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ウェブニュースより


ベテラン勢、こだわった結果=日本、余力残し16強へ-サッカーW杯 ―― 大事な試合で落ち着きを与えた。フル出場のGK川島、長友に加え、岡崎、長谷部のベテラン4人が中田英寿に並ぶ日本人最多のW杯通算10試合出場をマーク。2大会ぶりの16強進出となり、川島は「一人ひとりの力を一つにできた」と相好を崩した。
 
起伏の少ない展開の中、川島は前半32分に右手1本で好セーブ。長友の豊富な上下動は攻守の活力となる。ところが後半14分にFKから先制点を献上。またもやセットプレーからの失点だった。
 
このままなら敗退という憂き目。ところが他会場が動き、西野監督は0-1のスコアを維持する決断をした。後半37分に送り出された主将の長谷部は「自分が投入される意味を理解しないといけなかった。それを中の選手たちに伝えた」。パスを回して時間を稼ぐ姿にブーイングを浴びようと結果にこだわり抜いた。



 初戦と第2戦で同じだった先発メンバーを6人も入れ替えた。2010年南アフリカ大会は1次リーグの3試合で死力を尽くし、16強では余力が残っていなかった。長友は「休めた選手もいる。次にいい状態で全てをぶつけたい」と言う。
 
日本の初出場から20年がたち、通算20試合という区切り。初めての8強へ向け、長友は「夢はつながっている。歴史に名を刻めるように頑張りたい」。賛否はあるが、価値もある黒星だった。(ボルゴグラード時事)(2018/06/29-08:49


 


 


昔々、「ハハ」は「パパ」でした。冗談でなく本当の話です。
 
ここで一つ、室町時代のなぞなぞ をご紹介しましょう。なぞなぞ好きの後奈良天皇が編集した本『後奈良院御撰何曽』(1516年)に収められているもので、 「母には二度逢ひたれど、父には一度も逢はず。何ぞ。唇と解く」というものです。当時の人々には簡単ななぞなぞだったのでしょうが、後世の人にはチンプンカンプン。
 
答を導き出すヒントをみつけられず、いろいろな珍解答があった そうです。長年に渡るこの謎を解いたのは、広辞苑の編集者として有名な新村出先生だそうです。カギは発音の仕方でした。



 つまり、「母」を現代風に/haha/(ハハ)と発音すると唇は合いませんが、両唇音で/ФaФa/(ファファ)と発音すれば二度唇が合います。チチは唇を合わせず発音されます。 実は、奈良時代以前の古代日本語では、[h]音は[p]音で発音されていたのが定説です。その[p]音は平安時代に[Ф] 音に、江戸時代には[h]音に変わっています。「母」で言えば、パパファファハハと発音が変わったということです。父をパパとも言う現代の私たちは「母がパパだった」なんて聞くと、一瞬混乱してしまうのですが。これは音韻 の話でした。 パパからハハへの変化はなぜ起こったのかを考えてみましょう。[p]は両唇破裂音で、発音時に唇の緊張を伴う音です。その緊張が徐々にゆるむと両唇の隙間から音を出す[Ф]音に、さらにゆるむと、もう唇も使わない[h]音になるのです。こうした変化は唇音退化といわれ、要するに発音は楽な方へ楽な方へと変わってきたということです。



 coffee がコーヒー、earphoneがイヤホン、filletがヒレなど、[f]音が[h]音で発音され、表記されるのも、これらの単語がいつ 取り入れられたかがわかる資料の一つと考えると、興味深いものがあります。 さて、英語をはじめ多くの外来語を取り込んでいる今の日本語。私たちはファ・フィ・フェ・フォの[f]音その他[v]音など も発音し表記するようになりました。これは、もしかして先祖返りなのでしょうか?


 


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