瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
山谷堀広場でAS氏と会う。南相馬市から避難して現在ご夫婦で息子のKS氏宅に滞在中である。暫く立ち話、桜橋を渡って向島のテラスを通ると木瓜と連翹が真っ盛り。隅田公園には喇叭水仙が咲き、まだ肌寒いが春の到来を思わせる。
漱石はいう。「「木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲がった事がない。そんなら真直かというと、決して真直でもない。只真直な短い枝に、真っ直な短い枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上がっている。そこへ紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔らかい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい。」(新潮文庫『草枕』、150頁)
4月2日は彫刻家・詩人の高村光太郎(1883~1956年)の命日で、これをヨーロッパ原産。明治末年に渡来、観賞用に広く栽培される。花はスイセンのうちでは大きく、花冠は淡黄色で濃黄色らっぱ状の副冠がある。連翹忌という。これは、高村が生前好んだ花がレンギョウであり、彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていたことに由来するのだそうだ。
喇叭水仙はヨーロッパ原産。明治末年に渡来、観賞用に広く栽培される。花はスイセンのうちでは大きく、花冠は淡黄色で濃黄色喇叭状の副冠があるので、この名がついたのであろう。
今朝のウェブニュースより
G7会合を15日に開催へ、日本の大震災の影響など議論=政府筋 ―― [東京 4日 ロイター]政府筋は4日、今月14日から米ワシントンで開催される20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、日米欧など7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議を開催する方向で調整していることを明らかにした。/日程は15日が有力。日本から東日本大震災の被害状況や経済への影響を説明するほか、欧州の財政問題なども議論する見通し。非公式会合のため、声明の取りまとめは予定していない。 (REUTERS 2011年 04月 4日 10:08 JST )
王 維(おう い、生没年は『旧唐書』によれば699~ 759年、『新唐書』では701~761年)は、中国唐朝の最盛期である盛唐の高級官僚で、時代を代表する詩人。また、画家、書家、音楽家としての名も馳せた。同時代の詩人李白が詩仙、杜甫が詩聖と呼ばれるのに対し、その典雅静謐な詩風から詩仏と呼ばれ、南朝より続く自然詩を大成させたといわれている。天宝12載(753年)、阿倍仲麻呂が日本に帰る際、彼のために彼を送る詩を詠じた。
(訳)秘書の晁監が日本国に帰るのを送る:大海原の水はどこまで続くのか、見極めようが無い。/その東の果てがどうなっているのか、どうして知れるだろう。/わが国の外にあるという九つの世界のうち、最も遠い世界、それが君の故郷、日本だ。/万里もの道のりは、さながら空を旅してるようなものだろう。/ただ太陽の運行と風向きに任せて進んでいくほかはないだろう。/伝説にある大海亀は黒々と天にその姿を映し、巨大魚の目の光は真っ赤で、波を貫いくことだろう。/君の故郷日本は、太陽の昇る所に生えているという神木(扶桑)のはるか外にあり、その孤島こそが、君の故郷なのだ。/私たちは、まったく離れた世界に別たれてしまうのだ。/もう連絡の取りようも無いのだろうか。
漱石はいう。「「木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲がった事がない。そんなら真直かというと、決して真直でもない。只真直な短い枝に、真っ直な短い枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上がっている。そこへ紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔らかい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい。」(新潮文庫『草枕』、150頁)
4月2日は彫刻家・詩人の高村光太郎(1883~1956年)の命日で、これをヨーロッパ原産。明治末年に渡来、観賞用に広く栽培される。花はスイセンのうちでは大きく、花冠は淡黄色で濃黄色らっぱ状の副冠がある。連翹忌という。これは、高村が生前好んだ花がレンギョウであり、彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていたことに由来するのだそうだ。
喇叭水仙はヨーロッパ原産。明治末年に渡来、観賞用に広く栽培される。花はスイセンのうちでは大きく、花冠は淡黄色で濃黄色喇叭状の副冠があるので、この名がついたのであろう。
今朝のウェブニュースより
G7会合を15日に開催へ、日本の大震災の影響など議論=政府筋 ―― [東京 4日 ロイター]政府筋は4日、今月14日から米ワシントンで開催される20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、日米欧など7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議を開催する方向で調整していることを明らかにした。/日程は15日が有力。日本から東日本大震災の被害状況や経済への影響を説明するほか、欧州の財政問題なども議論する見通し。非公式会合のため、声明の取りまとめは予定していない。 (REUTERS 2011年 04月 4日 10:08 JST )
王 維(おう い、生没年は『旧唐書』によれば699~ 759年、『新唐書』では701~761年)は、中国唐朝の最盛期である盛唐の高級官僚で、時代を代表する詩人。また、画家、書家、音楽家としての名も馳せた。同時代の詩人李白が詩仙、杜甫が詩聖と呼ばれるのに対し、その典雅静謐な詩風から詩仏と呼ばれ、南朝より続く自然詩を大成させたといわれている。天宝12載(753年)、阿倍仲麻呂が日本に帰る際、彼のために彼を送る詩を詠じた。
(訳)秘書の晁監が日本国に帰るのを送る:大海原の水はどこまで続くのか、見極めようが無い。/その東の果てがどうなっているのか、どうして知れるだろう。/わが国の外にあるという九つの世界のうち、最も遠い世界、それが君の故郷、日本だ。/万里もの道のりは、さながら空を旅してるようなものだろう。/ただ太陽の運行と風向きに任せて進んでいくほかはないだろう。/伝説にある大海亀は黒々と天にその姿を映し、巨大魚の目の光は真っ赤で、波を貫いくことだろう。/君の故郷日本は、太陽の昇る所に生えているという神木(扶桑)のはるか外にあり、その孤島こそが、君の故郷なのだ。/私たちは、まったく離れた世界に別たれてしまうのだ。/もう連絡の取りようも無いのだろうか。
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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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