瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
秀吉は全国を平定し終わると、ポルトガルの手に独占されていた貿易の実権を取り戻そうとして、1692(文禄2)年フィリピンのスペイン長官に使節を送って貿易を求めたので、日本とスペインとの正式交渉が始った。スペイン人が日本に来たという記録はすでに1580(天正8)年にもあり、1584(天正12)年にはスペイン船が来航している。とはいえ、日本とスペインとの交渉は、ポルトガルと日本との交渉のあった96年間に比べ、1/3の32年間に過ぎない。こういう短い期間であったため、スペイン語から日本に取り入れられた単語は極く僅かであった。それにポルトガル語とスペイン語は血のつながった言葉同士で両者には形も意味もそっくりな単語が沢山あり、スペイン語からの外来語とはっきり決めうるものは数語しかない。
メリヤス(medias):日本のメリヤスは江戸時代の延宝 - 天和 - 貞享 - 元禄(1673年 - 1704年)のいずれかの時期に輸入・伝来したとされ、ポルトガル語のメイアシュ(meias)・スペイン語のメジアス(medias)の転訛とされる。日本語のメリヤスを指す言葉としては「莫大小」を当てるが、その理由の一つとして日本国内の旧来の布地に比べて伸縮性があることとする説がある。主に武士が殿中に出仕する際の足袋を作る技法として一部武士から庶民にも広まった。/スペイン語では靴下のことであり、はじめポルトガル語のmeias から「メイヤス」として取り入れられたらしいが、スペイン系の medias が「メリヤス」として取り入れられたほうが勝って、ぐんぐん使われてゆき、「唐人の古里寒しメリヤス足袋 - 眠松」と詠われている。井原西鶴の句にも西鶴の句に「メリヤスをはいて蛤蜊踏まれたり」というのがある。
プラザ(plaza):英語のplace に相当するスペイン語。「広場」
カルデラ(caldera):スペイン語で「釜(かま)」を意味する。火山の中心にできたほぼ円形の大きな凹地。噴火後に火口部が陥没したものが多い。カナリア諸島の噴火口の名で、スペイン人によってつけられたらしい。
カスタネット(castanet): カスタネットは、「栗の実」を意味するスペイン語「castana(カスターニャ)」に由来する。カスタネットが「栗の実」に由来するのは、形が栗の実に似ているからとする説と、古くは、南欧の大きな栗の木で作られていたことからとする説がある。スペイン語で「カスタネット」を表す「castaneta」の「eta(ita)」は縮小辞なので、「小さな栗の実」の意味になるため、大きな栗の木で作られていたことから、「小さな栗の実」の名が付いたとする説がよいと思われる。
ポンチョ( poncho):中央アメリカ、南アメリカのメキシコ、ペルーやボリビアの原住民の民族衣装で、四角形の布の中央に穴を開けて首を通して着る、outerwear〔アウターウェア、衣服の分類のうち下着や装身具を除いたものの総称〕のこと。防寒・防風のために通常の衣服の上から着用する。/ケープ(cape)と混同されることがあるが、ケープは肩や背中を覆う、袖のないouterwearで、マントの短いものをさす。ポルトガル語のカパ(capa)も語源は同じだが、こちらは日本に入って、合羽(かっぱ)となった。
メリヤス(medias):日本のメリヤスは江戸時代の延宝 - 天和 - 貞享 - 元禄(1673年 - 1704年)のいずれかの時期に輸入・伝来したとされ、ポルトガル語のメイアシュ(meias)・スペイン語のメジアス(medias)の転訛とされる。日本語のメリヤスを指す言葉としては「莫大小」を当てるが、その理由の一つとして日本国内の旧来の布地に比べて伸縮性があることとする説がある。主に武士が殿中に出仕する際の足袋を作る技法として一部武士から庶民にも広まった。/スペイン語では靴下のことであり、はじめポルトガル語のmeias から「メイヤス」として取り入れられたらしいが、スペイン系の medias が「メリヤス」として取り入れられたほうが勝って、ぐんぐん使われてゆき、「唐人の古里寒しメリヤス足袋 - 眠松」と詠われている。井原西鶴の句にも西鶴の句に「メリヤスをはいて蛤蜊踏まれたり」というのがある。
プラザ(plaza):英語のplace に相当するスペイン語。「広場」
カルデラ(caldera):スペイン語で「釜(かま)」を意味する。火山の中心にできたほぼ円形の大きな凹地。噴火後に火口部が陥没したものが多い。カナリア諸島の噴火口の名で、スペイン人によってつけられたらしい。
カスタネット(castanet): カスタネットは、「栗の実」を意味するスペイン語「castana(カスターニャ)」に由来する。カスタネットが「栗の実」に由来するのは、形が栗の実に似ているからとする説と、古くは、南欧の大きな栗の木で作られていたことからとする説がある。スペイン語で「カスタネット」を表す「castaneta」の「eta(ita)」は縮小辞なので、「小さな栗の実」の意味になるため、大きな栗の木で作られていたことから、「小さな栗の実」の名が付いたとする説がよいと思われる。
ポンチョ( poncho):中央アメリカ、南アメリカのメキシコ、ペルーやボリビアの原住民の民族衣装で、四角形の布の中央に穴を開けて首を通して着る、outerwear〔アウターウェア、衣服の分類のうち下着や装身具を除いたものの総称〕のこと。防寒・防風のために通常の衣服の上から着用する。/ケープ(cape)と混同されることがあるが、ケープは肩や背中を覆う、袖のないouterwearで、マントの短いものをさす。ポルトガル語のカパ(capa)も語源は同じだが、こちらは日本に入って、合羽(かっぱ)となった。
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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