富士と阿炎が対戦し、照ノ富士が勝つと、千秋楽を待たずに、照ノ富士の2場所連続6回目の優勝が決まります。
力士の談話
幕内では1年ぶりの勝ち越しを決めた天空海は、初土俵と新入幕が11月の場所だったことを踏まえ「験のいい九州場所で、負け越しもなしなので、自信をもってやれた」と上機嫌でした。
勝ち越しを決めた千代の国は、同じ三重県出身の志摩ノ海に幕内で初白星をあげ「2回負けてるのでしっかりいこうと思った。あと2日あるのでしっかり頑張っていきたい」と話していました。
英乃海は、大関経験者の高安に勝って4場所ぶりの勝ち越しを決め「巡業の時によく胸を出していただいたり、アドバイスをもらったりしていたので、勝てたのはすごく嬉しい」と充実した様子でした。
9勝目をあげた後、2連敗となった北勝富士は「自分の立ち合いが軽かった。ふた桁勝ったらと焦っていた部分があったかもしれない」と反省しました。
一方で、ことし3月に誕生した長男について問われると「東京から動画が送られてくるので、活力になります。座れるようになったり、腹ばいで移動できるようになったりとか、日に日に成長しているので、僕も成長したい」と家族の話にはにこやかに応じていました。
宇良は、今場所4回目の肩すかしを決めて10勝目をあげ「まだあと2番残っているので勝ちたい」と話したうえで、幕内後半戦での取組について「支度部屋の緊迫感がすごい。それに押されちゃって大変。長時間いるのはしんどいので、そこだけは頑張りたい」と話していました。
阿炎は、大関 貴景勝に勝って1敗を守ったことについて「いつもどおり相手の研究をして備えて、大関に胸を借りるつもりでいった」と話していました。
そのうえで、27日の横綱 照ノ富士との一番に向けて「今から横綱のビデオを見てしっかり自分の相撲を取れるように準備したい」と意気込んでいました。
一方、敗れた大関 貴景勝は「きょうはきょうの一番、あまり考えずに、あと2日あるのでまた、あす頑張る」といつもどおり淡々と話していました。
4連勝で9勝目を挙げた大関 正代は「だんだん調子が上がってきたのかなと思う。この調子でいきたい。九州場所なので一番でも多くいい相撲を見せたい」と意気込みを示しました。
また本場所の期間中に原則、禁止としていた外食について、26日から感染対策の徹底を条件に許可されることについて「今場所から変えるのはいつもの流れが変わるかもしれないので自分としては慎重に」と話していました。
13連勝の横綱 照ノ富士は優勝がかかる27日の一番に向けて「やることは変わらないので、残り2日間頑張っていきたい」と冷静でした。 (NHK WEB NEWS 2021年11月26日 21時13分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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