瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
昨日は都知事選挙。選挙をやる前から当選者が決まっているような選挙には全く興味なし。久し振りに棄権してしまった。NHKのテレビ放送では開票前から、当確を打っていた。
夜が明けたばかりの殆んど人通りのない、ちらりほらりと花びらの舞う桜並木の道を独り散策するのも乙なものである。築山の満開の桜の川越しに天樹塔(スカイツリー)が早くクレーンを下してくれと言っているよう。向島の桜並木の遊歩道には、花見中止の自粛看板が寂しくたっている。
枕橋を過ぎると親水テラスに降りて桜橋に向けて北上する。テラスの脇にはMoss phlox(芝桜)が木瓜や連翹に負けじと派手なピンクの色をひけらかしている。
桜橋の下を過ぎるとテラスの手摺に頭が黒くなりかけたユリカモメがずらりと並んで花見と洒落込んでいる。頭が黒くなり終わる頃には何処かへ飛び去って見られなくなり暑い夏がやってくる。8日の隅田川散策の折、shinさんより、ユリカモメの語源について質問を受けたが答えきれなかったのを思い出し、帰宅後あちゃこちゃで調べてみた。
ユリカモメという名前の由来は①百合の花のように美しいからという説や、②「入り江かもめ」が転じたという説、さらには③川沿いに内陸にまで飛んでいくことがあるので、ユリ(奥地)のカモメを語源とする説などがあるらしい。形状が似ていないこの鳥を見て百合の花を連想することは考えにくいこと、海というより川沿いに飛ぶことから入江説も考えがたいことから、③の(ゆり)=(奥地)説を採りたい。京の奥地の谷間を飛んで賀茂川にやっと来た鴎というのが妥当のように終える。いやはやこれは爺の牽強付会に過ぎようか?
テラスから遊歩道に上がると引き返し、桜橋を渡って帰宅につく。何時もは余り目立たないがプールの脇に月桂樹が黄色い花をつけていた。月桂樹はギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つで、古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。特に月桂冠を得た詩人は桂冠詩人と呼ばれた。
ある日、アポロンはエロス(キューピッド)が弓矢で遊んでいるのを見て、子供がそんなものを玩具にしてはいけない、と揶揄った。/エロス(キューピッド)は、怒って、金の矢をアポロンに向かって放ち、鉛の矢を川の神の娘、ダフネに射た。/金の矢は恋に陥る矢であり、鉛の矢は恋を拒む矢である。/二本の矢が、二人の胸にささった瞬間から、アポロンはダフネを恋し、ダフネはアポロンを拒否するようになる。/アポロンはダフネを追いかけたが、ダフネはどこまでも逃げた。/ダフネは父親の川の神のところへ駆け込んだ。「助けてください、お父様、私の姿を変えてください。」彼女の姿は変化して、足元から月桂樹の木になっていった。/アポロンが追いついたとき、ダフネは最後の心臓の鼓動を鳴らせていた。/アポロンは、ダフネへの愛の記念に、ダフネの月桂樹の葉で冠を作り、生涯それを頭に被っていた。
夜が明けたばかりの殆んど人通りのない、ちらりほらりと花びらの舞う桜並木の道を独り散策するのも乙なものである。築山の満開の桜の川越しに天樹塔(スカイツリー)が早くクレーンを下してくれと言っているよう。向島の桜並木の遊歩道には、花見中止の自粛看板が寂しくたっている。
枕橋を過ぎると親水テラスに降りて桜橋に向けて北上する。テラスの脇にはMoss phlox(芝桜)が木瓜や連翹に負けじと派手なピンクの色をひけらかしている。
桜橋の下を過ぎるとテラスの手摺に頭が黒くなりかけたユリカモメがずらりと並んで花見と洒落込んでいる。頭が黒くなり終わる頃には何処かへ飛び去って見られなくなり暑い夏がやってくる。8日の隅田川散策の折、shinさんより、ユリカモメの語源について質問を受けたが答えきれなかったのを思い出し、帰宅後あちゃこちゃで調べてみた。
ユリカモメという名前の由来は①百合の花のように美しいからという説や、②「入り江かもめ」が転じたという説、さらには③川沿いに内陸にまで飛んでいくことがあるので、ユリ(奥地)のカモメを語源とする説などがあるらしい。形状が似ていないこの鳥を見て百合の花を連想することは考えにくいこと、海というより川沿いに飛ぶことから入江説も考えがたいことから、③の(ゆり)=(奥地)説を採りたい。京の奥地の谷間を飛んで賀茂川にやっと来た鴎というのが妥当のように終える。いやはやこれは爺の牽強付会に過ぎようか?
テラスから遊歩道に上がると引き返し、桜橋を渡って帰宅につく。何時もは余り目立たないがプールの脇に月桂樹が黄色い花をつけていた。月桂樹はギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つで、古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。特に月桂冠を得た詩人は桂冠詩人と呼ばれた。
ある日、アポロンはエロス(キューピッド)が弓矢で遊んでいるのを見て、子供がそんなものを玩具にしてはいけない、と揶揄った。/エロス(キューピッド)は、怒って、金の矢をアポロンに向かって放ち、鉛の矢を川の神の娘、ダフネに射た。/金の矢は恋に陥る矢であり、鉛の矢は恋を拒む矢である。/二本の矢が、二人の胸にささった瞬間から、アポロンはダフネを恋し、ダフネはアポロンを拒否するようになる。/アポロンはダフネを追いかけたが、ダフネはどこまでも逃げた。/ダフネは父親の川の神のところへ駆け込んだ。「助けてください、お父様、私の姿を変えてください。」彼女の姿は変化して、足元から月桂樹の木になっていった。/アポロンが追いついたとき、ダフネは最後の心臓の鼓動を鳴らせていた。/アポロンは、ダフネへの愛の記念に、ダフネの月桂樹の葉で冠を作り、生涯それを頭に被っていた。
この記事にコメントする
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
sechin@nethome.ne.jp です。
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 9 | 10 | 11 | |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最新コメント
[爺の姪 01/13]
[レンマ学(メタ数学) 01/02]
[m.m 10/12]
[爺の姪 10/01]
[あは♡ 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター