瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
昨夜は夜間工事の音が凄まじく一晩中眠れなかった。5時に起床、隅田川周辺を一巡り。
今朝のウェブニュースより、
訪日外国人4分の1に急減 観光・小売業にダメージ 東京入国管理局調べ ―― 東日本大震災や原発事故の影響で、訪日外国人が急減していることが6日、東京入国管理局の調べでわかった。地震発生の3月11日から31日までに成田空港から入国した外国人数は、1日平均で約3400人で、昨年3月の平均の約4分の1に落ち込んだ。/ホテル予約やツアーの解約も相次いでおり、観光立国を目指していた政府や観光・小売業界に深刻なダメージを与えている。/フランスなど各国政府が、日本への渡航などの自粛を促していることが、訪日外国人の急減に直結。原発事故がなかなか収束しない中、外国人の「日本離れ」が中長期的に続く恐れがあり、国や自治体、業界は対策に頭を悩ませている。/また、大阪入国管理局の緊急調査によると、関西空港から入国した外国人数も、3月18~23日は1日平均約1700人となり、震災前の平均の半分以下になっている。 (Sankei Biz 2011.4.6 10:13)
2004年秋、中国の西安市で、新たに日本の遣唐使の墓誌が発見され、大きな話題を集めた。8世紀前半に中国へ渡り、当時の唐王朝の都・長安で唐王朝につかえ、将来を嘱望されながら現地で亡くなった井真成(セイシンセイ、いのまなり)の墓誌である。この井真成という遣唐使の名前は史書に記載がなく、いったい誰を指しているのか、その出自は葛井氏(ふじい)なのか井上氏なのか、様々な議論を呼んでいるが、まだはっきりしたことは判っていない。
唐は、7世紀から9世紀の終わり頃まで、当時東アジアで最も大きな勢力を持ち、最も進んだ国で、その諸制度や文化を学ぶため、前後10数回にわたって派遣された遣唐使は、古代日本に多大な功績を残している。遣唐使ゆかりの墓誌が中国ではじめて発見されたことは、たいへん画期的なことである。
平成5年の夏?、上野の東京国立博物館でこの墓誌が展示され、N氏?と見学に行った。
贈尚衣奉御井公の墓誌の文。序并(あわ)せたり
公は姓は井、字(あざな)は真成。国は日本と号し、才は天を縦(ゆる)せるに称(かなう)。故に能く命を遠邦に□、上国に馳せ騁(むか)えり。礼楽を蹈(ふ)みて衣冠を襲う。束帯して朝(ちょう)□、与(とも)に儔(たぐ)うこと難し。豈に図(はか)らんや、学を強(つと)めて倦まず、道を問う聞くこと未だ終わらずに、□移舟に遇い、隙(げき)、奔駟に逢わんとは。開元二十二年(734)正月□日、乃ち官弟(かんてい)に終る。春秋、三十六。皇上、□く傷みて、追崇するに典有り。詔して尚衣奉御を贈り、葬は官を令(し)て□せしむ。即ち其の年の二月四日を以て、萬年縣のサン水の□原に葬る。礼なり。嗚呼、素車(そしゃ)、暁に引き、丹旗(たんちょう)、哀を行う。遠□を嗟(なげ)きて、暮日に頽(たお)れ、窮郊を指(おもむ)きて夜台に悲しむ。其の辞に曰く、□は乃ち天常、哀(かなし)きは茲(これ)遠方なること。形は既に異土に埋もれ、魂は故郷に帰らんことを庶(こいねが)うと。(□は欠字)―― 奈良大学教授・東野治之氏の読み下しによる
抄訳:姓は井、字(あざな)は真成。国は日本と号す。生まれつき優秀で、国命で遠くにやってきて、一生懸命努力した。学問を修め、正式な官僚として朝廷に仕え、活躍ぶりは抜きんでていた。/ところが思わぬことに、急に病気になり、開元22年(734年)の1月に官舎で亡くなった。36歳だった。/皇帝は大変残念に思い、特別な扱いで埋葬することにした。体はこの地に埋葬されたが、魂は故郷に帰るにちがいない 。
井真成の墓誌の発見以降、彼の出自をめぐっては、井真成という姓名をどう読み取るかでさまざまな議論が交わされている。まず、井真成は日本名そのままだとする説と中国で改名されたものだという説に大きく分かれます。改名説は日本名にちなんでいるという説と、全く中国風に改名したという説に分かれる。日本名にちなんでいるという説は葛井氏説と井上氏説に代表される。葛井、井上氏ともに藤井寺に本拠をおいた渡来系氏族でした。葛井氏は葛井寺を氏寺とし、その周辺に集落を営んでいました。井上氏は衣縫廃寺あるいは大井廃寺を氏寺とした可能性があり、居住域もその近辺に求められるという。井真成(いのまなり)のふるさとは、現在確定させるまでにはいたっていない。しかし、その有力な候補地は藤井寺市内にあるという。
今朝のウェブニュースより、
訪日外国人4分の1に急減 観光・小売業にダメージ 東京入国管理局調べ ―― 東日本大震災や原発事故の影響で、訪日外国人が急減していることが6日、東京入国管理局の調べでわかった。地震発生の3月11日から31日までに成田空港から入国した外国人数は、1日平均で約3400人で、昨年3月の平均の約4分の1に落ち込んだ。/ホテル予約やツアーの解約も相次いでおり、観光立国を目指していた政府や観光・小売業界に深刻なダメージを与えている。/フランスなど各国政府が、日本への渡航などの自粛を促していることが、訪日外国人の急減に直結。原発事故がなかなか収束しない中、外国人の「日本離れ」が中長期的に続く恐れがあり、国や自治体、業界は対策に頭を悩ませている。/また、大阪入国管理局の緊急調査によると、関西空港から入国した外国人数も、3月18~23日は1日平均約1700人となり、震災前の平均の半分以下になっている。 (Sankei Biz 2011.4.6 10:13)
2004年秋、中国の西安市で、新たに日本の遣唐使の墓誌が発見され、大きな話題を集めた。8世紀前半に中国へ渡り、当時の唐王朝の都・長安で唐王朝につかえ、将来を嘱望されながら現地で亡くなった井真成(セイシンセイ、いのまなり)の墓誌である。この井真成という遣唐使の名前は史書に記載がなく、いったい誰を指しているのか、その出自は葛井氏(ふじい)なのか井上氏なのか、様々な議論を呼んでいるが、まだはっきりしたことは判っていない。
唐は、7世紀から9世紀の終わり頃まで、当時東アジアで最も大きな勢力を持ち、最も進んだ国で、その諸制度や文化を学ぶため、前後10数回にわたって派遣された遣唐使は、古代日本に多大な功績を残している。遣唐使ゆかりの墓誌が中国ではじめて発見されたことは、たいへん画期的なことである。
平成5年の夏?、上野の東京国立博物館でこの墓誌が展示され、N氏?と見学に行った。
贈尚衣奉御井公の墓誌の文。序并(あわ)せたり
公は姓は井、字(あざな)は真成。国は日本と号し、才は天を縦(ゆる)せるに称(かなう)。故に能く命を遠邦に□、上国に馳せ騁(むか)えり。礼楽を蹈(ふ)みて衣冠を襲う。束帯して朝(ちょう)□、与(とも)に儔(たぐ)うこと難し。豈に図(はか)らんや、学を強(つと)めて倦まず、道を問う聞くこと未だ終わらずに、□移舟に遇い、隙(げき)、奔駟に逢わんとは。開元二十二年(734)正月□日、乃ち官弟(かんてい)に終る。春秋、三十六。皇上、□く傷みて、追崇するに典有り。詔して尚衣奉御を贈り、葬は官を令(し)て□せしむ。即ち其の年の二月四日を以て、萬年縣のサン水の□原に葬る。礼なり。嗚呼、素車(そしゃ)、暁に引き、丹旗(たんちょう)、哀を行う。遠□を嗟(なげ)きて、暮日に頽(たお)れ、窮郊を指(おもむ)きて夜台に悲しむ。其の辞に曰く、□は乃ち天常、哀(かなし)きは茲(これ)遠方なること。形は既に異土に埋もれ、魂は故郷に帰らんことを庶(こいねが)うと。(□は欠字)―― 奈良大学教授・東野治之氏の読み下しによる
抄訳:姓は井、字(あざな)は真成。国は日本と号す。生まれつき優秀で、国命で遠くにやってきて、一生懸命努力した。学問を修め、正式な官僚として朝廷に仕え、活躍ぶりは抜きんでていた。/ところが思わぬことに、急に病気になり、開元22年(734年)の1月に官舎で亡くなった。36歳だった。/皇帝は大変残念に思い、特別な扱いで埋葬することにした。体はこの地に埋葬されたが、魂は故郷に帰るにちがいない 。
井真成の墓誌の発見以降、彼の出自をめぐっては、井真成という姓名をどう読み取るかでさまざまな議論が交わされている。まず、井真成は日本名そのままだとする説と中国で改名されたものだという説に大きく分かれます。改名説は日本名にちなんでいるという説と、全く中国風に改名したという説に分かれる。日本名にちなんでいるという説は葛井氏説と井上氏説に代表される。葛井、井上氏ともに藤井寺に本拠をおいた渡来系氏族でした。葛井氏は葛井寺を氏寺とし、その周辺に集落を営んでいました。井上氏は衣縫廃寺あるいは大井廃寺を氏寺とした可能性があり、居住域もその近辺に求められるという。井真成(いのまなり)のふるさとは、現在確定させるまでにはいたっていない。しかし、その有力な候補地は藤井寺市内にあるという。
この記事にコメントする
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
sechin@nethome.ne.jp です。
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 9 | 10 | 11 | |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最新コメント
[爺の姪 01/13]
[レンマ学(メタ数学) 01/02]
[m.m 10/12]
[爺の姪 10/01]
[あは♡ 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター