昨日は東京都知事選の投票日。何と無く盛り上がりに欠け、誰が都知事になっても期待できそうにないし、外は寒いし、それに道路の雪はまだ溶け切っていません。立候補者の方々は大雪の中奮戦されたのに、まことに申し訳ありませんが、どうしようかと迷っているうちに暗くなってしまい、とうとう棄権してしまいました。
今朝のウェブニュースより
東京都知事に元厚生労働相の舛添氏-元首相チーム下す ―― 【東京】9日投開票された東京都知事選挙で、安倍晋三首相から支援を受けた元厚生労働相の舛添要一氏が手堅く票を集め、2人のカリスマ的な元首相チームを破って当選した。2人の元首相はこの選挙を原子力政策に関する住民投票にしようとしていた。/ 舛添氏は65歳で経験豊富な国会議員。2020年の東京五輪開催の成功、首都直下地震に備えた防災対策、高齢者福祉など、争点になりにくい問題に的を絞り、勝利した。/舛添氏の主なライバルは細川護熙元首相(76)だった。細川氏は、やはり元首相で安倍首相の後見人ともいうべき小泉純一郎氏の支持を得て、東京都民の間にかなり浸透している反原子力発電の機運を追い風にしようとした。/2人の元首相の反原発姿勢は当初、かなり話題になったが、勢いをつけるには至らなかった。これは、共産党推薦の反原発候補者、宇都宮健児氏が別にいたことも一因だった。/選挙結果に安倍首相は安堵している。2011年の福島第1原発事故を受けて停止した国内原発の再稼働は、安倍政権にとって優先課題だからだ。日本の膨大なエネルギー輸入代金が、安倍首相の景気刺激策(アベノミクス)によってもたらされた経済成長を脅かしている。/地方選ではこれまで、与党・自由民主党が支持した候補者が軒並み敗れている。例えば米軍基地移設問題が争点だった先月の沖縄県名護市長選などだ。都知事選で舛添氏が勝利した結果、自民党は連敗を食い止めた形だ。/しかし今回の都知事選は、都民1300万人が安倍首相の諸政策、あるいは舛添氏自身を圧倒的に支持したとは到底言い難い。投票率は午後7時半時点で34%(訳注=最終投票率は46.14%)で、前回選挙の同時刻時点の48%を大幅に下回っており、地方選としても異常に低い投票率だ。主因は悪天候で、東京は前日、45年ぶりの大雪に見舞われ、都心で20センチ強の積雪となった。投票日当日は公共輸送システムが一部運休したままで、道路は滑りやすい状態だった。/一部の候補者が原発を主要な選挙争点にしようと試みたが、有権者はその他の分野に関心を寄せた。朝日新聞が投票日の1週間前に実施した世論調査によれば、最も重要な争点として景気と雇用を挙げた回答が全体の30%に達し、医療や福祉が25%だった。/厚生労働相を務めた経験のある舛添氏は高齢者問題や医療に詳しい。同氏はもともと、政治学専攻の元大学助教授だが認知症を患った母親を介護した経験を記した著書もある。/9日夜、勝利宣言した舛添氏は厚生労働相を務めた経験から、国の政策を熟知しており、東京都の社会保障政策を中央政府に先んじて実施していくと述べた。/朝日新聞の世論調査では、原発問題が決定的な争点になるとの回答はわずか14%だった。しかし、同じ調査で、原発を即時ないし近い将来に全廃してほしいとの回答は74%に達しており、安倍首相が目指す原発再稼働は容易ではなさそうだ。 (ウォール・ストリート・ジャーナル2014年 2月 10日 09:04 JST)
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