横浜のIN氏から、メールが届きました。曰く、
ごぶさた、その後いかが
日高節夫様
昨日の雨に較べて、今日はいいお天気です。その後、体調はいかがですか。
私も、なんとか、週一回の水泳と、運動後の指圧・マッサージで左右の脛の激痛を抑えてもらっています。
年末が近くなると、ぼつぼつ欠礼のはがきが届き始め、そういえばYK君も今年亡くなったんだなあと幽明境を異にした友人のことを思い出します。あれっきりになっていて、少し気になっていますが…。
5月29日だから今月でちょうど半年になる。満足に蓮の臺(うてな)の暮らしにも慣れて、今年も正倉院展などに、人間界と違って。空中からの見物をしているのだろうと思っています。
わがことを振り返ってみますと、頭も体も上等ではなくて、かろうじて兵隊予備軍の門司中学300人時代に入学出来て、それが今日の同窓会、同期会につながったのですから、このご縁は大事にしなければなりません。
どうぞ私が死ぬまでよろしくお付き合いをお願いします。
10年来、はまっている、ニューヨーク・メトポリタン歌劇場のライブビューイングが今年も始まりました。
息子がニューヨークにいる頃1992 年に、一度だけ、メトロポリタン歌劇場に連れて行ってもらったことがありますが、それからオペラにはまってしまいました。
10年前から、MET(メト、ニューヨーク・メトポリタン歌劇場のこと)が、世界中にオペラの舞台を生で同時放送するようになりました。同時と言っても日本の場合は、日本語に翻訳して、画面にスーパーを入れなくてはならないので、其の作業のため、NYでの公演のひと月おくれになるのですが、日本の主だった都市の映画館で上映されるようになりました。
オペラのシーズンは、毎年秋9月から翌年の5月まで、主に秋から冬にかけてですから、冬、雪の降るときにかかることがあります。
年間10本程度の作品が日本でかかりますが、歌舞伎と同じ時代の作品が多いものですから、なかなか見終わって、「納得」という作品にお目にかかることは少ないのです。
「そんなバカな話があるかい」というような、顛末に憮然として席を立ち「アメリカ人はこんなストーリーでも満足して、スタンディング・オベイションをするのかい」と理解に苦しむことがあります。
歌舞伎の「寺子屋」でも、「盛綱陣屋」でも、父親のために、息子の命を絶つというようなストーリーがまかり通っているのですから、日本人はオペラを非難することもできませんが、今月観た「トラバトーレ」でも、幼い自分の息子と敵の息子と間違って、自分の息子を火に投じて殺してしまうなどという、そんな荒唐無稽なストーリー展開にはついていけなくなることがあります。
シェークスピア原作の「Othello(オテロ)」でも、あんまり、簡単に、妻・デスデモーナの不倫の告げ口を疑いもせず、絞め殺すというストーリーなど、あり得るケースと言えばあり得るのでしょうが、どうも今日の日本の観客にはすとんと胸に落ちません。江戸時代の初期に対応するシェークスピアの時代には、こんなことは日常茶飯事だったのでしょうか。
今シーズン始まって以来、初めの2作品が、なんとなく、「そんなことがあるかい!」というような筋立てなんで、見終わって家内を前にして、映画館の近くのビアホールで、「あんなことってあるかい?」などと、オダを上げております。
次は12月第1週のワーグナー「タンホイザー」です。
どうぞ、お体を大事に愛おしんでください。
ちょっとばかり、近況を伺ってみました。
時々電話をくださるTKさんは、今日から2拍3日の予定で、三菱化成のOB会に出席のため、黒崎に行かれました。
ちょいと、君の健康状態を伺ってみました。 IN
sechin@nethome.ne.jp です。
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