瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
昨13日(水)は午前4時半未だ明け切っていないうちから、家を出た。おやおや道がびっしゃんこに濡れている。道に出てみるとどうやら雨は止みそうに感じたので、山谷堀の水門前から桜橋を過ぎた頃、顔に冷たいものがかかってくる。どうやら雨は未だ止んでいないらしい。桜橋を通り過ごして野球場横に来ると、もう明るくなってもよさそうなものなのに、何だかうすぐらい。テラスの昇降口に上って川の上流のほうを見ると、小雨は降り続いていて目の前のリバーサイド隅田のビルが霞んで見える。この分では午前中は雨に違いないと、野球場に沿った坂道を降りてスポーツセンターの表側に出て、山谷堀公園にくると、雨は少し強くなったようだ。急ぎ足で我が家に帰宅。徘徊はお休みとする。どうやら朝食ごろには薄日も射し始め、またもやお天気に騙され申した。
本日は4時30分に目が覚め、家を出たのは4時45分。隅田公園を南下しながら、今日は足を伸ばすのはやめにして、吾妻橋西詰めで見慣れた光景をカメラに収め、江戸通りを南下、駒形橋にかかると炎のオブジェが違った角度で見えたので、これもカメラに収めた。駒形橋の上から下を見下ろすと、今日は波1つない隅田川に初夏の空が映し出されている。いつも通るテラスも含めて写真に収めた。
駒形橋の東の高速向島線の下に女性の塑像がある。誰の作品か知らなかったし、これも朝倉文夫あたりの作品と思って掃いたが、確かでないのでカメラに入れたことはなかった。塑像の裏側、下の方をよくよく見ると「休日の午後」という樋口保喜という人の作品であることが判った。樋口保喜氏は1959年、三重県生まれの武蔵野美術大学での彫刻家であることが判った。
吾妻橋を左手に見て勝海舟の銅像の下辺りを歩いていると、今しも荷役船が川上に向って東武線橋梁にかかろうとするところであった。急いでカメラに電源を入れ、構図も何もあったものではない。船の像だけを目当てにシャッターを切った。ここから、坂道を降りて枕橋にかかるところに「墨田区壁面緑化見本コーナー」というのがあって、今までも気付いてはいたが、カメラに収めることはなかった。今日はどうしたわけか、こんなものまでカメラに入れることにしてしまった。
言問橋に差し掛かる手前にテラスへの昇降口がある。そこに浮き桟橋に設営された「橋脚耐震補強工事の現場」がある。かなり前から工事を始めているが、昭和2年に架けられた橋であるから、もう80年以上も経ち、60年という、建設当時にいわれた橋の耐用年数をとうに過ぎているわけである。
言問橋から桜橋に掛けての遊歩道に一際派手な赤やピンク花を咲かせている所があった。近寄ってみると雛罌粟がかたまって花を咲かせていた。英語ではPoppyといい、「罌粟」を意味するが、日本に咲くPoppyからは阿片の成分であるmorphineはとれないので、栽培できる。項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)の最期の戦の時、項羽は愛する虞妃(ぐき)とともに劉邦の大軍に包囲され、項羽は別れの宴を開き最後の出陣をする。虞妃も自刃して殉じたが、彼女の墓に雛罌粟の美しい花が咲いた。そのため人々はこの花を「虞美人草(ぐびじんそう)」と呼んだのだそうだ。
白鬚橋の上で、ワンさんと会い、3・4分をした。家に着いたのは6時20分。それでも、9290歩、6.0㎞の徘徊を記録していた。
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目高 拙痴无
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