前回「魚類Bに関する難読漢字」の解答です。
1 鱈 →タラ 2 穴子 →アナゴ
3 狆穴子 →チンアナゴ 4 鰻 →ウナギ
5 鮟鱇 →アンコウ 6 虎魚 →オコゼ
7 鮪 →マグロ 8 小鰭 →コハダ
9 鯵 →アジ 10 鮒 →フナ
11 間八 →カンパチ
魚類Cに関する難読漢字です。
1 鯖 →数をごまかす際に読まれます
2 翻車魚 →う~~~
3 鰌・泥鰌 →一匹目を狙いたい
4 鯔 →出世魚の一種。「とどのつまり」の「とど」のこと
5 柳葉魚 →アイヌに様々な伝承を残します
6 鱒 →シューベルトの 歌曲、ピアノ五重奏曲
7 鰙・公魚 →氷上に小さな穴を開けて釣るイメージ
8 鰈 →鰈ライス
9 鰰 →塩汁鍋の主役
10 撞木鮫 →特徴的な見た目から「Hammerhead shark」と呼ばれます
11 鋸刺鮭 →アマゾンなどにいる肉食魚
ウェブニュースより
東京都、新型コロナ7982人感染 1週間平均は4日連続増 ―― 東京都は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに7982人確認されたと発表した。直近1週間平均の新規感染者は約7628人で、前週(約6275人)の121.6%だった。1週間平均で前週を上回るのは4日連続。累計の感染者は125万8633人となった。
都内の重症者は前日から2人減って30人。新たに9人の死亡が確認され、累計の死者数は4178人となっている。
新規感染者を年代別にみると20代が1806人と最も多く、30代が1410人、40代が1345人で続いた。65歳以上の高齢者は367人だった。ワクチンの接種状況別では2回接種済みが4128人、未接種は1959人だった。 【日本經濟新聞 2022年4月1日 17:20 (2022年4月1日 17:24更新)】
野田少子化相がコロナ陽性 閣僚初、重要法案に影響も ―― 衆院は1日、野田聖子少子化担当相が新型コロナウイルスに感染したと発表した。閣僚の感染が確認されたのは初めて。野田氏は政府が重要法案と位置付けるこども家庭庁設置法案を担当しており、審議日程に影響が出そうだ。
閣府によると、野田氏は1日朝に微熱があり、抗原検査で陽性が判明。その後に受けたPCR検査でも陽性だった。微熱と軽い鼻声の症状があるという。野田氏は同日の全ての公務をキャンセルし、自宅で療養している。
こども家庭庁法案について、政府・与党は7日の衆院審議入りを目指していたが、見直しを迫られている。自民党の高木毅国対委員長は「いつ、どのような形でやるかを(関係委員会の)現場や国対間で協議中だ」と記者団に語った。 (JIJI COM 2022年04月01日17時04分)
ロシア、「ウクライナが領内攻撃」と主張 軍事作戦、停戦交渉に影響も―南東部マリウポリ緊迫 ―― 【イスタンブール時事】ロシア西部ベルゴロド州のグラドコフ知事は1日、通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナのヘリ2機が州都ベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したと主張した。真偽は不明だが、ロシア軍はこれを根拠に、ウクライナでの軍事作戦を強化する恐れがある。今後の停戦交渉にも影響が出そうだ。
ベルゴロド州はウクライナに隣接している。仮に事実なら、2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻開始後、ウクライナ側が初めてロシア領内に空爆を加えたことになる。ウクライナ国防省報道官は、攻撃への関与について「確認も否定もしない」と語った。ベルゴロド郊外ではこれより先、武器庫で爆発を伴う火災も発生している。
ロシアとウクライナによる停戦交渉は1日、オンラインで再開された。ただ、インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は、ベルゴロドでの「攻撃」について「交渉継続に快適な状況をつくり出すと受け止められるものではない」と述べ、ウクライナ側との交渉に悪影響が出るという認識を示した。 (JIJI.COM 2022年04月02日01時11分)
前回「魚類Aに関する難読漢字」の解答です。
1 鰯 →イワシ 2 鯛 →タイ
3 鮎 →アユ 4 鰤 →ブリ
5 河豚 →フグ 6 鯰 →ナマズ
7 鱸 →スズキ 8 秋刀魚 →サンマ
9 鱚 →キス 10 鱓 →ウツボ
11 鰹 →カツオ
魚類Bに関する難読漢字です。
1 鱈 →フグ田家長男
2 穴子 →おお~い、フグタく~ん
3 狆穴子 →顔が犬種の狆に似ているからこの名前
4 鰻 →土用の丑の日に食べます
5 鮟鱇 →提灯を持っています
6 虎魚 →強そうな見た目の毒持ち魚
7 鮪 →初競りで高いものは億を越えます
8 小鰭 →トロは中トロ、小鰭、鯵 (へいらっしゃい!)
9 鯵 →トロは中トロ、小鰭、鯵 (へいらっしゃい!)
10 鮒 →金魚はこの魚の突然変異種を改良したもの
11 間八 →魚っぽくない字面です
ウェブニュースより
プーチン氏に戦況で誤情報、米分析 「軍と緊張関係に」 ―― 米ホワイトハウスのベディングフィールド広報部長は30日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領にウクライナでの戦況などについて軍から誤った情報が伝えられていると明らかにした。「プーチンがロシア軍に欺かれたと感じているとの情報があり、その結果、軍との間に緊張が生じている」と述べた。
ウクライナでの想定外の苦戦や米欧などによる対ロシア制裁に伴う経済的打撃に関し「誤った情報がもたらされている」と主張した。誤情報が伝えられる背景をめぐっては、プーチン氏の側近は「怖くて真実を話せないからだ」と語った。
バイデン政権は情報機関の調査に基づく今回の機密を解除してプーチン氏を取り巻く状況に関する情報公開に踏み切った。ベディングフィールド氏は「我々が公開した意図はロシアにとって(ウクライナ侵攻が)いかに戦略的失策だったかを理解してもらうことだ」と説明した。
ブリンケン米国務長官は同日、訪問先のアルジェリアの首都アルジェで記者会見し、プーチン氏に正確な情報が伝わっていない理由について「独裁国家のアキレスけんのひとつが権力者に真実を語る人物がいないことだ。それがロシアで表れている」と話した。
ウクライナの戦線に送られたロシア兵の多くは徴兵された若者が占める。米CNNは30日、米政府高官の話として「プーチン氏が徴兵を使っていると知らなかった。正確な情報の流れに明らかな断絶がある」と伝えた。
米国防総省のカービー報道官は29日、ロシア国防省が同日にウクライナの首都キエフなどでの軍事活動を縮小すると発表したのを受け「キエフ制圧に失敗した」と断定した。
米欧の分析によると、当初ロシアは2月24日の侵攻から2~3日でウクライナを制圧できるともくろんでいたが、ウクライナ軍の激しい抵抗や現地での物資不足などで苦戦を強いられている。 【日本經濟新聞 2022年3月31日 6:32 (2022年3月31日 7:05更新)】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2856X0Y2A320C2000000/?utm_source=newsshowcase&utm_medium=gnews&utm_campaign=CDAQ9Yj1moT0neAxGLbhoMPoqP-KtwEqKggAIhC7HvSW_G7gUYP7k946YGqFKhQICiIQux70lvxu4FGD-5PeOmBqhQ&utm_content=rundown&unlock=1
アブラモビッチ氏は「有能な仲介者」=ウクライナ大統領府顧問 ―― [リビウ(ウクライナ) 30日 ロイター] - ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は30日、同国はロシアの富豪、ロマン・アブラモビッチ氏について、ロシアとの交渉において行き違いの回避に貢献できる有能な仲介者とみなしていると述べた。
ポドリャク顧問はテレビ会見で「(アブラモビッチ氏は)長らく、極めて有能な仲介者であるとともに、手続きの部分的簡素化を通じて初期の行き違いを回避することがメディアで知られている」と語った。
アブラモビッチ氏が数週間前に毒物攻撃を受けたとの報道については、憶測の「陰謀論」と否定。ウクライナ代表団に圧力をかけるためのものだと述べた。 (朝日新聞DIGITAL 2022年3月31日09時13分)
中国とロシアの外相が連携強化で一致、欧米をけん制 ウクライナ侵攻後初めて訪中 ―― 中国の王毅(おうき)国務委員兼外相は30日、訪中したロシアのラブロフ外相と安徽省で会談し、ウクライナ情勢などを協議した。両外相は戦略的パートナーシップ強化で一致し、対ロシア制裁を強める欧米などをけん制した。
ラブロフ氏の訪中は、ロシアのウクライナ侵攻後初めて。タス通信によると、ラブロフ氏は会談で「多極的で公正な世界秩序を構築したい。両国関係を安定的に発展させたい」と強調。ウクライナ侵攻によって日米欧から経済制裁を受けているロシアは窮地に追い込まれており、中国に経済や貿易面での協力を期待したものとみられる。
中国国営中央テレビによると、王氏は「新時代の両国関係を発展させたい。(ロシアを含め)各方面の安全保障上の懸念に対応し、話し合いを通じ効果的な欧州の安全保障の枠組みを構築するべきだ」と、改めて北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を懸念するロシアの立場に寄り添う姿勢を示した。
米国との対立関係をにらみ中国は対ロ関係を重視しており、ロシアへの制裁に一貫して反対。一方で国際的なロシア批判の高まりを受け、両国と良好な関係を保つ立場から停戦交渉の「仲裁」を果たすことにも言及している。
中国外務省によるとラブロフ氏は、アフガニスタン情勢を巡る近隣国外相会合に参加するため訪中した。 (東京新聞 2022年3月30日 20時32分)
魚類Aに関する難読漢字の問題です。です。
1 鰯 →アンチョビ
2 鯛 →腐っても
3 鮎 →香魚や年魚の名もあります
4 鰤 →響きはちょっと下品です
5 河豚 →よく河馬と混同します
6 鯰 →地震の研究所にいるイメージ
7 鱸 →日本でトップクラスに多い苗字
8 秋刀魚 →タケちゃんマンのライバル
9 鱚 →チュッ
10 鱓 →海のギャングと呼ばれる生き物の一匹
11 鰹 →磯野家長男
解答は、次回のブログでお知らせします。
ウェブニュースより
ウクライナ「安保、米欧含め新条約を」 ロシアと協議 ロシア国防省「首都の攻撃縮小」 ―― ウクライナとロシアの交渉団は29日、トルコのイスタンブールで対面形式の停戦協議を行った。ウクライナ側は米欧を含めた安全保障体制の構築や領土問題棚上げなどを提案し、ロシア側は回答を留保した。同日、ロシア国防省は首都キエフなどで「軍事活動を縮小する」と発表した。緊張緩和を印象づけるとともに、キエフ近郊でロシア側が苦戦していることが背景にありそうだ。
ロシア側の代表団は協議終了後に記者団に対し、提案をプーチン大統領に報告した上で回答すると明らかにした。ウクライナ側代表団によると、今後はオンラインで協議を継続するという。
ウクライナ側は協議の中で、北大西洋条約機構(NATO)への加盟は断念する方針を示した。代わりに、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国にドイツ、トルコなどを加えた新たな安全保障条約や欧州連合(EU)への加盟をロシアが妨げないことなどを求めた。
領土問題は棚上げすることも提案した。ロシアが2014年に一方的に編入したクリミア半島などについては「合意の中には含まない」とし、今後15年以内に解決を目指すという。
ロシア側の交渉団に参加しているフォミン国防次官は協議後、記者団に「ウクライナ側から明確な提案がなされ、協議が建設的に行われた」などとコメントした。ロシア国防省は29日、侵攻しているウクライナの首都キエフと北部チェルニヒウでの軍事活動を縮小すると発表した。
ロシアによるウクライナへの侵攻は1カ月以上が過ぎた。ロシア軍は当初、早期のキエフ掌握を計画していたものの、ウクライナ軍の反攻を受け、苦戦が続いている。ロシア軍は親ロ派勢力の支配地域を含む東部地域に攻勢を強める方針を示していた。
ロシア軍がキエフへの侵攻を諦めたかは定かではない。東部地域などでロシア軍の攻撃は続いており、停戦が即座に実現する見通しは立っていない。 【日本經濟新聞 2022年3月29日 18:09 (2022年3月30日 5:01更新)】
【米アカデミー賞】前代未聞ウィル・スミス壇上で怒りのビンタ 受賞スピーチでは涙の謝罪 ―― 第94回米アカデミー賞で、主演男優賞を受賞した米俳優ウィル・スミス(53)が授賞式の壇上で、脱毛症に苦しむ妻のジェイダ・ピンケット・スミス(50)をネタにしたコメディアンのクリス・ロック(57)にビンタを張った。
自身3度目のノミネートとなった「ドリームプラン」で悲願のオスカーを獲得も、アカデミー賞で前代未聞のハプニングを起こし、受賞スピーチの中で涙の謝罪をした。
妻と授賞式に同席したスミスは、ロックが「ジェイダ、愛しているよ。『G.I.ジェーン2』が待ちきれない」と口走った次の瞬間、怒りの形相で近寄ると、マイク越しに「ボコッ」と音がするほど右手で強烈に平手打ちした。97年の映画「G.I.ジェーン」は、デミ・ムーアが役作りで丸刈りになったことが話題になった作品。スミスは降壇後「俺の妻のことを言ってるんじゃねぇ!!」とブチ切れたが、演出と勘違いした人もいた。
スミスは受賞スピーチの中で「アカデミー、他の候補者に謝罪しなければいけない」と涙した。劇中で演じたテニスのウィリアムズ姉妹の父リチャードを引き合いに「クレイジーな父親のように振る舞った。愛情によってクレイジーな行動に出るもの」とも語った。
ロックは16年の授賞式でもアジア系の子ども3人を登壇させ「熱心で働き者」などと差別的なジョークを口走るなど、過激な言動のコメディアンとして知られる。ロックは殴られた後、スミスが01年の映画「ALI アリ」で伝説の世界ヘビー級王者ムハマド・アリさんを演じたことを引き合いに「アリに殴られたけどケガはない」と話し、警察に被害届を出すことも拒否したという。 [日刊スポーツ 2022年3月29日5時0分]
ウェブニュースより
大相撲春場所千秋楽 中入り後の勝敗 ―― 大相撲春場所は千秋楽、関脇の若隆景が平幕の高安との優勝決定戦を制して初めての優勝を果たしました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の英乃海に一山本は一山本が寄り切りで勝って、勝ち越しを決めました。
☆一山本「(5連勝で勝ち越し)3勝7敗になった時はまた幕内で負け越すのかと思ったが、そこからしっかり自分の相撲をとれたのでよかった。」
▽輝に照強は、輝が寄り切り。
▽妙義龍に栃ノ心は、妙義龍が寄り切り。
★栃ノ心「無事に終わったのはよかったが、勝って終わりたかった。その点、残念な気持ちがある。」
▽志摩ノ海に荒篤山は、志摩ノ海が寄り切りで勝ち越し。荒篤山は負け越しました。
★荒篤山「(新入幕で)特に変わったところはないが、前に出る相撲が少なかった。立ち合いもっと強く当たれるように、一生懸命稽古していきたい。」
▽錦木に若元春は、若元春が上手投げ。
☆若元春「上手を取れずあせって前に出そうになったが、師匠の「上手を引きながら出なきゃダメ」という言葉を思い出した。(今場所は)全体的に前に出ることができた。」
▽千代翔馬に琴勝峰は、琴勝峰が押し出しで勝ちました。
☆琴勝峰「序盤戦の内容が全然ダメでどうかなと思ったが、修正できてよかった。(弟の琴手計が序ノ口優勝)自分が緊張した。どっしり相撲をとっていたのでよかったです。」
▽北勝富士に豊山は、北勝富士が押し出し。豊山は負け越しました。
★豊山「勝ちたかったけど全部出し切ってこの結果。受け止めて、また来場所に向けて明日から頑張りたい。」
▽天空海に石浦は、天空海が押し出し。
▽宝富士に千代の国は、宝富士が押し出し。
▽霧馬山に琴恵光は、霧馬山が小手投げ。
▽千代大龍に明生は、千代大龍がはたき込みで勝ちました。
★明生「(2日目から14連敗で)これをいい経験にしたいと思います。自分の相撲を見つめ直して、またコツコツやっていきたい。」
▽阿武咲に千代丸は、阿武咲が押し出し。
★千代丸「(15日間振り返り)苦しかったというか思い切りとれなかった。最初の4連敗から切り替えできなかった。」
▽遠藤に玉鷲は、遠藤が寄り切りで勝ち越し。玉鷲は負け越しました。
▽逸ノ城に翔猿は、翔猿が寄り切り。
▽翔猿「いい形になれたのでよかったです。久々に勝ち越しもあったんでうれしいです。」
▽隠岐の海に宇良は、宇良が押し出し。
☆宇良「(場所を振り返り)もっと力をつけないといけないと思いました。」
▽大栄翔に碧山は、大栄翔が押し出しで勝って、勝ち越し。碧山は負け越しました。
☆大栄翔「(場所の)真ん中で連敗が多くて(勝ち越しが)ギリギリになってしまった。そこを変えていかないといけない。」
▽琴ノ若に豊昇龍は、豊昇龍が下手出し投げで勝ち越しました。琴ノ若は4敗目で優勝争いから脱落しましたが、敢闘賞を受賞しました。
☆豊昇龍「めちゃくちゃ緊張しました。とにかく勝ちたかったんで勝ててよかったです。また一からやり直して、一生懸命稽古して5月場所は自分の相撲をとりきりたい。」
★琴ノ若「気持ちは変わらずいつも通りいきました。(優勝争いは)意識はしてなかった。そんなに頭に入れてなかった。」
▽隆の勝に佐田の海は、佐田の海が上手投げ。
☆佐田の海「立ち合いから押し込めた。それがすべてだったと思う。来場所につながる相撲だった。」
▽高安に阿炎は、阿炎が送り倒しで勝ち越しました。高安は12勝3敗となりました。高安は敢闘賞受賞です。
☆阿炎「自分の相撲とることしか考えていなかった。まだまだ強くなれると思える場所だった。これからその努力を重ねていきたい。(勝ち越しは)素直にうれしかった。来場所も頑張ろうと思った。」
▽大関 御嶽海に大関 貴景勝は、御嶽海が上手出し投げ。
▽大関 正代に若隆景は、正代が寄り切りで勝ちました。若隆景も12勝3敗で優勝決定戦となりました。若隆景は技能賞受賞です。
▽優勝決定戦は、若隆景が上手出し投げで高安を破り初優勝を果たしました。新関脇の優勝は昭和11年の双葉山以来、86年ぶりです。
若隆景「実感まだわかない」
初めての優勝を果たした関脇 若隆景は土俵下の優勝インタビューで、「うれしい。実感はまだちょっとわかない」と優勝直後の心境を話しました。
千秋楽の本割では2敗で並んでいた平幕 高安が先に敗れましたが、「心境は変わらなかった。自分の相撲を取るだけだった」と振り返ったうえで、土俵際の勝負となった高安との優勝決定戦について、「最後になんとか残せたというのは自分の感覚としてあった。一生懸命相撲を取るだけだった」と述べました。
また、優勝の要因について、「下からの攻めが今場所は特によかった」と話していました。
そして、地元の福島に向けて、「震災から11年たってまだまだ復興が進んでいないところもある。自分が土俵でできることを精いっぱいやっていい姿を届けたい」と思いを述べました。
高安「すべて出し尽くした」
平幕の高安は優勝決定戦で敗れて初優勝を逃し、「力が足りなかった。最後は気持ちしかなかったので、すべて出し尽くしました。悔いは無い」とことばを振り絞るように話しました。
そのうえで、「負けたから、まだまだ稽古が足りないということ。この気持ちを忘れず、もう1回挑戦したい」と話していました。
琴ノ若「勝って終わりたかった」
平幕 琴ノ若は3回目の敢闘賞に、「頂けるのはありがたいが、最後は勝って終わりたかった」と悔しさをにじませました。
27日の一番は優勝争いに絡んだ中での相撲でしたが、「別に意識していなかったので、そんなに頭には入れていなかった」と振り返りました。
また、11勝4敗の成績で終えた今場所について、「攻める相撲をしっかり取り切れた。この相撲を忘れず、悔しさを忘れず、しっかり来場所に向けてやっていきたい」とさらなる成長を誓いました。
千秋楽終えて各力士の談話
一山本は11日目から5連勝で、幕内では去年名古屋場所以来の勝ち越しを決め、「また負け越すかなと思ったが、なんとか気持ちを切り替えて勝ち越せてよかった。5連勝した相撲のように前に出て頭を下げない相撲で来場所もしっかり勝ち越せるように頑張ります」と笑顔を見せました。
志摩ノ海は3場所ぶりの勝ち越しに「最後は我慢我慢でいい相撲がとれた。勝ち越しはうれしいけれど、相撲にムラがあるので毎日同じルーティンでできるようにしたい」と冷静でした。
若元春は新入幕から2場所連続で9勝をあげ、「思うように取れなかった相撲もあったけれど、全体を通して、前に攻められた相撲が多かったのでよかった」と振り返りました。また、弟で関脇 若隆景について、「僕の成績は弟に引っ張ってもらっているので、かなり感謝している」と弟の活躍が刺激になっていることを話していました。
9勝をあげた琴勝峰は「序盤は内容が全然ダメだったが、修正していけたのでよかった」と返り入幕だった今場所を振り返りました。また、序ノ口で優勝した弟の琴手計について、「どっしり相撲を取っていたのでよかった。おめでとうと言ってあげたい」と話していました。
大栄翔は千秋楽に勝ち越しを決めるも、「終盤はよくなってきたが連敗が多くてぎりぎりになってしまった。そういうところをもっと耐えていきたい」と満足はしていませんでした。
小結 豊昇龍は優勝争いに残っていた琴ノ若を制して勝ち越しを決め、「めちゃくちゃ緊張したけれど、何より勝ちたかったので勝ってよかった。一から稽古をやり直して来場所は自分の相撲を取れるように頑張る」と気を引き締めました。
関脇 阿炎は優勝争いがかかっていた高安との一番に勝って、「自分の相撲を取ることだけだった」と振り返りました。そして、新関脇としての勝ち越しに「まだまだ強くなれると思える場所だった。出足がはやくなったり強くなったり、そういう体に鍛えていきたい」と来場所の活躍を誓いました。
御嶽海は新大関として迎えた今場所、11勝4敗だったことについて、「悪くないと思う。しっかり集中していけばこれぐらいはやれるんだなと改めて思った」と振り返りました。一方、大学の後輩の若隆景が初優勝を果たしたことについて「大関として恥ずかしいなと思う」と話していました。
大関 正代は若隆景に勝って、大関としての力を示したことについて、「きのう勝ち越せたのできょうはのびのびできた。相手はすごく好調なのがわかっていたので当たり負けしたら厳しいところはあるかなと思っていた」と振り返りました。そして今場所について、「序盤から勝てないと優勝は遠のいていく。序盤から勝てるようにしたい」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月27日 20時48分)
ウェブニュースより
大相撲春場所14日目 優勝争いは高安と若隆景が2敗で並ぶ ―― 大相撲春場所14日目、1敗の高安は大関・正代に敗れ、2敗の若隆景は大関・貴景勝に勝ちました。優勝争いは高安と若隆景が2敗で並び、27日千秋楽を迎えます。
中入り後の勝敗です。
▽十両の英乃海に輝は英乃海が押し出しで勝ちました。輝は負け越しです。
▽千代の国に一山本は一山本が送り出し。
☆一山本「(7勝7敗とし)来場所十両にいないように明日頑張ります」
▽千代大龍に荒篤山は荒篤山が押し出し。千代大龍は負け越しました。
☆荒篤山「(千代大龍の)変化だけを頭に入れて当たろうかなと。うまく残せたのでよかったです。(7勝7敗だが)あんまり星は意識せずに自分らしくいきたい」
▽豊山に妙義龍は妙義龍が寄り倒し。
★豊山「おっつけて足が止まったところで抜かれた。そこがポイントだった。勝ちたい、勝ちたいが出てしまったかもしれない。切り替えて頑張りたい」
▽錦木に志摩ノ海は錦木が押し出し。
☆錦木「自分から攻めて勝つことができてよかった。1つでも多く勝てるよう心がけていた。2桁に乗せたい。頑張りたい」
▽碧山に琴勝峰は琴勝峰が寄り倒しで勝って、勝ち越しを決めました。
☆琴勝峰「しっかり立ち合いで当たって自分の流れで相撲が取れた。(8場所ぶりの幕内での勝ち越しに)とりあえず1つの目標だったので良かったです。やっとだなという感じです」
▽若元春に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
★若元春「(立ち合いはよかった。左も入ってもろ差しになっていけるかと思ったが、持ち上げられるようにされて体が伸びてしまった。(栃ノ心は)やっぱり力が強いですね」
▽照強に千代翔馬は照強が小股すくいで勝ち越しました。
☆照強「張って差されるのがイヤで右に動いたが、結果的に上手が取れてよかった。(勝ち越しに)地元(兵庫県・淡路出身)なんでうれしいです」
▽佐田の海に琴恵光は琴恵光がすくい投げ。
▽天空海に宝富士は宝富士がすくい投げ。
▽翔猿に霧馬山は翔猿が押し倒しで勝って、勝ち越しを決めました。
☆翔猿「(勝ち越しに)うれしいですね。自分の相撲、下から攻めていこうと思った。なかなか勝ち越せず苦しかったが、基礎から大事にしてきた」
▽明生に千代丸は千代丸が押し倒し。
▽玉鷲に阿武咲は玉鷲がはたき込み。
☆玉鷲「内容としてはだめですね。自分の相撲をとりきれていない。前に出ていない。でも星を五分に戻したんで明日、自分の相撲をとりきって終わりたい」
▽逸ノ城に大栄翔は大栄翔が突き出し。
▽宇良に石浦は石浦が送り倒し。
▽隠岐の海に隆の勝は隠岐の海が肩透かしで勝ちました。
▽豊昇龍に遠藤は豊昇龍がはたき込み。
▽阿炎に北勝富士は北勝富士が押し出しで勝ち越しました。
☆北勝富士「低く下から入れたらと。引いてしまって呼び込んだが、我慢してしっかり残れたのがよかった」
▽高安に大関・正代は正代がすくい投げで勝って勝ち越し、角番を脱しました。高安は2敗となりました。
☆正代「(勝ち越してかど番脱出)ホッとしました、とりあえず。立ち合いから相手の相撲になったが、あきらめなかったのがよかった」
▽大関・御嶽海に琴ノ若は琴ノ若が押し出しで勝って3敗を守りました。御嶽海は4敗となりました。
▽大関・貴景勝に若隆景は若隆景が寄り切りで勝って2敗を守りました。
春場所は14日目を終えて優勝争いは2敗の高安、若隆景、3敗の琴ノ若の3人に絞られ、27日、千秋楽を迎えます。
14日目を終えて各力士の談話
返り入幕の琴勝峰はおととしの11月場所以来、8場所ぶりの幕内の勝ち越しを決め、「勝ち越しが1つの目標だったのでよかった。やっとだなという気持ちだ」とほっとした様子でした。
同じく勝ち越しを決めた兵庫県出身の照強は「地元なので気持ちとしては、うれしい。応援して下さる方もたくさんいるので、気合いが入った。勝ち越しで応えられてよかった」と話していました。
新小結・豊昇龍は遠藤に勝って7勝7敗としました。勝ち越しがかかる千秋楽について、「特に意識していない。最後の一番をしっかり取って今場所を終わらせたい」と冷静でした。
北勝富士は関脇・阿炎を破って勝ち越しを決め、「引いて呼び込んでしまったが、そこも我慢してしっかり残れて、本当によかった。大阪での勝ち越しは初めてなのでうれしい」と話していました。
大関・正代は優勝争いトップの高安を退けて角番脱出を決めました。正代は「とりあえず、ほっとした。角番というのがあり、終盤だったので、思い切りいけた」と話していました。高安との取組については、「やりやすさはなかったが、正面から来ると思っていた。立ち合いの勝負に持ち込める相手で、変に何かしそうな力士に比べると集中しやすかった」と振り返りました。
一方、2敗となった高安は取材に応じず、会場をあとにしました。
平幕・琴ノ若は3敗どうしで並んでいた大関・御嶽海を破り「踏み込んで負けずに中に入れればいいと思っていたが、あまり覚えていない」と取組を振り返りました。そして、25日の正代に続き、2日連続で大関を破り「いい内容で勝てているので気持ちとしてはすごくうれしいが、これで終わりではない。あすに向けて切り替えてやっていきたい」と優勝の可能性が残る千秋楽に向け、落ち着いていました。
4敗となった御嶽海は取材に応じませんでした。
新関脇・若隆景は大関・貴景勝の攻めをしのぎ、2敗を守りました。若隆景は目の前で高安が2敗に後退したことについて「自分の相撲に集中してやろうと思った」と話したうえで、貴景勝との一番について「しっかり踏み込んで下から、とそういう攻めをねらった。必死に相撲を取っている」と振り返りました。
そして、高安と2敗で並んで迎える千秋楽に向けては「あすは思い切って相撲を取りたい」といつもどおり冷静に答えていました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月26日 19時36分)
ロシア、作戦失敗で戦線縮小? ウクライナ東部のドンバス地域侵攻に重点移す ―― ロシア軍参謀本部は25日、侵攻中のウクライナで東部ドンバス地域の支配を目指すと表明した。自軍の被害拡大を前に、ウクライナ全土の占拠が難しいと判断し、作戦目標を変更した可能性がある。
参謀本部幹部は「ウクライナの諸都市の占領は当初より計画していない」と主張。「現在の任務はドンバス全域を『解放する』ことだ」と述べた。プーチン大統領は侵攻直前、ドンバス地域の親ロ派武装勢力の支配地域を「独立国家」として承認。ドンバス全域を「ウクライナ領ではない」として、ロシア化を進める考えを示していた。
ロシアが今後、マリウポリへの無差別攻撃をさらに激化させる恐れがある。ロイター通信によると、米国防総省高官は25日、ロシアが隣国ジョージア(旧グルジア)の部隊を援軍に送る動きを見せていることを明らかにした。
◆首都キエフで守勢 ロシア兵の死者は1万人か
参謀本部は「作戦の第一段階の目的をほぼ達成した」とする一方、ロシア軍人の死者が1351人に達したと公表した。ロシアは首都キエフを巡る攻防戦で守勢に回っており、米欧の国防当局は実際のロシア兵の死者は1万人に達した可能性があるとみている。
米国防総省高官は「ロシアはインテリジェンス(情報収集)の失敗に直面していると言って差し支えない」と指摘。「ロシアはキエフなど人口密集地を占領できると自分たちを過大評価し、ウクライナ軍の抵抗を過小評価していた」と語った。
クライナメディアによると、26日にキエフ郊外ではロシア軍の砲撃により大規模な停電も発生している。 (東京新聞 2022年3月26日 21時24分)
ウェブニュースより
大相撲春場所13日目 高安が1敗守り単独トップ 若隆景敗れ2敗に ―― 大相撲春場所は13日目、1敗の若隆景が大関 御嶽海に敗れて2敗に後退した一方、高安は大関 貴景勝に勝って1敗を守り、優勝争いの単独トップに立ちました。
中入り後の勝敗
▽十両の剣翔に一山本は、一山本が「突き出し」で勝ちました。
▽琴恵光に豊山は、琴恵光が「押し出し」で勝ち越しを決めました。
☆琴恵光 懐に入るか、下から攻めるか。下から攻められたのでよかった。(2場所連続の勝ち越し)先場所も勝ちが先行したので落ち着いて相撲がとれた。
▽荒篤山に照強は、照強が「押し出し」。
☆照強 相手に突かせないのが今日の課題、勝つ条件だと思っていた。下から入っていい攻めができた。
★荒篤山 (照強が)潜ってくることばかり意識して強く当たれなかった。切り替えていきます。(7敗目に)星は意識せず、自分の相撲をとるだけです。
▽妙義龍に錦木は、錦木が「小手投げ」で勝ち越しました。妙義龍は負け越しです。
☆錦木 幕内に戻って勝ち越せてうれしい。家族の支えもあり、部屋の親方衆の支えもあって、助かっています。
▽千代の国に碧山は、碧山が「突き出し」。24日から再出場の千代の国は負け越しました。
▽志摩ノ海に千代丸は、志摩ノ海が「寄り切り」で勝ちました。
☆志摩ノ海 しっかり下から我慢できた。(残り2番)何も考えず一番一番に集中したい。
▽千代大龍に若元春は、千代大龍が「はたき込み」。
▽翔猿に琴勝峰は、翔猿が「すくい投げ」。
☆翔猿 悪い体勢だったが最後は意地で勝ててよかった。(埼玉栄の後輩だから?)それよりも連敗してたんで。集中してあと2日、頑張りたい。
▽千代翔馬に輝は、輝が「すくい投げ」。千代翔馬は負け越しました。
▽天空海に隠岐の海は、隠岐の海が「すくい投げ」。
▽佐田の海に石浦は、佐田の海が「押し出し」で勝ちました。
▽霧馬山に栃ノ心は、霧馬山が「外掛け」。
▽北勝富士に玉鷲は、北勝富士が「はたき込み」で勝ちました。
▽明生に宇良は、宇良が「送り出し」。
▽大栄翔に阿武咲は、大栄翔が「はたき込み」。阿武咲は負け越しました。
▽逸ノ城に豊昇龍は、逸ノ城が「浴びせ倒し」。
▽隆の勝に宝富士は、隆の勝が「寄り切り」。
▽遠藤に阿炎は、阿炎が「突き出し」で勝ちました。
▽若隆景に大関 御嶽海は、御嶽海が「寄り切り」。若隆景は2敗に後退です。
▽高安に大関 貴景勝は、高安が「上手投げ」で勝って1敗を守りました。
☆高安 我慢できました。(若隆景が負けた後の土俵だが)自分の相撲に集中しようと。再三突き放されたが何とか残って、気持ちでとりました。
▽大関 正代に琴ノ若は、琴ノ若が「寄り切り」で勝ちました。
☆琴ノ若 思い切っていくことだけ考えていたのであまり(内容は)覚えていないけど、攻めきることができて良かった。(優勝の可能性を残すが)1日1日、自分の相撲をやり切ることだけを考えている。残り2日ありますし、そこを勝たないとそもそも話にならない。1日1日取り切って、その後の結果でいいと思う。
★正代 今までの相撲に比べて硬かった。(勝ち越しを)意識しないようにはしていたが、意識しちゃうところはありました。(連勝の)流れを止めたくない気持ちはあった。
春場所は13日目を終えて、高安が1敗で単独トップに立ちました。
14日目に高安が勝って2敗の若隆景が負けると、高安の初優勝が決まります。
力士の談話
琴恵光は2場所連続の勝ち越しで「相手の懐に入るか下から攻めるかを考えていた。下から攻めることができてよかった。自分の流れで攻めることができている」と、自信を深めていました。
返り入幕の錦木は、幕内で4年前の九州場所以来の勝ち越しに「いろいろあったけれど、幕内に戻って勝ってうれしい。家族の支えがあり、部屋の親方たちの手伝いがあってです」と、喜びを語っていました。
若元春は千代大龍の立ち合いの変化に対応できずに敗れ「先場所も同じような相撲で負けて、今場所は当たってくると勝手に思っていた。しょうがない」と、悔しそうでした。
北勝富士は玉鷲にはたき込みで勝ちましたが「思い切りできる相手で僕も全部をぶつけたいという気持ちだった。あっけない相撲になり僕の中でも思うところがある」と、内容に納得していませんでした。
6勝目を挙げた大栄翔は「立ち合いが勝負なのでぴしっと当たれば流れが良くなる。こういう立ち合いが良い相撲をとりたい。ここまできたらあとはやるしかない」と、勝ち越しへ気持ちを高めていました。
大関 御嶽海は、大学の後輩である関脇 若隆景を破って3敗を守り「後輩に負けていられないので勝ちにいこうと思っていた。内容に問題はなかった」と、上機嫌でした。また、新大関として二桁10勝目をあげたことについて「一つ目標をクリアできた。残り2日間も気持ちよく終わりたい」と、意欲を見せました。
一方の若隆景は「下からという意識だけだったが、先に攻められた。そこを反省したい」と淡々と振り返りました。また、優勝争いをする中での25日の1敗の重さを問われると「特にそういうことはない。あと2日間思い切って相撲をとりたい」と、表情をいっさい変えずに話していました。
高安は大関 貴景勝の激しい突き押しをこらえて1敗を守り「我慢できた。本当に気持ちで取った。ここまでも毎場所、優勝を目指してやってきた。その積み重ねがでた」と、取組を振り返りました。結果次第で初優勝が決まる26日の取組に向けては「大阪場所を盛り上げたいという気持ちでここまで来て、終盤戦まで結果を出せて達成感がある。ここからまた気を引き締めていかないといけない」と、落ち着いた表情で話していました。
琴ノ若は大関 正代を破り二桁10勝目を挙げ「思い切っていくだけ。攻め切ることができてよかった」と振り返りました。また優勝の可能性が残ったことについて「残り2日勝たないと話にならない。相手が誰であろうと自分のやることは変わらない。気持ちを崩さず思い切りやれたら」と、気持ちを高めていました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月25日 21時02分)
ウェブニュースより
大相撲春場所12日目 関脇 若隆景と平幕 高安 ともに1敗守る ―― 大相撲春場所は12日目、優勝争いでトップに並ぶ関脇の若隆景と平幕の高安がともに勝って1敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の東龍に天空海は東龍がはたき込みで勝ちました。
▽千代の国に琴恵光は24日から再出場の千代の国が突き出し。
▽千代大龍に輝は輝が突き落とし。
☆輝(連敗を6で止め)しっかり相手に体重をかけられるようにいった。勝手に体が動いてくれた。
▽荒篤山に妙義龍は荒篤山がはたき込み。
▽照強に豊山は豊山がはたき込み。
☆豊山 (照強の)目が泳いでいたんで何をしてくるか分からず足が出なかったんですけど、勝ててよかったです。
▽琴勝峰に志摩ノ海は琴勝峰が下手投げで勝ちました。
★志摩ノ海 ちょっと浮いていた感じがあるんで、明日からまたしっかり修正していきたい。
▽碧山に千代丸は碧山が寄り切り。千代丸は負け越しました。
★千代丸(負け越しに)今場所は今日に限らず軽かった。最初の4連敗から(立て直す)スイッチが入らなかった。
▽栃ノ心に翔猿は翔猿が引き落とし。
☆翔猿(もろ手突きは)かち上げが怖かったんで。うまく攻められてよかった。(星五分も)毎回五分なんで、白星を先行させていきたい。
▽錦木に千代翔馬は千代翔馬が上手投げ。
▽隠岐の海に一山本は一山本がはたき込み。
☆一山本 組んだら相手が強い。距離をとって相撲がとりたいと思ったが、たまたま相手が落ちた。もう少し前に出る相撲がとりたい。
▽北勝富士に霧馬山は霧馬山が寄り切りで勝って、勝ち越しを決めました。
☆霧馬山(勝ち越しに)自分の相撲でよかったと思います。(三役復帰も見えるが)とにかく最後まで頑張ります。
▽遠藤に若元春は若元春が寄り切りで勝ち越しました。
☆若元春 自分でもかなりびっくりするくらい、いい相撲だった。(遠藤は)あこがれというか、僕が幕下でくすぶっている間に上にいったお相撲さん。スターというか、すごいお相撲さんだと思っていた。(上位の力士と当たるのは)不思議な感覚。有名人に会った感覚で毎日相撲を取っている。数年前の自分からしたら考えられない状況にいる。
▽明生に宝富士は宝富士が押し出し。
▽玉鷲に大栄翔は玉鷲が押し出し。
▽宇良に佐田の海は宇良が寄り切り。
▽石浦に隆の勝は隆の勝が送り出しで勝ちました。
☆隆の勝 白星が続けばいいが、そんなにうまくいかない。学ぶことも多い。残り全部勝って終わりたい。
▽豊昇龍に阿武咲は豊昇龍が押し倒し。
▽琴ノ若に若隆景は若隆景が寄り切りで1敗を守りました。琴ノ若は3敗に後退です。
☆若隆景 体が動いているので、下からという意識を持って相撲を取りました。(優勝争いは)特に意識はない。一生懸命相撲を取りたい。
▽阿炎に逸ノ城は逸ノ城が突き落としで勝ち越しました。
▽大関 貴景勝に大関 正代は正代が寄り切り。
☆正代 立ち合いから右がのぞいたので、それが良かったのかなと思う。今場所では一番いい立ち合いができたと思っている。勝ちが続いているので、体がよく動いて反応もできている。千秋楽まで続けられたらいい。負けが込んで、がむしゃらに取った結果が勝ち星積めている。今までと同じようにいきたい。初日が出たタイミングが、一番気持ちもだいぶ落ち着いたところなのかなと思う。
▽大関 御嶽海に高安は高安が寄り切りで勝って1敗を守りました。御嶽海は3敗に後退しました。
春場所は12日目を終えて若隆景、高安がともに1敗でトップに並ぶ展開です。
若隆景「体が動いている」高安「メリハリつけている」
千代の国は、左肩のけがで7日目から休場していましたが、12日目から再出場して、通算500勝となる節目の白星を挙げ「あまり意識していなかった。状態は一日たつごとによくなってきた。頑張ります」と、残る3日間の奮起を誓いました。
霧馬山は、3場所ぶりの勝ち越しを決め「うれしい、よかった。最後まで自分の相撲を取れるように頑張りたい」とほっとした様子でした。
若元春は、初顔合わせの遠藤に勝って勝ち越しを決め「正直ここまでできると思っていなかったので、うれしい。相手は僕が幕下でくすぶっている間に 上にいたし、学生時代も活躍してスターだった。勝ち越しが決まるのは、数年前の自分からしたら考えられないような状況だ」と上機嫌でした。
そのうえで「自分が思っている以上に前に出られているので、ここからも前に出られるよう頑張りたい」と意気込んでいました。
3勝目を挙げた隆の勝は「調子が悪いという感じではなかったが、かみ合っていなかった。ただ、学ぶことも多いので、いいのかなとも思う。これ以上ひどくさせないように、残りを全部勝って終わりたい」と話していました。
星を五分に戻した豊昇龍は「止まらずに集中して、相手のことがよく見えてた」と淡々と振り返りました。
関脇 若隆景は、琴乃若に土俵際まで押されるも踏みとどまって、最後は寄り切った一番を「体が動いているので、下からの意識を持ってやった」と振り返りました。
また、優勝争いについて問われるも「特に意識はしない。自分の相撲を一生懸命やりたい」と、いつもどおり淡々と話していました。
一方、敗れた琴乃若は「相手どうこうより自分の問題。最初のところで勝負を仕掛けきれなかったのでそこが敗因だ。あすから切り替えて、前に出る相撲を取りたい」と悔しさをにじませました。
逸ノ城は、関脇 阿炎に勝って勝ち越しを決め「うれしいです。変わったことはしてないけれど、体が動いている。我慢した、どしっとした相撲を取っていきたい」と話していました。
正代は、貴景勝との大関どうしの対決を制して6連勝とし「今場所で一番いい立ち合いができたと思う。勝ちが続いているので、体もよく動いて、流れ的にもすごくいい」と納得の表情でした。
また、角番脱出まであと1勝とし「がむしゃらに取った結果、勝ち星を積めているので、今までと同じようにいきたい」話していました。
高安は、大関 御嶽海との一番を制して1敗を守り「落ち着いて冷静にいけた」と話していました。
今場所、好調の要因については「相撲が終わったら、リラックスして、メリハリをつけている。せっぱ詰まってやってもいい結果にならないので、今場所に限らず毎場所、まだまだありますから、気楽にやりたい」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月24日 20時09分
ウェブニュースより
大相撲 春場所11日目 全勝の高安が敗れ 1敗で高安と若隆景並ぶ ―― 大相撲春場所は11日目、全勝の平幕 高安が、関脇 若隆景に敗れ、1敗で高安と若隆景がトップに並びました。
中入り後の勝敗です。
▽千代丸に一山本は、一山本が押し出しで勝ちました。
☆一山本(千代丸に)前回は押して引かれて負けたので、今場所は引かれた時に押し切る気持ちがよかったのかなと思います。(負け越しまであと1敗で)子供のころから夏休みの宿題をギリギリまで残していたタイプなのでしっかり頑張ります。
★千代丸 立ち合いはもろ手でくると思っていた。そこから対処していこうと考えていたが、受け止めきれなかった。(7敗目に)思い切り前に出て、相撲をとろうと思います。
▽錦木に千代大龍は、千代大龍がはたき込み。
★錦木 はたかれたが前に攻めたんでよかった。(勝てば幕内で18年九州場所以来の勝ち越しだった)勝ち越したいから気負うこともあるかもしれないが、しっかり相撲をとっていきたい。
▽栃ノ心に照強は、栃ノ心がつり出しで勝って勝ち越しを決めました。
☆栃ノ心 久しぶりですね、勝ち越し。8場所ぶりですかね。まだまだ頑張れるとその気持ちでやってきた。
▽妙義龍に輝は、妙義龍が押し出し。
☆妙義龍(輝と)対戦成績あまりよくなかったんじゃないですかね。突きを見てしまっていたが、足を止めずにとれた感じですね。
▽荒篤山に碧山は、碧山がはたき込み。
★荒篤山 明日から4日間、自分から前に出ようと思う。(疲れなど)変わらずいつも通りです
▽翔猿に天空海は、天空海が送り出し。
☆天空海 今場所1番いい相撲が取れた。初めてがっちりまわしをつかめた。(翔猿が)投げにきたけど落ち着いていけた。
▽琴勝峰に佐田の海は、佐田の海がとったり。
★琴勝峰 立ち合いが雑というか、腕ばかりで足が出ていなかった。
▽千代翔馬に豊山は、豊山が寄り切りで勝ちました。
☆豊山 途中で突き切れなくて左を差してしまったけど、落ち着いて取れた。稽古場でも四つになる稽古をしているので(成果が)出て良かったです。
▽北勝富士に志摩ノ海は、北勝富士が寄り切り。
☆北勝富士 休まないように、スピードを意識してできたのがよかった。低く辛抱強く前に出るのが自分の強み。それができたのかなと思う。
▽隠岐の海に23日から再出場の石浦は、隠岐の海が突き出し。
▽琴恵光に遠藤は、遠藤がすくい投げ。
▽霧馬山に若元春は、若元春が寄り倒し。
☆若元春 左四つ組んだけど、四つ自体は相手も十分だったので。(自分は)挑戦者、負けて元々だと思っている。いい相撲を取れるように頑張りたい。
▽逸ノ城に明生は、逸ノ城が突き出しで勝ちました。
☆逸ノ城 よかったと思います。中に入れるとうるさい相手なんで、入れさせないようにした。(残り4日)しっかり前に出る相撲をいとっていきます。
▽玉鷲に宇良は、玉鷲が小手投げ。
☆玉鷲(宇良を小手投げ)きれいに投げられたけどダメですね。前に出ないといけないし、右も甘い。反省、けっこうしています。
▽大栄翔に豊昇龍は、豊昇龍が渡し込み。
☆豊昇龍 思い切りやろうと思っていたので、何より勝って良かった。調子は悪くないけど、気持ちの問題かなと思う。今日の相撲で何より勝って良かった。明日から1日一番で頑張りたい。
▽隆の勝に阿武咲は、阿武咲が押し出し。
▽若隆景に高安は、若隆景が寄り切り。高安は初日からの連勝が10で止まりました。
☆若隆景 下からよく攻められたと思います。とにかく一生懸命集中して、自分の相撲がとれたのでよかったと思います。
▽大関 正代に宝富士は、正代が突き落とし。
☆正代 序盤から苦しい展開だったので、白星が先行したことは気持ち的にも余裕が出てくると思う。
▽阿炎に大関 御嶽海は、御嶽海が引き落としで勝って2敗を守りました。
★阿炎 胸を借りるつもりで臨んだ。新関脇だからとかじゃなく、相手も研究してきていやなこともやってくる。それを超えるぐらい強くならないと。
▽琴ノ若に大関 貴景勝は、貴景勝が突き落としで勝って勝ち越し、角番を脱しました。琴ノ若は2敗に後退です。
★琴ノ若 どんな形でも思い切りいこうと。気持ちでは負けないようにいきました。切り替えて、また明日に準備してやっていきたい。
春場所は11日目を終えて全勝の高安に土がつき、1敗で高安と若隆景が並び、2敗で、御嶽海、琴ノ若が追う展開となりました。
若隆景「しっかり自分の相撲に集中して」
大関経験者の栃ノ心は、豪快なつり出しで勝って8場所ぶりの勝ち越しに「長かった。最近は体がぼろぼろだったが、まだまだ気持ち的には『やれる、まだまだ頑張りますよ』という気持ちだった。それがよかったのではないかな。まだ気持ちが折れていないので頑張ります」と笑顔を見せました。
新入幕から2場所目の若元春は、物言いがつく際どい相撲を制して、勝ち越しまであと1勝とし「土俵際もろいところがあるので、先にどこかついたかなと心配になった。きょうもそうだったけれど、挑戦だ、負けてもともとだと思って、いい相撲を取れるようにしたい」と話していました。
37歳の玉鷲は、豪快な小手投げで宇良に勝って「きれいに投げたけれど、やっぱりだめだね。前に出ていない。反省がある。もっと脇を締めないといけない。自分の相撲を取りたい」と話していました。
関脇 若隆景は、全勝の高安に勝って1敗を守り、トップに並びましたが「とにかく一生懸命相撲に集中して自分の相撲が取れている。まだ残りあるので、しっかり自分の相撲に集中してやっていきたい」といつもどおり淡々と話していました。
角番の大関 正代は、5連勝で今場所初めて白星先行となり「序盤からだいぶ苦しい展開だったので、白星が先行して気持ち的にも余裕が出てくるのかなという感じだ。いい流れが来ているので、止めないようにできたら」と気持ちの変化を口にしました。
関脇の阿炎は、大関 御嶽海に敗れた一番を振り返り「大関の圧力がすごくあったので、自然と足が下がる形になった。足の運びを課題にしないといけない」と反省していました。
そのうえで「対戦相手も研究して自分の嫌なことをやってくる。それを超えるくらい強くならないといけない」と決意を新たにしていました。
琴ノ若は、大関 貴景勝に敗れて2敗目を喫し「もっと攻められる部分があったし、最後の部分できっちりいければよかった。考えてもしかたないので、切り替えてあすに向けてまた準備したい」と、悔しさをにじませつつも前を向きました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月23日 19時56分)
ウェブニュースより
大相撲春場所 10日目 新大関 御嶽海 2敗に後退 高安は10戦全勝 ―― 大相撲春場所は10日目、新大関の御嶽海は北勝富士に寄り切られて、2敗に後退しました。
中入り後の勝敗です。
▽栃ノ心に十両の魁聖は、栃ノ心が寄り切りで勝ちました。
▽荒篤山に琴勝峰は、琴勝峰が押し出し。
☆琴勝峰 引きがある相手だったので、落ち着いてよく見ていこうと。足から出ていけたんでよかった。
★荒篤山 強く当たってあとは流れで持っていこうと思ったけど、立ち合いが全然強く当たれなかった。
▽豊山に天空海は、天空海につきひざがあって豊山が勝ちました。天空海は負け越しです。
☆豊山 (立ち合いは)合わせないといけないけど、合わせにくかった。当たり負けないようにしっかり当たれた。(残り5日間)悪い流れを断ち切れたのは大きい。勝ちにこだわっていきたい。
▽錦木に千代丸は、錦木が小手投げ。
▽一山本に琴恵光は、琴恵光がすくい投げ。
☆琴恵光 攻め込まれたがあきらめることなく最後まで相撲がとれた。最後は体が反応してくれた。
▽輝に志摩ノ海は、志摩ノ海がとったり。
☆志摩ノ海 出る時も下がる時もしっかり形を作って自分の相撲がとれたと思う。構えがいいと思うし、下からいけている。
▽千代大龍に翔猿は、翔猿が押し出しで勝ちました。
☆翔猿 (相手の攻めを)頭に入れて体が動きました。(星を五分に戻して残り5日)頑張ります。
▽若元春に照強は、照強が肩透かし。
☆照強 (とったりで○)しっかり当たれた分、ああいう技も効いたかなと。いい勝ち方、いい流れで相撲がとれている。
▽妙義龍に千代翔馬は、千代翔馬がはたき込み。
▽佐田の海に碧山は、碧山が寄り切り。佐田の海は負け越しました。
▽霧馬山に阿武咲は、霧馬山がすくい投げ。
▽明生に隠岐の海は、隠岐の海が寄り切りで勝ちました。
▽玉鷲に逸ノ城は、逸ノ城が寄り切り。
▽琴ノ若に大栄翔は、琴ノ若がはたき込みで1敗を守りました。
☆琴ノ若 もっと押し込めて、前に出て相撲が取れれば良かったが、しっかり相手の突きにも慌てずに、あてがいながら自分の空間で勝負ができた。
▽宇良に隆の勝は、隆の勝が押し倒し。
☆隆の勝 負け越しが決まっているので気持ち的には楽。これ以上、広げないようにしたい。とにかく7勝することだけを考えたい。
▽豊昇龍に高安は、高安が寄り切りで初日から10連勝としました。
☆高安 ちょっと時間がかかりましたね。腰がしっかり据わっていたので対応できました。千秋楽まで優勝争いを意識していきたいです。
▽阿炎に若隆景は、若隆景が寄り切りで1敗を守りました。
☆若隆景 下からという意識で取れました。(明日の高安戦は)一生懸命やるだけです。
▽大関 御嶽海に北勝富士は、北勝富士が寄り切り。御嶽海は2敗に後退です。
▽大関 貴景勝に宝富士は、貴景勝が肩透かし。
▽遠藤に大関 正代は、正代が押し出しで勝ちました。
春場所は10日目を終えて高安が10戦全勝で、これを1敗で若隆景、琴ノ若の2人が追っています。
各力士の談話
7勝目を挙げた栃ノ心は「上手が取れたし、落ち着いて相撲が取れた。もう1つ勝って安心したい。1日1番、大事に取りたい」とおととし11月場所以来、8場所ぶりの勝ち越しを見据えました。
同じく7勝目を挙げた返り入幕の錦木は幕内では4年前の九州場所以来の勝ち越しに向け、「体は動いている。このまま勝ち越して、星を重ねていきたい。稽古通り出せるかはわからないが、焦らずやっていきたい」と冷静に話していました。
琴ノ若は1敗を守り、「思い切っていければいいと思っていた。流れよく自分の相撲を取れたので続けていきたい」と22日の一番を振り返りました。
そして、23日の大関・貴景勝戦に向けて「気持ちは変わらず、自分の相撲を取りきるだけ」と話していました。
7連敗中だった小結・隆の勝は宇良を破ってようやく2勝目を挙げ、「これ以上、負けを広げないようにやっている。本当にほっとした。あすの相撲だけ考えてやっていきたい」と話していました。
高安は新小結・豊昇龍との長い相撲を制して、初日から10連勝とし、「相手に中に入られて時間がかかった。ペースを握られて防戦一方だったが、勝機を探っていいところを取れた」と振り返りました。
終盤戦は上位陣との対戦が予想されますが、「持てる力を使い切ってベストを尽くして今場所を盛り上げたい。千秋楽まで優勝争いを意識していきたい」と意気込みました。
新関脇・若隆景は同じく新関脇の阿炎を破って9勝目を挙げ、「下からという意識で取れた」と淡々と答えました。
そして、高安との取組が組まれた11日目に向けて「一生懸命にやるだけ。体が動いているので、あすからも頑張る」と話していました。
一方、敗れた阿炎は「もろ手突きしかないという考えで来ると思ったので、四つ相撲でいこうと思った。後手になって、それがよくなかったのではないか」と取組を振り返りました。
北勝富士は大関・御嶽海を破り、「引きつけて密着できてよかった。大関の馬力を止めることができた」と話していました。
そのうえで「しっかり勝ち越しできるように頑張らないといけない。喜んでばかりいられない」と気を引き締めました。
大関・正代は星を五分に戻す5勝目を挙げ、「初日が出てから少しずつ余裕が出てきているのかもしれない。いい流れで来ているので、この流れを切らないようにいけたら」と落ち着いて答えていました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月22日 20時45分)
電力逼迫「また我慢の日々か」 重点措置解除も、漂う諦めも―繁華街ネオンこうこう ―― 電力需給逼迫(ひっぱく)警報が発令された東京都などでは22日、夜間のライトアップや暖房の抑制といった対策が商業施設などで取られた。この日は新型コロナウイルス対策で18都道府県に適用された「まん延防止等重点措置」の全面解除初日。日常が近づいては遠のく状況に「また我慢の日々が続くのか」との声も聞かれた。
東京都墨田区の東京スカイツリーは節電対策で夜の点灯を中止した。近くの焼き鳥店の店長長島政行さん(58)は「お客さんは重点措置以前から自粛していた。もう飲みに行くのを諦める、行かないというマインド。何時まで営業しているのかも聞かれない」とこぼす。
新宿・歌舞伎町はネオンがこうこうと輝き、大勢の客でにぎわう店も見られた。電飾の看板がひときわ目を引くバーの女性店員(39)は「看板の明かりを消してしまうと営業していないと思われる」と言う。ただ「昼に電力が逼迫していると知ったので、普段使っている電気ストーブ2台の電源を切るなど、できる限り電気を無駄にしないよう心掛けた」と語った。
横浜市のみなとみらい地区。遊園地「よこはまコスモワールド」では夜景を一望できる大観覧車のライトアップを取りやめた。担当者は「中止は東日本大震災以来だが、横浜ならではの景色をお届けできれば」と話した。
大学の卒業式を終えたばかりという女性(23)は「学生生活の大半で我慢を強いられた。ようやく重点措置が解除されたのに、(節電で)また我慢の日々が続くのかな」と不安をのぞかせた。
逼迫警報は東北電力管内にも発令された。JR仙台駅前の大型百貨店「エスパル仙台」は看板の照明を消したり、空調出力を抑えたりしていた。店を訪れた派遣社員の男性(40)は、16日深夜の地震で自宅の壁がはがれるなどしたという。「節電は仕方ない。東日本大震災以降、電力を無駄遣いしないよう心掛けている」と話した。 (JIJI.COM 2022年03月22日21時07分)
ウェブニュースより
大相撲春場所 9日目 新大関 御嶽海が勝ち越し ―― 大相撲春場所は9日目、新大関の御嶽海は平幕の玉鷲を寄り切って勝ち越しを決めました。
中入り後の勝敗です。
▽錦木に十両の英乃海は錦木が寄り倒しで勝ちました。
☆錦木「粘りながらとったら勝てましたね。はたかれても仕方ない。勝負どころと思って前に出て勝てたのでいいかなと思います」
▽一山本に豊山は豊山がはたき込み。
☆豊山「(5連敗は)きつかったですね。毎日いろんな人に気を使わせた。やっと次に進める感じですね。この勝ちをつなげないと駄目ですね」
▽琴勝峰に栃ノ心は栃ノ心がはたき込み。
★琴勝峰「当たって圧力はかけられたが、ついていく形がよくなかった。頭が低くなってバタバタして、あれじゃ引かれてしまうなと。もっと形をきれいに、厳しい相撲をとっていきたい」
▽千代丸に荒篤山は荒篤山が突き出し。
★千代丸「相手が突っ張ってくると思ったので、右を差して組み止めたかったができなかった。動いている相撲だったので気持ちを落とさず頑張りたい」
▽天空海に千代大龍は千代大龍が引き落とし。
▽琴恵光に輝は琴恵光がすくい投げで勝ちました。
☆琴恵光「自分の右四つの形になれた。押し込まれたが、落ち着いてとることができた」
▽照強に佐田の海は照強が渡し込み。
☆照強「足を狙って懐に入れたらと。狙い通り両方の足をとれて、向こうがはたいてくれたのでよかったと思う」
▽千代翔馬に志摩ノ海は志摩ノ海が寄り切り。
▽妙義龍に隠岐の海は妙義龍が小手投げ。隠岐の海は負け越しました。
▽高安に碧山は高安が押し出しで勝って初日から9連勝です。
☆高安「全体的に前に攻めた相撲だったと思います。余計なはたきもあったが、もうやらないようにします、次から」
▽翔猿に琴ノ若は琴ノ若が押し出しで1敗を守り、勝ち越しました。
▽北勝富士に若元春は若元春がはたき込み。
▽霧馬山に明生は霧馬山がはたき込み。明生は負け越しました。
☆霧馬山「しっかり当たれてよかったと思います。いつも通り、体はよく動いている」
▽阿武咲に宇良は阿武咲が突き落とし。宇良は負け越しです。
☆阿武咲「何をしてくるか分からない相手。終始、落ち着いて対応できたと思う」
▽隆の勝に大栄翔は大栄翔が押し出しで勝ちました。隆の勝は負け越しました。
▽宝富士に阿炎は宝富士が押し出し。
☆宝富士「今場所初めて連勝できてよかった。(2日目から6連敗)連敗中はズルズルいくのかと、いろいろ考えていたので」
▽若隆景に逸ノ城は若隆景が寄り切りで勝ち越しを決めました。
☆若隆景「いい相撲がとれました。体が小さいので、下からという意識だけ。体は動いていると思うので、明日もしっかりとっていきたい」
▽遠藤に大関 貴景勝は遠藤が寄り倒し。貴景勝は3敗目です。
☆遠藤「しっかり集中できてよかったです」
▽大関 正代に豊昇龍は正代が寄り切り。
☆正代「合口の悪い相手だったので、素直にうれしいですね。攻め込まれたが左がのぞいていたので、何とか残ることができた」
▽玉鷲に大関 御嶽海は御嶽海が寄り切りで勝って、勝ち越しました。
春場所は9日目を終えて、高安が勝ちっぱなし、1敗で御嶽海、若隆景、琴ノ若の3人が追っています。
各力士談話
幕内でただ1人勝ちっぱなしの高安は碧山との一番について「相手の出方を見て落ち着いて前に出て勝負を決めることができた。余計なはたきがあったので、次はやらないようにしたい」と内容を反省していました。
そして22日以降に向けて「気を引き締めて対戦相手にかかわらずしっかり研究して相撲を取りたい。過去に何回もこういうことがあったし、まだこれからもあると思うので、そういう意味で気楽にやりたい」と話していました。
琴ノ若は自身としては最も早い9日目での勝ち越しを決めて「ひたすら前に攻める相撲を取ることを心がけてやってきて、少しずつだができてきた。ここで気持ちを切らさず残りもやっていきたい」と気を引き締めていました。
若元春は物言いがつく際どい相撲で北勝富士から白星を挙げるも「きょうは勉強だと思って臨んだ。結果的に勝ちを拾ったけれど内容的に負けていたので喜べない。ただ、北勝富士関は高校とか学生の時に、超有名な一流選手だったのでそういう人と相撲を取れたのは光栄だ」と話していました。
関脇の若隆景は逸ノ城との2分を超える一番を制して勝ち越しを決め「体が小さいので、しっかり下からという意識で相撲を取っている。よく頑張ってできたと思う」と淡々と振り返りました。
遠藤は大関 貴景勝を破り「しっかり集中できてよかった。調子がすごくいいわけではないがなんとか相撲が取れている。会場の声援は力になる」と話していました。
角番の大関 正代は小結 豊昇龍に勝って3連勝とし「合口の悪い相手だったので素直にうれしい。モチベーションはだいぶ変わってきていて流れはよくなってきている」と振り返りました。
そのうえで今後に向けて「負けが込んでいるので、あまり考えないように相撲を取りたい」と意気込んでいました。
勝ち越しを決めた御嶽海は今場所初めて報道陣の取材に応じ、玉鷲戦について「しっかり相手を見ることができたし、いい形だった」と述べました。
そのうえでこれまで取材に応じなかったことについて「集中したかった。自分のことを考えないといけない、インタビューもしっかりと受けられないと思ったので控えさせていただいた」と話しました。
そしてふた桁勝利まであと2勝としたことを踏まえ「あと2つ勝たないと大関で勝ち越しにならないので必死にやりたい。自分の相撲を取っていきたい」と気を引き締めていました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月21日 22時17分)
ロシア、北方領土交渉の中断発表 ビザなし交流も停止、制裁に反発 ―― ロシア外務省は21日、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を中断すると発表した。北方領土への旧島民の墓参などを目的とした日本とのビザなし交流の停止や、北方領土での日本側との共同経済活動から撤退する意向を表明した。ウクライナ侵攻に伴う制裁に日本が加わったことへの反発が理由とみられる。
ロシア外務省の声明は「ウクライナ情勢に関する日本側による一方的で非友好的な関係制限」を交渉中断の理由とし「このような条件下では両国関係にとって重要な文書の署名を議論することは不可能」と説明。「2国間関係に及ぼす損失の責任はすべて日本側の反ロシア的行動にある」と非難した。
(共同通信社 2022/3/22 01:22 (JST)3/22 03:40 (JST)updated)
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