瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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ウェブニュースより
 来秋移行、高年層の78%が反対 保険証廃止に広がる懸念 ―― 共同通信社の世論調査で、現行の健康保険証を来年秋に廃止してマイナンバーカードに一本化する政府方針について、延期や撤回を求める声は60代以上の高年層が計784%に上り、年代別で最も多かった。デジタル機器に不慣れな高齢者の間で懸念が広がる実態が浮き彫りになった。

 廃止に関し「延期するべきだ」と「撤回するべきだ」の合計で、4050代の中年層は計73.2%。30代以下の若年層が計60.5%で最も低かった。
 支持政党別では、一本化撤回を求める立憲民主党支持層の計86.4%、共産党の計86.8%が予定通りの廃止に反対。与党でも自民、公明両党ともに「延期するべきだ」が最も高い。    【東京新聞 2023618 1945分 (共同通信)】

 平岩弓枝さん死去 作家「御宿かわせみ」、91歳 ――  江戸末期のはたごを舞台にした人情物語「御宿(おんやど)かわせみ」シリーズなどで知られる作家の平岩弓枝(ひらいわ・ゆみえ)さんが9日午前4時ごろ、間質性肺炎のため東京都内の病院で死去した。91歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女小池三佳(こいけ・みか)さん。後日お別れの会を開く予定。

 1932年、東京都生まれ。日本女子大を卒業後、作家の長谷川伸や戸川幸夫に師事した。59年、偽名で高価な刀剣に仕立て上げる鏨(たがね)師と鑑定家の対決を描いた「鏨師」で、直木賞を戦後最年少(当時)で受賞。「日本のおんな」をはじめ、女性の生きざまをテーマにした小説を多く執筆するなど、大衆文学作家として名をはせた。87年には田辺聖子さんとともに女性初の直木賞選考委員に就任、以降23年間務めた。


テレビドラマや舞台の脚本家としても活躍。「ありがとう」「肝っ玉かあさん」シリーズなど数々のヒット作を手掛けた。NHK放送文化賞や菊田一夫演劇大賞を受賞。91年「花影の花」で吉川英治文学賞、98年には菊池寛賞を受けた。2016年、文化勲章受章。    【JIJI.COM 202306181459分】

 【テニス】錦織圭が優勝 1週間で5試合、計8時間35分戦い抜き最高のフィナーレ飾る ―― <テニス:米下部ツアー大会カリビアン・オープン>◇18日(日本時間19日)◇男子シングルス決勝◇米自治領プエルトリコ・パルマスデルマール
 元世界ランキング4位の錦織圭(33=ユニクロ)が、約18カ月ぶりの復帰大会で優勝を果たした。18年大会以来となる約54カ月ぶりのATPチャレンジャーツアー制覇となった。

 昨年のウィンブルドン・ジュニアで準優勝を飾り、今年5月にチャレンジャー大会デビューしたマイケル・ゼン(米国)と初対戦し、6275のストレートで退けた。1週間で5試合、計8時間35分を戦い抜き、復帰大会のフィナーレを最高の形で飾ってみせた。
 コートにあったのは、テニスファンが待ち焦がれた日本のエースの姿だった。立ち上がりから、勢いに乗る19歳の新鋭に、付け入る隙を与えない。1セット目の第1ゲームからいきなりブレークに成功すると、第5ゲームでは2連続でリターンエースを含むラブゲームでブレーク。第8ゲームも鋭いダウンザライン、サービスエースでサービスゲームをラブゲームでキープし、62で先取した。
 第2セットも流れを手放さなかった。第1ゲームからブレークスタート。第4ゲームではこの日初めてサービスゲームを落としたものの、第5ゲームですかさずブレークバックに成功。第7ゲームも技ありのドロップショットなどでブレーク。3ゲーム連取されて追いつかれたもの、75で勝利した。時折4連戦の疲れを表情に浮かべながらも、全盛期をほうふつとさせる攻撃バリエーションや、軽やかなフットワークで相手を翻弄(ほんろう)した。
 昨年1月に股関節の手術を受け、リハビリ中の同年9月には右足首も痛めて長期離脱。引退の考えがよぎったこともあったが「こんなに努力したのをこのぐらいのことで手放すのか」と、強い意志で再びこの場所に戻ってきた。
 2110月以来となった大会出場は、「過去の復帰大会で一番良いでき」と再三口にする内容だった。右手首のケガから5カ月ぶりに復帰を果たした18年は、復帰戦となったチャレンジャー大会で初戦敗退。2大会目で優勝し、最後は全米オープンでベスト4の離れ業を成し遂げた。この時の勢いを上回る順調ぶり。一気に復帰ロードを駆け上がる。
 最終目標はATPツアー優勝、そして4大大会での上位進出。チャレンジャー大会での優勝は、あくまで通過点だ。「今、ツアーに戻って戦えるのか? って言われると、その自信はまだない」と、自身の立ち位置をしっかり俯瞰(ふかん)する。5セットを戦う体力も取り戻す必要がある。完全復活に向け、この大会の優勝を足掛かりにする。    [日刊スポーツ 2023619108]


 

ウェブニュースより
 河野デジタル相は“完全自爆”…健康保険証「廃止」で公明代表の“助言”全否定し批判集中!――マイナンバーカードを巡るトラブルが止まらない。健康保険証とカードを一体化した「マイナ保険証」については、別人の医療情報が誤登録された事例が7000件以上発覚。来年秋に従来の保険証が廃止されることに多くの国民が不安を感じている。ところが、河野デジタル担当相は、何が何でも現行の保険証を廃止するつもりだ。
 
 ◇  ◇  ◇
 河野大臣は16日の会見で、公明党の山口代表がラジオ番組で「(現行の)保険証も併存させるアイデアもある」と、保険証の廃止“撤回”を提案したことについて、「国民の不安解消が極めて重要という趣旨だと思う」と発言。来秋の保険証の廃止方針を変えない姿勢を鮮明にした。せっかくの“助言”を突っぱねた格好だ。
 「マイナ保険証を巡っては、続々と問題が発覚し、内閣支持率も下落している。山口代表の発言は、ある意味、政府が方針転換するための“助け舟”でした。『山口代表のご意見も踏まえて……』などと発言すれば、軌道修正できたかもしれない。なのに、全否定してしまった。これで軌道修正は難しくなった。完全に“自爆”ですよ」(永田町関係者)
 実際、ツイッターではブーイングが続出。
 〈せっかく助け舟出してやってんのに、酷いな河野太郎デジタル相は〉〈まずは河野太郎を廃止しろ〉〈いい加減大臣をやめるべきだろ〉といった声が上がっているのだ。
 なぜ、河野大臣はここまで頑なに保険証廃止に執着しているのか。
 永田町では「内閣支持率を下落させ、岸田首相の解散権を妨害しているのでは」「夏の内閣改造での交代を見据え、後任大臣に全責任をなすりつけるつもりではないか」といった臆測が飛んでいる。「単純に突破力をアピールしたいだけじゃないか」という指摘もある。
■傍観していた岸田首相は“巻き添え”食らう
 意固地な河野大臣に霞が関は総スカン。「河野潰し」が始まっているという。
 「ここまで役所が続々とミスを認め、情報を出してくるのは異例です。時間をかけてトラブル件数を集計し、ほとぼりが冷めた頃に公表するのが霞が関の常套手段。今回は、河野大臣にダメージを与えるためにあえて連日、トラブルの詳細を公表しているのではないか。実際、丁寧に説明をしない河野大臣のやり方は、軋轢が大きすぎます」(官邸事情通)
 岸田首相も「河野潰し」を黙認しているフシがある。
 「河野大臣は『ポスト岸田』の有力候補の一人。来秋の総裁選で再選を狙う岸田首相としては、河野大臣が失点を重ねて沈んでいけばシメたもの。河野大臣の大炎上を傍観している可能性があります。ただ、内閣支持率の急落は誤算でしょう。河野大臣だけに批判が集中すると踏んでいたようですが、政権を直撃しつつある。この状況は想定していなかったはずです」(同)
 このまま、保険証の廃止で突っ走れば、内閣支持率はどんどん下がっていくのではないか。    【日刊ゲンダイ 2023618日】


 

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 陸自候補生、52歳教官狙ったか 別の隊員への殺意否認 ―― 岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で隊員3人が死傷した小銃発射事件で、逮捕された自衛官候補生の男(18)が、死亡した男性隊員(25)を狙ったわけではなく、発砲を妨げようとしたから撃ったという趣旨の供述をしていることが14日、捜査関係者への取材で分かった。

 岐阜県警と陸自は、男が死亡した教官(52)を狙った疑いもあるとみて、事件に至る動機や経緯の全容解明を急ぐ。
 男の逮捕容疑は14日午前9時10分ごろ、陸自日野基本射撃場で男性隊員(25)に発砲し、けがをさせた疑い。隊員はその後死亡。県警は15日に容疑を殺人に切り替えて送検する方針。その後の捜査は陸自の中部方面警務隊が主体になる。
 県警によると、男は死亡した25歳の隊員に発砲したことは認めている。捜査関係者によると、殺意は否認しているという。
 陸自によると、男の生活態度などの問題は現時点で確認されていない。
 陸自などによると、男は4月に始まった新隊員の教育向け実弾射撃訓練の最終日に発砲した。所属部隊の指導役の3人に向け小銃を発射し、52歳の隊員が胸部、25歳の隊員が脇腹を撃たれて死亡。別の25歳隊員が左脚にけがを負った。
 新隊員教育の射撃訓練は計5回で、このうち4回は実弾で行われた。14日は最終日で検定中だったとみられる。訓練は同日午前8時から銃の管理方法などを確認し、同9時ごろに開始。終日行われる予定だった。
 男が使用したのは「89式5.56ミリ小銃」。原則入隊時に貸与され、通常の訓練に使われるものだという。日野基本射撃場は陸自の第10師団が管理しており、事件当時は候補生約70人、教官ら指導部約50人の計120人が訓練に参加していた。
 実弾の訓練では一般的に射撃する隊員の横に指導担当の隊員が立つ。弾は射撃場に入ってから指導や弾の管理にあたる隊員が手渡すという。発砲を受けた隊員はヘルメットを装着していたが、防弾チョッキは着用していなかった。陸自は「規定上は問題ない」と話した。    【日本經濟新聞 2023年6月14日 21:31】


 

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 【ひふみんEYE】藤井聡太名人あと7年くらいは安泰 まさに天才、真骨頂メリハリ将棋で新境地 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が1日、史上最年少名人となった。5月31日からの2日制で長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」で行われた将棋の第81期名人戦7番勝負第5局で、渡辺明名人(39)を下した。これで対戦成績4勝1敗で初の名人を獲得し、7冠となった。2010カ月での獲得は、1983年(昭58)に谷川浩司17世名人(61)が達成した21歳2カ月の最年少記録を40年ぶりに更新。また、7冠達成も羽生善治現九段(52)が96年2月に達成した25歳4カ月を上回った。

  ◇  ◇  ◇
 「将棋の申し子」がついに頂点を極めました。誠におめでたいことです。まさに天才です。
 第5局は藤井名人の対応が見事でした。特に6筋に打った角。4筋の角と連動した勝負手で、攻防に利いてました。結果的に渡辺さんの仕掛けが1歩遅れました。あとは3筋に受けた歩は当たり前のようでなかなか指せません。終局寸前の8筋の桂は気付きませんでした。鮮やかな決め手でした。
https://www.youtube.com/watch?v=Ag11-Q0PRbw
 藤井将棋の真骨頂は「強く出るところは出る」「踏み込むところは踏み込む」「受けるところは受ける」というメリハリの良さ。研究量の豊富さに裏打ちされており、定跡から離れた形でも戦えます。今シリーズは角道を止める将棋も指しましたが、名人戦という大舞台で新境地を切り開いたとみています。あと7年くらいは安泰でしょう。
 渡辺さんですが「心機一転」を期待します。私は35歳から強くなり、42歳で名人になりました。52歳の羽生さんだって、タイトル戦に出ているじゃないですか。まだまだやれます。それと若手も含め、すべての棋士へ。「藤井名人からタイトルを奪えばヒーローです。将棋界を面白くしてください」。(加藤一二三・九段)    [日刊スポーツ 2023612129]


 

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 霧馬山が大関昇進へ、佐渡ケ嶽審判部長「成績申し分ない」 残る3関脇は来場所大関とりと明言 ―― <大相撲夏場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館
 関脇霧馬山(27=陸奥)の、事実上の大関昇進が決まった。この日午後、日本相撲協会の佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)が、八角理事長(元横綱北勝海)に、霧馬山の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を要請し、これを受諾された。31日の臨時理事会と大相撲名古屋場所の番付編成会議を経て、大関霧馬山が正式に誕生する。

 打ち出し後、佐渡ケ嶽部長は霧馬山について「成績も(3場所)合計34勝で申し分ない」と14日目時点の数字を挙げたことから、千秋楽の結果を待たずに大関昇進を審判部内で決め、理事会招集を要請したことを示唆した。相撲内容についても「初日からぎこちなかったが、勝つごとに内容が良くなってきた」と総評した。霧馬山の良さについても、私見としながら「いろいろな見方がありますが、足腰の良さ、土俵際の粘りで最後は自分の形になっているように見えた」と評価した。
 大関昇進が決まれば「立ち合いの変化とかをなくして真っ向勝負で行ってほしい。自分の相撲を磨いてほしいですね」と看板力士になるからこその注文を付けた。
 また、今場所の残る3関脇についても言及。先場所と今場所の合計が22勝の大栄翔(29=追手風)、ともに21勝の豊昇龍(24=立浪)と若元春(29=荒汐)の3人だが「来場所は(3人とも)大関とりの場所になるか」の問いに「大関をかける場所になります」の明言。その上で「この3人が『俺が先に』という気持ちで頑張ってほしい。そうすれば平幕から(新たな候補が)また上がってくる」と相乗効果に期待。「来場所が楽しみです」と話し、場合によっては9月の秋場所で最大5大関も考えられる飽和状況にも「いいんじゃないですか」と活性化は歓迎、の様子だった。    [日刊スポーツ 20235282024]

 【叡王戦】藤井聡太叡王2度千日手の激闘制し防衛「難しい将棋ばかり」3連覇で6冠堅持 ―― 藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が3連覇を達成した。

 28日、岩手県宮古市で行われた将棋の第8期叡王戦5番勝負第4局で挑戦者の菅井竜也八段(31)を下した。同日午前9時からの対局は、同1051分に千日手が成立。1130分から先手後手を入れ替えての指し直し局も、午後32分に116手で千日手となった。午後時15分からの再指し直し局で後手となった藤井が午後時9分、90手で菅井を振り切った。これで対戦成績を3勝1敗として防衛し、6冠を堅持した。
https://www.youtube.com/watch?v=i6JiPOnZPH4
 「全体を通して大変な戦いでした」。日局の末につかんだ大きな白星に、藤井はホッとした様子を見せた。5勝負について振り返った際にも、「難しい将棋ばかり。相穴熊が多かったですが、距離感がつかめていないところがあったと思う」とした。
 タイトル戦での「2千日手」は昨年6月の棋聖戦第1局、永瀬拓矢王座(30)戦以来。叡王戦では、昨年5月の出口若武六段(28)との第2局でも経験している。菅井との千日手も公式戦3局目となった。4年前の竜王戦4組決勝、3年前の棋聖戦決勝トーナメントで成立した千日手の指し直し局は、ともに勝っている。三たび下した。
 20年7月18日、その2日前に初タイトルとなる棋聖を獲得した藤井は、タイトルホルダーとして初の対局となるJT将棋日本シリーズで菅井と当たり、白星を挙げた。18歳の誕生日を翌日に控えた会見で、「強くなりたい」と力強く言い切っていた。その菅井とのタイトル戦初の振り飛車党との頂上対決で、強さを見せつけた。「苦しいシリーズで結果を出せたのをうれしく思います」。
 27日の前夜祭、地元宮古市の郷土芸能「黒森神楽」の権現舞で獅子頭に頭や肩をかんでもらった。1年の無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)、大漁成就などを祈る縁起物の神事だ。必勝祈願の御利益があった。
 31日には、3勝1敗として史上最年少名人まであと1勝としている名人戦第5局がある。三陸から勇躍、信州へと向かう。    [日刊スポーツ 20235282113]


 

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 2メートル超の「規格外」力士・北青鵬が優勝争いのキーマンに浮上「相撲の概念をぶっ壊します」 ―― <大相撲夏場所>◇10日目◇23日◇東京・両国国技館
 2メートル超の「規格外」力士が、優勝争いのキーマンに浮上してきた。
 入幕2場所目の東前頭11枚目・北青鵬(21=宮城野)が、前日に横綱照ノ富士から初金星の明生を、右上手だけで攻略し勝ち越しを決めた。現役関取最長身、204センチはスケールのでかい相撲で優勝争いに食い込み、11日目は関脇若元春との対戦が組まれた。横綱照ノ富士、幕内に復帰の東前頭14枚目・朝乃山が1敗を守った。

   ◇   ◇   ◇
 誰もが見上げる長身力士は涼しい顔で言った。
 「相撲の概念をぶっ壊します。勝つために、自分の相撲をとるために。それが自然に出たと思う」
 まだ21歳、入幕2場所目の北青鵬は、自らの生きる道を理解し達観していた。生来に得た最大の武器。長身と長い手足だけを生かした相撲で、優勝争いに食い込んできた。
 立ち合いからの主導権は明生にあった。押し込まれたが、北青鵬は肩越しに取った右上手だけで安心していた。「(右上手は)狙って取れたんで残せた。(余裕は)全然ありました」。
 見た目には完全に押し込まれていた。左足つま先を徳俵に残し、ギリギリの戦いと思いきや、北青鵬は平然だった。観客席から湧き上がる悲鳴も心地よい。「いい感じで盛り上げられていると思う」。勝負を楽しむ余裕さえあった。
 モンゴル生まれの道産子。初めて番付に載った20年名古屋場所から序ノ口、序二段、三段目と全勝優勝で番付を駆け上がった。21年名古屋場所で幕下優勝を飾り、新十両に昇進も粗削りの相撲で右膝を痛めて再び幕下に番付を落とした。それでも相撲は変えない。復帰した昨年初場所から、これで9場所連続の勝ち越しを決めた。元横綱白鵬の師匠、宮城野親方からも「何も言われません」という。
 11日目は初の三役、関脇若元春との対戦が組まれた。「何も意識ないです。1日一番としか考えない」。横綱、大関経験者の実力を1差で追う残り5日。2メートル超の“大物”が、存在感を高めていく。    [日刊スポーツ 20235231924]


 

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 照ノ富士、明生、朝乃山V争いトップ並ぶ「どう当てるか」朝乃山の上位戦の可能性を審判部長示唆 ―― <大相撲夏場所>◇9日目◇22日◇東京・両国国技館
 平幕の明生(27=立浪)が、ただ1人全勝だった横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)に土をつけ、再び優勝争いで照ノ富士、朝乃山(29=高砂)と3人で並びトップに立った。

 膝の悪い横綱を肩透かし、出し投げで前後左右と、円運動でも動かし、最後は二本差して寄り切った。スピードと技を駆使した攻撃相撲に、報道陣のリモート取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「肩透かしかな、(照ノ富士を)動かした。立ち合いも良かった」と称賛した。幕内後半戦の審判長を務めた佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)も「横綱が十分にならないように、先手先手で考えて相撲を取った。照ノ富士の小手投げにも体を密着させてね」と横綱を動かした攻撃相撲を高く評価した。
 また同審判部長は、今後の取組編成について言及。平幕下位の朝乃山が1敗でトップに並ぶ展開に、番付優先でなく、割を崩してでも優勝争いを優先させる、最近の取組編成の傾向がある。同部長も「優勝に絡む力士をどう(上位と)当てるか。明日、副部長と話し合って今後の割を決めたいと思います」と朝乃山の上位戦の可能性を示唆した。    [日刊スポーツ 2023522209]

 【名人戦】藤井聡太竜王“藤井曲線”描き終盤力で渡辺明名人押し切る 最年少名人&7冠に王手 ―― 将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が渡辺明名人(39)に挑戦する第81期名人戦7番勝負第4局が2122の両日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、先手の藤井が69手で渡辺を破った。

 シリーズ成績を3勝1敗とし、最年少名人&7冠にあと1勝とした。4連覇を狙う渡辺はかど番に追い込まれた。第5局は31日から長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」で行われる。
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 何度も、考えた。藤井の2勝1敗で迎えた第4局。渡辺が4手目に角道を止める。開幕から4局連続して角道を止める力戦になり、渡辺は戦型を雁木(がんぎ)に進めた。経験の少ない形への誘いに応じた藤井は早々と銀を繰り出し、急戦を狙う構えを見せた。
https://www.youtube.com/watch?v=o77D2usphzo
 「あまり見通しが立たなかった。本譜も攻められる展開になりやすいので、どうなっているか難しいと思ってやっていました」。持ち時間は日制のタイトル戦では最長の9時間。未知の領域に入っても、読みを深め、的確に対応した。
 2日目は渡辺の攻めを受け止める展開になり、長考を繰り返した。「こちらが後手の攻めを受け止められるかどうかと思っていた」。考え抜いた一手一手で徐々にリードを広げ、人工知能(AI)の評価値が示す折れ線グラフが終盤に近づくにつれて上昇する「藤井曲線」を描き、相手を早い投了に追い込んだ。
 これで谷川浩司17世名人(61)が持つ21歳2カ月の名人獲得最年少記録の40年ぶりの更新と、羽生善治九段(52)以来となる史上2人目の7冠にあと1勝とした。偉業へ“ダブル王手”だ。
 20年7月の棋聖戦で初タイトル奪取してからタイトル戦には15度登場し、連敗はなく、失冠もない。師匠の杉本昌隆八段(54)は「常に自分の読みを信じて、それをベースにここまで進んできたのは間違いない」。未体験ゾーンでも、考えて、考えて、強くなってきた。
 「奨励会」に入会したばかりの小学4年のとき、藤井少年は地元・愛知県瀬戸市のコミュニティーFMラジオ局「ラジオサンキュー」に出演し、将来の夢を聞かれ、こう答えた。
 「名人を超えたいです」
 歴史と伝統のある名人位にあこがれ続けた20歳は「名人超え」に「そろそろ時効にしてほしいです(笑い)」と子ども時代の“豪語”を振り返る。史上最年少14歳2カ月でプロデビューしてから約7年。第5局へ「スコアは気にせず臨みたい」。「名人」までは、あと1勝だ。    [日刊スポーツ 20235221656]


 

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 市川猿之助、亡くなった両親とともに睡眠薬など服用か「症状似ている」元刑事・吉川祐二氏の見解 ―― 歌舞伎俳優市川猿之助(47)が自宅で倒れ救急搬送されてから一夜明けた19日、亡くなった歌舞伎俳優の父市川段四郎さん(76)と母喜熨斗(きのし)延子さん(75)の司法解剖が行われ、向精神薬中毒で亡くなった疑いがあることが分かった。猿之助は都内の病院を退院。一家心中を図った疑いも浮上し、事情聴取に「家族会議をした」と説明していたことも分かった。また、搬送4日前の生配信トークでは意味深な言葉を発していた。

   ◇   ◇   ◇
 警視庁は、猿之助の両親が向精神薬中毒で亡くなった疑いがあると明らかにした。18日の検視では死因は不詳だったが、19日に司法解剖を行った。両親に外傷や注射痕はみられず、現場には若干の吐しゃ物があったという。口から睡眠導入剤のようなものを大量に摂取したとみているが、血液を調べるなどして、どのような向精神薬を使用したのか、薬物の特定を急ぐ。
 2人は発見された18日か前日に死亡したとみられる。母は現場で死亡が確認され、すでに死後硬直が始まっていた。父は搬送先の病院で死亡が確認された。
 猿之助は、半地下の自室で意識がもうろうとした状態で見つかり救急搬送された。18日夜の時点では意識障害が残っており、事情聴取に応じられる状態ではなかったが、命に別条はないとして19日、搬送された都内の病院を退院。警察が猿之助の状況を確認できる、別の医療機関に移ったとみられる。捜査関係者によると一家心中を図った疑いがある。警視庁の事情聴取に対し、両親と「家族会議をした」などと説明したという。警視庁はさらに詳しい経緯を調べる。
 19日は、午前9時ごろから午後5時ごろまで、自宅の現場検証と家宅捜索が行われた。手袋に長靴姿の捜査員らが集まり、器材を詰めた箱や脚立を手に次々と現場に入った。関連する薬物や容器は見つからず、スマートフォンを複数台押収した。土足痕など、一家以外の第三者が関与した形跡はなかったという。
 自宅には猿之助が書いたとみられる遺書のような書き置きが複数あったことも分かった。1つはスケッチ用キャンバスで、親しい知人の名が書かれたメッセージだとの情報がある。近くで別の書き置きも見つかっており、捜査関係者によると、財産は親族以外に相続させる旨が書かれていたという。
 猿之助は両親と3人暮らしとみられるが、普段は別々に生活していたとの情報もある。段四郎さんはここ数年は体調不良もあり、家から出ることも少なく、舞台から遠ざかっていた。猿之助は警視庁の特殊詐欺防止啓発の広報大使に選ばれた時、親を思う気持ちの大切さを語っていた。
 猿之助をめぐっては、18日発売の週刊誌「女性セブン」が性加害やハラスメント疑惑を報じていた。
◆向精神薬 睡眠薬、抗うつ薬、精神安定剤、抗不安薬などの薬剤の総称。パニック障害や睡眠障害などの治療に用いられる。覚せい剤・麻薬・大麻などと同様に中枢神経に作用するもので、依存症になる可能性もあるなど、乱用の危険性と治療への有用性により3種類に分類されている。服用には医師の処方箋が必要で、他人に譲渡したり、譲り渡す目的で所持することは禁止されている。
◆自殺関与罪と殺人罪 刑法202条には「人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する」とある。亡くなった人に自殺の意思があり、それを手助けした場合には、この自殺関与罪に問われる可能性がある。また、亡くなった人に自殺の意思がなかった場合に、死に至らしめるようなことをした場合は殺人罪となり、刑法199条により「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する」と量刑が重くなる。    [日刊スポーツ 202352050]

 中西太さん死去 残された数々の伝説…打球が速すぎて危険、打撃練習時には内野から人が消えた ―― 西鉄ライオンズの黄金期を支えた中西太氏(日刊スポーツ評論家)が11日午前3時38分、心不全のため東京都内の自宅で死去した。90歳。高松市出身。通夜・告別式は家族で執り行った。現役時代は「怪童」と称された右のスラッガーで、本塁打王5回、首位打者2回、打点王3回を獲得。西鉄、日本ハム、阪神で監督を歴任するなど8球団で指導者を歴任し、若松勉、掛布雅之、岡田彰布、イチローらを育てた名伯楽だった。

<怪童伝説>
 ★内野手が消えた 高松一時代、中西氏が打撃練習を始めると内野手は守備位置からいなくなった。打球が速すぎて危険にさらされるため。またショートライナーが伸びてスタンドインしたといわれる。
 ★2試合連続ランニング本塁打 高3夏の甲子園、2回戦の福島商戦は発熱と震えに襲われ、試合前練習には参加せず医務室で休んだ。だが主将の責任感もあって強行出場。6回にこの大会2試合連続となるランニング本塁打を放った。
 ★推定160メートル弾 西鉄入りし2年目の53年8月29日の平和台球場。大映戦で中堅後方バックスクリーンの右上空を、はるか場外へと飛び去る推定160メートルの特大弾を放った。のちに打球の通過点を示すボール型の記念標識が設置され、今でも日本人最長記録と言われている。
 ◆中西太(なかにし・ふとし)1933年(昭8411日、香川県生まれ。高松一から52年に西鉄入団。同年新人王。本塁打王5度、首位打者2度、打点王3度。62年から兼任監督となり、63年に西鉄最後の優勝。69年限りで現役引退、監督退任。現役通算1388試合、1262安打、244本塁打、785打点、打率37厘。ヤクルトヘッドコーチを経て、7475年日本ハム監督。79年に阪神打撃コーチ、80年途中から81年に監督。その後、ヤクルト、近鉄、巨人、ロッテ、オリックスでコーチを務めた。現役時代は174センチ、93キロ。右投げ右打ち。    [日刊スポーツ 202351991 ]


朝乃山6連勝、全盛期の栃ノ心ほうふつ左上手引きつけ水戸龍寄り切り 巡業稽古での指名「感謝」 ―― <大相撲夏場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館
 大関経験者の朝乃山(29=高砂)が、全盛期の栃ノ心をほうふつとさせる、左上手の引きつけで6連勝を飾った。立ち合いで右四つに組み止めると、最後まで左上手を離さず、取組前まで41敗と好調の水戸龍を寄り切り。照ノ富士、明生と並び、無敗を守った。「自然と上手を取れた。先に攻める気持ちだった」とうなずいた。

 朝乃山にとって、栃ノ心は恩人だった。栃ノ心が大関だったころ、巡業の稽古では決まって指名された。「言葉のやりとりはなく、稽古でぶつかった。それだけ。でも稽古で指名していただいたことで、今の自分がある。すごく感謝している。少しずつでも結果で恩返ししたい」。見て、肌を合わせて同じ右四つを学んだ。栃ノ心の引退は「部屋で大銀杏(おおいちょう)を結っている時に」と、インターネットのニュースで知った。思い出すのは「左上手を取られると絶対に切れなかった」という、怪力ぶりと絶対の型。それを引き継ぎ、再び番付を駆け上がる決意をにじませた。    [20235192038]

ウェブニュースより
 ウクライナ大統領、対ロシア反転攻勢「成功の準備ある」 ―― 【ベルリン、パリ=時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、近く見込まれているロシアに対する反転攻勢について「成功する準備がほぼできている」と述べた。訪問先のベルリンで、ドイツのショルツ首相との会談後、共同記者会見で語った。

 両首脳は、ロシアの侵攻を巡る情勢について協議した。ゼレンスキー氏は、ドイツによる27億ユーロ(約4000億円)規模の追加兵器支援について「非常に重要で強力だ」と謝意を表明。ショルツ氏も「今後数年間の支援を確実にする」と語り、長期的に支えると約束した。
 ぜレンスキー氏は和平交渉についても意見を交わしたと述べ「ショルツ首相と同じ立場にある」と説明した。ショルツ氏は「ウクライナには和平の準備があるが、単なる戦闘の凍結やロシア側が一方的に形成する和平のことではない」と訴えた。
 ゼレンスキー氏の訪独はロシアによるウクライナ侵攻後初めてで、シュタインマイヤー独大統領とも会談した。その後、パリに移動し、フランスのマクロン大統領とのワーキングディナーに臨んだ。仏大統領府によると、主な議題はフランスによるウクライナへの軍事・人道支援。これに先立つ13日のイタリア訪問では、メローニ首相やフランシスコ・ローマ教皇らと相次ぎ面会した。
 ドイツ政府は13日、27億ユーロ規模の新たな軍事支援で、歩兵戦闘車「マルダー」20両や対空防衛システム「IRIS-T4基などを供与すると発表していた。    【日本經濟新聞 2023514 21:15 (2023515 7:05更新)

 
【名人戦】藤井竜王が初黒星「考えても分からなかった」渡辺明名人に攻めの強手は暗中模索の一手 ―― 将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が渡辺明名人(39)に挑戦する第81期名人戦7番勝負第3局が1314の両日、大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で行われ、先手の渡辺が藤井を破った。シリーズ対戦成績は藤井の2勝1敗。4連覇を狙う渡辺が反撃の1勝を挙げた。藤井は最年少名人&7冠に足踏みするかたちとなった。第4局は2122日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われる。

 静かに敗戦を受け入れた。最終盤にがっくりと前方に首を折り、うなだれるシーンの回数は、明らかに少ない。終局後、藤井は「攻めにいく将棋を選んだが、攻めが細い形だった。どういう指し方がいいか、考えても分からなかった」と冷静に振り返った。
 詰むや詰まざるやの変化を含む両者の深い読みがぶつかる中、藤井が攻めの強手を放った。64手目、大駒の角を切り、勝負に出た。「どういう手の組み合わせでいくか。攻めがよかったのかも分からなかった。違う手を選ばなければいけなかったかな」。攻めの姿勢は貫いたが、暗中模索の一手だったことを明かした。
 藤井は上部からの攻めに対し、厚みがある「雁木(がんぎ)」に組んだ。一方で渡辺はエース戦法「矢倉」に進めた。「先手矢倉」VS「後手雁木」。2日目の昼食休憩を前に一気に激しい展開になり、「矢倉」「雁木」の戦型は崩れた。一時、藤井が会心の指し回しでリードを奪ったが、激しい攻防戦の中、渡辺が逆転を許した。
https://www.youtube.com/watch?v=799Zlb6F7rA
 これで渡辺との公式戦の対戦成績は18勝4敗。圧倒的な勝率だが、たった一手で勝敗の流れが変わり、シリーズの「流れ」が変わることもある。谷川浩司17世名人(61)が持つ21歳2カ月の名人獲得最年少記録の40年ぶりの更新と、羽生善治九段(52)以来となる史上2人目の7冠に足踏みするかたちとなった。
 名人戦と同時進行するかたちで菅井竜也八段と叡王戦5番勝負を戦う。名人、叡王戦のダブルタイトル戦では大きく棋風の異なる相手、持ち時間も違う対局となる。ハードスケジュールは続くが、第4局へ向け「中終盤での読みが足りなかった。しっかりと修正し、臨みたい」。タイトル戦では、いまだに連敗がない。    [日刊スポーツ 20235142025]

 北の富士さんが夏場所初日のNHK解説を“休場” 実況の佐藤洋之アナ「ご都合でお休み」と説明 ――<大相撲夏場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館
 元横綱
の北富士勝昭さん(81)が、今場所初日のNHK解説を休んだ。
 
 幕内土俵入り後のNHKのテレビ中継で、実況の佐藤洋之アナウンサーが「解説は、北の富士さんがご都合でお休み、今場所、初日は正面は舞の海秀平さん、向正面は元若の里の西岩親方です」と説明した。    [日刊スポーツ 20235141614]

 4場所連続休場から復帰の横綱照ノ富士は逆転のすくい投げで白星 かど番大関貴景勝も白星発進 ――<大相撲夏場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館
 途中休場した昨年秋場所を含め4場所連続休場から復帰の横綱照ノ富士は、小結正代に押し込まれながら、土俵際で逆転のすくい投げを決めた。

 かど番の大関貴景勝は、東前頭筆頭の阿炎を左おっつけから押し出し、初日を白星で飾った。

 先場所、12勝3敗で初優勝を飾り、今場所大関とりがかかる関脇霧馬山は、西前頭筆頭の翠富士を肩すかしで破り、白星発進した。

 幕内に復帰の朝乃山は、千代翔馬を得意の右四つから力強く寄り切った。
     
日刊スポーツ 2023514183]


 

ウェブニュースより
 大雨予想、土砂災害に警戒 1人死亡、34人けが―能登地震 ―― 石川県能登地方を震源とした5日の地震で、同県では1人が死亡、33人が負傷し、富山県でも1人が軽傷を負った。石川県では今後、大雨も予想され、余震や土砂災害への警戒が強まっている。

 最大震度6強を観測した珠洲市では、はしごから転落した男性(65)が死亡し、2人が重傷、30人が軽傷。6日、市内の740世帯1630人に避難指示が出された。多くの家屋が倒壊したが、他に下敷きになるなどした住民は確認されていない。同県能登町でも1人が軽傷を負った。

 6日夕時点で、珠洲市内の約120世帯で断水が発生し、市が給水活動を実施。20カ所の避難所が開設され、ピーク時には約250人が避難した。道路で通行止めも相次いだ。

 5日は午後2時42分ごろ、能登地方を震源とする地震があり、珠洲市で震度6強の揺れを観測。午後9時58分ごろにも同市で震度5強の揺れを観測した。気象庁によると、このほかに6日午後4時までに震度1~4の地震が50回あり、活発な活動が続いている。

 石川県では6日夜から7日未明にかけて大雨となる所があるとみられ、同庁は土砂災害に警戒を呼び掛けた。7日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で120ミリ。その後、8日午後6時までの同雨量は50100ミリ。    【JIJI COM 202305062158分】

 チャールズ英国王戴冠式 軍服姿で参列のアン王女の姿が話題「ほんとカッコイイ」「憧れる」などの声 ―― 英国のチャールズ国王(74)の戴冠式が6日、首都ロンドンのウェストミンスター寺院で開かれた。
 戴冠式に先立ち国王とカミラ王妃(75)はバッキンガム宮殿を馬車で出発し、騎馬隊などとウェストミンスター寺院まで約2キロを進んだ。式典には王室メンバーや各国君主や首脳、歴代英首相ら2000人超が参列。日本からは秋篠宮ご夫妻が列席された。
 ネットでは「チャールズ国王戴冠式」のほか、軍服姿で参列したチャールズ国王の妹である「アン王女」も話題に。

 アン王女は1976年のモントリオール五輪の馬術競技に出場したこともあるスポーツウーマンでもあり、ネットでは「アン王女ほんとカッコイイ」「こんな女性になりたい…」「アン王女は今回も麗人すぎる、かっこよい」「アン王女はいつ見てもキリッとして凜としてかっこいいなぁ」「相変わらずのカッコ良さ!! 男装の麗人って感じ!」「アン王女がかっこよすぎて憧れる」などの声が多く上がっていた。    [Sponichi Annex 202356 20:22 ]


 【叡王戦】藤井聡太叡王3連覇へあと1勝、中盤の構想反省も「1分将棋」入ってから終盤力発揮 ―― 将棋の最年少6冠、藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける、第8期叡王戦5番勝負第3局が6日、愛知県名古屋市の「か茂免」で行われ、先手の藤井が163手で逆転勝ち、対戦成績を2勝1敗として3連覇へあと1勝とした。

 タイトル2期目を目指す振り飛車党の菅井はかど番に追い込まれた。第4局は28日、岩手県宮古市「浄土ヶ浜パークホテル」で行われる。
   ◇   ◇   ◇
 藤井が死闘を制した。持ち時間(各4時間)をお互いに使い切り、11分未満での指し手が要求される「1分将棋」。人工知能(AI)の評価値は二転三転する大激戦。一時、大きくリードを奪われたが、粘りの受けを連発し、最大の武器である終盤力で勝利をたぐり寄せた。
 終局後、「難しい将棋だった。中盤の構想の立て方があまりよくなかったのが課題です」と振り返った。タイトル戦14戦目にして、振り飛車党の棋士と初対戦となった。第2局は完敗し、1勝1敗で迎えた第3局。菅井は8手目に大駒の飛車を3筋に振る戦型「三間飛車」を採用した。第1局、第2局に続き「三間飛車」をぶつけてきた。
 再び、振り飛車党との未知の領域での戦いに苦戦した。第1局に続き、相手より先に1分将棋への突入を強いられた。終盤、同一局面が4回繰り返される千日手模様になりかけると、99手目に攻防の司令塔である飛車を切る「先手6六同飛」。大きく形勢を崩した一手に「(千日手の)可能性もあるかなと思っていたけど、時間もなかったのでよく分からなかった。本局は抑え込まれて苦しくなってしまった。千日手を受け入れた方が良かったかもしれない」と反省した。
https://www.youtube.com/watch?v=wI232d4oGiY
 叡王戦と同時進行するかたちで渡辺明名人に挑戦する名人戦7番勝負では開幕2連勝。史上最年少の20歳での名人獲得を目指す。名人、叡王戦のダブルタイトル戦では大きく棋風の異なる相手、持ち時間も違う対局となる。作戦選択の幅が広く、入念な事前研究をする渡辺と、振り飛車のスペシャリストの菅井。名人戦は持ち時間9時間の長丁場だ。藤井の「対応力」も問われている。
 叡王3連覇に王手をかけたが、「ここまでの3局の内容を踏まえて、精いっぱい指したいと思います」。もう一度、見つめ直す。
<主催>不二家、日本将棋連盟
<特別協賛>ひふみ
<協賛>中部電力、豊田自動織機、豊田通商、日本AMD
◆叡王(えいおう)戦 将棋の8大タイトル戦の1つ。タイトル序列は竜王、名人、王位に次いで4番目(以下王座、棋王、王将、棋聖)。2015年(平27)に一般棋戦として第1期を開催。第3期以降、王座戦以来34年ぶりにタイトル戦に昇格した。歴代獲得者は高見泰地、永瀬拓矢、豊島将之、藤井聡太と毎回交代したが、昨年5月に藤井が初防衛を果たした。段位別予選(四・五段各1、六・七段各2、八・九段各3)の突破者と、シードの計16人による勝ち抜き戦で挑戦者を決める。主催の不二家が「糖分補給」のアシストを兼ね、午前10時と午後3時におやつを両対局者に提供する。
【第8期叡王戦5番勝負第4局以降の日程】
◆第4局 528日、岩手県宮古市「浄土ケ浜パークホテル」
◆第5局 617日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」
               [日刊スポーツ 2023562051]


 

プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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