瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
随分と日が永くなった。午前5時を過ぎてすぐにご来光が見られる季節になった。朝風に散る桜花びらを受けながら向島遊歩道を北上。白鬚橋を渡り、橋場・今戸のテラスを南下する。テラスでははや躑躅が咲き始めている。
躑躅(つつじ)には毒性を持つ種類があるらしく、これを誤って食べた羊が蹲ってしまうことから「うずくまる」を意味する「躑躅(てきちょく)」がこの花の名前となり、日本では単につつじと呼ばれていたこの花の漢字として日本でも躑躅と当てるようになったという。日本で「つつじ」と呼ぶのは花が筒状であることに由来しているというが、躑躅は「つづきさきぎ(続き咲き木)」の意味ともいわれている。
李白に杜鵑花(つつじ)を詠った詩がある。
つつじの花
蜀国で昔子規(ほととぎす)の啼くのを聞いた。
宣城ではまた杜鵑花(つつじ)を見た。
その一度叫ぶごとに腸賀が一度切れる思いで
この三春三月には故郷の三巴(巴州・巴東・巴西の3郡)を思い出す。
李白は753年頃宣城は安徽省長江流域の都市の地を訪れ、ここを拠点に長江流域を往復していたようである。この詩は宣城で眼にした杜鵑花から故郷蜀で聞いた子規の声を連想し、望郷の念に駆られた気分を歌ったものである。数字を効果的に組み合わせているのは、李白の得意とするところという。
帰化植物として1961年に東京都世田谷区で初めて確認され、以後群馬県、福岡県などにも分布が広がり、自生し、現在では温暖な地方の都市周辺を中心に繁殖しているナガミヒナゲシが咲き始めた。
漢名の「罌粟(ケシ)」の由来ですが、実の形が液体をいれる口のつぼんだ甕(かめ)である『罌(もたい)』に似ていて、種子が『粟(あわ)』に似ていることから、「罌粟」と漢字で書かれたのだという。
ナガミヒナゲシは他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでおらず、栽培は問題ない。
今朝のテレビニュースで、菅総理が福島第一原発をめぐって「非難区域は10年20年はすめないだろう」と言ったとか、言わないとか。馬鹿らしい報道をやっていた。
65・6年前、爺がまだ13歳の時の話。原爆投下直後の広島市を彷徨って、母・姉と連れ立って三次の祖母・父の疎開先のわび住まいに着いた、小さなつくえの上には白い布が被せてあり、箸を突き刺した茶碗が3つ置かれていた。翌日、終戦真直の遅れのタプロイド版の新聞の一面には『広島市、70年間不毛の地か?』とあった。いや、そんな筈はない――地面では蟻が群れをなして逃げ惑っていたし、焼け爛れた死体には蛆が涌いていた。果たせるかな、翌年には比治山の桜は原爆の直射を受けなかったところは花をつけたと言うし、爆心地でもバラックで生活しているという記事が出た。1年半後、三次から門司に帰るとき立ち寄った廣島の駅前では結構闇市が繁盛していた。
今朝のウェブニュースから、
【原発】「10~20年住めない」菅総理発言で波紋… ――「レベル7」に引き上げられた福島第一原発をめぐって、13日に菅総理大臣が松本内閣参与との会談で「避難区域は当面住めないだろう。10年なのか20年なのか」と発言したとされる問題。菅総理自ら発言を否定しましたが、波紋が広がっています。/この「避難地域に10年、20年住めなくなる」と発言したとされる問題ですが、野党側からは早速、批判の声が上がっています。/公明党・山口代表:「極めて、これは無責任な発言だ。(政府から)きちんと十分に聞いていないと、情報が与えられていないと、住民の間で非常に戸惑う。こんなことは絶対に、これからやめてもらいたい」/枝野官房長官は、会見で「ニュアンスが違う」としたものの、「結果的にご心配をかけた」と遺憾の意を表明しました。さらに、総理周辺からは「『絶対、将来的には戻って住めるようになります』とは言えない。住めなくなる地域が出る可能性はある」との本音も聞こえてきます。こうしたなか、午後には菅総理肝いりの「震災復興構想会議」が初会合を開きます。総理は、地域住民の要望を尊重することなど3原則をもとに会議を進める方針です。足並みの乱れや党内抗争を乗り越えて起死回生の策が打ち出せるか。菅政権は重要な岐路に差しかかっています。 (テレ朝NEWS 04/14 11:51)
躑躅(つつじ)には毒性を持つ種類があるらしく、これを誤って食べた羊が蹲ってしまうことから「うずくまる」を意味する「躑躅(てきちょく)」がこの花の名前となり、日本では単につつじと呼ばれていたこの花の漢字として日本でも躑躅と当てるようになったという。日本で「つつじ」と呼ぶのは花が筒状であることに由来しているというが、躑躅は「つづきさきぎ(続き咲き木)」の意味ともいわれている。
李白に杜鵑花(つつじ)を詠った詩がある。
つつじの花
蜀国で昔子規(ほととぎす)の啼くのを聞いた。
宣城ではまた杜鵑花(つつじ)を見た。
その一度叫ぶごとに腸賀が一度切れる思いで
この三春三月には故郷の三巴(巴州・巴東・巴西の3郡)を思い出す。
李白は753年頃宣城は安徽省長江流域の都市の地を訪れ、ここを拠点に長江流域を往復していたようである。この詩は宣城で眼にした杜鵑花から故郷蜀で聞いた子規の声を連想し、望郷の念に駆られた気分を歌ったものである。数字を効果的に組み合わせているのは、李白の得意とするところという。
帰化植物として1961年に東京都世田谷区で初めて確認され、以後群馬県、福岡県などにも分布が広がり、自生し、現在では温暖な地方の都市周辺を中心に繁殖しているナガミヒナゲシが咲き始めた。
漢名の「罌粟(ケシ)」の由来ですが、実の形が液体をいれる口のつぼんだ甕(かめ)である『罌(もたい)』に似ていて、種子が『粟(あわ)』に似ていることから、「罌粟」と漢字で書かれたのだという。
ナガミヒナゲシは他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでおらず、栽培は問題ない。
今朝のテレビニュースで、菅総理が福島第一原発をめぐって「非難区域は10年20年はすめないだろう」と言ったとか、言わないとか。馬鹿らしい報道をやっていた。
65・6年前、爺がまだ13歳の時の話。原爆投下直後の広島市を彷徨って、母・姉と連れ立って三次の祖母・父の疎開先のわび住まいに着いた、小さなつくえの上には白い布が被せてあり、箸を突き刺した茶碗が3つ置かれていた。翌日、終戦真直の遅れのタプロイド版の新聞の一面には『広島市、70年間不毛の地か?』とあった。いや、そんな筈はない――地面では蟻が群れをなして逃げ惑っていたし、焼け爛れた死体には蛆が涌いていた。果たせるかな、翌年には比治山の桜は原爆の直射を受けなかったところは花をつけたと言うし、爆心地でもバラックで生活しているという記事が出た。1年半後、三次から門司に帰るとき立ち寄った廣島の駅前では結構闇市が繁盛していた。
今朝のウェブニュースから、
【原発】「10~20年住めない」菅総理発言で波紋… ――「レベル7」に引き上げられた福島第一原発をめぐって、13日に菅総理大臣が松本内閣参与との会談で「避難区域は当面住めないだろう。10年なのか20年なのか」と発言したとされる問題。菅総理自ら発言を否定しましたが、波紋が広がっています。/この「避難地域に10年、20年住めなくなる」と発言したとされる問題ですが、野党側からは早速、批判の声が上がっています。/公明党・山口代表:「極めて、これは無責任な発言だ。(政府から)きちんと十分に聞いていないと、情報が与えられていないと、住民の間で非常に戸惑う。こんなことは絶対に、これからやめてもらいたい」/枝野官房長官は、会見で「ニュアンスが違う」としたものの、「結果的にご心配をかけた」と遺憾の意を表明しました。さらに、総理周辺からは「『絶対、将来的には戻って住めるようになります』とは言えない。住めなくなる地域が出る可能性はある」との本音も聞こえてきます。こうしたなか、午後には菅総理肝いりの「震災復興構想会議」が初会合を開きます。総理は、地域住民の要望を尊重することなど3原則をもとに会議を進める方針です。足並みの乱れや党内抗争を乗り越えて起死回生の策が打ち出せるか。菅政権は重要な岐路に差しかかっています。 (テレ朝NEWS 04/14 11:51)
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プロフィール
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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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