瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 あけましておめでとうございます
 月並みな挨拶で、去年は目出度いことなんていうのはあまり無かった。ニュースは概して暗いものが多く、衆人の不安をそそるものばかりで、うんざりさせられた。毎年毎年念頭には同じようなことを考え、今年こそは今年こそはと思うが、意に沿うようなことはなく、成るようにしか成らぬと半分諦め気分で、爺の頭だけが、年々お目出度くなるようじゃ
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b2d01394.JPG 尚書(書経)・武成篇に「馬を崋山の陽(みなみ)に帰し、牛を桃林の野に放ちて、天下に用いざるを示す」とある。周の武王が殷を滅ぼし天下を平定したときのことで、戦いが止んで平和になり、不用に成った牛や馬を山野に放ち再び用いないことを宣言したという。すなわち「戦備を解いて戦争放棄の有様」を『帰馬放牛』と云う様に成ったらしい。
 エジプトが仲介したハマスとイスラエルの停戦はハマス側が「イスラエルが停戦合意に違反してガザ地区に対する封鎖をほとんど緩和しなかった」として、停戦延長を拒否したためだという。実際、イスラエルはさまざまな“口実”を設け、実質的な封鎖緩和措置は取らず、ハマスだけでなく仲介者のエジプト政府も失望させた。結局、医薬品や食糧など生活必需品の不足は続き、国連や欧州連合(EU)もガザ住民の生活困窮に強い人道上の懸念を示す状況になっているという。
9cf5d3ca.JPG という訳で、今年は丑年でもあるし、賀状のテーマをこの地球上からの戦火の終結を願って、『放牛于桃林之野』とした。叶わぬ願いとは知りつつも、少しでも戦禍がおさまることを願うものにした。メールは判っていても、住所不詳の方が何人かいらっしゃるので、このブログで挨拶に代えさせていただきます。
 叶わぬ時の神頼りで、浅草名所七福神にでも出掛けることにしようかな。


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1932/02/04
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 sechin@nethome.ne.jp です。


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