瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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6250f2cf.jpeg  ペグ・ソリティアの問題をやっていると、奇妙なことに気付く。どんな取り方をしても、最後の石の残る場所はほぼ一定している。話をはっきりさせるために左図のように、ソリティア盤の目に番号をつけておくことにしよう。中央の目、すなわち44の目を空けておくと、最後の1個は44、41、74、47 のどれかに限られる。また、33を空けておくと、38、63,36 のどれかにしか残らないのである。結局最初の並べ方で、決まる性質が保存されているのである。
 
ac295f5d.jpeg ここで、左図のようにソリティア盤の目にA、B、Cの文字を書き込んで見る。縦または横に連続した3個の目をどこをとっても必ずA、B、Cの文字が1個ずつ入っているように記入する。1回の飛び越しで変化が起こるのは連続した3個の目だけで、その3個の目では必ず石が1個とり去られるか置かれるかのどちらかである。そこで盤面全体でAと書かれた目にある石の数には必ず1個の増減が起こることになる。奇数であったら偶数に偶数であったら奇数に変わる。BとCについても全く同じことが言える。
 中央の目だけ空けたスタートでは、Aに10個、B、Cにそれぞれ11個の石があるから、A、B、Cは遇奇奇となる。1回飛び越せば奇遇遇に変わり後はこれを繰り返すことになる。したがって最後に1個だけ残ったとすれば、それはAの目でなければならない。
 A、B、Cの記入の仕方には、1図を左右裏返しにしたものも作れる。これ両者を重ねて2図を作ってみると、最初にAAの目を空けておけば、最後にもAAの目に残ることが判る。すなわち、最初に空けておいた目と同じ記号の場所に石が残ることになるのである。
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