萩を詠める歌31、比例投票先、河合被告

萩を詠める歌31
巻20-4320：大夫の呼び立てしかばさを鹿の胸別け行かむ秋野萩原

巻20-4444：我が背子が宿なる萩の花咲かむ秋の夕は我れを偲はせ

巻20-4515：秋風の末吹き靡く萩の花ともにかざさず相か別れむ

◎大伴家持(おおとものやかもち)は、因幡守(いなばのかみ)に任じられて、都を去ってゆきました。因幡(いなば)の国は現在の鳥取県東部にあたります。


ウェブニュースより
　衆院選の序盤調査　比例投票先、無党派層は立民最多 ―― 日本経済新聞社による衆院選の世論調査で比例代表の投票先を聞いたところ、無党派層では立憲民主党が最も多かった。
　調査で支持政党・好意的な政党がない無党派層は全体の1割弱。このうち16%が立民に投票すると回答し、自民党は13％だった。全国11のブロックごとにみても、北海道、近畿、中国を除く８ブロックで立民がトップだった。
　自民が無党派層を取り込み切れていないことが一因とみられる。岸田文雄首相は４日の就任から10日後に衆院解散した。自民には政権発足直後の「ご祝儀相場」への期待があったが、効果は限定的との声が漏れる。

　内閣支持率から自民の支持率を引いた「首相プレミアム」が高くないことが背景にある。自民は支持しないものの、首相や内閣に期待する層の厚みを表す数値で、特定の支持政党がない無党派層を引き寄せる力と連動する。
　今回の調査で内閣支持率は46％。自民支持率の42%を引くと４ポイントだ。調査方法が異なり単純に比較できないが、安倍政権だった2014年衆院選の直前は13ポイントあり、自民党は291議席を得た。　　　　【日本經濟新聞　2021年10月21日 20:41】

　野党、自民に買収原資の説明要求　河井元法相の実刑確定 ―― 2019年参院選をめぐる大型買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告の実刑判決が確定したことを受けて、野党は21日、「（自民党は）臭いものにふたをして走っていこうという姿勢が明確だ」（立憲民主党の枝野幸男代表）などと指摘し、買収原資などについての説明責任を果たすよう重ねて求めた。

　岸田文雄首相（自民党総裁）は党本部から河井夫妻側に渡った１億5000万円について、買収事件の原資にならなかったとの党見解を容認している。枝野氏は広島市内で記者団に「（党見解は）当事者の釈明にすぎない。全く検証になっていない」と批判した。
　共産党の志位和夫委員長は福島市内で記者団に「自民党として全容を明らかにする責任がある」と強調。国民民主党の玉木雄一郎代表も東京都内で「国民の政治に対する信頼は一切回復できていない。依然として説明責任が残っている」と訴えた。　　　　（JIJI.COM 2021年10月21日17時37分）

　河井元法相、控訴取り下げ　懲役3年の実刑確定 ―― 2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公職選挙法違反（買収、事前運動）の罪で実刑判決を受けた元法相の河井克行被告（58）が21日、控訴を取り下げた。懲役3年、追徴金130万円とした東京地裁判決が確定した。主任弁護人が明らかにした。

　河井元法相は同日、主任弁護人を通じて「できるだけ速やかに刑に服する決断をした。今回の件の全ての責任は私ただ1人にあり、私が全てを引き受ける覚悟だ。深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。
　元法相側が高裁に提出する控訴趣意書の期限が迫っており、その前に取り下げを決断したとみられる。
　今年６月の東京地裁判決によると、元法相は19年７月の参院選に立候補した妻の案里元参院議員（48）=公選法違反罪で有罪確定=の当選を果たす目的で、地元議員ら100人に現金約2870万円を提供した。
　判決は「元法相が犯行全体を差配し、大半は自らが実行した」と認定し、「民主主義の根幹の選挙の公正を著しく害し、極めて悪質」と指摘した。
　元法相は20年８月の初公判で無罪を主張したが、今年３月の被告人質問で一転して大筋で起訴内容を認め、執行猶予付き判決を求めた。その後、衆院議員も辞職した。判決言い渡し後、即日控訴していた。　　　　【日本經濟新聞　2021年10月21日 11:02 (2021年10月21日 12:10更新)】